顔や髪にはもちろん、うるおいが欲しい場所には、シアバターを使うのがおすすめ!。それでも保湿効果があるということ以外、シアバターとは?原料や製法はどうなってるの?...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
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顔や髪にはもちろん、うるおいが欲しい場所には、シアバターを使うのがおすすめ!
それでも保湿効果があるということ以外、シアバターとは?原料や製法はどうなってるの?と、謎な部分もありますね。
実は人間の体以外にも使えてしまう万能の保湿剤。
そんな天然由来のシアバターの、上手な使い方、選び方をマスターしましょう。
ロクシタンのような有名メーカーのものから、普段使いでたっぷり使えるハンドクリームタイプの商品もたくさん出ていますよ。
敏感肌やアトピー肌で、化粧品ジプシーになっている方にもぜひおすすめしたい要素が満載です。
ママアイテム編集部
別名、カリテバターとも呼ばれるシアバター。ガーナを始めとする、西アフリカに広がるサバンナ地帯で主に採れるものです。
現地の人たちは強い紫外線から肌を守るため、またやけどなどの治療薬としても使っているそう。そんなシアバターを私たちが使う際の、選び方のポイントをいくつか見ていきます。
シアバターは、野生のシアの木の種子から採れる、天然の保湿クリーム。
くわしくは、どんぐりのような茶色い種子の殻の中に「仁(じん)」という部分があり、そこにたっぷりと含まれている脂肪分、これが原料です。
仁を砕いて焙煎し、煮詰めて抽出するという方法が古来から行われており、今でも多くは手作業。
そんな手間ひまかけて作られるシアバターには、圧搾して取り出したままの未精製のもの、または精製されたものと商品によって入っている状態が違います。
<未精製のシアバターの特徴>
<精製したシアバターの特徴>
圧倒的に未精製のほうが良さそうですね。確かに、本来のシアバターの脂肪分に加えて、ほかの微量な有効成分も取り除かれないのでより、肌に良い作用がありそうです。
それでも天然の分、保存期間が短くなったり、人によっては刺激を感じることもあるそう。
まずはお試しで精製品を試してから、未精製品を使ってみる、という流れも良いかもしれません。
<こだわり派はチェック!未精製シアバターに多く含まれる成分>
食品の成分でいうビタミンEのこと。肌に発生する活性酸素をふせぎ、血行を良くする効果があります
植物の色素成分。皮膚や粘膜の再生をうながし、炎症をふせぎます
肌の表面をガードして乾燥をふせぐ、ワックスのような成分。水分と結びつき、よくなじんで肌を柔らかく保ちます
もともとは牛の羊膜にある分泌液、もしくは植物の根などにも存在する成分。抗炎症作用に優れ、肌再生を活発にします
ちなみになぜ「バター」と呼ぶのかというと、ほかの植物油とは違って常温で固まる性質があるため。
クリームや石鹸をつくる際に相性が良く、再び冷えて固まっても、品質は変化しません。
基本的に未精製のシアバターの場合、溶ける温度は35~37度ほどといわれています。人間の体温とほぼ一緒なので、肌に乗せれば問題なく使えそうですね。
いっぽうで、精製されたシアバターは未精製よりも2~3度ほど高い温度で溶けるそう。
しかしいざ使いたいとき、時間がない時に常に固まった状態では使いづらいもの。とくに気温の低い冬場はコチコチの状態にもなります。
いつものハンドクリームのように、すぐに指ですくって使えたら良いと思いませんか?それは・・・可能です!
