ウルトラブックは軽量で携帯に便利なため、外出先で仕事ができるなどニーズが高まっています。はじめは商品名として発売されたものの、今ではノートパソコンとして高い性能...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>ウルトラブックは軽量で携帯に便利なため、外出先で仕事ができるなどニーズが高まっています。
はじめは商品名として発売されたものの、今ではノートパソコンとして高い性能を持ちながらも、薄さや軽さなどに工夫がなされるなど、さまざまな商品が登場しています。
今回はウルトラブックのおすすめ商品の最新版をお届けします。画面の大きさや画質、機能、そして重さなど商品ごとに特徴をおさえてご紹介していきます。
今お持ちのノートパソコンにプラス一台、持ち運びに便利なウルトラブックを備えませんか?
ママアイテム編集部
ウルトラブックは人それぞれに選ぶべきタイプが異なります。いろいろなチェック項目がありますが、その中でも基本とも言える選び方の5つのポイントについてご説明していきます。
まずはウルトラブックについて、詳しい定義を解説していきます。ウルトラブック(Ultrabook)とは軽量、超薄型でユニークなフィーチャーを持つノートパソコンのことです。
従来のノートパソコンと比較するとハードウェアとしては軽量で薄く携帯に便利でありながら、しっかりと高性能で必要な機能を搭載しています。
また、バッテリー駆動時間は比較的長め、OS起動時間は逆に短めなどとにかく使い勝手が抜群に良いアイテムです。
それでいてコスパが高く、リーズナブルな値段で購入できます。好きな場所で仕事をしたい、持ち運びしやすいノートパソコンがほしいというニーズにも応えられるので、2台目として使用する人も増えています。
ウルトラブックと名乗るためには要件があり、単純に軽量で薄く使い勝手が良いノートパソコンすべてが対象ではないのです。
一番の特徴である薄さについては、一般的に最厚部で21mm以下とされています。従来のノートパソコンでは40mm前後、スリムノートPCと呼ばれるものでも30mmほどはあるので、ウルトラブックになると極めて薄いことになります。
現在では18mm以下、15mm以下などのカテゴリーも登場していますが、21mm以下でも十分に薄さを体感できるでしょう。
また、CPUは第2世代より新しいCoreiシリーズを搭載し、最大4スレッドの同時稼働が可能であること、そして発熱の小さな超低電圧バージョンであること、バッテリー稼働時間は必ず5時間以上であることも必須条件です。
コスト的にはアメリカドルで1,000ドル以下のラインナップを用意するように指定されています。
ウルトラブックを選ぶ際には、自分の使う目的に沿ったモデルであることは最優先事項です。ビジネスでの使用を中心に考えており、起動がすばやくクラウドへの接続やデータの大量保存も行いたい場合は、ストレージがSSDタイプが良いでしょう。
外出先での使用が多い場合は本体の重さが軽い機種がおすすめです。現在は1kg以下のタイプも複数出ています。
その他、デザインやカラー、画面の大きさ、価格なども商品ごとに異なりますので、比較項目としてチェックして、納得のいく一台を選ぶようにしましょう。
ウルトラブックに限らずパソコン市場では、シーズンが変わると型落ちのモデルが値下げされていきます。
数年前のウルトラブックであれば最新機種より性能が劣るといってもそこまで大きく変わらないことが多く、実用的なものが手に入るでしょう。
コスト的にメリットが大きいのはこうした型落ちと、アウトレットや中古のウルトラブックです。アウトレットのモデルを扱う店舗や通販サイトもあるので、探してチェックしてみてください。
中古のモデルはネットオークションにもよく出品されています。自己責任での取引になりますが、細かくチェックしていると掘り出し物が見つかることもありますよ。
性能やデザインも大切ですが、価格も見逃せないポイントです。ウルトラブックの価格帯について、大手通販サイトを中心に調べた結果をまとめました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
68,000〜90,000円 | 100,000〜150,000円 | 150,000円〜 |
値段だけを考慮すると6万円台という破格で買えるようで、売れ筋価格帯はそれよりも高額になっています。価格だけでなく性能や使い勝手など総合的に判断して購入する人が多いということですね。
実際にある程度長く使いたいとなると、納得できるスペックのモデルを手に取る人が多いようです。
今ではさまざまなメーカーやブランドがウルトラブックを製造販売していますが、中でも特に注目したい企業をピックアップしました。国産ブランドをはじめ、海外製コスパ高のメーカーも取り上げています。
パソコンをはじめ家電のほとんどを取り揃える大手国産電気メーカーです。冷蔵庫やエアコンなどのCMを目にしたことがある人も多いことでしょう。
