ハンディ掃除機は市販や通販などでおすすめ商品がたくさん販売されています。数あるだけに一体どうやって比較したら良いのかと迷う人も多いでしょう。一度購入すれば毎日の...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>ハンディ掃除機は市販や通販などでおすすめ商品がたくさん販売されています。数あるだけに一体どうやって比較したら良いのかと迷う人も多いでしょう。一度購入すれば毎日のように使うものなので、商品選びには失敗したくないですね。ここでは、家電商品に詳しい専門家に教えてもらったハンディ掃除機を選ぶ際のチェックポイントや今、一番おすすめのハンディ掃除機8選をタイプ・機能別に厳選。更には、購入前に解決しておきたい疑問点まで徹底解説します。
ママアイテム編集部
ハンディ掃除機を選ぶ際に、チェックしておきたいポイントが5つあります。ここではそのポイントをご紹介していきます。
まずはコードの有無をチェックしてみましょう。コードがあるタイプもコードレスタイプもどちらにもメリットとデメリットがあります。
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
コード有 | 充電が不要、バッテリがないのでコードレスタイプよりも軽量 | コンセントのある場所・コードの範囲内でしか使えない |
コード無 | 車内など家の外でも使える、スイッチを入れるだけですぐに使える | 充電が必要、稼働時間に限りがある、バッテリが入っていて重い |
コードの有無によって充電や稼働時間、使える範囲などが異なってくるのです。
コードの無いタイプは、充電が必要で稼働時間が短いケースがあります。購入時にはそれぞれの特徴をしっかり頭に入れておきましょう。
ハンディ掃除機を選ぶ上で吸引力を最も重視するという人は多いでしょう。せっかく購入しても吸引力が弱くてごみを取り残すようなことになれば、購入した意味がありませんね。
ただしここでチェックしたい吸引力とは、自分が使う用途に必要な吸引力があるかどうかということです。
吸引力だけを見て一番優れたものを選ぶと、必要以上に値段の高いものや重いものを購入してしまう可能性があります。
例えば家の中のほこりを吸うために買う場合と、車の中の砂や砂利が混じっているようなごみを吸う場合では必要な吸引力は異なるでしょう。
そして、ホコリはしっかり吸引できても米粒などは逃してしまう場合もあります。
まずは自分がハンディ掃除機を使うシーンを想像して、可能であれば実機を体験して必要な吸引力をチェックしてみましょう。
ハンディ掃除機にはごみを集める方法として、紙パック式とサイクロン式の2種類があります。ごみを捨てる際やお手入れの際にはそれぞれにメリット・デメリットがあります。
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
紙パック式 | 捨てる際に手が汚れない、本体が軽い | 紙パックを買う費用がかかる、ごみが増えると吸引力が落ちる |
サイクロン式 | 吸引力が持続する、紙パックを買わなくてよい | 捨てる際に手が汚れる事もある、ダストボックスの掃除が必要 |
紙パック式・サイクロン式のそれぞれを比較すると、お手入れのしやすさでは紙パック式が簡単かつ清潔ですが、紙パック費用がかかるデメリットもありますね。
費用面を考えるとサイクロン式を選ぶメリットが高いでしょう。実際の商品の購入の際には、それぞれの特徴を踏まえて、何を重視するのかで選びましょう。
コードレスタイプのハンディ掃除機を選んだ場合は、1回の充電でどれだけ稼働時間が持続するのかもチェックしましょう。
ハンディ掃除機は通常の掃除機に比べてモーターが小さいので、充電時間よりも持続可能時間の方が短い商品がほとんどです。
特に強いモードで使うと、数分しか持続しないという商品もたくさんあります。
吸引力を重視して購入したのに、充電時間が長すぎて(または持続時間が短すぎて)期待した用途で使えないという風にならないように、事前に充電時間と各モードでの持続可能時間がどのくらいかは、チェックしておきましょう。
ハンディ掃除機を選ぶ上で、価格は重要なポイントですね。ここでは、価格帯ごとの商品の特徴についてまとめてみました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