この「溶かす」というワンクッションを置かないで使う方法はあります。単純ですが、シアバターが混ぜられた、最初から柔らかいテクスチャーに仕上げてある製品を使うこと。
実はボディクリームやスプレー、化粧品などシアバターが使われているものは数多いのです。
そこで気になるのは、天然品と合成品の浸透力や手触りといった違いです。
<未精製と精製、使用感やうるおい効果の違いは?>
植物原料そのままということもあり、多少ベタつきを感じつつも、時間をかけて肌によくなじみ、しっとりする感覚を楽しめる
ほかの保湿剤がバランス良く配合されている分、未精製のシアバターにくらべて角質層にうるおいが素早く届き、肌表面のコーティング力を感じる
ほか、香りを楽しみたい、あるいはシアバターの香りは少し苦手といった人も選び方が変わってきそうですね。
シアバター配合の化粧品などはたくさんある、とお話しました。その理由はやはり、肌になじみやすい脂肪酸が豊富に入っているため。
これはシアバターの主成分であるため、精製したものでも残されます。かえって品質的に安定する、とも言えるでしょう。
人の体にある脂肪酸と同じ、と聞くと、肌のほか、髪の毛や唇を守る効果が期待できますね。
例えばパサつきやすい髪の毛の表面をコートする作用があるので、シャンプーの前後になじませるとヘアパックに。
ひび割れやすい唇に塗ると、グロスのようにツヤ感が出て、保湿が長持ちします。
このように天然のシアバターを少量ずつ使い、体の気になるところをケアすることもできますが、慣れるまでにはテカリやべたつき感など調整が必要なよう。
そのため、シアバター入りハンドクリーム、ヘアクリームといった用途に合った商品を探すのも◎
ネットのショッピングサイトを検索すると、さまざまな形態のシアバター商品がヒットします。
今、どんなシアバターが発売されているのか、人気商品の傾向などを調べてみました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格 | 100~900円 | 900円~5,000円 | 5,000円以上 |
特徴 | ・お試しパックが多い。・リップやボディクリームに配合 | ・シアバターの含有量が多くなる ・無精製のものも出てくる | ・オーガニック認定のものなどが増える ・美容クリームも |
まず、最安価格帯ではシアバター入りのリップクリームや、チューブタイプのボディクリームなどがありました。
メーカーによっては配合量などもきちんと表示されているものもありましたが、シアバターも入っている、というざっくりとした紹介の仕方が多いようです。
ミニサイズの石鹸であれば、有名メーカーの商品も売られています。
売れ筋は、やはりシアバターのほかにはちみつや香料などで構成された、ボディクリームやハンドクリーム。
最安価格帯との差は、きちんとシアバター主体ということをうたっているか、そうでないかというふうに見受けられました。
ほか、50~100gほどのシアバター単体が売られており、これはアロマテラピーなどで精油と混ぜ合わせる際の「基材」として使う方も多いためと思われます。
この時、とくに精製、未精製で売れ方の差は見られませんでした。
高価格帯では、シアバターから作られた石鹸、ハンドクリーム、入浴剤といったセットで売られているものも。
単体ではオーガニック認証を受けたもの、コールドプレスといった成分をこわさないよう低温で製造したものなど、こだわりのある商品もありました。
シアバターの単品であれば、低価格帯でも少量であれば充分手に入ります。
そのため、まずはシアバターが主体になっているクリームなどを試してみて、肌への相性を確かめてみるのをおすすめします。
シアバターは、生産地や製造工程の違いでも品質が左右されます。商品の仕上がりと使用感、いずれも信頼が置けて、リピーターも多いメーカーはこちらになります。
デパートの店舗や通販でもおなじみのロクシタン。植物由来の原料で作られるフレグランスやボディケア用品などのラインナップがあります。
なかでもシアバターは代表的な製品。日本に出店される前は現地フランスで日本人観光客によく購入されていたそう。
ニュージーランド産のワインの直輸入で、豪華ホテルにも需要があるというマリスインターナショナル。
コスメ部門ではアフリカ原産のシアバターを使用。精製も天然原料のみを使いスチームを使って行われるという品質の高さが人気です。
ファミリー仕様、といったテーマがぴったりの、シアバターメインのボディケア用品がそろっています。
品質もさることながら、シンプルかつ洗練されたパッケージデザインが目を引きます。
公式サイトでは肌についてのコラムも充実しており、ママたちの口コミにより人気が広がっていったのも納得ですね。
テクスチャーが固いシアバターは、スパチュラがあると手に取りやすく、直接触れないことから劣化もしにくくなります。
そしてひんぱんに使う場合は、内容量も気になってきますね。
植物から抽出される香りが魅力的なロクシタンの商品のなかでも、シアバターは世界中の人に愛用されています。
まずはベーシックな、それでも、これぞ!という品質の良さが分かるこちらの商品をおすすめします。
手作業のすべてを女性が行い、抽出されるシアバターのことを「Woman's Gold」と呼んでいるそう。
ロクシタンのシアバターもその精神にのっとり、西アフリカ産の保湿力の高いシア100%で構成されています。
頭からつま先まで使えて、ニキビなどの炎症も抑えてくれるその実用性の高さは高評価レビューでもあきらか。
有名モデルや美容家たちの間でも必需品との声も多く、肌や唇のパックに活躍するほか、クレンジング剤としても使われるそう。
今や世界で2秒に1個は売れているというロクシタンのシアバターの中で、2017年には軽いつけ心地の「スノーシア」という新しい商品も登場しました。
これからもどんどんシアバターの魅力を追求していくロクシタン。ですが、まずは先人の知恵から生まれたオリジナルのシアバターを試すことを提案します!
