録画機能付きのテレビのおすすめポイントは、レコーダーなどの録画機器を接続しなくても気になる番組を録画できるところです。番組の録画から再生までリモコン一つで操作が...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>録画機能付きのテレビのおすすめポイントは、レコーダーなどの録画機器を接続しなくても気になる番組を録画できるところです。番組の録画から再生までリモコン一つで操作が可能です。ハードディスク(HDD)が内蔵されているもの、外付けHDDに対応するもの、中にはブルーレイレコーダーが内蔵されたものまで存在します。チェックポイントをあらかじめ押さえておくことで、購入時に迷わず選べるようになります。タイプ別にピックアップしたおすすめの商品もぜひ参考にしてください!
ママアイテム編集部
録画ができるテレビを購入したい時に、一度は着目しておきたいポイントを確認していきましょう。
ハードディスクの容量は、テレビを録画する際に大切になるポイントです。録画の方法などにより多少変動はありますが、容量が大きいほど録画可能時間が長くなります。容量別の一般的な録画可能時間は以下の通りです。
500GB | 1TB | 2TB |
---|---|---|
約62時間 | 約125時間 | 約250時間 |
HDDが内蔵されているテレビもさまざまなメーカーから販売されていますが、主なHDD容量は500GB~2TBが主流です。外付けHDD対応の録画テレビはもちろん、HDD内蔵型テレビも必要に応じてさらに大容量のHDDを付けることができます。どれくらいの録画をする予定なのかによって違いがあるので、しっかりチェックしておきましょう。
チューナー数が多いものほど、裏番組の録画が可能になります。例えばチューナーが2つの場合は、録画している番組とは別の番組を視聴することが出来るようになります。チューナーが3つあれば、2つの番組を録画しながら別の番組をリアルタイム視聴できるので、気になる番組がたくさんある方には特に、チューナー数は確認してもらいたいポイントです。逆に1つしかチューナーが搭載されていないものであれば、録画している時間はその番組を観ることしかできなくなりますので、録画できるテレビとしてのメリットは減ってしまいますね。
どれくらいの価格が相場であるか、気になるポイントですよね。お買い得なもの、人気なもの、高級価格なものを大まかなサイズ毎にまとめてみました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
~24型 | 10,000円~20,000円 | 15,000円~25,000円 | 30,000円前後~ |
32型 | 20,000円~30,000円 | 30,000円~35,000円 | 65,000円~ |
40型 | 33,000円~35,000円 | 55,000円~65,000円 | 70,000円~ |
50型・55型 | 50,000円~60,000円 | 90,000円~150,000円 | 150,000円~・230,000円~ |
60型~ | 140,000円前後 | 200,000円前後 | 450,000円~ |
最安値価格帯は主に、大手メーカー製品ではない商品がズラリと並んでいます。メーカーのこだわりがなければ、選択肢に入れてみても良いでしょう。売れ筋価格帯は主に、大手メーカーが製造した外付けHDD対応の録画テレビが比較的多くみられました。メーカー品ならではの長期保証などが充実していると安心材料にもなりますね。
高級価格帯は、HDD内蔵型が登場する価格帯を参考にしています。この価格帯以降はHDDが内蔵されている商品も含まれるようになりますので、参考にしてみてください。
自動録画機能とはメーカーにより定義がことなりますが、複数のチャンネルをすべて録画しておくチャンネル録画機能や、キーワードを設定しておくことで関連番組を録画する機能などさまざまです。中でもチャンネル録画機能がついているものであれば、後から気になる番組を全て視聴することができ、興味のある部分だけいつでも確認できるようになります。録画された番組から音声検索や入力検索をかけ、手軽に視聴番組を探すことも可能です。
さまざまな録画テレビが市場に展開されていますが、おすすめメーカーの特徴や技ありポイントをピックアップしてご紹介します。
「BRAVIA(ブラビア)」シリーズを展開するSONYは、オーディオメーカーとしても定評のあるメーカーです。高画質だけでなく、高音質の映像を楽しめます。4KやAndroidTV機能搭載の商品も多数ラインナップされており、映画館のような映像美に加え、リモコンに話しかけるだけでおすすめの番組をリストアップしてくれる次世代型テレビを目指しています。
全方向への高画質を謳う「有機EL」はさまざまなメーカーでおすすめされていますが、有機ELの基盤はすべてこのLGから提供されています。すべての有機ELテレビの先駆けともいえる凄腕メーカーです。自宅のテレビ視聴をエンターテインメントとして楽しめるようにデザインと操作性も追求しています。
「AQUOS(アクオス)」シリーズを展開するSHARPは、目の付け所がシャープというキャッチコピーがよく合います。4K対応テレビが市場に増えてきた中で、業界初の「8K」対応テレビを堂々と解禁しました。映像の美しさだけでなく、「目には映らない何かも画面から感じられるリアリティ映像」をテーマとした迫力追求が凄まじいです。
録画機能がついたテレビを選ぶ際のポイントは、以下のものを確認してみましょう。
たくさんの録画テレビの中で、今一番おすすめするテレビはこちらです。美しいを極めた有機ELを採用し、大画面ならではの臨場感と高揚感が味わえます。どの方向から見てもきれいな映像を楽しめ、『テレビは見られればなんでも良い』なんて思っている方にもぜひ一度試聴していただきたい商品です!
