ワキガの対策におすすめなのは、『石鹸』によるケアです。しかしワキガに効果的な石鹸を、どんな基準で選べばいいのか悩みますよね。
そこで今回はワキガ対策に効果的な石鹸の選び方と、おすすめ商品11選をご紹介します。
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
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ワキガというのはそれだけで人を不快にしますし、あの臭いが好きだという人はまず少数派でしょう。どんなにキレイでおしゃれでも、どんなに仕事ができる人でも『臭いがする』というだけで魅力は半減してしまいます。
そんな厄介な『ワキガ』の臭いを撃退する、おすすめの『ワキガ対策石鹸11選』を紹介します。
これからワキガ対策を始めようとする人にも便利な『おすすめな選び方』も一緒に記載しているので、臭いケア初心者は必見ですよ。
ママアイテム編集部
『生半可な効き目じゃこの臭いは隠せない』そんな悩みを持つ人におすすめな、ワキガ対策用の石鹸の選び方を5つ紹介しましょう。
できればひとつの選び方で選ぶのではなく、5つすべてを『項目』としてチェックするようにして選ぶとよりよいものが選べるでしょう。
まず最初に見るべきは、『殺菌力』の強さです。
ワキガの原因は『コリネバクテリウム菌』と呼ばれる細菌の繁殖だとされています。つまり殺菌してその菌そのものをなくしてしまえば、理論上はワキガの臭いはなくなるというわけです。
そうはいっても使ってみるまでは、殺菌効果の強さはわからない場合もあるでしょう。そういった場合はパッケージや公式サイトなどで『殺菌力の強さを大々的にアピールしている』商品を選ぶのもひとつの手です。
さすがにメーカーが大々的にアピールしているなら、まったく消臭効果がないということはあり得ないでしょうから、どうしても分からない場合には有効です。
続いてチェックしてほしいポイントが『保湿力』です。
ワキガは上述した細菌が皮脂を餌に増えることが原因なので、なるべく皮脂の分泌を抑える必要があります。保湿が皮脂の過剰な分泌によいのは、なにもスキンケアだけでなくワキガにも効果が期待できるのです。
以下に保湿力の高い成分の一例を挙げておきますので、これを参考にできるだけ保湿成分が多く含まれたものを選ぶようにしましょう。
『泡立ちのよさ』も石鹸を選ぶうえで重要なポイントのひとつです。
これは純粋に石鹸としての使いやすさだけでなく、皮脂の分泌を加速させないためでもあります。
泡立ちの悪い石鹸だと、ボディブラシやタオルが直接肌をこすってしまいます。肌への強いダメージは皮脂の過剰分泌を促してしまうので、できるだけ泡立ちのよい石鹸でクッションを作っておく必要があります。
これも使うまでは分からない要素ですが、公式サイトや口コミサイトなどを参考にすれば、ある程度の泡立ちのよさは把握できる場合が多いです。
ワキガ対策用の石鹸を選ぶのだから当たり前かもしれませんが、『消臭成分』が多く含まれた石鹸を選びましょう。
殺菌や保湿といったケアももちろん効果は期待できますが、直接臭いをなくしてしまう『消臭効果』には即効性が期待できます。
消臭効果が期待できる成分として、主に以下のものがあります。これらが成分表に記載されているかどうかをチェックしておきましょう。
ワキガ対策用の石鹸には、『固形タイプ』と『液体タイプ』があります。
どちらが自分に合うかによって選んだり、使い分けるとよいでしょう。
固形石鹸と液状のボディソープのメリットとデメリットをそれぞれ挙げておきますので、選ぶうえでの参考にしてみてください。
固形石鹸 | ボディソープ | |
---|---|---|
メリット | ・優しい洗浄力 ・低刺激 ・コスパがいい | ・機能性が高い ・使いやすい ・泡立ちがいい |
デメリット | ・泡立てが面倒 ・小さくなると使いにくい | ・コスパが悪い ・洗浄力が強い |
ワキガ対策用の石鹸のなかでも有名なものを製造・販売しているメーカーやブランドを紹介します。
