ナイフはアウトドアやフィッシングに持っていくことをおすすめするアイテム。しかし、用途に合ったナイフでなければ目的を達成することが出来ず、ただの荷物になってしまう...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
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ナイフはアウトドアやフィッシングに持っていくことをおすすめするアイテム。
しかし、用途に合ったナイフでなければ目的を達成することができず、ただの荷物になってしまうかもしれません。
この記事では、ナイフの選び方を説明し、おすすめのナイフメーカーや商品を用途別に大公開します。
また、ナイフを購入するにあたって絶対に知っておかなければいけないことも教えます。
これを知らなければ犯罪者になってしまうこともあるので、しっかり確認しておくことをおすすめします。
ママアイテム編集部
ナイフは目的によって形状や鋼材を選ぶのが重要。下記の2つに気をつけながら自分にぴったりのナイフを購入しましょう。
ナイフの種類はさまざまなので、目的に合ったナイフを選ぶことが大切。一般的によく使われるナイフには以下のような種類があります。
シースナイフは、刃と柄の部分が一緒になっているタイプ。耐久性が高いのが特徴です。力を入れて使いたいときは、このタイプを選ぶことをおすすめします。
フォールディングナイフは刃を折りたたむことができるタイプ。コンパクトになるので、持ち運んで使用するときはこのタイプを選びましょう。
アーミーナイフは缶切りなどナイフ以外の機能もついた万能タイプ。キャンプなどに持っていき、多用途で使いたい場合におすすめのナイフです。
フィッシング用には、シースナイフかフォールディングナイフがおすすめです。
ナイフはどれも同じに見えますが、実はさまざまな鋼材が使用されていて使い心地にも違いがあります。
例えば下記のような鋼材があるので、その特徴をみてみましょう。
ステンレス鋼はサビにくくするために、クロムやニッケルを配合して作られた合金鋼。クロムは酸化被膜を形成することで、耐食性が高いのが特徴です。
ステンレス製はサビにくいと言われていますが、まったくサビないというわけではないことを把握しておきましょう。
炭素鋼は別名でハイカーボンスチールと呼ばれている鋼材。鉄と炭素の合金で、炭素が最低でも0.02%含まれるものを炭素鋼といいます。
硬度と靱性のバランスが良い鋼材で、焼き入れにより硬度はステンレスより高く、良いエッジを維持しやすいのが特徴。デメリットはサビに弱い点です。
ナイフを購入するなら信頼を積み重ねてきた老舗メーカーがおすすめ。日本と海外からひとつずつおすすめのメーカーを紹介します。
120年ほどの歴史を持つナイフメーカー。フランスが誇る老舗メーカーのひとつです。
フランスらしいシンプルで洗練されたデザインと使いやすさで、世界中にファンを抱えています。アウトドア好きやナイフ好きの人なら一度は見かけたことがあるでしょう。
とくにフォールディングナイフの先駆け的存在であり、今でも多くの商品を発売しています。
デザインの秀逸さは美術のプロも認めるほど。ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館が選んだ「世界で最も美しい100のプロダクト」に選出されたり、ニューヨーク近代美術館のコレクションに加えられたりしています。
フィッシングナイフをはじめさまざまな釣り用品を製造販売しているメーカー。
世界中で愛用されているスピニングリールの元である「アウトスプール」に始まり、数々の時代を先駆ける製品を開発し続けています。
60年ほどの歴史を持つ老舗メーカーで、「釣り人の歓び」を追求し、デザイナーから技術者まですべてのメンバーが情熱を注いで最高の商品を作り出している会社です。
ナイフを選ぶポイントは下記の3点。これらを見比べながらおすすめのナイフを厳選しました。
