この記事では、外でも気軽にネットを楽しみたいあなたに、おすすめのSIMフリーモバイルWi-Fiルーターを9種類ピックアップ!ほぼすべてのSIMを契約したことがあ...
この記事では、外でも気軽にネットを楽しみたいあなたに、おすすめのSIMフリーモバイルWi-Fiルーターを9種類ピックアップ!ほぼすべてのSIMを契約したことがあるモバイル機器の専門家の意見を参考に、海外旅行と使い勝手の観点から詳しく説明していきます。モバイルルーターは、いつでもどこでもネットに繋いでくれるネット社会の案内人。目立ちにくいポジションですが、きちんと選べば大きな力を発揮してくれます。ママアイテム編集部が総力を挙げて選んだ、SIMフリーモバイルWi-Fiルーターの決定版!あなたと世界を結ぶモバイルルーターを見つけましょう。
ママアイテム編集部
モバイルWi-Fiルーターに限らず、初めてSIMフリー関連の機器を使用する場合、ややこしい関係を理解する必要があります。
残念ながら、お世辞にも簡単に分かる仕組みではないからです。この選び方では、可能な限り分かりやすく説明しますので、付いてきていただければと思います。
まず初めに、SIM・バンド帯・回線の関係、モバイルWi-Fiルーターの2つの種類について紹介します。
バンド帯とは、通信に使用する周波数帯のことです。道路のようなものですね。例えば、2.1GHz帯と呼ばれるバンドは、1.92GHz~2.2GHzの範囲の周波数を示しており、この範囲で通信します。
このバンド帯は、各回線やモバイルWi-Fiルーターによって使える帯域が決まっているので、これに対応していなければ通信をすることができません。
回線とは、docomoやauなどが整備している通信回線のことです。docomo、au、ソフトバンク、UQ、Y!mobile、WCPなどがあります。docomo回線、au回線などと一般的には呼ばれていますね。
この回線は、それぞれバンド帯を持っており、いずれかの回線と契約を結べば、その回線が持つバンド帯を使用することができるようになります。
SIMとは、Subscriber Identity Module Card、日本語では加入者識別という意味です。このSIMを入れたチップをSIMカードと呼び、契約した回線の情報が入ったカードとして取り扱いがされています。
SIMフリーモバイルWi-Fiルーターは、それだけでは使うことができません。SIMカードを挿しこみ、契約情報を認識すると使えるようになります。
しかし、状況によって使えない場合があります。それがバンド帯です。例えば、現在最速と言われているLTE帯を使うために、auのSIMを契約しても、モバイルWi-FiルーターがLTEに対応していなければ使うことは出来ません。
とはいえ、最近発売されているSIMフリーモバイルWi-Fiルーターは、ほぼすべてのバンド帯に対応しています。この点に関しては安心してください。
ここまで非常に難しいことを並べてきましたが、一言で表すとこのようになります。契約する回線によっては、SIMフリーと謳っていても対応していないモバイルWi-Fiルーターが存在する、ということです。
繰り返しになりますが、最近発売されているものなら、主流のバンド帯には対応しているのでご安心ください。ただし、海外は日本とは規格が違う場合が多いので、使用する場合は必ずチェックが必要です。
現在主流となっている通信方法は、4G LTEと呼ばれる通信です。(ただし、LTEは複数のバンド帯を使っています。)先ほどの項目でも紹介したように、現在主流のモバイルWi-Fiルーターであれば、把握している限りほぼ4G LTEに対応しています。
中古品や譲り受けたものを使う場合には、LTE対応であるかどうかを確認してください。現在も、3G対応のみのルーターも市場に存在しています。お気を付け下さい。
バッテリー容量は、そのままモバイルWi-Fiルーターを使える時間に比例します。そのため、できるだけバッテリー容量の多いものを選ぶのがベストな選択です。
ただし、バッテリー容量が増えるほど重量も比例して増えるのが一般的。荷物が重たくなるのを避けたい場合は、適度に使えるバッテリー容量のものにするのも有りでしょう。
モバイルWi-Fiルーターは、対応バンドや挿せるSIMの枚数によって値段が変わる傾向にあります。しかし、それほど値段の理由に明確な差があるわけでもありません。価格帯は目安として参考程度にしてください。