どの商品を買うかで迷ったときには、こういった『製造元』の評判を参考にしてみるのもひとつの手でしょう。
ドクターデオドラントは『ラムズ・マークス株式会社』から販売されているブランドで、ワキ臭のほかにも加齢臭や足の臭い、デリケートゾーンの臭い対策用のアイテムを多数販売しています。
香林製薬は2001年に設立された会社で、機能性食品や化粧品、健康食品などを取り扱っているブランドでもあります。
もともと『製薬会社』であるため、取り扱っているアイテムには定評があるものが多く、信憑性もなかなかに高いのが特徴です。
アース製薬から発売されている薬用石鹸のブランドで、代表商品の『薬用石鹸ミューズ』の名は知らぬ者がいないほど有名でしょう。
日本で初めて薬用石鹸を販売した実績とブランド力は相当で、『これを買えば安心』と思わせてくれるだけのスペックを持っています。
今回『ワキガ』対策用石鹸であることを配慮したうえで、以下の2つの選考ポイントとして定めました。
美容のプロの意見を参考に、いくつかのワキガ対策に最適な石鹸を選びました。
そのなかでも上述の『おすすめの選び方』と『選定ポイント』の2つを高水準で満たし、なおかつ実際に使った人の意見を参考にして、最もよいと選ばれた商品は、ドクターデオドラントの『薬用ミョウバンせっけんEXTRA』という結果になりました。
この商品が最もおすすめとして選ばれた理由は、『ミョウバン』が入っていることと、ドラックストアなどでかんたんに入手できることが挙げられます。
ミョウバンは古くはローマ時代から体臭予防に使われてきたといわれるほど、歴史と実績がある成分です。ミョウバンを水で溶かした『ミョウバン水』は、ワキガ対策の民間療法として現在でも用いられています。
また『ドラックストアでかんたんに手に入る』ことも、この石鹸のよさのひとつです。どんなによい商品でも入手が難しければ継続は難しいです。しかし近所の薬局などでかんたんに入手できるこの商品は、思い立ったらすぐに購入できます。
例え使い切りそうになっても、会社帰りにドラックストアに寄ればかんたんに入手できるので、わざわざ『タイミングを考えて注文する』『新しいものが届く前に使い切ってしまった』という失敗がないのも嬉しいポイントでしょう。
ワキガ用石鹸としてはかんたんな構造ですが、そのシンプルさがかえってミョウバンの効果を実感しやすくさせます。口コミでもなかなか評判はよく、『これを使うのと使わないのとでは発汗時の臭いが全然違う』という声もありました。
古くからの実績があり現在も使われる『ミョウバン』を消臭成分とし、入手や買い替えに手間がかからないこのアイテムは、ワキガ対策の石鹸がほしい人に一番に試してほしいアイテムと言えるでしょう。
一番のおすすめ紹介が終わったところで、ここからは『種類別』にワキガ対策石鹸を紹介します。
まずは『石鹸成分のアイテム』からです。石鹸は『脂肪酸ナトリウム』を主成分としていますので、殺菌力や汚れ落ちに優れています。
以下におすすめのアイテムを5つ紹介します。
この石鹸の魅力は『たくさんの保湿成分』と『豊かな泡立ち』にあるでしょう。上述したように『保湿』は皮脂の分泌を抑える上で重要な要素で、『泡立ちのよさ』も肌への刺激を緩和するために不可欠な要素です。
その2つの要素を満たしたこのアイテムは、その場だけでなく後々までワキガ改善を考えている石鹸だといえます。消臭成分については『ミョウバン』と『柿渋』という消臭に優れた成分ですので、こちらについても問題はないでしょう。
口コミでは『泡立ちがすごくいい』『かんたんにモコモコの泡が作れる』と泡立ちへの評価が高く、肝心の臭いに関しては『なかなかよい』とのことです。またハッカなどが入っているためか、夏場向きのアイテムだという声もいくつか存在しました。
もはや語る必要がないくらいですが、有名なこのアイテムの魅力は、その『殺菌効果』の強さにあるでしょう。もともとこの石鹸は『手を洗う』ことを目的に使用しているイメージが強いですが、口コミなどを見ると体にも使っている人は多いようでした。
