スポーツ漫画のおすすめ11選!少し前まではスポーツ漫画というと男子が読む漫画というイメージでしたが、最近はさまざまなタイプの物があります。一口にスポーツ漫画と言...
少し前まではスポーツ漫画というと男子が読む漫画というイメージでしたが、最近はさまざまなタイプの物があります。
一口にスポーツ漫画と言っても、恋愛要素が絡んだものから、マイナースポーツを題材にしたもの、女子向けのものまで多種多様です。
今回はストーリーと絵柄に焦点を当て、今読みたいおすすめのスポーツ漫画11選を厳選しました。
笑いあり、涙あり、恋愛要素あり!注目のスポーツ漫画の中から、お気に入りを見つけてみてください。
ママアイテム編集部
スポーツ漫画を読みたいけれど、色々な作品がありすぎて何を読めばいいかわからない。そんな方のために、まずはおすすめのスポーツ漫画の選び方を4つ紹介していきます。
スポーツ漫画を選ぶときに、まずチェックしたいのがどのようなストーリーなのかということです。スポーツ漫画なんて大体どれも同じだろうと思われがちですが、実は色々なタイプがあります。
逆を言えばきちんとストーリーをチェックしたうえで読みはじめなければ、思っていたスポーツ漫画じゃなかったな……とガッカリしてしまう可能性も。
スポーツの試合にしっかり焦点を当てたものなのか、どちらかといえば人間ドラマの要素が強いのか、はたまた超次元系スポーツものなのか。
最近はWEB上などで、試し読みをすることができます。作品の雰囲気を掴むために、まずは気になる作品のストーリーをチェックしましょう。
魅力的なキャラクターは、漫画には欠かせません。それはスポーツ漫画でも同様のことです。気になっている作品にどんな登場人物がいるのかも、あらかじめ調べてみましょう。
主人公サイドの味方キャラクターはもちろんですが、スポーツ漫画には必ず対戦相手となるキャラクターもいます。
意外と対戦相手に気になるキャラクターを発見することもあるので、隅々までチェックしておくことをおすすめします。
スポーツ漫画に限りませんが、漫画を読むときに嫌なのが気になるところで最新刊が終わっていることです。
比較的コミックスの発刊ペースが早い作品ならいいですが、なかには数年に1度しかコミックスが発売されないものや、実は現在休載中で続きはいつ出るか不明……といった作品もあります。
まとめて最後までスポーツ漫画を読みたい場合には、既に完結している作品を選ぶのがおすすめです。作品によっては50巻近くになっていることもあるので、じっくり楽しむことができますよ。
スポーツ漫画には、名言がとても多いです。ネットなどでよく聞かれるあんな言葉やこんな言葉の元ネタが、実はスポーツ漫画だったということもよくあります
スポーツ漫画は展開の熱さやスピード感なども重要ですが、やはり漫画である以上心にグッとくる名言があると、ストーリーに引き込まれますよね。
読むのも楽しくなると思うので、心に残る名言があるスポーツ漫画はおすすめです。
スポーツ漫画が連載されている、おすすめの出版社を紹介します。有名な作品が連載されている、もしくはされていた出版社をチョイスしました。
集英社は、言わずと知れた週刊少年ジャンプを発行している出版社です。友情・努力・勝利が週刊少年ジャンプの三大原則であり、有名なスポーツ漫画も他の出版社と比べてダントツで多いです。
サッカーやバスケ、野球など比較的とっつきやすい題材のスポーツ漫画から、テニスや相撲といったマイナースポーツまで、様々なジャンルのスポーツ漫画を楽しむことができます。
週刊少年サンデーやビッグコミックスピリッツを発行している小学館。「タッチ」や「MAJOR」などの名作を生み出しています。
スポーツ漫画の連載は少なめになってきているイメージかもしれませんが、最近はビッグコミックスピリッツ連載の「あさひなぐ」が実写化されました。やや大人向けのスポーツ漫画が多い印象を受けます。
週刊少年マガジンなどを発行している講談社。「Capeta」や「GIANT KILLING」「はじめの一歩」など、隠れた名作が多いイメージです。