はじめてのナイフ購入や今持っているナイフに満足していない人に購入してほしいナイフはこちらの商品。1本持っておいて損はないですよ。
老舗中の老舗「オピネル」のナイフ。120年ほどの間アウトドアマンに愛され続けてきた本当の逸品です。
サビやすいと言われている炭素鋼で作られていますが、手入れをきちんと行えばまったく問題はありません。
使用後は汚れを落とし、オリーブオイルなどの油を薄く塗れば完了。これだけで長く快適にオピネルのカーボンスチールを使用することができますよ。
また、その都度刃研ぎをすることで、切れすぎるほどの切れ味を再現できる商品でもあります。
キャンプでしっかり料理をしたいという人から、りんごやスイカなどの果物の皮を剥きたいという人まで幅広い用途に使用できるおすすめのナイフです。
アウトドアといえばナイフは必需品。アウトドアのお供にするのにぴったりな名品から特殊な機能がついたナイフまで、5つのナイフを紹介します。
佐治作津保川多層鋼は、700年の歴史を持つ越前の武生で作られたナイフ。炭素鋼を松炭で熱し鍛造で作る佐治武市により作られた火造りの鉈です。
切れ味はとても鋭く、研ぎやすいのもおすすめポイント。昔ながらの手作りで丁寧に作られた商品です。
刃と柄が一緒になったシースタイプ。カバー付きなので持ち運びにも便利です。
一般的に家庭で使用されている包丁と同じ素材の、ステンレススチールで作られたナイフ。フォールディングタイプなのでアウトドアや持ち運びが多いときに最適の商品です。
部品はすべてフランス国内で熟練した職人の手によって作らているのが特徴。オピネル創業時から変わっていない柄はとても持ちやすいデザインで、使う人を魅了します。
フォールディングナイフの定番商品でサビにくいステンレス製なので、ナイフ初心者にもおすすめの商品です。
柄のカラーバリエーションも豊富なので、自分のキャンプ用品のカラーと合わせるのも良いですね。
バック社は世界で初めてロック付きフォールディングナイフを作ったメーカー。フォールディングハンターは、その時以来外見はほぼ変わっていない定番モデルです。
木製のハンドルは握りやすいように角を落としてあるのが特徴。刃も頑丈で長く使用できるナイフです。
キャンプで魚をさばくのにちょうど良いサイズ。研がなくても切れ味が抜群なので、箱から出してすぐに使用することができるのもおすすめポイントです。
元々はハンティング用のナイフとして開発されたものだけあって、強力な切れ味です。
モーラは、スウェーデン中部のある地方。農作物の栽培に適した土地ではなかったため、家具作りが盛んになりました。
そのための道具としてナイフの生産も盛んになったということ。樺材で作られたグリップが印象的で、ナイフの代名詞的存在でもあります。
その品質はスウェーデン国王から高い評価を受け、王室御用達の認定を受けた最高品質の商品。
家具を作れるほど丈夫なナイフは、木の加工を得意とするだけでなく、もちろん食材のカットにもおすすめです。
ロープカット、木の加工、料理のすべてに使えるだけでも素晴らしい性能ですが、この商品はそれだけではありません。なんと焚き火つけから火起こしまでできるという万能なナイフなのです。
グリップ内部に内蔵されているフェロセリウムロッドはスウェーデン製なので、少量で着実に着火することができます。
薪を作り、着火して火を起こし、料理をするというアウトドアでの一連の作業がこれ1本でできてしまうという夢のようなナイフです。
魚の鮮度を保つためにはその場で血抜きをしたり捌いたりすることが大切。とくにアラを早めに取り除くことが小さな魚の鮮度を保つためのポイントです。
その作業を素早く行うためには、切れ味がよく使いやすいフィッシングナイフが必要。ここでは持ち運びにも便利なコンパクトタイプのフィッシングナイフを紹介します。
小魚の三枚おろしや背開きに最適なフィッシングナイフ。ステンレス製なのでサビにくく、海水で洗って乾かさずにボックスに入れっぱなしでも錆びていなかったという口コミも。