そういった人たちの話では、確かにこの石鹸には消臭効果があるようで、またニキビができにくくなったという声も多く存在しました。
しかし『保湿力』や『刺激』の観点からいうと、『かさつく』『刺激が強い』と発言していた人もいたので、その点は注意が必要でしょう。乾燥肌気味の人はワキだけの使用にとどめるか、湯上り後の保湿をしっかり行いましょう。
この石鹸のよいところは『国産の柿』の柿渋エキスを使っているところと、『天然成分』を『高濃度』で配合しているところにあります。
国産だと安全だ、と頭から信じてしまうのは少々問題かもしれませんが、やはり国産の原材料は栽培方法も国内の基準で行われていますし、なによりも国内生産のほうが日本人の肌に合うと考えるのは不思議ではないでしょう。
またこの石鹸は商品を見てみれば分かりますが、配合されている成分がかなり濃いのが特徴です。通常の柿渋石鹸はどちらかといえばハチミツのような色なのに対して、この石鹸は濃く煮出したウーロン茶のような色をしています。
まさに『濃厚!』と言わんばかりの色に、効果を期待できてわくわくすることでしょう。
商品名にも記載されていますが、この商品には『ジャムウ』が消臭、殺菌成分として配合されています。ジャムウは1,000年以上前から女性に愛用されてきた伝承民間薬で、海外ではポピュラーな存在です。
ジャムウに期待される効果としては、主に『雑菌の繁殖の抑制』『殺菌』『保湿』『かゆみケア』などがあります。とくに全身の臭いケアとして使うことができるほど、刺激性の少ない成分として知られています。
そのジャムウ成分が配合されたこのアイテムは、当然全身用の石鹸として使うことができます。使ってみた人の話では、ワキガではありませんが『足の臭い』が1回の使用で消えて驚いたとのことです。
多くの人はこの商品を『デリケートゾーン用の洗浄』に使っているようでしたが、頑固な足の臭いが取れるということはワキガにも十分に効果が期待できるでしょう。
この石鹸の特徴は、その『ユニークな見た目』にあるでしょう。まるで拳銃のハンドルのような見た目と、つかみやすいグリップは思わず握りしめたくなる遊び心をくすぐる一品です。使い心地は通常の石鹸よりもサラッとしていて、なかなかにサッパリした心地なようです。
口コミやレビューを見てみると、ワキガや体臭対策としても効果を発揮しているようでした。とくに汗をたくさんかく人ほど効果を実感しているようでしたので、夏場の使用に向いているでしょう。
しかし使った人の中では『白いタオルで洗ったらタオルに色移りした』と言っている人も存在しました。この商品を使うのであれば、できるだけナイロン製など色移りしにくいタイプのタオルを使用するとよいでしょう。
次は『ボディソープ』タイプのおすすめを見ていきましょう。
こちらのタイプは液状なので、使いやすく泡立てるのがかんたんなのが魅力的です。ボディソープタイプのなかでも、とくにおすすめな商品を5つ紹介します。
こちらの商品は『男性の臭い』を取り除くことを目的に作られたボディソープです。このアイテムの特徴としては、『イソプロピルメチルフェノール』による優れた殺菌力が挙げられます。
この成分自体は医薬品ではありませんが、軟膏やニキビ治療薬などにも配合される成分です。強力な殺菌効果を持ちながらも刺激がとてもマイルドで、なんと『口に入れても問題がない』ほど安全な成分なのです。
そんな成分が配合されたこのアイテムは、当然ことながら殺菌力に優れていて、口コミでの評判もかなりよいです。中には低評価の人もいましたが、そういった人たちは『容量』や『対応』に対する不満がほとんどで、商品の性能そのものは認めているようでした。
このアイテムの特筆すべき特徴は、『保湿力』の強さです。まず主成分に『カリ石鹸素地』という『脂肪酸イオン』が多い洗浄成分が使われているところに注目してください。脂肪酸イオンは肌の角質層に吸着されて保湿効果を発揮します。