他メーカーへの有機EL提供元であるLGならではの映像美を表現、ただ『美しい』だけではなく、『本物の色』を忠実に、遜色なく再現します。そしてテレビ初の『ドルビーアトモス』を採用。音を空間内で自由に動かす機能のおかげで、画面の中ではなくその場にいるような臨場感がさらに大きくなります。画面の薄さが4.6mmと、もはや何が何だかわからないような薄さです。本体も4.9cmというスタイリッシュさなので、壁掛け設置すると有機ELの映像美が相まって、絵画かと思うくらいの美しさ。専用のマジックリモコンは音声入力だけではありません。TV画面にカーソルが表示され、リモコンを上下左右に動かすとカーソルも動き、文字入力時のカチカチカチカチカチ……から解放されます。WebOSも搭載しており、テレビでのネット検索やアプリ利用も簡単!テレビの常識を変えるLGの大画面65インチ録画テレビは、1台だけでも目を惹くインテリアに。フレームレスなので、圧迫感も抑えられ、大画面テレビデビューにもおすすめの一品です!
HDDが内蔵されていると外付けHDDの購入が不要になり、テレビ一つだけで配線もスッキリです。必要であれば外付けHDDを接続して録画容量を増やせるものもあります。テレビ1台で完結させる場合は、HDD容量をしっかり確認しておきましょう。
画面のサイズは24インチと小ぶりですが、そのコンパクトなボディに内蔵されたHDDは1TBという大容量、パワフルなフルハイビジョン録画テレビです。前面スピーカーが採用されているので反響を抑えられ、音声が聞き取りやすいのもポイントのひとつ。余計な機能がなくHDD内蔵のシンプルな録画テレビだからこそ、初回起動時もカンタンに設定が可能です。赤白黄コードの上位互換となった救世主、HDMI端子が二つあることで映像&音声入力も楽々可能になりました。なによりおすすめなポイントが、3.3kgという軽さ!壁掛けでも安心して利用できますね。年間消費電力も51kwと省電力で、セカンドテレビや寝室用など、シーンに合わせて使い分けやすいテレビです。
ブルーレイディスクドライブがテレビの前面に配置されているので、BDやDVDなどの再生やダビングに至るまで、テレビ一台で可能なオールインワンテレビです。本体カラーも白黒2色から選べて、部屋の雰囲気を壊しません。素早い動きをしっかり映し出す倍速液晶技術などを存分に使い、きれいな映像がさらに観やすくなるようにと映像美、音声美にもこだわったテレビです。二画面同時視聴も可能で、地デジを観ながら地デジ/録画再生/DVD再生/外部入力映像も視聴できます。家庭内LAN接続で、別部屋にある機器でも同じ画面が楽しめるホームネットワーク機能などもあり、目の付け所がシャープですね。同サイズ別メーカー物を購入した私は、この商品を選べばよかったと後悔しています。
大容量1TBハードディスク内蔵の録画テレビで、長時間録画が可能な「Wooo(ウー)」シリーズ。3つのチューナー搭載で二番組を同時録画(W録画)しながら、別の番組も視聴可能です。178度の広視野角にLEDバックライト液晶パネルを採用することで、テレビの正面からだけでなく横から見ても、正面と同じような鮮やかな映像が観られます。WoooとDLNA対応のテレビやパソコン、スマホなどをAVネットワークでつなげば、Woooに録画した番組を別部屋でも観られるのもうれしいです。
高画質フルハイビジョンのこのテレビは、外付けHDD対応はもちろん、インターネット動画も対応にしているので、ネットテレビを楽しむことも可能です。無線LANが内蔵されているので、自宅にWi-Fiなどの無線LAN環境が整っていれば、YouTubeやNetflixなどのインターネット動画サービスを手軽に楽しむことができます。さまざまなモードを搭載しており、サッカーモードでは、選手の速い動きなどにもきれいに表現する技術など、臨場感あふれる映像を楽しむこともできます。チャンネルボタンを押すだけで電源がつく「チャンネルポン機能」や、音声が聞き取りづらいときに役立つ「クリアボイス機能」も採用されており、自宅でのテレビ視聴が手軽に楽しめそうです。
外付けハードディスク対応の録画テレビの場合、3TBなど大容量のHDDを取り付けることで最大でも2TBほどの容量であるHDD内蔵型テレビよりも長時間の録画が可能になります。足りなくなればまたHDD機器を増設することで、より長時間の録画にも対応できますね。
WebOS 3.5バージョンを搭載している4K対応のスマートテレビです。きれいな映像を楽しみたい方におすすめのLG録画テレビです。WebOSはバージョンアップしていくので、どんどん便利になっていくこと間違いなし!AmazonビデオやNETFLIX、You Tubeなどを始めとする動画サービスのアプリが内蔵されており、無線LAN対応なのでWi-Fi環境下であれば簡単に試聴できます。パソコンなどの画面を写すことも楽々です。テレビ番組だけでなく、ブルーレイやDVDなどの映像もLGが開発する超解像技術で4K品質にアップコンバート!このテレビで再生するだけで生まれ変わります。
