タープを支えるのに欠かせないおすすめのキャンプアイテム、タープポール。しかし小型のものから大型のものまで種類はさまざまで、どんなものを選べばいいのか迷いますよね。
そこでサイズや重さ、強度などタープポールの選び方と、おすすめ12選をご紹介します。
タープポールは太いポールから携帯できる伸縮性ポールまで素材やサイズなどさまざまな種類がありますが、タープを支えるのに欠かせないおすすめのキャンプアイテムです。
タープポールは地味ですが、縁の下の力持ちの存在。
タープポールの選び方次第でアウトドアがより充実します。おしゃれなカラーのタープポールを見つけましょう!
小型タープから大型タープに合う強度のおすすめタープポール12商品に焦点をあてて、サイズ、重さ、素材や強度から商品スペックを徹底比較します。
タトンカ、DOD、ヒルバーグ、MSRなど人気ブランドのタープポールを厳選してお届けします。
ママアイテム編集部
まずはタープポールを選ぶときに大切な4つのポイントをみていきましょう。タープを使う条件にあったタープポールを選ぶことが重要です。
タープは雨や日差しから守ってくれる便利なアイテムです。タープはポールとロープで支えられているので、強度が弱いと急な突風や、天候変化で曲がったり折れたりする場合があります。
しっかりとした素材や強度のある作りで悪天候にも対応できるタープポールを選びましょう。
タープ購入時にポールが付属している場合は、タープポールの材質や太さ、強度をチェックして、急な悪天候耐えられるかを確認しておきましょう。
キャンプをしていて急な横殴りの雨や風といった天候悪化の場合や、風や太陽の向きが変わった場合はタープを低くしたり高くしたり自由に調整できるタイプのタープポールは便利なアイテムです。
ポールにはラチェットポール(歯止めがついたタイプ)やプッシュアップポール(押し上げるタイプ)と呼ばれるボタンを穴に合わせてロックさせる、お年寄りの伸縮式杖のようなタイプは簡単に自由に高さを調整できて便利です。
そのほかにもスプリング式と呼ばれるポールを挿すだけでストッパーがかかるタイプや、ねじタイプと呼ばれる、ポールをねじって固定できるタープポールもありますが、高さ変更を想定しているならば伸縮式がおすすめです。
ツーリングキャンプやソロキャンプでは、できるだけ荷物を減らしてコンパクトにしたいですね。最近ではソロキャンプで重いテントは装備せず、少ない荷物でキャンプを楽しむ山のミニマリスト達にタープ泊が人気です。
ツーリングやソロキャンプでは、バックパックに収まる40cm前後のタープポールが携帯性にとても優れているのでおすすめです。
タープのポールは地味な色のポールが多い印象でしたが、最近は鮮やかな色がついているおしゃれなタープポールも多く流通しています。
自分の持っているキャンプ用品の素材とタープポールの素材がマッチしているか、タープやテントとカラーがなじんでいるかどうかを確認してタープポールを選びましょう。同じ雰囲気のギアで揃えていくことができますね。
タープとガイライン(テントやタープを張るときに使うロープ)と、タープポールのカラーを合わせる組み合わせはとてもおしゃれです。SNSで人気のおしゃれキャンパーは取り入れている人も多いですよ。
タープポールは簡易的なものから上質なもの、機能的なものまで、さまざまなアウトドアブランドからの販売があります。今回はその中でも信頼できるブランドをご紹介します。
スノーピークは厳しい自然環境で実証済みのハイスペックなアウトドア製品ブランドです。キャンパー目線での製品開発はマニアも多く人気があります。
安心の日本製で、日本の技術と精神を生かした高品質のアウトドア用品を作り続けています。キャンプ用品とは思えないほどのデザイン性やおしゃれさで人気があるハイブランドです。
ヒルバーグはテントやタープに定評のあるスウェーデン生まれのブランドでテントにとても定評があります。
製品の強度、信頼性、軽さ、耐久性を材料から製造まで妥協せず作り上げられたテントやタープは、シンプルでデザイン性があり機能的で、製品のクオリティが高いことが特徴です。
タープポールの選び方についてなんとなくわかっていただけたでしょうか?ここからは注目していただきたい3つのポイントを確認しながら、今回ご紹介する12商品の中から、特徴的な4つの商品の比較をしてみました。
タープポールを選ぶときに大切なポイントは強度と重さです。安全面や丈夫さを第一に考えると、ある程度の重量はあっても突然の天候変化にも耐えられるしっかりとしたタープポールを選ぶことが一番おすすめです。