また『ヒアルロン酸』などの成分のほか、種類の『セラミド』が含まれていることも見てほしいポイントです。セラミドは保湿成分のなかでもとくに保湿力が強いので、これが配合されているかいないかによって保湿力は大きく変わってきます。
ほかにも『アスタキサンチン』という抗酸化力に優れた天然の色素も入っているところや、口コミで『刺激の弱さ』や『使用感のよさ』が評価されているところなど、女性にピッタリのボディソープといえるでしょう。
男性用の消臭ボディソープの代表格ともいえるアイテムです。まだ男性の体臭への関心や対策が低かったころから、今に至るまでトップランカーとして生き残ってきたアイテムだけあって、評判はよいものでした。
使用者の口コミを見ていると、リピーターとなっている人が多く存在していることに気づきます。また消臭効果についても、ハッキリと『効果があります』と言っている人も多いことから、本当に効果があるのだと信じられる数少ない商品でしょう。
しかし一方では『前作のほうが好きだった』『なんでリニューアルしてしまったのか』と残念がっている人もいたので、使用感の好みは分かれるようです。前作と両方購入して、使い比べてみるのも楽しいかもしれません。
このアイテムの特徴は、有効成分に『イソプロピルメチルフェノール』を使っているところと、洗浄成分が『カリウム石けん用素地』であることが挙げられます。
この2つについては上述した通りですが、『殺菌力』と『保湿』のワキガ対策には重要なポイントを2つ同時に満たしているところはかなり魅力的でしょう。
また口コミを見る限り『泡立ち』もなかなかよく、消臭成分に『柿タンニン』を使っているところなどを見ても、上述した『おすすめの選び方』のポイントを4つもクリアしています。
実際に口コミサイトでの評価も7段階中5.5と高いので、かなりおすすめです。
このボディソープは、まさに名前の通りに『優しい成分』でできている肌想いなアイテムです。まず第一に『ミリスチン酸K』『ラウリン酸K』の高級脂肪酸による『純石けん』成分を主成分としているところが挙げられます。
純石けん成分は合成洗剤成分とは異なり、肌に優しく必要以上にうるおいを奪う心配が少ないです。また重要な飽和脂肪酸である『パルミチン酸』を含み、5種類もの『牛乳成分』を高比率で配合することで保湿力を高めています。
まさに『牛乳石鹸』の名に恥じないミルクを保湿成分とした優しい洗浄成分と、口コミでも評判の泡立ちのよさはワキガでない人にもすすめたくなるスペックの高さです。
唯一の欠点として『柿渋エキス』のような純真たる消臭成分が含まれていないようです。しかし肌のことを考えた作りの石鹸なので、長期的に見れば皮脂の過剰分泌の改善によるワキガ対策は期待できると考えられます。少なくとも使ってみて損はない石鹸でしょう。
ここではワキガ対策石鹸を使うときに、多くの人が疑問に思うであろうことに回答します。
購入前に知っておくと、いろいろと便利でしょう。
出るといえます。
重度のワキガの人でも、こういったアイテムを使うだけで臭いの軽減などにかなり期待できるでしょう。もともと通常の石鹸に比べて消臭成分が含まれているうえに、洗浄成分そのものが優しいものが多いのがその理由です。
ワキガ対策石鹸だけでワキガを完治させるのは難しいかもしれませんが、使うのと使わないとでは大きく差が出ると考えられます。
『スメハラ』という言葉が一般化されてきて久しいですが、最近では『臭い』に対する目がどんどん厳しくなっています。
ワキガをはじめとする『体臭』の管理は、もはや個人の身だしなみの域を超え『常識』と言っても過言ではないレベルでしょう。
ここで挙げた商品はいずれも消臭力に優れ、実際に使ってみて『臭いがなくなってきた』という声があったものばかりを選んでいます。あとは使いやすそうなものを選べば、ワキガ対策はバッチリでしょう。
ワキガは自分だけでなく『周囲の人』にも迷惑をかける可能性が高い症状です。そのたね放置せずに、一刻も早く対策を取る必要があります。
そうでなければ周囲への『気遣いができない』ダメな人という烙印を押されてしまうかもしれません。