800円台~3,000円台 | 3,000円台~9,000円台 | 10,000円台~40,000円 |
車内用のソナーポケット対応品、湿乾対応品など | UV除菌機能、スティックタイプとの2way品など | パワフル・軽量な商品、ダイソンのハンディタイプなど |
ハンディ掃除機は価格帯の幅がとても広いので、商品選びに迷う人も多いでしょう。
モーターの性能が良くなれば値段も高くなるので、価格の高いものほど吸引力が良くなったり稼働時間が長くなる場合が多いです。
ハンディ掃除機を販売するメーカーは国内外に多数ありますが、本当におすすめできるメーカーは限られています。ここでは、編集部がおすすめする5つのメーカーについてご紹介します。
1978年にイギリスで誕生した世界的家電メーカー。創業者であるジェームス・ダイソンは紙パック式掃除機の不便さから、サイクロン式掃除機を開発した発明者でもあります。
そのダイソンの掃除機は、砂や泥汚れの多い欧米の床に対応できるように作られているので、吸引力が優れた製品として、他社と一線を画すことに成功しています。
製造技術は軍事レベルにも応用できるほど精度が高いと言われているのです。
1875年創業の大手電機メーカー。家電を初め電子部品や軍事機器など幅広い分野でグローバル展開しています。
家電分野ではラジオ・洗濯機・冷蔵庫・掃除機・炊飯器など、日本初として発売された製品が多いのが特徴です。戦後の日本を支えた先進的なメーカーと言えます。
現在は、白物家電事業やテレビ事業などを海外メーカーに売却。ブランドのみの状態となっています。
「よりよい生活、よりよい世界」をスローガンに家電・住宅・車載などの分野で事業展開する大手電機メーカーです。
家電分野ではもちろん、カーナビや車載用リチウムイオン電池などの様々な分野で現在も世界シェア1位を誇る企業でもあります。
10年先を見据えた技術開発を展開し、新しい発想の商品を生み出し続けているのです。現在ではAIロボティクス家電というAI(人工知能)を活用した家電製品の開発に取り組んでいます。
1921年創業の家電・電子デバイス・情報通信など、幅広い事業分野を展開させる日本の総合電機メーカー。日本国内のシェアは現在第4位です。
宇宙・防衛事業にも力を入れており、その分野での国内シェアは1位を維持しています。
家電分野では、「もっと暮らしやすく」という生活のクオリティー向上を目指すスローガンを掲げています。
新製品開発の際はユーザーニーズに最も重点を置き、ユーザーに寄り添ったモノづくりの姿勢でヒット商品を生み続けているのです。
1915年創業で愛知県に拠点を置く、総合電動工具メーカー。業務用のコードレス掃除機でNo.1の圧倒的なシェアを誇っています。
蓄積された業務用製品でのノウハウや技術を生かして、家庭用掃除機でも高品質で高性能な商品を生み出しているのです。
現在は経営再建中のシャープと業務・資本提携しています。
ここからは、以下の5つのポイントを比較しながらおすすめ商品を比較してみましょう。実際の商品選びの際にも以下のポイントを押さえてくださいね。
今、編集部がおすすめするハンディ掃除機はコレ!
数あるハンディ掃除機の中から、吸引力・お手入れのしやすさなど色々なポイントにおいて評価できる、今一番おすすめできる商品をご紹介します。
この商品は見た目がスリムなのに、スティック・ハンディ・布団用・空気清浄機という1台で4役をこなす優れた掃除機なのです。
自走式ヘッドなので力を入れなくてもスイスイと、強い吸引力でごみを吸ってくれます。
スティックタイプでの日常の部屋掃除はもちろん、ハンディタイプとしてテーブルの上や車の中のごみを吸ったり、ヘッドを変えて布団掃除機として使ったりすることもできます。
布団用ヘッドは特殊なアレルパンチ植毛の機能で、アレル物質をしっかりとかきとりながらも抑制してくれます。
またデコボコした布団の上をスムーズに動く大型車輪も付属。こまめに掃除しやすいので、特にダニやアレルギーが気になる小さな子供がいる家には使いやすいですね。
通常のコードレスタイプの掃除機は吸引力が落ちやすいのが難点ですが、この商品は吸引力のパワフルさが稼働時間中に99%持続するのです。