サイズも10mL、150mLと分かれているので、ひとつはリップクリームで持ち歩き、もうひとつは夜のケアタイム用にと一日中、乾燥知らずになれそう。
まさにバターのように、こっくりと肌にしみ込み、うるおう感覚を味わってくださいね。
精製、未精製それぞれに良い作用があり、選ぶのに迷いそうになりますね。それでも全身に間違いなく使えるものを探したい際には、これらの商品がおすすめですよ。
東京にあるヘッドスパ専門店、「桧 spa hinoki」。
サロンでのトリートメントメニューには顔のリフトアップなどを施すエステや、ごま油を使う本格的なシロダーラなども受けることができます。
そこで使われるオイルはどれも、低温のまま圧搾される、コールドプレスというやり方で抽出されたものばかり。
熱を加えないのでほとんど成分をこわさず、未精製のように有効成分を多く残したまま製品化することができるんですね。
シアバターに関しても、製造工程のなかで使われる溶剤などは一切なし。(ソルベントフリー)
ブルキナファソ産の、一番搾りの「バージンオイルシアバター」を使用しているという純度の高さも魅力です。
髪の毛や肌、全身に使えて、肌に良い成分をくまなく吸収できる感じが良い、という口コミもありました。
マリスのシアバターは原料、製法に独自のこだわりがあります。ひとつは無農薬で作られるオーガニックシアバターのみで作られていること。
もうひとつは、通常のシアバターの製造工程とは違い、蒸気によって精製されるため、未精製と同じぐらいの有効成分がそのまま残ることです。
さらに精製シアバターは通常、肌の上で溶けるのに少しだけ時間がかかりますが、こちらは35度前後で溶ける、やはり未精製と同じような融点なのも特徴。
すぐに使えて、ベタつき感も少なくしっとりとうるおいを閉じ込めます。
マリスのロゴがポイントの、アルミ缶容器もさりげないお洒落感を醸し出していますね。
フェイス&ボディクリーム、と名前がついていますが、中身は厳選されたシアバターの油脂100%です。
添加物は一切入っていないので、肌や髪に余計なものは残さず、じんわりと浸透していきます。
皮膚科医による刺激性テストなどもきちんとクリアしているので、敏感肌の方やアレルギーが心配な方も安心ですね。
乾燥が気になる肌に塗るのはもちろん、赤ちゃんにも使えるのでママバッグにいつも入れておきたいアイテム。
また男性の肌に合うようシアバターのバランスを考えて配合された、「パパバター」という商品も出ています。
こちらは香りもミントとローズマリーが配合されており、かみそり負けしやすいパパのために購入、も良いですね。もちろん、女性が使っても大丈夫です。
米国の大手健康食品(サプリ)メーカー、NOW Foodsが取り扱うシアバターです。
少しの量でもうるおう!という口コミのほかに、テクスチャが固い?といった声もありますが、無臭で手のひらで温めれば使いやすいテクスチャーに。
こちらもオーガニック認定で溶剤を使って製造されていない、ヘキサンフリーです。品質も安心できますが、一番の魅力はこの大容量。
例えばお風呂に入る際に全身にシアバターを塗っておいてマッサージ、あかすりをしたり、髪の毛のパックなどまるでおうちエステのように大胆に使えます。
ほかにもアルガンオイル、ココナッツオイルなどとミックスして使う人もいて、オリジナルの保湿クリーム作りに役立ちそうですね。
伝統的な手法で抽出された、未精製シアバターの魅力をたっぷりと味わいたい時におすすめです。製品化する過程でそれぞれのストーリーがあり、こだわりもひとしおですね。
成分も変わらない、現地で採れたままのシアバターを使いたい!という希望をかなえてくれるこちらの商品。
ブルキナファソの生産者より直輸入、という言葉にもあるように、公式サイトには産地の様子が画像付きで詳しく紹介されています。
以前は、実に1200名を超える女性たちが手作業してシアバターを作っていたそう。今では圧搾機を自作して、熱を加えずに抽出できるコールドプレス製法が可能になりました。
それでもエコサートと呼ばれるオーガニック認定の厳しい基準をクリアしており、質の良さは間違いのないもの。
特徴は精製品とは違い、少し黄色味がかっており、ナッツのような香りがします。