パソコンではdynabookをはじめとするモデルをラインナップしており、世代を問わずに多くの人の生活に浸透しています。
機械内のマザーボードに特化したメーカーとして世界的シェアの高さから有名になっていきました。高性能ながら格安なパソコンやスマートフォン、液晶などは現在日本でも盛んに流通しており、シェアを増やしています。
創業30年以上、アメリカはテキサス州を本拠地として、デジタル製品を開発しているブランドです。個人用パソコンやモニターなどの商品は世界中で愛されており、トップを争うシェアだといわれています。
ウルトラブックを選ぶにあたり、チェックしておきたい項目を次のようにまとめました。最新の傾向である指紋認証や、他の機器との接続に欠かせないBluetoothなども含めています。
選定ポイントをおさえた上で、今最もおすすめしたいウルトラブックをご紹介します。モニターがキレイな上、軽量かつ高性能とおさえるべきポイントをしっかり網羅したLenovoのYOGAシリーズの1台です。
Lenovoのウルトラブックは女性にも使いやすいコンパクトサイズの一台。液晶画面は11.6型と他のモデルに比べて特に小さいものの、フルHDの高解像度を搭載していてキレイに見える点が特徴です。
CPUやストレージ容量についても一般的なノートパソコンと比べても引けを取らず、十分なスペックを保持しています。
モニターが180度以上開いてタブレット型に変形する2in1タイプで、幅広い用途を満たしてくれるでしょう。スタンドとして立てれば動画の試聴なども楽にでき、小さなモニター画面としても活躍してくれます。
重量も1.04kgとそこまで重くないので携帯するにも問題はないでしょう。同様のノートパソコンの中でも駆動時間も長めに作られており、バッテリーもしっかりと持つのは有り難いですね。
気になる価格についても6万円台での購入が可能とリーズナブルになっています。見た目にも高級感が感じられるデザインです。
携帯用のパソコンを持ちたいと考えている人には最適な一台と言えますね。
薄くて軽いパソコンでも、中身はしっかりと機能してほしい。ビジネスシーンでも大活躍の高性能ウルトラブックを3つ厳選します。
耐久性が高く、バッテリー駆動時間も十分にあり高性能なCoreプロセッサーによって作業効率を高められるのが、パナソニックのLets noteの特徴です。
外出先や電車などでビジネスマンが使用しているのを見かけたことがある、という人もいるのではないでしょうか。それだけ、仕事の作業効率化に適したウルトラブックだという証拠でしょう。
写真や動画などがついた大きめのデータもスムーズに扱え、その上バッテリーが切れること不安もないのでストレスなく使っていられるはずです。
また、USBポートを強化し、キーボードのレーザー印刷によって消えにくい文字を実現している点なども耐久性を高めている要素。タフなウルトラブックならLets noteで間違いないですね。
Huawei社初の13型ノートパソコンであるMateBook X。ディスプレイに画面の縦横比率が3:2となる13型2Kサイズを搭載し、横長大画面が楽しめるウルトラブックです。
A4サイズよりもコンパクトなボディは、閉じると薄さ約12.5mmとごく薄でカバンの中でも場所を取りません。重量も1.05kgと軽量に仕上がっています。
セキュリティー面ではスマホに採用している指紋認証をつけており、これを使っての起動も素早く処理されていきます。これからの時代は指紋承認はウルトラブックにも必須になっていくかもしれません。
また、シーン問わず使えるカラーバリエーションや質感も魅力的。女性にもぴったりのシンプルかつエレガントなデザインです。
さらにスマホ同様にブルーライトカット機能も装備されているなど、時代の先を進むウルトラブックと言えるでしょう。
格安パソコンで定番人気のASUSのZenBookは、重量910gほど、薄さ11.9mmという超薄型軽量モデルのウルトラブックです。
携帯することを前提に作られていながらも性能もし
っかりとしており、毎日ヘビーに使っても耐えられるパワフルな一台となっています。
本体のアルミニウム合金やダイヤモンドカット加工、ゴールドの光り輝く塗装など本体にもこだわりが行き渡り、もっているだけでもスペシャルに感じられる高級感があります。
また、音響に特化したメーカーとの共同開発スピーカーを4つ、底面前と後方に搭載し、ウルトラブックとは思えないほど豊かな音域を出してくれるのも魅力です。
性能、デザイン、薄さすべてを兼ね備えた一台で、AppleのMacBookに引けを取らないと言われるのも納得できるでしょう。
ウルトラブックを購入する人は携帯することを前提に探している人がほとんどでしょう。そこで持ち運びすることを優先的に見て、おすすめしたい3モデルを挙げていきます。
従来モデルのThinkPadにおける耐久性をキープしながらも、小型で薄さと軽量さを10%も実現し一新したカーボンファイバーボディモデルがこちら。
