失敗したくないおもちゃ代表の1つといえるおままごとキッチン、おすすめを知りたくないですか?今回は、どんな種類のものがあるのか、どのような観点で選べばいいのかをお...
失敗したくないおもちゃ代表の1つといえるおままごとキッチン、おすすめを知りたくないですか?
今回は、どんな種類のものがあるのか、どのような観点で選べばいいのかをおもちゃのプロ、玩具店の販売員さんに聞いてきました。
しかし、数あるおままごとキッチン、選び方だけを知るだけでは結局わからない!ということで、販売員さんのお話からおすすめ商品9個を厳選!
これを読んであなたの家、あなたのお子さんにあったおままごとキッチンを見つけてくださいね。
ママアイテム編集部
数あるおままごとキッチン。それなりに大きなものだから子どもの「好き・嫌い」だけじゃなく大人目線でもしっかり吟味して選びたいもの。おすすめの選び方5つをまとめました。
どんなに楽しいおもちゃでも、遊んでけがをしてしまっては台無しです。安全であることがおもちゃの基本。では、どんなおもちゃが安全なのでしょうか。
日本玩具協会が「玩具安全基準」というものを出しています。これによると、おもちゃの安全性は大きく分けて3つ。
・形や強度:とがった部分がないかや、割れたときに危なくないか、のどに詰まる可能性はないか、など。
おままごとキッチンは大きなものが多いので、土台がしっかりして倒れにくい、という観点でもチェックするといいですね。
・可燃性:燃えやすいものはNG
・塗料や素材:口に入れても大丈夫か、表面の塗料の素材は安全か。
このように3つの安全性をしっかりチェックして選びたいですね。
おままごとキッチンには大きく分けてチェスト型と卓上型、2種類のサイズがあります。お子さんの身長や家の中のどこに置くか、を考えて選びましょう。
とくに「ママ、一緒に遊ぼ~」と言われることの多い年齢の場合は、子ども部屋よりもリビングがおすすめ。リビングの空きスペースに入る大きさのものがいいですね。
チェスト型の場合、おままごとキッチン自体の高さがあるので、圧迫感を感じないような場所があるか、子どもの手がキッチンの上まで届くか、といったことも考えるといいかもしれません。
キッチンだけではなく、お鍋や食べ物、食器なども増えていきますので、そういったものをしまう場所も必要になります。
子どもは大人の真似をしたがるもの。おままごとキッチンはその希望を叶えるにふさわしいおもちゃです。
しかし、キッチンにリアリティがないと、子どもの満足度が下がり飽きられてしまう可能性も。シンクがあってコンロがあって……と、本物のキッチンと同じ行動ができるようなおもちゃが理想です。
おもちゃには対象年齢が書いてあることが多いですよね。「その年齢くらいから楽しめる」という意味はもちろんありますが、「安全に遊べる」という目安にもなります。
対象年齢の高いおもちゃは細かいパーツでできているものもあり、小さい子には誤飲の危険性もあります。とくに、おままごとのパーツは小さいものもありますので、注意が必要です。
おままごとキッチンの気になる価格について、大きく3種類に分けてみました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
1,000円前後 | 10,000円~20,000円 | 20,000円以上 |
安いものですと700円前後で買えるものもあります。基本的にはプラスチック製で小さいものが多いです。セットの内容はお鍋やフライパンだけのものもあれば、食材がついているものもあります。
ただし、食材は包丁で切れるタイプ(マグネットやマジックテープ)ではありません。
この価格帯は木製のものもプラスチック製のものもありますし、ブランドものも、この価格帯で購入可能となります。セットに入っている食材は包丁で切れるタイプのものが多いです。
多くのメーカーが販売していますので、選ぶ楽しみもありますね。
20,000円を超すと、大型のキッチンセットになります。ちょっとした収納家具くらいの大きさです。職人さんの手作りであったり、食材や調理器具等、さまざまな玩具がセットになっているものもあります。
全体的に値段が高くなるとキッチンが大きくなる、材質がよくなる、というイメージです。また、おままごとキッチンは、キッチンだけでなく調理器具や食材も必要になりますので、セット内容にも注目です。
