暮らしに彩りをプラスする、双眼鏡のおすすめを厳選しました。バードウォッチャー御用達のイメージがありますが、日常的に使えるシーンが多いのです。ファミリーなら子供の...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>暮らしに彩りをプラスする、双眼鏡のおすすめを厳選しました。バードウォッチャー御用達のイメージがありますが、日常的に使えるシーンが多いのです。ファミリーなら子供の運動会、遠くて我が子の姿が豆粒…なんてがっかりすることも。発表会の衣装を一生懸命選んだのに見えない!そんな悩みを解消するアイテムです。野外フェスやライブでも、アーティストを目前に感じられる、そこも双眼鏡にお任せを。ちょっとした星空観測にも使えるから、スーパームーンを手に取るように見ることも可能です。シーンや選ぶポイントなど、初心者にもわかりやすく解説しています。
ママアイテム編集部
双眼鏡に馴染みがないと、どれも同じようなものだと思ってしまいがちですね。プロが選ぶポイントを、5つにまとめて紹介します。
明るさのないところではものが見にくいように、双眼鏡をのぞいた時も同じです。対物レンズ・倍率によって変化する「ひとみ径」の数値が明るさの指標です。まずはこの数値が大きいものを選びましょう。
「ひとみ径」を人体で説明すると、瞳孔を想像してください。明るいと絞られてものが見えやすく、暗いところでは瞳孔が開くので見えにくくなります。
野鳥を観察したり動き回る子供を追ったり、双眼鏡の対象物は動くものがほとんどです。
視界が狭いほど見づらいため、双眼鏡を動かさずに見ることができる「見掛け視界」の数値が60°以上の広視界タイプを選びます。
一眼レフで撮影を続けると、気になるのは片目だけ落ちるアイメイク。メガネをかけるとなお使いづらいですね。双眼鏡も使い方は同じですから、困るポイントも同様。
接眼レンズと目の距離をアイレリーフと呼びます。物理的に目から離しても四隅に影が映り込む「ケラレ」が発生せずに見ることができる距離のことです。
15mm以上あるとハイアポイントとされ、目に直接当てる必要がないのでメイク崩れもメガネも気にせず使えます。
アウトドアなら天候変化は付き物ですし、海辺や滝などで水を浴びてしまう可能性があります。
双眼鏡は機械なので、水が入り込む心配のない防水機能付きを選びましょう。
最安値価格帯では、気軽に使えるオペラグラスのようなものが多いです。売れ筋価格帯になると、光学機器メーカーのものが増えてきます。
高級価格帯では本格的に使用できるものが多いのですが、手持ちではブレてしまい使いこなすのが難しいタイプも。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
〜2,000円 | 3,000円台 | 50,000円〜 |
価格の差は何の違いによって出るのか、さまざまな機能にもよりますが、倍率によるものが大きいでしょう。
「10倍」なら100m先のものが10mの距離で見えるという計算が成り立つので、参考にしてください。
このあと紹介するおすすめ双眼鏡は、以下のポイントに沿って比較します。選び方も考慮して、ベストな双眼鏡を探す条件を網羅しました。
モノを購入するポイントは女性が決める、世の中の常識のようです。ここで紹介するイチオシ双眼鏡を見れば一目瞭然ともいえるでしょう。
優雅な輝きが魅惑的なSWAROVSKI OPTIC(スワロフスキーオプティック)のCL Pocket8×25。スワロフスキー社製と聞いただけで、女性なら手にしてみたくなりますね。
折りたためば幅65mmで、小ぶりなバッグに収まるスマートデザイン。ミニサイズでも倍率は8倍でオールラウンドに使用できます。アイメイクに気兼ねなく100%の視界を確保できる自信作です。
世界初のラバーコーティング双眼鏡を開発した、1949年創業のSWAROVSKI OPTIK。あまり知られていませんが、スワロフスキー クリスタルのグループ会社なのです。
長い歴史に培われた技術と独自の哲学を込めて、フィールドスコープを次々と世界に送り出し続けています。上品なカラーリングとスリムなフォルムで、高級感をさらに高めるシルバーのバードモチーフが美しさをランクアップ。
堅牢なイメージで、女性が躊躇しがちだった双眼鏡。しかしこの双眼鏡に限っては、全くの論外といって良いでしょう。
妥協なく作り上げられた光学機器として、そしてクリアな視界をどこでも手に入れられる。構える姿も麗しいのはこの双眼鏡を置いて他にはありません。
遠い座席からステージに視線を向けるコンサートや、選手のアクションが著しいスポーツ観戦。こんなシーンでは広視界タイプがあると視界良好です。
Nikon(ニコン)は光学機器メーカーとしては超メジャー企業。カメラを筆頭に、双眼鏡やメガネレンズ・産業用機器まで広いポジションを展開しています。
常に新しい価値を製品に持たせるNikonの創業は1917年。MONARCH 7(モナーク)はNikonの持てる技術を凝縮した双眼鏡です。
レンズ・プリズムに施された多層膜・位相差補正コーティングにより、驚くほどジャープで明るい視界をもたらします。ハイアポイントでメガネもOK、本格的な窒素ガス充填の防水機能など、屋外のスポーツシーンにも対応できる点が魅力的です。
見掛け視界が60.3°なので、移動の激しい対象物を追うのにおすすめです。
手ブレが心配な高倍率では三脚使用がベターですが、ライブ会場にはさすがに持ち込めません。そんなときにおすすめなのがWEYN(ウェイン)です。
