荷物を運ぶのに便利なうえ、日々のファッションのアクセントにもなるブランドトートバッグ。いまや雑貨店でも買える定番アイテムなだけに、じっくり考えて購入したことなん...
荷物を運ぶのに便利なうえ、日々のファッションのアクセントにもなるブランドトートバッグ。いまや雑貨店でも買える定番アイテムなだけに、じっくり考えて購入したことなんてないという方も多いのではないでしょうか。そんなトートバッグは、素材やハンドルの長さ、マチなどの細かいチェックポイントに目を向けると、実に奥深いアイテムです。そこで、今回はどんな点に着目して選ぶといいのかといった選び方を提案しつつ、ママアイテム編集部おすすめのブランドトートバッグをご紹介!トートバッグ購入時に寄せられる疑問・質問についても回答しているので、合わせてチェックしてみてくださいね。
ママアイテム編集部
ブランドトートバッグを選ぶとき、どんなポイントを押さえて選ぶとよいのでしょうか。ここでは専門家からうかがったお話を参考に、7つのポイントをみていきます。
もともとアウトドアで水や氷を運ぶのに使われていたトートバッグは、荷物がたくさん入るのが魅力のバッグ。でも、あまり詰め込みすぎると重くなって持ち運ぶのも大変になりますよね。そんなときは肩にかけて持ち運べば大丈夫。
さてここで、トートバッグ選びの一つ目のポイントとして、持ち方に合わせたハンドルの長さをみていきましょう。一般的に、手で持つだけなら約25㎝の長さがあれば大丈夫です。もし、ひじにかけるのであれば最低約30㎝は必要ですし、肩にかけるなら約60㎝はほしいところです。
トートバッグも用途によって収納する荷物の量や種類も変わってきますよね。ビジネスマンの方が通勤に使うのであればパソコンを運ばれるかもしれませんし、学生の方が通学で使うのであれば参考書などで重量も多いかもしれません。
また、プライベートでお財布やスマホなどを入れるためだけに使うのであれば、小さなものでも大丈夫ですが、中に仕切りなどがあると便利ですよね。
このように、使う目的や荷物の種類に合わせた収納力を考えるとトートバッグ選びもスムーズに進みます。
トートバッグには厚みがあるものとないものがありますが、そのちがいは「マチ」と呼ばれる奥行きによって生まれます。このマチには船底と角底があり、荷物の出し入れのしやすさなどに影響してきます。
まず、船底というのは底の部分が船のような形となるマチのことをいい、上部の開口部分が底と比べて狭くなるのが特徴です。サイドにマチが響かないのでスッキリとみえますが、荷物の量や大きさによっては型崩れしてしまいます。
一方、角底というのは底の部分が四角くなるマチのことをいい、底と開口部分の幅が同じになります。サイドにもマチがあるしっかりとした印象の形ですが、船底タイプに比べて丈夫で荷物の出し入れがしやすいという特徴があります。
このようにマチによってもサイズや使い勝手が変わってくるので、注意が必要です。
トートバッグは荷物がたくさん入る分、ハンドルや底の生地に負担がかかりやすいバッグです。縫製がしっかりされていないと、重みに耐えられず、ほつれたりハンドルが取れたりすることも。
そこで、日常的に使うものであったり、長く使いたいというものであったりする場合、耐久性という観点から生地や縫製を確認するようにしましょう。
トートバッグを通勤通学に使う目的で購入されるのであれば、雨の日にも使うバッグとなってくることかと思います。とすれば、雨や雪のときにでも使える防水(耐水)のものかどうかも重要なチェックポイントになりますね。
特に、大きめのバッグは傘からはみ出して濡れることが多いので、厚みのあるトートバッグを買う場合にも防水性を気にしてみてください。
トートバッグによく使われる生地として、キャンバス、ナイロン、皮革があります。
トートバッグの代名詞キャンバスは、厚手の平織りされた生地で、丈夫で丸洗いできるものが多く、化学合成繊維のナイロンは、汚れたらすぐ拭き取ることができるなど水に強いものが多いです。
また、動物の皮を加工した皮革は、水や傷に弱いのが難点ですが、きちんと手入れをすると風合いが増し、大変長持ちするといった特徴があります。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 最高値価格帯 |
---|---|---|
〜4,000円 | 5,000〜20,000円弱 | 1,000,000円〜 |
トートバッグは、価格にかなり開きのある商品ですが、売れ筋価格帯には10,000円前後の商品が目立ちました。コーチやポロ・ラルフローレンなど、比較的買いやすい価格でありながら、ブランド力のある商品が人気です。