一見安く思えるものが、実はセットがあまり充実しておらず、後から追加で買わなくてはいけなくなった、ということもあるので注意してくださいね。
それでは、具体的におすすめのメーカー・ブランドを見ていきましょう。おままごとキッチンではメジャーなブランドで、評判の高いものを選びました。
苺が目印の、とにかくかわいいいアイテムがいっぱいのブランドです。おままごとセットもキッチンはもちろん、お野菜セットやパンなどキッチンと一緒に遊べるものから、タオルやお弁当箱など日用品も揃っています。
スウェーデン発祥の家具量販店。世界各地に出店しており、ブランド認知も世界規模。
家具屋さんなのにエンターテイメントのように楽しめる空間となっており、そのこだわりは経営者がディズニーランドを目指していたほど。「買う」よりも「行く・その場を楽しむ」場所となっています。
アメリカ生まれの玩具店。日本では、おもちゃだけでなく子ども向けの日用品も揃えた子ども用品の総合店として全国約160店舗を運営しています。品揃えは国内最大級、中にはトイザらスでしか買えないものもあります。
おままごとキッチンはサイズによって置く場所や遊び方が変わってきます。また、選び方でも書いた通り、おもちゃには対象年齢があります。
そこで、今回の選定ポイントはこちらを挙げました。
一押しはファミリアのキッチンセットです。木のぬくもりとデザインのかわいさがファミリアらしく、子どもが触れるものには「本物」を、というパパママにおすすめの商品です。
ファミリアといえば、パステル調の優しい色合いとかわいいクマのキャラクターでおなじみ。上品なかわいさのあるベビー服・子ども服が人気のブランドですが、キッチンセットもあるのです。
こちらのキッチンセットは木製でとくに装飾がなくとてもシンプル。ですが、随所に使われる赤と青のペイントや全体的に丸みを帯びたデザインからファミリアらしい優しさがしっかり伝わってきます。
キッチンの真ん中にはキャラクターのクマが切り抜かれており、大人が見てもかわいいデザインです。余計な装飾がないので飽きが来ず、いつまでも遊んでいたい、触っていたい、そんな気分にさせてくれます。
小物のセット内容は、フライパン・なべ・ふた・おたま・フライ返し・しお・こしょうの6点。すべてキッチン内の収納にしまうことができますので、お片付けも楽々。別売りのフルーツセットと一緒に遊ぶこともできます。
チェスト型ですが高さが低いので、リビング等に置いても圧迫感が出にくいのも魅力ですよね。小さくてもコンロ2つにしおこしょう置き場など、リアルに楽しめる作りになっています。
子どもってなぜか扉の開け閉めが好きですよね。キッチンの戸棚からものを出し入れするママを真似して、小物を出したり入れたりしたがります。
ファミリアのキッチンにも収納がありますので、そういった「ママの真似」もできちゃいますよ。
ファミリアというブランドへの安心感もありますので、プレゼントにしても喜ばれるでしょう。
おままごとキッチンには大きく分けると木製とプラスチック製があります。それぞれにいい点がありますが、木製のキッチンはとにかくかわいい!木のぬくもりを感じるものが多く、リビングに置いても違和感なく溶け込めます。
子どもっぽい賑やかなおもちゃをリビングに置きたくない方や、木製のおもちゃで遊ばせたいという人におすすめの木製おままごとキッチン2つを紹介します。
ミニチュアの世界で本当に使われていそうなほどキッチンらしいキッチン。さすが家具屋さん、といった印象です。なんと、スイッチを入れるとコンロが赤くなるところまで再現!これには驚きました。
組み立てに時間がかかるようですが、それだけしっかりしていて、デザインがとにかくリアル。おもちゃの安っぽさがないため、リビングにあっても違和感ありませんし、子どもが多少大きくなってからも、遊んでくれそうです。
小物等は別途購入が必要ですが、IKEAで揃えたり、小物は逆にポップな色調のものにしたりと、好みで調整することができます。
チェスト型ですので、立っておままごとごっこをすることができます。足の長さを3段階に調節可能。子どもの身長に合わせて調整できるのは魅力的ですね。
こちらはテーブルの上で使う卓上キッチン。ほかと比べてサイズは小さいですが、コンロ・シンク・レンジが全てついており、本格的なおままごとが可能です。