最安値価格帯は、1世代前の3G回線を使用できるモバイルWi-Fiルーター。通信速度も遅いので、特に使う理由はありません。どうしても、という理由がある人のみ選んでみてください。
売れ筋価格帯は、一般的に出回っているタイプのモバイルWi-Fiルーター。LTE、4Gに対応しています。使い勝手は各社全く異なりますので、自分に合ったものを選んでみてください。
高級価格帯は、2つのSIMが挿せるデュアルSIM対応のモバイルWi-Fiルーター。速度を求める人におすすめの価格帯です。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格 | ~15,000円 | 20,000~50,000円 | 15,000円~ |
特徴 | 3G対応。ほぼ使わない。 | LTE、4G対応。 | デュアルSIM対応。 |
モバイルWi-Fiルーターはあまり種類が多くないのも特徴の1つ。各社、数台程度の販売がメインです。ここでは、特徴的な機種を扱う3社を紹介します。
NETGEARは、ネットワーク関連の機器を扱うアメリカのブランド。海外使用にも、もちろん対応しています。土日も含めた365日の電話無償サポートしているのも嬉しいポイントです。
NECは、パソコンなどを扱うブランド。製品は、カクカクとしたデザインが特徴でありながらも、可愛らしさを秘めたものが多くあります。モバイルWi-Fiルーターも、その特徴を引き継いでいます。
Huaweiは、スマートフォンやPCなどを扱う中華人民共和国のブランド。NECとは対照的に、丸みを帯びたデザインが特徴的です。着実にシェアを伸ばしているブランドです。
今回の商品企画では、実用性、使いやすさ、モバイル性に重点を置いて比較していきます。契約するSIMカードと合わせて選んでみてください。
今回一番おすすめするモバイルWi-Fiルーターは、すべてがパワフルな頼れるルーター。バッテリーの持ち、通信の安定性、同時接続数と、対応力のある機種となっています。ルーターで困った人は、是非選んでほしい一品です。
NETGEAR「AC785」は、最大15台の端末を同時に接続できるパワフルなモバイルWi-Fiルーター。ノートパソコン、スマートフォン、タブレット、ゲーム機、プリンター、電子レンジなど、IoTが進む現代社会の強力な味方となってくれます。
Wi-Fiの通信周波数には、2.4GHzと5GHzのデュアルバンドを採用。状況に合わせて周波数を切り替えることで、安定した通信をすることができます。ただし、5GHzは周辺機器に悪影響を及ぼすので、屋内のみの使用としてください。
バッテリーの持ちも文句なしの容量。連続通信時間では10時間、連続待機時間は300時間となっていて、1日中持ち歩いても使い続けることができます。
にもかかわらず、重さはわずか127gと超軽量。本体サイズも小さく、薄いのでカバンに入れて持ち歩いても負担にならず、邪魔にもなりません。
購入者レビューも、2バンド使える機種が少ないので助かった、設定がとても簡単だった、小さすぎず無くすこともない良い大きさと好評。ただし、アメリカの一部では使えないので注意してください。
海外旅行でもネットを使いたい時は、その国や地域で通信ができるモバイルWi-Fiルーターを購入する必要があります。近年発売されたものでも、対応している通信方式はかなり異なるので、慎重に選ぶようにしましょう。
ここで紹介するモバイルWi-Fiルーターは、海外でも使える通信方式をもったモノばかり。バッテリーの容量が大きいのも特徴です。海外旅行のお供に、あなたの使い方にぴったりな1台を探してみてください。
Huawei「E5377」は、簡単に設定ができるモバイルWi-Fiルーター。SIMフリーの端末の扱いづらい原因の1つに、設定の難しさがあります。手順としては簡単なのですが、専門用語が多く、どこに何を入力すればいいのか分かりづらいのが現状です。
このモバイルWi-Fiルーターは、QRコードをアプリで読み込むだけで簡単に設定ができるのが特徴。文字を打ち込む手間も無くなるので、2台目、3台目と気楽に繋ぐことができるのが嬉しいですね。
購入者レビューでも、設定も簡単だし接続も簡単、形・サイズ・簡単接続と三拍子揃い、と使い勝手の良さが好評のようです。ただし、バッテリーが6時間程度しかもたないのがデメリット。