素材は軽量で耐久性の高い、高強度のアルミ合金ですので、軽量のタープポールながら頑丈。さらに板厚1.5mm直径30mmの太めのポールでタープが受ける衝撃をしっかり支えることができます。
スノーピーク製品のポールを組み合わせることで、60cmと70cmのウイングポールの組み合わせ次第では、120cmから280cmまでの12パターンに高さを変えてアレンジできます。
使い方も簡単でタープポールの接続はプッシュ式でボタンを指で押して動かしロックさせることで簡単に着脱することができます。
タープの設営はロープとタープの隅のタグやリングにかけてタープポールを立ち上げます。
このとき力加減でするすると抜けやすいのですが、タープ ウイングポール 280CM TP-001は先端にヤスリのような滑り止めが加工(ローレット加工)がされているので、ロープやリングから抜け落ちにくい仕様になっています。
「タープ ウイングポール 280CM TP-001」のカラーはシルバーですが、色違いのレッドのカラー展開も特徴的です。
高さを出しても、低く使っても強度あって安全であることはキャンパーには重要ですよね。折れたり曲がらない限り長く使うアイテムだからこそ、上質のタープポールを選ぼう!おすすめする上質なタープポールはこちらです。
6000系と呼ばれる6061アルミニウム合金を使用した素材は、軽量ながら耐久性に優れています。直径3.3cmの極太タープポールは、でしっかりとタープを支えてくれる頼りがいのあるポールです。
5本のポールを連結して使うタイプで127cm、167cm、187cm、227cm、247cm、287cmと6段階の調整ができるところが特徴です。
タープポールのカラーは鮮やかなレッドで、テントやタープにアクセントカラーとして使うことで、より見栄えの良いおしゃれなキャンプを楽しめますよ。山ガールのメインポールとしても人気があるアイテムです。
しっかりとした極太のアルミ素材のタープポールなので、急な雨や風の天候変化にもしっかりと対応でき、強めに張ったタープでも引き付けられることがありません。
どっしりとしたタープポールを探している方におすすめです。
タトンカのタープはマウンテンパーカーなどで有名なロクヨン素材に限りなく近いコットンとポリエステルの混合繊維で質感が良く、水をはじく撥水性とタープの下で焚き火をしても火がつきにくい人気のアイテムです。
タープを購入するとポールが付属してくる製品がありますが、タトンカのタープにはタープポールやペグが付属しないので自分でタープポールを探す必要があります。タトンカのタープに合うおすすめタープポール2選です。
下段ポールに長さ調整が可能なラチェット機能を装備した、約202〜250cmまでの5cm刻みで、7段階の長さ調整ができる伸縮可能なタープポールです。
素材が6061アルミニウムなので軽量で丈夫です。このタープポールはエバニューの製品ですが、タトンカ製品の輸入代理店はエバニューなので日本では同じ会社でブランドが違う商品です。ですからグループの信頼性もありますよ。
タトンカポールは最近人気がありますが、SNSでアップしているキャンパーさんもこのエバニューポールをメインポールとして使っている人が多いです。下段だけで調整ができるところも急な天候変化にすぐに対応できます。
カラーはブラックのほかにもゴールドがあって、選べるカラーもおすすめです。
最近バッグやリュックサックで人気のブランド、ケルティのタープポールです。ポールはエバニュー「RTタープポール250」と同じく、下段がラチェット式になっていて8段の調整ができます。
極太ポールと比べると少し細めの直径2、5cmで少し太めな印象です。
まぶしいゴールドカラーが特徴的で、鮮やかな色をタープポールに選ぶことで、キャンプ中の夜間にタープのコードやタープポールに身体をひっかけにくいのでおすすめです。
先ほどのケルティのタープポールもそうですが、タープポールの色は地味な色から鮮やかな色までさまざまです。次はタープをより引き立てるアイテムとしてタープポールをみていきましょう。
タープがナチュラルカラーだったらポールも同じように合わせたら、よりタープが映えておしゃれにみえますね。かっこいいデザインのタープだったらブラックが映えます。おしゃれなキャンプ女子は華やかな色が人気です。
まず見ただけで、無骨でないおしゃれさに惹き込まれるデザインの木製の連結タープポールです。見た目はビリヤードのキュースティックのようです。
素材は天然木のホワイトアッシュ材で見た目だけではなく、ポールにステンレスパイプの補強を行うことで、強度があります。