ものすごく大流行しているわけではないけれど、聞けば誰もがタイトルを知っている……そんなスポーツ漫画が多いのが講談社ではないでしょうか。
社交ダンスやボクシング、レスリングなど、ややマイナーなスポーツ漫画の名作が多くあります。他の出版社と比べると、やや大人向けのスポーツ漫画が多いのではないでしょうか。
今回おすすめするスポーツ漫画は、以下の点を参考にして比較しています。巻数は完結済みのものは「全〇巻」と記載しているので、まとめて完結しているものが読みたいという場合はそこに注目してみてください。
まずは、一番おすすめする作品を紹介します。スポーツ漫画好きであれば、読んで必ず損はない作品です。
今、編集部がおすすめするスポーツ漫画は、古舘春一先生作の「ハイキュー!!」です。アニメ化や舞台化などメディアミックス展開も広く行われている作品なので、知っている人も多いでしょう。
2018年現在も連載中の作品ですが、近年のスポーツ漫画にありがちな非現実的すぎる必殺技や描写は控えめとなっています。
王道のスポーツ漫画といった雰囲気が強いですが、秀逸なのがキャラクターたちの心理描写。
「ハイキュー!!」は主人公サイドのキャラに満遍なくスポットを当てていることはもちろんですが、ライバル校のキャラクターもしっかりと描いています。
試合中、負けた時の心理描写も繊細で、スポーツ経験者であれば誰でも感情移入してしまうでしょう。
作品の中でくどくならない程度に解説もしっかり入っているので、バレーボール初心者でも読みやすいです。現在29巻、巻数が多くなってきていますが未だ失速せずに熱い展開が繰り広げられています。
ここからは誰でも一度はタイトルを目にしたことがあるであろう、スポーツ漫画界の最高傑作3選をまとめて紹介していきます。どれも完結済みの作品なので、まとめ読みしたい時にもおすすめです。
「MAJOR」は、満田拓也先生作の野球を題材にしたスポーツ漫画です。NHKでアニメ化もされていたので、目にしたことがある人も多いでしょう。
主人公・茂野吾郎の幼稚園時代から、日本プロ野球で活躍するまでの半生を描いた作品。
主人公の半生を描いているという、最近のスポーツ漫画としては珍しいタイプの作品ですが、プロ野球選手にも多くのファンを抱える名作となっています。
巻数は78巻とかなり膨大ですが、幼稚園編、リトルリーグ編のように構成が別れているため、あっという間に全巻読み切ってしまいます。
現在は吾郎の息子が主人公となり「MAJOR 2nd」も連載されています。「MAJOR」を完走した後に読んでみてはいかがでしょうか。
バスケットボール漫画の金字塔ともいえる「SLAM DUNK」。累計単行本発行部数は1億7000万部を突破していることからも、本作が伝説的なスポーツ漫画だということがわかるでしょう。
テレビアニメが当時、土曜19時台に放送されていたこともあり、男女問わず多くの人が目にしたことがある作品です。
連載当時は野球やサッカーと比べ、ややマイナーなイメージがあったバスケットボールの知名度を一気に押し上げた作品と言っても過言ではありません。本作がきっかけで、バスケ部に入部する中学生や高校生が急増しました。
作中に登場する、多くの名言も見どころの一つとなっています。近年ネット上などでよく見られるフレーズの元ネタも、実は「SLAM DUNK」だった……といったことも多いです。
テニスを題材にしたスポーツ漫画として最も有名なのが、許斐剛先生作の「テニスの王子様」ではないでしょうか。
それまで女性のスポーツという風潮が強かったテニスのイメージを、色々な意味で大きく塗り替えた作品です。中盤からは超人技のオンパレードの展開となっていき、スポーツ漫画と分類して良いのか迷うレベルとなっていきます。
しかし個性的で魅力的なキャラクターの数々、そしてとんでもない展開が逆にウケたことにより、異例の大ヒットとなりました。