大手化粧品メーカーにも輸出するという、本場のシアバターを楽しむことができそうですね。
ナイジェリア産の未精製シアバター。こちらは加熱した後はろ過をするだけ、といった伝統的な製法を取り入れており、有効成分もふんだんに残しています。
肌にのせるとすっと溶けて浸透力があるので、乾燥する部分に素早くなじませることができますね。
アトピー肌もだいぶ改善されたという口コミもあり、敏感肌の方も普段使いに重宝しそうです。
また2017年、ナマシアのシアバターシリーズに、ゼラニウムの香りが加わった商品も発売されました。
ゼラニウムはバラのような甘さとミントの爽快感を同時に持つ植物。
自律神経のバランスを整えるなど、アロマでもよく利用される香りです。心身ともにじっくりとケアできそうですね。
アフリキコはアメリカ各国の名産品や民族楽器、インテリアなどを幅広く取り扱う雑貨店。
さまざまな品物を見ているだけで楽しい気持ちになれますが、やはり現地特産のシアバターは外せません。
社長さんがガーナ人というだけあって、祖国の良いものをもっと広めたいという思いも加わった一級品が紹介されています。
例えばガーナ北部タマレの生産者に会って交渉し、日本の工場へシアバターを直接輸入、自社生産に力を入れているなど、思い入れを感じるエピソードも。
こうしてできたシアバターはもちろん未精製。光の影響を受けないよう、アルミ缶に収められています。
無香料タイプのほかに、レモンやローズマリーといった天然由来の精油が加わった種類もあり、カラフルなパッケージがかわいらしい印象です。
アフリカの伝統技術を現地の女性たちの雇用に役立てないか、いわゆるフェアトレードの精神を大切にしているアフリカ工房。
製造から品質管理、その時の価格設定まで生産者と決める、というまさに日本と二人三脚で作られているシアバターです。
添加物等も一切なし、無精製のシアバターのほか、石鹸に織り交ぜたものも発売されています。
化粧品アレルギーの肌が改善、やけどの傷も治りが早かったと喜びの声が続々と寄せられており、ギフトセットを購入する人も。
人気の理由のひとつに、品質の良さと同時にチェックも徹底されている、という安心感があります。
例えば、無精製といえども数量(ロット)ごとの色や香り、テクスチャーの状態、不純物などの違いがないよう紙やオイルフィルターを使い、その都度ろ過をしているそう。
また外部の科学的検査に出して、官能試験等を行っています。
人口300人という小さな村から生まれるシアバターは、現地そのままの有効成分を保ちつつ、最新の設備によって、出荷時には万全の体制に整えられているようです。
普段使いのハンドクリームを少しぜいたくなものに変えるだけで、気持ちが上がります。
使い慣れていくうちに、やっぱりこれ!というお気に入りアイテムになるとうれしいですよね。
ロクシタンの公式通販サイトで検索すると、なんとハンドクリームは70種類ほども出てきます。
テクスチャーもホイップのようにやわらかいものや、ひんやりとした冷感を感じるジェルタイプなどさまさま。いずれも植物から抽出した天然エキス入りで、芳醇な香りが楽しめます。
一方で、こちらのシンプルなシアハンドクリームは、なかでも一番うるおう!と大定番のアイテム。
シアバターが全体の20%含まれており、ほかに加えられたセテアリルアルコール、グリセリルなどの油分によって、より肌なじみを良くしているようですね。
ほかに植物性の保湿成分として、ハチミツやアーモンドエキス、亜麻種子が肌をやわらかくコートしてくれます。
香りは控えめで上品な甘い香り。職場の男性陣にも好評との口コミもありました。
こちらは、国内で製造、販売されている、松山油脂のボディケアアイテムのひとつ。
戦後、初めは石鹸1種類から始めた商品づくりが、1995年にはMマークシリーズとしてブランド化されました。
こちらのハンドクリームは有機栽培、無農薬というオーガニックのシアバターを主体に、グリセリンやBGといった化粧品にも使われる保湿成分が配合されています。
安全性と自然環境にも配慮し、厳選された材料が使われているそうで、ベビーケア用品なども無添加が基本。
こちらのクリームもうるおい必要なものだけを配合し、見た目もシンプルイズベストです。