広視界タイプで防水仕様・最短合焦点距離は2.5mと、遠くから近くまでクリアに見通せて高ポイント。重さが582gでちょっと気になる重量に見えますが、形状が手にフィットするので、取り落す心配もありません。
持ちやすくブレにくい、これは必須条件ですね。
倍率も形状も大きな双眼鏡よりも、コンパクトでさっと取り出せる低倍率タイプがベター。屋内・比較的近距離の屋外使用に向いているタイプを紹介します。
Vixen(ビクセン)は天体望遠鏡でおなじみですね。1949年創業の光学機械の老舗で、社名の由来はサンタクロースをそりで連れ出すトナカイの名前から。トナカイとサンタクロースのように、幸せや感動を届けたいという想いで命名されました。
日本人のものづくり精神が生きたsaqras(サクラス)は、ボディの山桜色が印象的。2軸式で目と目の幅の微調整が可能で、見口部(目を当てる部分)はソフトゴム仕様。女性にうれしい使い勝手の良さも魅力です。
たためば和装のバッグにもおさまるコンパクトさ、コンパニオングラスに最適です。
動きの速い子供の運動会や文化祭で大活躍する倍率は5倍。対象物も自分も動く、アグレッシブな動作には小さめのものが欲しいですね。
Carton(カートン)光学株式会社は顕微鏡をはじめとする光学機器メーカー。70年以上の歴史を誇る伝統に基づいたものづくりが特徴です。コンパクトなア・トレJは手のひらサイズでヴィヴィッドなカラーが好印象。
付属の根付やストラップはしっとりした手触りの甲州印伝。同じ色柄の巾着に入れれば、化粧ポーチにしか見えないサイズ感です。
アウトドアにおすすめの双眼鏡2選です。実際の観測だけでなくロケハンなど、ひとつの目的でも使用する回数や天候など、見たい範囲の変化に適応するものが必要です。
Carl Zeiss(カールツァイス)は1846年、ドイツで発祥のトップブランドです。レンズに定評があり、カメラを扱う人にはポピュラーな光学機器会社ですね。顕微鏡から潜水艦の潜望鏡まで手がけています。
TERRA(テラ)ED 8×32は、アウトドア向けのエントリーモデルとも言える代表作。SCHOTT(スコット)のEDガラス・防水性能に加えてマルチコーティングなど、ハイエンドモデルが小型になったと考えて良いでしょう。
覗いて驚くそのクリアで色鮮やかな遠景、足元に広がる雑草と輝く水滴を、その目で確かめてほしいですね。
アーチェリー連盟公式スポンサーの興和光学は、ため息が出るピュアカラーで自然を見せてくれます。射撃競技用スポッティングスコープの生産から始まり、今では自然観察のトップブランドとして多数の愛用者を誇るブランドです。
PROMINAR(プロミナー)はバードウォッチングに特化した特殊レンズで、その見え方は肉眼よりも美しいと定評があります。対物・接眼両レンズには水も油もはじくKRコーティング、防水防汚性能にも優れているから気軽に使用できますね。
コンパクトで高強度なプロミナーで、新しい世界を発見してください。
星を見るなら天体望遠鏡?双眼鏡?大きな望遠鏡よりも気軽に宇宙の神秘を垣間見ることが可能です。
Nikon(ニコン)100周年で製造されたモデルがWX 7×50 IF、見掛け視界66.6°なのできょろきょろしなくても目標の星を見つけられます。雨が降っても使用可能な防水性能は、水深5mに10分浸かっても問題なし。
高性能なプリズムを搭載することで、明るさ50.4の鮮やかな視界を実現。湾曲しない視界は星空観測にはマストで、この双眼鏡ならフラットかつ隅々まで明るさ抜群!
今夜願いをかける星を、誰と捕まえますか?
Vixen(ビクセン)の天体望遠鏡で星を眺めるのが大好きです。しかし難点は重さ、女性では億劫になるほどの重量ですが、アスコットならペットボトルよりも軽量。それなのに最大の明るさで星空を捉えることができるなんて、夢のような話です。
見える星の数に驚き、その星の瞬きにさらに驚く、逸品ともいえるモデルです。5年保証でエントリーモデルとしては安心感もありますね。
三脚を取り付けて窓辺に置けば、毎日がプラネタリウムに。
専門的なことや用語の意味が不明など、双眼鏡を購入するときに遭遇する疑問に答えます。
倍率よりも使うシーンを想定することが理想です。高倍率になる程ブレやすく、見えづらくなることも。8倍あたりまでがマルチに使えます。
フォーカスというのはピント調節機能のこと、自分の視力同様です。フリーなら肉眼で見える範囲が見たままに、オートは視力矯正をして見たい範囲を絞って見るというもの。
防振機能は10倍以上で威力を発揮する手ブレ補正のことです。
8倍という数字は手持ちの限界といえます。
視界が揺らぐと快適とはいえず、それ以上の高倍率になると三脚やアダプターを使用せざるを得ません。長時間使い勝手も見え方も快適な倍率が8倍といえるでしょう。
目前に迫る情景の、感情を破壊する力。そのパワーをさらに引き出すアイテムが双眼鏡です。筆者はテントウムシを偶然双眼鏡で覗いてしまった、あの驚きが今でも忘れられません。
ロングディスタンスでものを捉えるには、人間の肉眼だけでは限界があります。望遠鏡は装備が大きすぎる、カメラも両目では見られない。そんなときこそ双眼鏡の出番ですね。
鳥の羽の鮮やかな色彩、昆虫の羽のかがやき、落葉した木々の静けさ。星空や我が子の瞳、すべてが自分の目前に迫り、鮮明なイメージとともに記憶されるのです。
一瞬のかがやきを捕まえに、双眼鏡を持って出かけましょう。