コードレスタイプなのに稼働中にゴミをしっかり吸い続けてくれるのは、優れた機能と言えるでしょう。
スリムな形状なので、使わないときはコンパクトに立てられます。その状態で空気清浄機としても使うことができます。空気中の花粉やハウスダストを99.7%も除去してくれるので、掃除後に汚れがちな空気の清浄としても使えるでしょう。
見た目もオシャレで高機能な次世代型掃除機です。家の中をすみずみまで掃除したり、様々な場面で大活躍しそうです。
ほこりや食べこぼし・髪の毛など、家の中には様々なゴミが溜まっているもの。そして、家の中にはフローリングだけではなく、絨毯などゴミが取りにくい箇所の掃除も必要になります。
家の中でコードレスのハンディ掃除機を使うなら高い吸引力が必要と言えますね。ここでは、優れた吸引力のおすすめコードレスハンディ掃除機4選をご紹介します。
掃除機の吸引力が良くなると、モーターが重くなりがちです。コードレス掃除機はモーターが持ち手の近くにあるので、吸引力で選ぶと本体が重い商品が多いのが難点です。
しかし、この商品は、超軽量なのにパワフルな吸引力が持続するのです。
パワフルな吸引力が持続しますが、ゴミを感知するセンサー機能もあるので、自動的にモードの強弱が切り替わることで、節電効果もあるのです。
コード有の掃除機と比べて、持続可能時間が短めになりがちなコードレス掃除機には、ありがたい機能でしょう。
その他の便利機能として、風でゴミを吹き飛ばせるエアブロー機能も内蔵。掃除機のヘッドが入らない隙間のゴミを吹き飛ばせるので、便利に使えますね。
購入者の口コミでは、「エアブローノズルで窓サッシ掃除ができてとても便利」という嬉しい声がたくさんありました。
ダイソンと言えば他社と一線を画すパワフルな吸引力が魅力ですが、この商品も例外ではありません。
パワフルなのに効率よく電力を消費する高速回転モーターを搭載。あらゆるゴミを逃さない高い吸引力は、約15分間衰えることなく持続してくれるのです。
またヘッドに内蔵された、独自開発のカーボンファイバーブラシは、ナイロン製の硬い素材になっています。カーペットの奥にある微細なゴミやほこりまで逃さず掻きだしてくれるのです。
ペットのいる家や、砂ぼこりもある車掃除にも大活躍するでしょう。
ダイソン商品の中では比較的軽量なので、ヘッドを上に向けてカーテンレールやエアコンの上のほこりの掃除にも便利でしょう。1台あれば家がぴかぴかになりそうです。
コードレスハンディ掃除機の稼働時間は、平均15〜20分と言われています。しかし、この商品の優れた特徴として、高い吸引力が約40分間も持続するのです。他社製品と比較しても圧倒的に稼働時間が長いと言えます。
業務用クリーナーのシェアNo.1メーカーであるマキタならではの技術を応用した商品です。広い家や様々な箇所を念入りに掃除したい時に、ハンディ掃除機では充電が切れてしまうことが多いですね。
この掃除機ではその心配はなさそうです。
また手元には高輝度のLEDが付いています。棚の隙間や裏などの暗くて見づらい場所の掃除の際に、ゴミ以外のものを吸ってしまうこともありますね。この掃除機なら、LEDがしっかり照らしてくれるので安心でしょう。
更に便利なポイントとしては、カプセル部分をひねるだけで中のゴミが捨てられることです。ゴミ捨てやお手入れの簡単なら、手軽なので使う頻度も増えそうです。
購入者の口コミでは、「軽さと吸引力を兼ね揃えている」など機能性を高く評価する声がありました。
ダイソンV8は前モデルのV6よりもモーターが20%パワーアップ、更に運転時間は2倍の40分まで可能になりました。
日本の一般家庭の掃除時間は、約40分と言われています。V8のコードレスクリーナーが1台あれば、家中がしっかりと隅々まで掃除できると言えます。
また内蔵されているポストモーターフィルターは、空気中の微細な粒子を99.97%逃さず掃除機内に送り込みます。
一般的な掃除機では、排気で空気がほこりで汚れがちですが、ダイソンV8の場合は掃除前よりも空気がクリーンになるという特徴があります。床と共に家の中の空気まで、きれいにしてくれるのはありがたいですね。
パワフルに長時間使えるダイソンV8があれば、家中がすっきりお掃除できますね。