>原作の根強い人気はもちろんですが、アニメ化やミュージカル舞台化、実写映画化、ゲーム化など、幅広いメディアミックス展開をしている作品です。
スポーツ漫画でありながらその枠組みにとらわれない、女性向けスポーツ漫画の先駆けともいえる作品でしょう。
連載終了後も根強い人気を誇っていた本作は、現在は続編にあたる「新テニスの王子様」が連載されています。こちらもチェックしてみてください。
続いては2000年代から連載がはじまった、比較的最近のスポーツ漫画を紹介していきます。既に連載が終了したものから、現在も連載中のものまで、注目作品をまとめました。
比較的新しいスポーツ漫画を読みたいという人は、ぜひ参考にしてください。
野球を題材にしたスポーツ漫画というと、どうしてもスポ根要素が強くなるイメージがありました。
そんな野球漫画に新たな風を吹き込んだ作品として注目されているのが、ひぐちアサ先生の「おおきく振りかぶって」です。
キャラクターの心理描写や関係性に重きを置いており、スポーツ漫画でありながらスポ根要素は全くない作品だといっても過言ではありません。作者のひぐちアサ先生が女性ということもあり、女子でも楽しめる野球漫画となっています。
熱血展開が好きな人にはやや物足りないかもしれませんが、お決まりの展開が多くなってきていた野球漫画を新たな側面から描いた本作は、何度もアニメの続編が作られるなど大ヒットとなっています。
試合展開がかなりゆっくりなので、じっくりスポーツ漫画を読みたいという人におすすめの作品です。
モーニングで2018年現在も連載されている「GIANT KILLING」、ファンの間ではジャイキリの略称で親しまれています。連載誌がモーニングということからもわかる通り、やや大人向けのスポーツ漫画です。
「GIANT KILLING」の題材はサッカー、スポーツ漫画としては比較的ありふれた題材ですが、ジャイキリの面白い所は主人公の立ち位置です。
選手が主人公に据えられることがほとんどのスポーツ漫画ですが、「GIANT KILLING」の主人公はなんと監督。大物喰い好きな弱小プロサッカークラブの監督を主人公に据え、物語が展開されていきます。
監督が主人公という斬新な切り口と、スタイリッシュでコミカル描写で、とくにモーニング購読層であるサラリーマンなどから高い支持受けています。アニメ化などの影響もうけ、近年は女性ファンも多くなっているようです。
作者である藤巻忠俊先生の初連載作品にして、大ヒット作となった「黒子のバスケ」。
続編である「黒子のバスケ EXTRA GAME」も全2巻で完結しているので、ぜひこちらもまとめて読んでみてください。
アニメ化により大きく知名度をあげ、初連載としては異例の大ヒットとなった黒子のバスケ。
それまではジャンプのバスケ漫画といえばスラムダンクでしたが、本作のヒットにより若い世代にはバスケ漫画といえば黒バスというイメージが定着することとなりました。
超人技に近いプレイも多いですが、黒バスの技は「物理法則には矛盾しないように」を念頭に置いているとのこと。そのあたりにも注目しながら読むと、さらに面白いかもしれません。
スポーツ漫画は男キャラクターばかりでちょっととっつきにくい……そんな人におすすめしたい、女子が活躍するスポーツ漫画を紹介します。
アニメ化もした土塚理弘先生の「BAMBOO BLADE」は、剣道を題材にしたスポーツ漫画です。ろくでなしの高校教師石田虎侍(コジロー)が、廃部寸前の剣道部を立て直す物語となっています。
主人公は一応コジローですが、物語の中心となるのが無口で小柄な剣道少女・川添珠姫です。小柄で愛らしい剣道少女が活躍するというだけで、興味をそそられる人も多いのではないでしょうか。
絵もいわゆる萌え絵に近く、剣道という題材も相まって、他にはない魅力があるスポーツ漫画となっています。
「さよならフットボール」は、女子のサッカーを描いたスポーツ漫画です。女子サッカークラブや女子サッカー部の物語ではなく、敢えてそういったチームが存在しない地域に住む恩田希をメインに物語が展開されていきます。