「ビジュアル モーションガイド機能」で、テレビを視聴しながら番組情報とネット情報を同じ画面上に表示できます。利用したいコンテンツ、暮らしに役立つ情報などがひと目で確認できます。番組表や録画リストの確認もでき、直感的な操作でテレビの楽しみ方を広げます。また番組視聴中に回転式スタンドの採用で、リビングや食卓などより自由にテレビの視聴が可能になりました。「ちょっと待っテレビ機能」や「ちょっと戻っテレビ機能」を利用すると、急な用事などで離れてしまったときにも見逃すことを回避でき、気になる番組を楽しく試聴できますよ。リモコンには「YouTubeダイレクトボタン」や「Netflixボタン」が標準装備されており、インターネット上の映画やドラマ、音楽をすぐに再生できます。4KとHDRに対応し、映像美を楽しむことが出来るシャープの録画テレビです。同じシャープ製品のブルーレイレコーダーなどとリンクさせると、テレビ視聴の楽しみはより広がります。
4Kアップコンバート機能(超解像エンジン)が優れており、地デジだけでなくブルーレイやHDMIで入力した映像も生まれ変わります!薄くてすっきりとしたデザインのこのテレビは圧迫感を与えず、より身近に美しい映像を自宅で楽しめます。カラーは2色展開で、お好みやインテリアに合わせて選択可能。Android搭載のスマートテレビとして、リモコンに標準搭載された「GooglePlayボタン」や「Netflixボタン」を利用して、インターネット動画サービスも簡単に視聴できます。
録画が可能なテレビでも、ブルーレイレコーダーが内蔵されているものでなければDVDなどの再生ができません。レコーダーを繋げばDVDも見れるようになり、より便利になりますね。
4Kアップコンバート対応で、再生する映像を4Kに生まれ変わらせることが可能!「外からどこでもスマホで視聴機能」採用で、スマートフォンやタブレット端末、パソコンなどに専用の無料アプリを入れておくだけで、外出先でもレコーダーに録画した番組が試聴できます! レコーダー標準リモコンも優れもので、他社製テレビの操作もできる「テレビ操作ボタン」が付いているので、リモコンの持ち変えも不要になります。番組表からワンタッチ録画にも対応、テレビ録画がより身近なものになりそうです。
予約不要で新作連ドラ4週間分を自動録画してくれる「ドラ丸」は、一度でも再生したドラマは4週間後に自動消去してくれる機能も付いており、容量の心配も軽減されます。お気に入り登録したドラマなら自動消去からも除外され、最初から最後まで録画し続けることも可能です。アニメやバラエティ番組にも対応!このレコーダーなら録画番組を一覧から探す手間も省きます。「18 画面録画リスト & まと丸機能」を利用することで、同じ番組は一つのフォルダに分別されて表示させることができます。
録画されている人気番組のランキングを最大20位までジャンル別で確認でき、人気の番組から、気になるものをすぐに予約できます。番組表や番組の検索結果画面でもアイコンを表示で人気番組が一目でわかるのも嬉しい機能。本体のHDD容量は500GBと小さめですが、ブルーレイレコーダーとしては珍しい「外付けハードディスク対応」で、容量不足の際は簡単に増設が可能です。無線LAN内蔵でスマートフォンなどとの連携も簡単!お出かけ転送機能を使うことで、お手持ちのスマホやタブレットに録画番組を転送することができます。転送時間は1時間番組でわずか2分半で完了!データを保存しているので、ネットワーク状況により途切れる心配もありません。
録画ができるテレビをピックアップしてきましたが、購入時に気になる点やよくある質問をまとめてみました。
レコーダーなどの外部機器を使えば、ダビングは可能です。外付けしているハードディスクからレコーダーへ移動し、レコーダーを介してDVDなどのディスクにダビングする方法が主流です。地デジ放送などのコピー制限がついた番組をダビングするには、デジタル放送用のCPRM対応VR方式のDVDにしかダビングできませんので注意してください。ブルーレイレコーダー内蔵型のテレビであれば、ダビングもテレビ本体のみで行えます。
テレビがなくても、視聴や録画は可能です。まずは、コントロールパネルなどから、パソコンのスペックを確認してみましょう。著作権保護機能(HDCPやCOPP)に対応したグラフィックスボードやディスプレイのスペックがなければ、導入が必要になります。地デジチューナーの公式サイトには、自身のパソコンが地デジ放送に対応しているか診断できるツールもあります。スペックが十分であれば外付けチューナーや大容量HDDをUSB接続するなどのカンタンな作業で、手軽に地デジ視聴と録画環境を整えられます。
今回は録画ができるテレビおよびレコーダーのおすすめを紹介しました。番組を保存できるだけで良いのか、再生したいDVDがあるのか、録画した番組をダビングしたいのかなど自身の目的に合わせたものを選ぶと良いでしょう。リモコンや画面の指示に従えば簡単に操作できる便利な録画テレビが増えているので、この機会に録画テレビデビューしてみてはいかがでしょうか。