肝心の使用感は伸びが良く、表面はさらっと角質層はしっとり感が続く、と水仕事の多い人にも好評なよう。
ハンドクリームにありがちな膜を張る感覚もなく、割れやすい爪が強くなった、という声から、ネイルケアにも使えそうですね。
どこか懐かしさを感じつつ、個性も忘れない、そんなコンセプトを持つアロマフレグランスブランドが、グランセンスです。
白地に黒い英文字が踊るボトルパッケージがトレードマーク。
キャンドルやお香などのラインナップの中、こちらのハンドクリームはシアバターを始め7つの植物由来オイルが配合されています。
例えば保湿性の高いホホバ油や、抗酸化作用があり、肌の新陳代謝を高めるヘーゼルナッツ油など。
また、植物エキスとしてカミツレ花、ホホバ、セージ、ローズマリーが加えられています。
これらもすべて保湿成分なので、シアバターと合わせてうるおいを補充することができますね。
テクスチャーは少し固めのホイップ状で、伸びも抜群。
フレグランスブランドだけあって、ホワイトムスクの香りがまるでパフュームをつけているかのようにふわっと漂います。
ボディークリームは保湿力はもちろんのこと、体に塗る面積が広いので内容量も重要です。
お風呂上がりはシアバターの香りに包まれて、肌の柔らかさを実感できる楽しみな時間になりそうですね。
アンブリオリスはパリ生まれのブランド。1950年からと歴史があります。そして、こちらが発足したきっかけは皮膚科医が作ったひとつのクリームから。
これが、現在でもヒット商品となっている「モイスチャークリーム」の元になっているのだそう。
肌に必要なものだけ、をコンセプトに、シアバターを初めミツロウやダイズタンパク、アロエベラなどの植物由来成分が肌を保湿します。
パラベンやアルコールフリーなので敏感肌の方もお試ししやすいですね。サラッとしたテクスチャーながらしっかりとうるおうので、体、顔、デコルテ、手足どこにでも使うことができます。
とくに、ベタつき感が少ないので化粧下地に使うというおすすめの使用方法も。
肌の乾燥を抑えられて化粧ノリも良くなる!ともっぱら、ベースはアンブリオリス派の人も増えているそう。
世界中から選び抜かれた植物原料を元に、スキンケアやフレグランス、メイク用品などを展開しているボディショップ。
初めは創業者が自宅のキッチンで化粧品を作ったことから始まり、今や世界では60ヵ国以上、日本中でも全国に店舗があります。
確かな品質を元に、時に遊び心のあるコンセプトやカラフルなパッケージも人気で、10代から使っている!という人も。
そんな、500種類を超える製品のなかでも、ボディバターシリーズはボディショップの顔ともいえるアイテム。
フルーツや花の香りをふんだんに織り混ぜた、たくさんのラインナップがありますが、なかでもガーナ産シアバターが主成分の「ボディーバターシア」はベストコスメアワード1位を記録したこともある商品です。
ポイントは、ココアバターやブラジル産ババスオイルといったほかの保湿成分も含まれていること。
ボディクリーム、といえども本来のシアバターのように温めて伸ばす、というテクスチャーに近いようですが、保湿の持続力は長時間キープできます。
10~20年使い続けているという方も多く、全身に塗れるので妊娠線予防に、という使い方もあるそう。
こちらの商品は最安価格帯のグループに入るのですが、楽天市場などでも口コミが高評価です。
シアバターを始め、コラーゲンやヒアルロン酸などの基本の保湿成分が入っており、オリーブオイルも追加。
ほか、グリセリンやカミツレエキスといった肌を乾燥から守る有効成分が数多く入っています。
テクスチャーは柔らかいクリーム状で、塗った後はしっとり、そしてスベスベとした手触りが楽しめます。
首のシワが薄くなってきた、アトピー肌にも大丈夫、と肌をうるおす以上の効果を、愛用者の皆さんは感じているようですね。
大容量なのでオールシーズンたっぷりと使えて、優しい香りが好き、という方も。
シアバターは肌にやさしそうだし、コツをつかめばもっといろいろなことに使えそうな気がします。
ただし、そもそも肌が弱い人には使えるのか、品質を長持ちさせる方法など疑問がいくつか出てきますね。
安心して使うために、不明な点は事前に解決しておきましょう!
