ラップはどれも同じではなく、使用する目的によっておすすめの商品は変わってきます。見た目が似ているラップでも素材はさまざまで、耐熱温度や得意とする機能は全く違って...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>ラップはどれも同じではなく、使用する目的によっておすすめの商品は変わってきます。
見た目が似ているラップでも素材はさまざまで、耐熱温度や得意とする機能はまったく違ってくるのです。
この記事では、キッチンラップの失敗しない選び方を説明し、代表的なネットショップの価格帯を公開します。
また、使う目的別におすすめの商品を一覧にしているので、きっとあなたにぴったりのラップが見つかりますよ。
ラップの端が見つからない時の解決方法も教えます!
ママアイテム編集部
キッチンラップは色々な素材で作られています。用途にあっていないラップを使用すると体の健康を損なうこともあるので気をつけましょう。
下記の5つのポイントに沿って選べば失敗は少なくなりますよ。
キッチンラップは大きく分けて下記の3種類あります。
ポリ塩化ビニリデンは、食器などにぴったり密着するのが特徴で、ニオイや湿気を通しにくいタイプ。
塩化ビニル樹脂は、伸びが良くピンと張って密着させることができるので、液体が漏れにくいのが特徴です。
ポリエチレンは、酸素を通しやすい性質を持っています。
ラップは電子レンジに使用できる製品とできない製品があります。間違えて使用するとラップが溶けてしまったり、体に悪影響を与えることもあるので気をつけましょう。
一般的にラップの素材別の耐熱温度は下記の通りになります。
ポリ塩化ビニリデン:-60~140℃
塩化ビニル樹脂:-60~130℃
ポリエチレン:-60~110℃
ポリエチレンは耐熱温度が低いので電子レンジでの使用は向いていませんが、無添加の製品が多いのが特徴です。
何かを包むときにすぐに破れてしまっては困りますよね。とくに外出するときや、人に何かをあげるときには強度があるラップを選びたいところです。
強度は下記の順で弱くなっていきます。
ポリ塩化ビニリデン>塩化ビニル樹脂>ポリエチレン
用途や目的に合わせてラップの強度を選びましょう。
肉の鮮度を保つにはなるべく酸素に触れさせないことが大切。そのため、ラップの密着性が高いことが重要になります。
密着性が一番高いのはポリ塩化ビニリデンですが、塩化ビニル樹脂は伸縮性に優れているため密着効果も期待できます。
ラップの価格はさまざま。購入する前に価格帯の特徴について把握しておきましょう。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格.com | 70円〜150円 | 200〜300円 | 1,000円〜2,000円 |
楽天市場 | 70円〜100円 | 400〜500円 | 1,000円〜3,000円 |
Amazon | 80円〜90円 | 300〜400円 | 1,000円〜3,000円 |
安いものでは70円から、売れ筋は300円〜500円の商品、高いものは1本3,000円以上するものもありました。
とくに輸入されたアメリカ製などのラップは価格が高い傾向があるようです。
ラップを選ぶポイントは下記の3点。これらを見比べながらおすすめのラップを厳選しました。
必要なときにラップがちょうど切れて困ったことはありませんか?もちろんストックはしてあるかもしれませんが、今すぐ必要なときに箱を開けてラップの端を探す…という手間がもどかしく感じることもあると思います。
そんな方におすすめなのは大容量のこの製品です。
コストコのプライベートブランドである「カークランドシグネチャー」のラップ。約914mという大容量の商品です。
容量の少ないラップを買うと頻繁に購入をすることになり手間がかかりますよね。購入の手間だけでなく、ラップの箱を潰して、刃を取って資源ゴミに出す…などとにかく時間を消費します。
この「ストレッチタイトフード」の3,000フィートタイプであれば、「いくら使っても終わりが見えない」というほど長く使用することができます。
また特筆すべきはその使い方。まず、ラップ自体がとても大きなサイズなので持ち上げず台の上に置いて使います。ラップをかけたいお皿を箱の前に置いてラップを引き出し、箱にセットされているスライドカッターで切ります。
面倒なように見えますが、一度試すとこちらの方が使いやすくきれいにラップをすることができることに気付きますよ。
薄手なので密着性にも優れています。
ラップは密着性が重要。ニオイを漏らさないのはもちろんのこと、くっつかないというもどかしさを感じずに済みます。
ここではぴたっとくっつくことで有名な3つの商品を紹介します。
日本でキッチンラップといえばすぐに名前が出てくるブランドのひとつである「サランラップ」。使いやすさに定評がある商品です。
酸素ガスを通さず鮮度を保つ素材なので、肉の酸化を防ぐ効果があります。また、水分保持効果が高いため、魚や野菜の鮮度も落としません。
食器などにぴったり密着してニオイを通さないので、冷蔵庫内で色々な食材のニオイが混じってしまうことがないのが◎。