シンクがあることで、食材を洗って切って火にかけて……といった料理の一連の作業をおままごとでも楽しめるんですよね。
セット内容は鍋・フライパン・おたま・フライ返し。コンロとレンジは取り外しができます。同じシリーズで食材や食器などが豊富にでていますので、少しずつそろえるのも楽しそうですね。
私の実家にこのシリーズがあるのですが、娘(3歳)が夢中になって遊んでいます。やはり、シンクで食材を洗うくだりが好きなようで、毎回、何かを洗ってはお鍋に入れてぐつぐつ煮込んでいます。
おままごとキッチンといえば木製かプラスチックか……と思われがちですが、なんと段ボール製のものもあるんです!といってもあなどるなかれ。コンロとシンク、棚があるので、料理の一連の動作が可能。
作りもしっかりしているので、リアルなおままごとを楽しむことができます。
段ボールなので使わなくなっても処分が簡単。長く使うことはもちろん、おままごとに興味を持つかわからない、まだ早いかも……とおままごとキッチンの購入に迷いのある人にもおすすめです。
段ボールのプロがおもちゃを作るとこうなるのか!という目からうろこのアイディアや子どもが安全に遊ぶための工夫が満載。
例えば、段ボールの切り口を波の形にすることで手を切りにくくしたり、万一、口に入れても大丈夫なように、食べ物を入れる段ボールと同じ素材を使用しているのです。
おままごとキッチンというと、大きさもありますし、購入のハードルが高い方もいるかもしれませんが、段ボールという気軽さが「ちょっと興味ある」という時にもピッタリです。
コンロのつまみや蛇口が回ったり、リアルなおままごとを楽めるような作りになっており、気軽さとリアルさが融合された商品です。
セット内容は小さな棚と引き出しのみ。このシンプルさが子どもの想像力を掻き立てます。しかも段ボールなので、何かをつけたり、絵を描いたりとアレンジも自在。
シンプルすぎてさみしく感じる人には、公式サイトでアレンジの一例が材料・作り方まで詳しく書かれていますので、参考になると思いますよ。
次にご紹介するのは、おままごとには欠かせないキッチンツール。おままごとキッチンにセットになっているものもありますが、プラスすることで遊びの幅が広がり、より本格的なおままごとが楽しめます。
食材とお鍋・おたまなどのツールがありますが、今回はどちらも「キッチンツール」として5つ、紹介します。
カットができる食材のおもちゃは、切り口がべた塗だったり申し訳程度に凹凸があるくらい、といったものもあるのですが、ウッディプッディは切り口もリアルです。
パーツとパーツはマジックテープではなくマグネットなので、ゴミがつくこともなく衛生的。包丁を使わず手で割ることもできるので、小さなお子さんでも楽しめます。
個人的にはピーラーがついているのがおもしろいと思いました。包丁・まな板はよく見かけますが、ピーラーはなかなかないですよね。
専用の木箱に入っており、お片付けもその中に。ばらばらになりがちなキッチンツール、食材はこの箱で包丁はこっちでとなると子どもは混乱してしまいます。
こちらは1つにまとめられるので、子どもも片づけやすく、遊んだ後もすっきりです。
こちらはなんと0歳から使えるおままごとセットです。その秘密は原料。50%が国産の備蓄米からできているんです。塗装もされておらず、なめても安心。ほんのりお米のにおいがするところも安心感あります。
原料が安心なだけではおもちゃとしてはちょっと不足。遊ぶためにあるのですから、子どもが楽しめなくちゃだめですよね。
その点、お米のおままごとセットは、おままごととしてはもちろん、音が出たり、握りやすい形になっていたりと、長く遊べる工夫がたくさんあります。
0歳のころは舐めたり噛んだり、握る練習をしながら、食べる真似、作る真似と少しずつ遊び方が変わり、そこから成長を感じることも。
優しい色合いは部屋の中でも主張しすぎず、違和感なく置いておけます。
おおままごとの食材はいろいろありますが、こちらはとってもユニーク。握りずしや軍艦、海苔巻きまで揃ったお寿司のセットです。おままごともお寿司屋さんごっこも楽しめる内容です。
このセットのポイントは、ごっこ遊びをしながら、手先の練習ができるところ。イクラや納豆がビーズでできており、軍艦に入れるのがちょっと難しかったり、滑り止めのお箸がついているので、箸遣いの練習ができるんです。