また、最安値価格帯には、数百円のノーブランドのものから、ロンハーマンやDEAN & DELUCAなどの2,000円前後の商品があり、近所の買い物などで使うといった用途で購入される方が多いようです。
一方、最高値価格帯には、エルメスやフェンディといったハイブランドのファッションアイコンとして活用されるトートバッグが占めています。
今回、以下の5項目を比較して、使いやすいトートバッグをおすすめ商品として選びました。
編集部おすすめのブランドトートバッグは、ポールスミスの「アーティストストライプハンドルトートバッグ」です。
ポールスミス「アーティストストライプハンドルトートバッグ」は、シンプルな牛革素材に、ポールスミスのシグネチャーであるストライプが圧倒的な存在感を醸し出すトートバッグ。
この商品をおすすめする理由は、船底マチに開口部分のファスナーを採用することによって、スタイリッシュで洗練された印象を与えながらも、A4サイズのドキュメントがすっぽり入る大きさにあります。厚みも12cmあるので、ノートパソコンやタブレットもしっかり収まりますね。
また、牛革を特殊な薬品でシュリンク(縮める)し、傷や汚れを目立ちにくくし、手入れの大変な本革バッグを使いやすく仕上げている点も高評価につながりました。シュリンク加工は「型押し」と外見上は同じものの、よりソフトな風合いになるので、触り心地もとってもいいんです。
カラー展開されているバーガンディは、ボルドーよりやや薄いお色の赤紫色ですが、本革らしく年々深みを増していくため、色の濃淡とともに愛着も増していきそうですね。メンズ・レディース共通のアイテムですので、夫婦や恋人同士で一緒に使うのもおすすめです。
大人のカジュアルコーデにはもちろん、学生さんが背伸びをしすぎずに使える人気ブランドトートバッグにはどのようなものがあるのでしょうか。おすすめ4選をご紹介します。
吉田カバンの「PORTER GIRL BOYFRIENT TOTE BAG」はシンプルなデザインのトートバッグ。
レディースバッグではありますが、ボーイフレンドが持つようなカジュアルなバッグをイメージして作られたこちらの商品は、男性でも通学やオフの日のバッグとして使えるデイリーユースにおすすめのバッグです。
キャンバス生地の表面には撥水加工が、裏面にはPVC(ポリ塩化ビニル)という合成樹脂が施されているため、多少の雨でも気にせず使えますよ。
裏地は極力使わず、ポケットにはメッシュ素材を採用するなどして、軽量化にも力が込められている商品なので、荷物をたくさん詰めて使う予定という方におすすめです。
ポロ ラルフローレンの「キャンバストート ミディアム」はB5サイズのドキュメントが入るややコンパクトなトートバッグ。
かさ張りがちなトートバッグを抱えての移動は大変、という方におすすめしたいこちらのバッグは、シンプルなデザインにビッグポニーが人気で、男女問わずカジュアルに使えます。カラーも定番色からカモフラ柄まで豊富にあるので、色ちがいで揃えるのもおすすめです。
気になるサイズ感については、「生地に厚みがあるので思ったより入らないと感じた」という声があるものの、毎日の通学やちょっとした買い物、旅先でのサブバッグとして使うには便利といった声も多く聞かれるので、サイズをよく確認してからご購入してください。
アメリカのファッションブランド、マーク ジェイコブスの「New Logo Tote Tote」は、マーク ジェイコブスの人気トートバッグ「M STANDARD SUPPLY」の復刻版のバッグ。
かすれたタッチのクールなロゴが、ユニークなスタイルのマーク ジェイコブスそのものといった感じで、「シンプルになりがちなトートバッグにも遊び心をもたせたい」というデザイン性を重視する人におすすめなバッグです。
サイズは、幅も奥行きもしっかりある大きめなトートバッグとなっているので、旅行バッグやスポーツバッグとして活用するのに向いています。開口部分はマジックテープ式なので開け閉めしやすいのもいいですね。
イタリアのファッションブランド、ディーゼルの「F-BREAKE DOWN TOTE」は洗練された美しいシルエットのトートバッグ。丸みを帯びた底マチ、少し窪んだフロントライン、よく考えられた配色がセンスの良さを感じさせます。
色はオフホワイトとネイビーの組み合わせの「ホワイト」とブラックとオフホワイトの組み合わせの「ブルー」の2色で、どちらのカラーも大人カジュアルな使い勝手のいいデザインです。
ハンドル部分は47cmと、肩にかけるにはやや短いものとなっていますが、これもバッグの美しいデザインを保つためと思えば納得の長さですね。