予備バッテリーが日本国内では売っていないので、必要な人は海外から取り寄せる必要があるようです。
ZMI「MF855」は、大容量バッテリーのモバイルWi-Fiルーター。海外旅行をはじめ、長時間の外出時に困るのが、やはりバッテリーです。どんなに性能のいい機種も、バッテリーが無ければただの荷物となってしまいます。
この機種は、バッテリー容量7800mAh、連続通信時間約18.5時間のビッグサイズ。モバイルバッテリーにルーター機能が付いた、と考えた方が良いでしょう。実際、スマートフォンの充電にも使うことができます。
重さ、サイズ、見た目すべてがモバイルバッテリーのままです。モバイルバッテリーとモバイルWi-Fiルーターの2台を持つのであれば、この機種を選ぶほうがスマートに収まるのは間違いないでしょう。
購入者レビューでは、海外旅行で使用するのに丁度よい、商品コンセプトがとても素敵と、やはりバッテリーのもちに評価が集まっています。その分、重さも200gを超える不満はありますが、長く使えることに軍配が上がりました。
NEC「Aterm MR05LN」は、高速通信が可能なモバイルWi-Fiルーター。ネットを使う中で、やはり目を引くのはネットの速さです。軽度なネットでは問題ありませんが、ネット上での動画再生、ファイルのダウンロードなどは快適であってほしいもの。
この機種の回線速度は、受信最大375Mbps、驚きの速さです。2GHz帯、1.5GHz帯、800MHz帯を同時に使うCA(キャリアアグリゲーション)を採用しているのが、速度の秘密。
もちろん最大値なので、状況によって下回ることがほとんどですが、速さを体験すれば他の機種には戻れないという人も。
購入者レビューでは、安定して電波をつかむしスピードも満足、モバイル系では最強では?との声。実際の測度は、地域や契約した回線との兼ね合いもあるので一概には言えませんが、不満なく使うことができるようです。
Huawei「E5383」は、スマートフォンに慣れた人に嬉しいタッチパネル仕様のモバイルWi-Fiルーター。画面を直接タッチできるので、直感的な操作ができるようになっています。凹凸も無くなり、すっきりとしたデザインなのも特徴的です。
バッテリーの容量は3,000mAh。連続通信時間に換算すると、約13時間使用することができるようになっています。1日中使い続けられるので、安心してお出かけを楽しめるのが嬉しいですね。
一定時間ネットとのやり取りが無い場合、自動で省エネモードになるのも特徴の1つ。使用の度に電源をON/OFFする必要がないので、外出中はカバンの中に入れっぱなしでOKです。
購入者レビューでは、電波の変動がほとんど無いのがこの機種の良い点、機能も意外と多くなかなか優秀な製品といった声が見られました。通信の安定性は、モバイルWi-Fiルーターの肝。安心して使えそうです。
NEC「Aterm MR04LN」は、micro SIMが2つ挿入できるデュアルSIMに対応したモバイルWi-Fiルーター。SIMカードを2つ使うメリットは大きく、使いこなすことで快適な通信を行えるようになります。
片方のSIMカードは会社用、もう片方はプライベート用で使えば荷物が少なくなりますし、1つは軽量なデータ専用、もう1つは動画などのデータ容量の大きいもの用に使えば、効率的に運用することが可能です。
購入者レビューは、国内と海外で使い分けている、SIMの装着はスマホと同じレベルで簡単、小さく、軽量で持ち運び最高、と期待通りの評価。頻繁にルーターを持ち歩く人の強い味方となってくれるでしょう。
ZTE「MF98N」は、5,000mAhの大容量バッテリーが魅力のモバイルWi-Fiルーターです。最大連続通信時間は14時間と超ロング仕様。節約すれば、数日使い続けることもできる容量です。
その大容量を活かして、スマートフォンへの充電もできるようになっています。その分サイズは一回り大きくなっていますが、持ち運びに影響を与えるほどではありません。重量も170gと負担にならないようになっています。
購入者レビューは、外出先でも問題なく電波を拾う、一日使っても充電切れを起こす事は全くなく余裕、今のところ非の打ち所がないなど、使いやすさも問題なし。設定で手間取った、という声が多かったので、詳しい人が近くにいると安心かもしれません。
初めてSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを使う人にとって、面倒なのがネットとの接続設定です。そもそも用語を知らないのに、略称の横文字を使われてはひとたまりもありません。
また、初心者ではなくてもルーターは重たいから嫌だ、という人のために世界最小最軽量のモバイルWi-Fiルーターも紹介します。あまりの軽さに、持ち歩いているか不安になるかもしれませんね。
NEC「Aterm MP01LN」は、世界最小最軽量のモバイルWi-Fiルーター。2018年3月時点で、最も軽く小さいルーターとして開発された、持ち運びにぴったりなアイテムです。
スマホ、タブレット、モバイルバッテリー、ルーターなどネットを持ち歩く時代になってから持ち物は増える一方。そんな中、たった71gの重さは本当に助かる仕様です。
バッテリーは約10時間と長時間使用に耐える容量なので、バッテリー切れになる心配もありません。
ディスプレイは非常に小さいにもかかわらず、電波受信レベル、無線LAN状態、電池状態、データ通信量表示、時計・充電表示と必要な情報はしっかり表示。一目でどのような状態か分かるようになっています。
購入者レビューでは。驚くほど軽くて小さい、コンパクト、シンプルで良い商品、有機ELの表示も小さいながらも高照度、といった声が見られました。使ってみてわかる軽さと小ささを是非体感してみてください。
富士ソフト「+F FS030W」は、設定が簡単なモバイルWi-Fiルーター。初心者がSIMフリー機種でもっとも難しいのがネットとの接続設定です。APN設定と言いますが、この言葉がそもそも分からないので、設定のしようがありません。
この機種は、このAPN設定を自動で行ってくれるとても便利な機能付き。SIMを読み取り、パスワードの入力なしでネットと接続してくれます。一部SIMカードは読み取りができませんが、この設定の簡単さは驚かされるばかりです。
購入者レビューでは、弄ってたらいつの間にか設定終わってた、設定はシンプルでわかりやすい、と高評価。デザインが正方形なので、モバイル機器として違和感を覚える人もいました。
ここでは、モバイルWi-Fiルーターについて、認識を深めるための質問や疑問に答えていきます。厳密な内容を書くと本編よりも長くなる可能性がありますので、まずは世間一般で認識されている知識として知っておきましょう。
WiMAXは「通信方法」の名称、モバイルWi-Fiルーターは通信をやり取りする「機器」の名称です。そのため、WiMAXに対応したモバイルWi-Fiルーターなら、WiMAXによる通信が可能になります。
広義にみれば、WiMAXはインターネットの回線と同じグループ、モバイルWi-Fiルーターはスマートフォンと同じグループという認識でOKです。
基本的には、前者がモバイル用、後者が据え置き用という認識でOKです。ただし、ネットと各ルーターを繋ぐ回線の違いがあります。
モバイルWi-Fiルーターは、docomo回線やau回線のようなモバイル機器用に整備された通信を行います。無線LANルーターは、光回線やADSLのような固定回線が一般的です。
デジカメにSDカードを入れるような感覚で導入することができます。お金がかかるので、契約する必要がある、というだけの問題です。手順は以下のようになります。
1.SIMフリーモバイルWi-Fiルーターを購入する。
2.SIMカードを契約または購入(プリペイド式)する。
3.SIMカードをSIMフリーモバイルWi-Fiルーターに入れる。
海外旅行と使いやすさで選ぶ、モバイルWi-Fiルーターのおすすめ9選をピックアップしましたが、少しでも気になるものは見つかりましたか?
今の時代、ネットがなければ他人と繋がるのも一苦労するになりました。メールやLINEはもちろん、Twitter、InstagramなどのSNSも人間関係を構築するベースとなっています。
その分、レスポンスの早さも大事になってきました。すぐに返事を返す、すぐに流行りものをチェックする、すぐに写真をあげると言った行動に価値が生まれるようになってきています。
モバイルWi-Fiルーターは、この価値を作り出すための基盤となるアイテムです。スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどと連携し、あなたと世界を結ぶ相棒を見つけ出してください。