食事中にお箸の練習をするのはなかなか大変。こぼしてしまってママもイライラ……なんてことにもなりかねません。かといって、ただビーズを掴むだけだと子どもが飽きてしまうことも。
こちらのおすしセットなら、遊びながらいつのまにかお箸が使えるようになっていた、ということもあるかもしれませんね。
こちらのシンクは、本当のお水を使って遊ぶ本格派。キッチンのシンクに置いて使います。水は循環式なので、たくさん遊んでも水道代は大丈夫。思う存分遊ばせることができますよ。
おもちゃの泥付きの野菜が水できれいになるなど、「どうなってるの?」と大人も興味がそそられます。
子どもの後追いでご飯が作れないという悩みもこれで解消。ママの隣にいられる&ママと同じことができるので、子どもも笑顔で遊ぶことができそうです。
時には本物の野菜を渡して洗ってもらうなど、遊びからお手伝いへの移行もスムーズ。子どもの「ママと同じことをしたい!」という気持ち、大切にしたいけれど何をやらせたらいいのかな、と思うこともありますよね。
これならママにも負担なく子どもの気持ちをかなえてくれそうです。
木製でもなくプラスチック製でもない、まるで本物をそのまま小さくしたようなステンレス製のキッチンツールです。
子どもは大人の真似をするのが好き、といいますが、道具がここまで本物そっくりであれば、おままごとごっこにも力が入りそうですね。
穴あきおたまやゆでたスパゲティをすくうときに使うパスタレードルも入っているのがおもしろいです。実際の道具の正しい使い方を遊びながらマスターすることも期待できそうです。
本物そっくりといっても、おもちゃとしての安全性は配慮されており、鋭利な部分はありません。ハンドルは本体から外れないようにできていますし、ステンレスはほかの素材よりも丈夫ですので、安心して遊ばせることができます。
かわいさよりもリアルさを追求する人におすすめです。
選び方やおすすめ以外でおままごとキッチンを買うときに気になることを3つ紹介します。
できます!紹介した段ボール製のキッチンがまさに「自分で作る」タイプ。
組み立てはもちろん、絵を描いたりシールを貼ったりなど、紙製だからこそできるアレンジで、オリジナルのおままごとキッチンを手作りすることが可能です。
子どもの発達を専門的に勉強してきた人に聞いたところ、おままごとはただの遊びではなく、子どもの発達にとても効果のあるものなのだそうです。
道具を使うことで手先の器用さが増したり、道具の使い方を学ぶこともできますし、ごっこ遊びはコミュニケーション能力の発達にも役立つとのこと。
とくに、ごっこ遊びの中でも子どもにとって身近なおままごとは、遊びながら生活力を上げる手助けをしてくれるそうなので、ぜひ取り入れたいですね。
大きいものなので、せっかく買っても子どもの反応が悪いと、がっかりするだけでなく、「これどうしよう?」となりますよね。
でも、子どもは1人ではうまく遊べないこともあります。どう遊んでいいのかわからずに放置ということもありえますので、そんな時はぜひ一緒に遊んであげてください。
「こうやって使うんだよ」というアプローチもいいのですが、私が3歳の娘によくやるのは、大人が子どもに甘える遊び方。「おなかすいた~!ご飯作って!」とお願いしたり、「今日は○○ちゃんがママね」と言ってみたり。
大人がお願いしたり甘えたりすると子どもはがぜん張り切ります。そういったやり取りを繰り返すうちに、いつの間にか1人で遊ぶこともあるんですよ。
それでも不安という人は、サンプルで遊べるおもちゃ屋さんもありますので、そこで遊ばせてみたり、手軽にはじめられる段ボール製のキッチンでしばらく遊ばせてみるのもおすすめです。
玩具販売店の販売員に聞いたおままごとキッチンの選び方からおすすめ商品を紹介しました。比較的大きなおもちゃだから、しっかり吟味して選びたいところ。
子どもの好みはもちろんですが、置く場所を考える、というのがほかの多くのおもちゃとは異なる重要なポイントではないでしょうか。
真似っこ大好きな子どもが満足するような、リアルなごっこ遊びができると、子どもの食いつきもぐっと高まることが多いです。
空きスペースに置けるものは大前提として、部屋の雰囲気とマッチさせるのか、それとも存在感たっぷりにするのか、ぜひ家族みんなで相談して、おうちにピッタリで子どもが楽しめるおままごとキッチンセットを選んでくださいね。