通学やオフの日の利用はもちろん、しっかりとしたハリのあるカッティングのバッグなので、私服通勤可の会社であれば、ビジネスシーンでの利用もおすすめです。
書類やノートパソコン、スマホに手帳とつい荷物が多くなりがちな通勤時。かといって収納ばかりを重視すると、なんだか味気ないですよね。そこで、ここでは収納力抜群でビジネスシーンでもスタイリッシュに使える大人のトートバッグをご紹介します。
1973年に創業し、手作業の革製品ブランドとして知られるイタリア、フェリージの「トートバッグ 14/26/DS」は、レザー使いが気品を漂わせる大人のトートバッグです。
フロントのフラップポケットやパイピングなどに見られるレザーは、フェリージが創業以来こだわり続けている素材で、使われているナイロンも光沢となめらかさを備えた高級感漂うもの。まさに30代以上の大人が持つべきレザー×ナイロンのバッグといえます。
また、こちらのバッグはA4サイズのドキュメントがすっぽり入る大きに、しっかりとした厚み、男性が肩にかけるにはちょうどいい高さのハンドル、と機能面でも好感度です。そのうえ、ナイロンにより軽量化が図られているので、ラッシュに巻き込まれやすい通勤時にも軽々と扱えます。
ナイロンバッグで有名なブランドといえば忘れてはならないのが、イタリア発のファクトリー、オロビアンコ。1996年に創業とまだまだ歴史の浅いブランドではあるものの、日本での人気・知名度も抜群ですよね。
そんなオロビアンコからおすすめするトートバッグ「MAXWELL-G 02」は、ハンドルの長さが調節できたり、ショルダーストラップを使うことができたりと、ストレスなく3WAYの持ち方ができる使い勝手のいいバッグです。
大きさもA4サイズのドキュメントが入るちょうどいいサイズ感に、十分なマチがあるので、1泊分の急な出張にも対応できますよ。ナイロンの素材感で適度なカジュアル感もあるので、オフのときにも使えますね。
皮革工房に端を発するスペインのブランド、ロエベの「T Shopper Bag Ash/GREY」は、船底マチが23cmもある収納力抜群のトートバッグ。バイカラーのゴートスキンは、薄くてしなやかにもかかわらず、強度があって型崩れもしにくいので、荷物が多いという方にとっておきのバッグです。
ハンドルのエッジ部分は、ブラックインクで一つ一つハンドペインティングされており、開口部分に採用されたマグネットもレザーでカバーするなど、細やかな仕事ぶりを感じるこちらのバッグは、まさに大人の女性が持つべきアイテムといえます。
なお、ゴートスキンは水に弱いので雨の日の使用には注意が必要です。もし濡らしてしまった場合には、風通しの良い場所でしっかり陰干しするのがおすすめです。
トートバッグ購入時によく寄せられる疑問・質問について回答しました。購入時の参考にしてみてください。
水で薄めた中性洗剤をタオルなどに含ませて、汚れた箇所を叩くように拭き、その後、しっかり絞った布で水拭きしましょう。
布製のトートバッグは洗濯機で洗えるものもありますが、型崩れや色あせの原因となるので、洗濯タグに洗濯できる旨の表示があってもおすすめしません。どうしてもという場合は、洗濯ネットに入れて洗濯するようにしましょう。
トートバッグに限らず、革製品は乾燥と水濡れに弱いアイテムです。革製品の乾燥は、皮革の表面に付着したちりやほこりが油分を奪ってしまうことが原因なので、まずはこまめに乾拭きするようにしましょう。また、皮革専用のクリームで油分を補給してあげることも大切です。
一方、水濡れについてですが、雨の日の使用は極力控えること、また急な雨などに備えて、防水スプレーを塗っておくといいでしょう。
トートバッグにはメンズやレディースという表記があっても、ユニセックスで使える商品が多く、明確にメンズとレディースの線引きはないアイテムです。
ただし、メンズラインのものは、サイズやハンドルの長さが大きいものが多く、女性にとっては扱いづらいこともあります。また、レディース向けのものは、男性にとっては小さすぎることもあります。
そこで、サイズの確認をしっかりしたうえでご購入されるとよいでしょう。
ブランドトートバッグのおすすめ商品8選、いかがでしたでしょうか。お気に入りの商品は見つかりましたか?
トートバッグは素材や底の形が変わるだけで、見た目の印象が大きく変わるので、いくつ持っていても飽きることなく使えますね。また、髪や肌の色との相性を考えずに選べるアイテムなので、洋服では挑戦しない色や質感のものを選ぶと、日々のおしゃれをより楽しむことができますよ。
そして、購入後はついメンテナンスを怠りがちですが、いいモノを長く使うためには、素材に応じたお手入れをしたり、時にはバッグを休ませたりすることも大切です。