ナチュラルウッドの質感に蜜蝋フィニッシュ仕様で、子どもも安心して触ることができます。自然を楽しみながら充実したキャンプを過ごせそうなアイテムです。
ノルディスクなどのコットンタープやコットンテントのカスタムにもおすすめです。
2.8cmのやや太めで丈夫なROBENS(ローベンス)のタープポールです。色は鮮やかなメタルテイストのレッドカラーでスタイリッシュです。高さ調節は120、180、240cmと60cm間隔で調整することができます。
ローベンスは日本ではあまり認知がありませんが、デンマークのテントブランドとして欧州で人気があり、さまざまな賞を獲得しているんです。雨風に強く機能するシステムのテントを作っているアウトドアブランドです。
ローベンスのテントは風速が200キロを計測する大型風力発生機と、降雨マシンを使って製品テストを行い、実際のフィールドの過酷な状況を想定して作られている、実績のブランドです。
真っ赤なタープポールはかっこいいですね。
最近みかけるDOD、以前はDOPPELGANGER OUTDOORというブランド名でしたが、2018年2月1日からはDODになりました。
大きなタープを張るときにはDODのビックタープポールがおすすめです。100cm、150cm、200cm、250cm、と50cm間隔での高さ調節ができます。
独立して分割できるポールは付属のキャリーバックに入れるとコンパクトに持ち運びができて、アルマイト加工で傷も目立ちにくく、つや消し塗装でマットでおしゃれな仕様です。
軽量で強度のあるアルミ合金をしたタープポールはショックコードがないタイプで1本ずつ独立しているので、カチっとそれぞれピンにはめ込むだけの簡単設営。
さらに高さを出したい場合は2セット購入して接続すると300cmまで対応できます。それ以上は?と思う方もいるかと思いますが、実際3m以上にタープを張る状況に出くわしたことがありませんので、1セットの2.5mで十分です。
ポールの先端には滑らないようにやすりのようなローレット加工と先端を曲げる加工が施されているので、抜けたり、滑ることがありません。重さのある大型のコットンタープにも使えておすすめです。
先ほど紹介したDOD「タープポール XP5-507K」はブラックカラーでしたが、こちらはレッドカラーの色違いです。アルマイト加工とマットな質感のタープポールなので高級感があります。
DODの人気タープといえばCHEESE TARP(チーズタープ)です。ポリコットン素材でおしゃれな雰囲気を醸し出している魅力的なタープで、略して「チーター」と呼ばれています。
このDODのチーターにぴったりだと人気なのがタープポール XP5-507Kです。カラー展開はほかにブラックがありますが、ブラックのチーズタープにブラックのポールを合わせるブラックチーターが人気です。
スウェーデンのブランド「ヒルバーグ」の人気はテントだけではありません。タープも北欧の過酷な条件を想定して作られているので非常にタフなタープです。
北欧らしいシンプルなデザインでありながら機能性が高いタープは、注目のアイテムです。ヒルバーグのタープにおすすめのタープをご紹介します。
390gと軽量でコンパクトに運べるので、ソロキャンプやツーリング、釣りをする人におすすめのタープポールです。185cm〜215cmを5段階で長さの調整が可能です。
一人での設営や天候悪化時の設営がより簡単にできるように、タープポールには通しがついています。ロープを通してタープを張って立ち上げながら設営することで、より負担なく設営がしやすいのが特徴です。
ポールの太さはソロで使うのであれば16.5mmで十分です。エンドキャップはねじ込みタイプで持ち運ぶときには内側に収納できるので、バックパックやほかの荷物を傷つけることがないですよ。
MSRはアメリカのアウトドアブランドで、日本でもアウトドアギアとして人気が高いです。MSR 「アジャスタブル ポール 87830」は赤いカラーのシンプルでかっこいいテントポールです。
ソロテントやソロシェルター、タープに使用するのに最適なサイズで、サイトをアレンジするのに便利な伸縮式のタープポールです。10cm単位で3段階の細かい調整ができます。
ほかの頑丈な極太テントポールと比較すると、パイプの太さは16mmなので心配する人もいるかもしれませんが、MSRのタープポールはしっかりと支えてくれます。
1本単位の販売なので、アレンジ方法によっては、数本揃える人もいます。大型のタープでは補強のサブでの使用、小さなテントやタープの場合はメインポールとして使えますよ。