女子サッカーチームがないため、男子の中に混じってサッカーをする希。しかし女子がサッカーをすることに対して、周囲の反応は快いものではありませんでした。
連載当時、実際にあったであろう女子がサッカーを思うようにできない葛藤や苦悩、女子サッカーのシビアな現状がしっかりと描かれています。
スポーツの要素はもちろんですが希の心情なども見どころです。
全2巻完結なので、読みやすい所も嬉しいですね。希が高校生になった姿が見れる「さよなら私のクラマー」も、現在連載中なのでそちらも併せてチェックしてみてください。
希が主人公ではないですが、それでも十分に楽しめるかと思います。
最後に、上記に当てはまらないけどおすすめしたいスポーツ漫画を2つ紹介します。スポーツ漫画だけど恋愛要素が絡むもの、マイナースポーツを取り扱いながらも大ヒットしている作品です。
「エリアの騎士」は、週刊少年マガジンで長年連載されていたサッカー漫画です。サッカーの試合展開にドキドキさせられるのはもちろんですが、幼馴染み同士の恋模様もどうなっていくのか見どころです。
絵もキレイで、サッカーの試合ルールだけでなく戦術などについても掘り下げられています。サッカー漫画ですが、女性でも絵柄のキレイさからファンが多い作品です。
巻数が全57巻とやや多いですが、読みごたえがあるスポーツ漫画を読みたいという人にはぴったりでしょう。試合展開はもちろん、恋愛要素にも注目してくださいね。
アニメ化を皮切りに、若い女性を中心に大人気となった「弱虫ペダル」は、自転車競技(自転車ロードレース)を題材にしたスポーツ漫画です。
作者の渡辺航先生が趣味でロードバイクに乗るということもあり、初心者にもわかりやすく自転車競技のことが描かれています。
それまでほとんど漫画作品として描かれなかったロードレースを題材にした本作ですが、熱い展開と個性豊かなキャラクターで大ヒットとなっています。
本作がきっかけで、若い女性のロードバイク乗りが急増したと社会現象にもなりました。
2018年現在もアニメ化、舞台化、実写ドラマ化など、様々なメディアミックス展開がされているスポーツ漫画のひとつです。
スポーツ漫画を購入するとき、読者が疑問にもちやすい点、気になる点をいくつかピックアップしてお答えしていきます。
スポーツ漫画は、作者が元々そのスポーツの経験者なことが多いです。「ハイキュー!!」の作者である古舘春一先生は、実際にミドルブロッカーとしてバレーボール部に所属していたことが単行本などで語られています。
また「弱虫ペダル」の渡辺航先生のように本格的にプレイをしていなくても、趣味で題材にしているスポーツをしているという人もいますね。
しかし「MAJOR」や「キャプテン翼」など、作者が未経験である漫画も数多くあります。経験はないけど観戦は好き、というパターンも多いですね。
またスポーツ経験はあるものの、描いている作品で扱っているスポーツは未経験だという場合もあるようです。
最近はWEBで無料連載されている作品も増えてきています。現在裏サンデーで連載中の「灼熱カバディ」は、最新話であれば無料で読むことができます。
また「マンガ図書館Z」というサイトでは、漫画家・権利者の方々の許諾、好意によって「もう絶版になってしまった懐かしいマンガ」や「出版社の許諾を得た無料マンガ」「惜しくも単行本化されなかったマンガ」「新しく生み出されたマンガ」などを無料で読むことができます。
このなかには少し古い作品が多いですが、無料のスポーツ漫画もたくさんあるので、おすすめです。
スポーツ漫画のおすすめ作品を、ストーリーや絵柄を重視しいくつかピックアップしました。
最近は一口にスポーツ漫画といっても、題材となるスポーツのジャンルもかなり増えてきています。中身も昔ながらのスポ根要素が強いものから、恋愛要素が大きく絡むもの、女性向けのスポーツ漫画まで様々です。
スポーツ漫画はありきたりで古い、男性の読み物だという考えを捨て、ぜひお気に入りの一冊を見つけてみてはいかがでしょうか。