耐熱140度から耐冷-60度まで対応しているので、冷凍保存や電子レンジにも安心して使用することができます。
1960年の発売以来変わらぬ人気を誇っているクレラップ。1989年にパッケージを変更した時点で名前は「NEWクレラップ」に変更されています。
NEWクレラップは以下のような特徴を備えたラップです。
とくにV字型の「クレハカット」はきれいにラップをカットでき、ラップがぐちゃぐちゃになってしまうことがありません。
使いやすさだけでなく、もちろん食品の鮮度をしっかり守る高品質のラップです。
熱に強いラップ素材といえば「ポリ塩化ビニリデン」が有名ですが、この耐熱温度を超えたのがこの商品。ポリオレフィンで作られているため、180度まで対応可能です。
ポリオレフィン素材とは炭素と水素で構成されていて、プラスチック製の食品容器にもよく使われている安全な素材。燃えてもダイオキシンが発生せず、環境にも優しい商品です。
また、ポリメチルペンテンや特殊樹脂などの5層構造により熱にも強く、粘着性も高いのが特徴。おにぎりの保存から電子レンジでの使用までさまざまなシーンで活用できます。
マグネットバー取り付け機能がついているので、ラップの箱をそのまま冷蔵庫などにくっつけることができるのもおすすめポイントです。
野菜を長持ちさせるためには、酸素透過性が良いラップを選びましょう。
優れたガスの透過性と保湿性で食品の鮮度を保つ「無添加ニューポリラップ」。「人と環境にやさしい安心・安全なラップ」をコンセプトに添加物が一切使用されていないポリエチレン製ラップです。
素材は水素と炭素から出来ていて、ダイオキシンの発生原因となる塩素は含まれていません。燃やしても二酸化炭素と水に分解されるだけです。
また、刃の部分には植物性のプラスチックを使用していて、エコに配慮した商品といえます。
長さが100mで長持ちすることもおすすめポイントです。
一般のスーパーではあまり見かけない着色タイプのラップ。ラップがブルーで着色された商品です。
色がついているメリットは、ラップ片の混入が見つけやすいこと。ラップを外すときにラップ片が入ってしまうということも意外に多いですが、透明なのでなかなか気付くのが難しいものです。
とくに飲食店やホテルなどでラップが混入していたら大問題に発展する可能性も。そのリスクが大幅に下がるのが「日立ラップ ブルータイプ」です。
ブルーのほかに「レッドタイプ」もあるので、食材ごとや保存期間ごとで色分けできてとても便利ですよ。
塩化ビニル樹脂製のラップは伸びが良いので、使い勝手も良い商品です。
耐熱温度が180度と高いので、熱々の料理にかけても溶けにくく安心できる商品です。
ラップの素材であるポリメチルペンテン樹脂は塩素が含まれていないので、燃やしても塩素系ガスが発生せず環境にも優しいことが特徴。
酸素透過性に優れているため、野菜を新鮮に保つことができます。また、電磁波を通しやすいので、電子レンジで効率的に加熱を行うことができるのもおすすめポイントです。
薄手なのでゴミがかさばらないのも嬉しいですね。
人と違うものがよくても、毎日使うものなので簡単に入手できることが条件。日本でも手に入る海外製のラップを集めてみました。
ナイロンバッグ要らずで食品を保存できるラップ。カットした2枚のラップで食材を挟んで、空気を抜くようにして周りをプレスすると、ラップ同士を圧着することができます。
一般的なラップのように巻きつけることがないので使用量が少なくて済み、表面がサラサラしているので他のものにまとわりつくこともありません。
ぴったりと密着して水分が漏れることもないので、水気のある魚介類の保存にもぴったり。水分が染み込まないので、そのまま流水で解凍することもできるおすすめ商品です。
日本ではほとんど見かけることのないアメリカ製のラップ。耐久性が高く、冷凍用から電子レンジ用まで幅広く使用することができます。
保湿性も高いので冷凍焼けを防ぐことができるのもおすすめポイント。ニオイ移りも強力に防ぐラップです。
ラップは口に入れるものを保存するアイテム。きちんとした使い方をするために疑問は解消しておきましょう。
素材を変えるとくっつきやすくなります。
木製の器にもくっつきやすいのは、「塩化ビニル樹脂」製のラップ。ラップを強めにひっぱって伸ばしながら器にかけると、ぴたりと密着します。
ラップの端を探すのにはいくつかの方法があります。
ラップを箱から取り出し、ロールの端にそってセロハンテープをつけては剥がす動作を繰り返します。
どこかでラップの端がテープにくっついてくるので、破れないようにゆっくりはがしましょう。
乾いたスポンジを手に持ち反対の手でラップを回しながら、ラップの上でスポンジを滑らせると端が出てきます。
自宅にあるアイテムでラップの端探しを試してみましょう。
ラップはどれも同じと思っていた人は、その種類の多さや機能の多様性に驚いたのではないでしょうか?
性能の良いラップを目的に合った方法で使えば、もどかしさを感じる場面も劇的に減り快適にラップを使用することができるようになりますよ。
色々試してお気に入りのラップを探してみてくださいね。