タープの高さを調整して支えたい、しっかり支えたい、補強で使いたい、でも荷物は重くしたくない、そんなときは、コンパクトサイズで持ち運びが気にならないタープポールがあれば、キャンプをより充実できます。
コンパクトで軽量であることに焦点を当てておすすめのテントタープを2つご紹介します。
スノーピークの「ライトタープポンタ」専用のポールセットです。2本セットであるところも特徴的です。持ち運びに便利な5本継構造で、コンパクトに折りたたんで付属している専用ケースに収納することができます。
タープポールはそれぞれショックコードで繋がれているので、ばらけることがなくポールの設置も簡単に行うことができます。
専用ポールとありますが、タープが自立してちょうど良い高さに設定できるから専用ポールであって、ほかのキャンプ用品にも問題なく使えますのでご安心を。
メーカーであるスノーピークは「ライトタープポール125 2ホンセット」のことを史上最強のタープポールと謳っています。
収納時は焼く40cmの5本継で軽量ながら、しっかり強度も備わったアルミ製タープポールです。超小型、コンパクト軽量サイズのタープポールなので、自転車やバイクなどのツーリングでのミニタープ、ソロキャンプ、ソロタープ泊にもおすすめです。
ポール自体はそれぞれショックコードでつながっているので、設営はポールをはめるだけ、より簡単に設営することができるので便利です。
パイプの太さや重量をみていただければわかると思いますが、大きなサイズのタープでこのサイズのタープポールを使うと曲がってしまうので、やめましょう。軽さを追求したタープポールであることをお忘れなく!
1本での販売なので、揃えたい場合やタープの設営方法によっては複数本購入する必要があります。
タープポールを購入しようと思うときに、気になる疑問をまとめてみました。どんなことに気をつけて選べばよいのかの参考にしてください。
タープの力に負けるとポールは曲がってしまいます。参考としてスノーピークの製品では、身長、出入りの高さ、雨や風に対する強度、人の頭の位置から天井までの空きを考えて選ぶことを推奨しています。
スノーピーク製品の場合、例えば身長170センチ程度の場合をご紹介します。
ヘキサ、ウイングタイプでは2mの天井とする場合、240cm×2本以上のポールを使い、片側を280cm反対側を240cmにして差をつけることで機能的にタープを使用できる。
次にレクタングラー、長方形タイプでは2本のサブポールに100cm以上の高低差を付けて、真ん中に280cm程度のメインポールを置いて使用するサイズが目安となります。
通信販売でキャンプ用品を購入する場合、届いたら見た目も違う、タープを支えられると思って買ったのに強度が悪い。ということにならないためには、メインポールで使える評価のよい商品しか購入しないことです。
メインポールで使えると謳っている製品は、丈夫な作りが多いです。心配の場合は、重量が重く持ち運びが不便でもしっかりしたタープポールを選びましょう。
昔はキャンプ用品といえばテントがメインでしたが、最近ではタープの存在もかなり大きくなっていて、テントとタープと組み合わせて使うことでより充実したキャンプを楽しめます。
タープには必須アイテムのタープポールですが、最近は機能性に加えて、カラーや素材がさまざまなおしゃれなタープポールが数多く販売されています。コットンテントの人気に伴ってタープにも変化が出てきています。
タープもテントも一緒ですが、最近ではソロタープや大型タープの人気が高まっています。タープ(タープポール)を使うときには設営場所についてよく考えることが重要です。
大雨が降りそうなときは絶対に河から離れた場所に設置する、雷対策のために木の周りには設営しないなど、自然の中でアウトドアを楽しんでいるということを頭に入れておきましょう!
タープポールは地味で目立たないキャンプ用品ですので、ご紹介したおすすめタープポールの12選の中から「こんなのあるんだ」と思っていただけたら嬉しいです。
タープポールは重さや素材、強度がそれぞれ違います。このバランスの違いによって、支えられるタープの大きさやタープの設営に適しているかが変わってきます。
設営方法にバリエーションを持たせるのであれば、伸縮式の高さが変えられるテントポールを選んでくださいね。
おしゃれなカラー、かっこいいカラーや質感のテントポールも多く販売されているので、自分のキャンプスタイルによって選びましょう。 ぴったり合うテントポールをぜひ探してみてください!