ハンディ掃除機を購入する一番の目的が、車の掃除という人も多いでしょう。車の中を手軽に掃除するには、小型かつ軽量で持ち運びに優れた商品が好ましいですね。
ここでは、持ち運びにに優れたおすすめのハンディ掃除機3選をご紹介します。
2005年に発売されて以来、現在も売れ続けるロングセラー人気モデルです。その人気の秘密の一つは、重量がわずか900gの超軽量タイプであることです。軽いので掃除の際に、腕が疲れにくいでしょう。
ヘッドはマキタのハンディ掃除機の特徴であるT型ラバーヘッドです。回転ローラーがないのでカーペット掃除には不向きですが、車のシートや床には十分対応できる吸引力でしょう。
ヘッドは幅広なので、車のシートの座面や背もたれなど広い面を一度に吸引するのに便利に使えそうです。
カプセルをひねって中のゴミを捨てるカプセルタイプなので、手が汚れにくくお手入れも簡単。
購入者の口コミでは、吸引力や軽さを評価した声や、機能はシンプルながらも使いやすいというような商品に満足するファンの声がたくさんありました。
コードレスハンディ掃除機は、平均10時間程度の長時間の充電が必要な商品が多くあります。しかし、この掃除機は急速充電式なので、2時間の充電で使用が可能です。急いで使いたい時や続けて掃除したい時などに便利でしょう。
更には、吸引力が高いまま標準モードでは約22分間も持続してくれるのです。毎日のようにこまめに車掃除がしたい人には、充電時間の短さははありがたいですね。
ヘッドはローラー付きなので、カーペットの小さなゴミもかきだしてくれます。そのヘッドは抗菌加工でダストボックスは丸洗いができます。掃除機自体も清潔に保てるので、テーブルの上などにも使えそうです。
購入者の口コミでは、吸引力に対する高評価の声が多くありました。何台も買い替えてリピートしているファンも多い商品です。
10万回転以上のパワフルモーターを搭載しながらも小型化に成功したモデルです。ダイソンの掃除機は重いイメージもありますが、この商品の本体はわずか1.3kgなので片手で軽々と掃除ができるでしょう。
また、モーター部分にある特許取得のサイクロンテクノロジーは、強力な遠心力によってゴミや微細なホコリを空気中から分離することでフィルターの目詰まりを防ぎます。
そのため、高い吸引力が稼働時間中に全く衰えないのがダイソンの強みでもあります。
ダイソンの掃除機は、土足生活が基本である欧米の床掃除を想定して開発されています。そのため、細かい砂ぼこりや砂利などあらゆるゴミにも対応できるので、座席はもちろんマットレスなど車の中の掃除に適しているのです。
購入者の口コミでは、「ダストボックスがいっぱいになるまで吸引力が変わらない」など、吸引力の高さに対する嬉しい声がたくさんありました。
ハンディ掃除機を実際に購入する際に疑問点がある人は、購入前に解決しておきましょう。ここでは、よくある疑問・質問についてまとめてみました。
回転ブラシのあるパワーヘッドは、お手入れの際に回転ブラシが取り外せるようになっているモデルがほとんどです。
ヘッドを裏返して回転ブラシを外せば、絡みついた髪の毛やほこりが取り除きやすくなります。
取り外し方の詳細については、各商品の取り扱い説明書を確認しましょう。
サイクロン式の掃除機は、メンテナンスをしないとその他の掃除機と同様に、経年で吸引力は衰えてしまします。
吸引力を維持するには、こまめにお手入れをしましょう。お手入れ方法の詳細は機種によりますが、ダストボックスやフィルターを水洗いできるものなどが多くあります。
気づいた時にお手入れをすることで、吸引力が保てるでしょう。
今回はおすすめのハンディ掃除機8選をご紹介しました。
家電商品に詳しい専門家のアドバイスにより、ハンディ掃除機を選ぶ際には吸引力はもちろん、コードの有無や持続可能時間などの様々なチェックポイントがあることがわかりました。
同じハンディ掃除機とは言っても、それぞれのメーカーによっても強みや特徴があるので、モーターやゴミの分離方法などが異なります。
それぞれの商品を見てみると、吸引力に優れた商品、軽量で手軽に使える商品、そのどちらも兼ね備えた商品など多様な種類がありました。
まずは自分が使いたい用途に応じて、重視したい機能を選ぶのも良いでしょう。この記事を参考にお気に入りのハンディ掃除機を見つけて下さいね。