小型なので持ち運びも苦にならないところが良いところです。グリップは握りやすく出刃包丁としての役割をしっかり果たせる商品。刃の峰にウロコ取りがついているのもポイントです。
最初にしっかり研いでから使うことをおすすめします。
サビにくいステンレス製のフォールディングナイフ。刃の出し入れが簡単で切れ味が抜群の商品です。
ポケットにも入る小型サイズで、持ち運びが楽々。また、ロック機構がついているため、安全に持ち運べるのがおすすめポイントです。
手入れも簡単で、ナイフ全体を水で洗い流すだけで完了。衛生的に長く使用することができます。
1本で何役もこなす多機能フィッシングプライヤー。下記の機能が備わっています。
ハンドルにナイフが2つ内蔵されていて、一方はナイフ、もう一方はウロコ取りとして機能します。先端が細いので魚の口に入れやすく、針を簡単に掴むことも可能。
ハサミで釣り糸を切ったり、割ビシを潰したり、開いたり、フィッシングをするときに大活躍すること間違いなしのアイテムです。
カラビナがついているのでパンツのループにひっかけることもできますよ。デザインも迷彩柄でおしゃれです。
軍隊も使用するサバイバルナイフ。多機能で1本でなんでもこなせる万能ナイフです。
スペインを代表するナイフメーカーであるアイトール社が作ったサバイバルナイフ。スペインだけでなく、オランダ、ドイツ、アジア諸国、南米、モロッコなどの軍隊も採用しているほど信頼性が高い商品です。
とくに「ジャングルキング」は人気が高く、発売されて以来ずっと注目を集め続けています。
各ナイフごとにダイヤモンドポイントを打つことで硬度の検査を行い、切れ味の良さを保証。ナイフとしてだけでなくさまざまな使い方ができるところがポイントです。
栓抜き、缶切り、ゴム銃、ファイヤースタータ ー、ノコギリ、釣りセット、シャックル、ソーイングセット、ワイヤー曲げ、メス、ピンセット、応急バンソウコウ、止血用ゴム バンド、鉛筆、コンパス、スキナー、砥石、シグナルミラー、パチンコ、栓抜き、4m耐荷重ひも、毒虫キット、緊急信号図解、ドライバーなどがサバイバルキットケースに収まっています。
このナイフ1本で過酷なサバイバル生活にも対応できるほどのセットになっています。
英国の冒険家から名前を取った「ベアグリルス」。ガーバー社のサバイバルシリーズの直刃サバイバルナイフです。
ハンドルはラバーで作られているため滑りにくい造り。また、下記のものが付属しています。
ホイッスルはハンドル下部のランヤードホールに装備。グリップが握りやすくキャンプでも使いやすいサバイバルナイフです。
ケーバー社が作ったサバイバルナイフ。刃には1095Cro-Van鋼を使用し、ブラックパウダーコーティングが施されているので、強度が高く、サビにくい仕様です。
ハンドルにはウルトラミッドという衝撃に強い樹脂が使用されていて、刃をハンドルで挟み込んだフルタング構造になっています。
ヘビーデューティーにも耐えられるナイフです。
ナイフを購入する前に疑問を解消しておくのは大切。とくに知っておいた方が良い事項に回答しました。
携帯が禁止されているのは、「刃体の長さが6cmを超える刃物」です。
業務やその他正当な理由がない限り、携帯していると違法行為になります。違反した場合は、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金を課されることに。
知らなかったでは済まされない問題なので、購入するときには必ずサイズを確かめましょう。
ナイフはアウトドア、フィッシング、またサバイバル生活を送るのに必須のアイテムです。
用途によってぴったりのナイフは変わってくるので、この記事のおすすめ商品を参考にして、目的に合ったナイフを探しましょう。
また、ナイフは大変便利なものですが、銃刀法を違反すると犯罪者になってしまいます。しっかり法律を確認してから購入することも大切です。