顔や手、足、髪の毛など全身に使えますが、まずは手のひらに取ってあたためることからスタート。
両方の手を合わせるようにして溶かします。そうすることによって、伸びを良くするのと同時に、肌への浸透力も高まるそう。
顔はやさしくじんわりと包み込むように薄く塗り、目元などの乾燥しやすいところは二度づけを。髪の毛は表面をコートするように薄く伸ばします。
爪の美容液代わりにもなるので、指先まで塗りましょう。
もし残ってしまったら、カバンや靴などの革製品も塗ることができますよ。ワックスのように光沢が出て、汚れをはじいてくれます。
使えます。元々は薬としても活用されているシアバターは、アレルギーに過敏な肌でも塗ることができます。
なんでも、シアバターの成分にあるトリテルペンアルコールには、皮膚の炎症を静める効果が認められるそう。
またアラントインには、アレルギーを引き起こす元となるアレルゲンから肌を守る効果も。
実際に、アトピーに悩みさまざまな保湿剤を試した結果、シアバターに行きついたという方のブログもあります。
また、アトピー肌でもシアバターは安心して使える、といった口コミも多数。
それと同時に、体に良さそうな天然素材でもやはり人によっては合う、合わないがあるため最初にパッチテストを行うことを忘れてはいけない、という注意もうながされています。
気をつけなければいけないのは、光と空気、温度です。
この3点は鉄則なよう。
シアバターにふくまれているステアリン酸とオレイン酸は、もともと酸化しにくい油脂です。そのため、保存方法を間違えなければ年単位で状態を保つことも可能。
それでも、空気に触れると油はどんどん酸化していくため、使用した後はしっかりとキャップを閉めておきましょう。
同様に、油は光にも弱いもの。暗くて涼しい場所に置いておくようにしましょう。
冬の寒い時期はシアバターの表面が白くなって固まるブルーミング現象が起きますが、溶かして使うこともできます。その時に粒状になることもありますが、品質には変わりはありません。
しかし、シアバターはアフリカの暑い気候の中で生まれたもの。一説では冷えたり、溶けたりといったを急激な温度変化を繰り返すと、より劣化が進んでしまうという説もあります。
そのため、やはり早めに使い切ることが一番のようですね。毎日、こまめに使うハンドクリームタイプのシアバターなどは、開封してから半年~1年ほどが一般的な使用期限のようです。
使えます。
なんと、ガーナなどのシアバターの生産地で生まれた赤ちゃんは、へその緒の切り口に塗って、除菌の代わりにするそう。
そんな、新生児でも全身に塗ることができるシアバターは、料理にも使われることもあって、無添加であれば口に入ってしまっても安心といいます。
湿疹ができてひっかいてしまう肌でも、塗ると治りが早くなるようですよ。
また妊娠線の予防など、敏感な時期の肌にも使えます。妊娠線はおなかが大きくなることで皮膚組織に亀裂が入り、線となって表れてしまうもの。乾燥でも進んでしまいます。
そこに、保湿効果が長く続くシアバターを塗ると肌を柔らかく保ち、マッサージ効果で血行を良くすることもできます。
大丈夫です。
シアバター単体を使ってみたけど、顔に塗るとちょっと使用感が・・・という方、もしくはひざ、ひじ用にもっと保湿力を高めたいという方など、ボディクリームなどにプラスすることは可能です。
シアバター入りじゃないけど長年気に入っているクリームがあり、ミックスして使いたい!という場合もありますよね。
その際は、シアバターとクリームを混ぜる、というよりも肌の上で伸ばして重ねづけのようにします。
上級者になるとシアバターとホホバ油やアーモンドオイルを混ぜ、精油などを加えてオリジナルのハンドクリームを作ってしまう人も。
最初は時間とコツが要りますが、好きなアロマオイルを使って香りも楽しめそうですね。
自然の恵みと、アフリカの女性たちが受け継いだ技術から生まれるシアバター。
なんと顔のシワを減らすために、その昔、クレオパトラも使っていたのだとか。
実際にシアバターには、桂皮酸(けいひさん)という、日焼け止めにも使われる成分も入っており、シンプルながら美容に幅広く使えるものだということが分かります。
いっぽうで、現代の私たちが使うスキンケアアイテムは、フェイス用、ネイル用、リップ用……と数が多いですね。
それでも、体のあちこちの肌質に合うよう、それぞれ入っている有効成分も違います。そのため、ひとつでもなかなか外すことはできませんよね。
当然、それらの携帯用を持ち歩くと、化粧ポーチの中がかさばってしまう!という事態になりがちです。
そんな時、頭から足の先まで保湿できるシアバターをひとつ、見つけられれば万能コスメを手に入れられたも同然!
お気に入りの商品をいつもポケットに入れて、身軽に行きたいですね。