持ち運びしながらハードに使えて、ビジネスシーンでも大活躍間違い無しの一台となっています。高い性能も維持されており、完成度の高いモデルだと言えるでしょう。
ネットワーク接続ではLTEが選択可能なので、Wifiがない環境でもネットにアクセスすることができクラウド作業などにも支障が出ません。
メモリ容量とストレージ容量もしっかり確保されており、使い勝手の良さも納得できるはずです。シックなブラックカラーで場所やシーンを問わずに使える万能ウルトラブックです。
富士通のFMVシリーズのウルトラブックは、モニターは13.3型で重さなんと777g前後という驚異的な軽量化を実現したモデルです。発売当時は世界最軽量と呼ばれていて、とにかく軽さ重視でノートパソコンを選ぶ人におすすめします。
バッテリー駆動時間はタイプによって17時間または8.5時間となり、日中外出して使う分には問題ないと言えるでしょう。
デザインも丁寧に施されており、サテンレッドのカラーでは塗装が4層に渡って深みのある赤色を出しています。大人の女性にぴったりの外観でしょう。
最先端の指紋認証も付帯しており、セキュリティー面でも安心して使えますね。
軽量ノートPCの実力派!持ち運びしやすいすっきりデザイン
NECのLAVIEシリーズから出ているウルトラブックは、タッチ操作が可能なタブレットへと変形できる2in1モデルです。
重量は0.83kg前後と軽量で持ち運びも楽です。カバンに入れて毎日使える携帯ノートパソコンとして活躍してくれるでしょう。
液晶画面は360度回転が可能で、ミーティングなどさまざまなシーンでいろいろな使い方ができますね。
カラーバリエーションは3つ、ブラックに近いメテオグレーの他、ムーンシルバー、プレシャスゴールドと女性も手に取りたくなるようなエレガントなデザインとなっています。
パソコンなど身近な電化製品はカラーやデザインなど見た目も外せないチェック項目です。デザイン性重視でウルトラブックを探している人に、こだわりのおしゃれなモデルを厳選しました。
HPならではのこだわりのシンプルかつデザイン性のあるボディが印象的な一台です。アッシュブラック、ナチュラルシルバーの2色展開で、どちらも高級感が感じられる仕上がりとなっています。
ごく薄型設計で、横から見た時の液晶部分の薄さに驚くかもしれません。カーボンファイバーを使用しており、軽量化も実現しました。
CPUにも最新のプロセッサーを採用し、処理速度やパフォーマンスにもストレスを感じることなないでしょう。日常使いはもちろん、ビジネス書類などを扱うにも十分な性能を備えています。
人とは違うデザインのパソコンを携帯用として使いたい、という人にぜひおすすめしたいモデルです。
軽量ノートパソコンと言えばAppleのMacBookも忘れてはいけませんね。シンプルで無駄のないデザイン性と機能性を兼ね備えた、他には真似できないモデルは携帯に最適。
カフェなどで作業するのに持っているだけでおしゃれに見え、少し鼻が高くなる一台かもしれません。
もちろん中身も高性能で、スピーディに必要なコンテンツを表示してくれ操作も迷うことがありません。また最新のMacBookProにはタッチ操作が可能なTouchBarも付帯しており、より操作管理が楽になっています。
音量も音質も申し分ないサウンドスピーカーや、カラーを忠実に表現できるディスプレイなど、クリエイティブやビジネスなど幅広い用途に対応できる一台です。
薄くて軽い高級感漂うボディが印象的なHPのSpectreモデル。指紋やひっかき傷がつきにくい塗装により、外面への負担が少なくキレイに使い続けることができるでしょう。
最先端のCPUを搭載しておりサクサクと作業を進められてストレスフリーです。
>カーボンファイバー製でしっかりとした作りを感じられるでしょう。ちなみに天面加圧試験において300kgの圧をクリアしており、耐久性も抜群です。カバンの中に入れて携帯しても安心ですね。
カラーバリエーションはダークグレーとブロンズゴールドの2つ。特にゴールドは女性からの人気も高く、評判があるデザインです。
ここで、ウルトラブックを購入する前に素朴な疑問に回答していきます。実際に選ぶ前にチェックしておいてくださいね。
結論からいうと、メモリの増設はウルトラブックではできません。そのため、大きなデータを頻繁にやり取りするようなヘビーユーザーには不向きだと言えます。
日常的なインターネットサーフィンや、書類作成やメールチェックなどのビジネスユースに対応するように作られています。
使い心地は個人差がありますし、メーカーやモデルによって多少デザインやつくりが異なってきますので一概には言えません。
タッチパッドや電源の位置、サイドの差込口の位置などが人によっては気になるという意見も見られますが、気にならなければ問題ないでしょう。
できるできないで言うと、できます。ただし、デスクトップには劣ってしまいます。軽量で薄くて便利という点を売りにしているウルトラブックには、ゲームのような重たいデータをスピードを持って扱うのは負担になってしまいます。
ウルトラブックのおすすめと選び方についてまとめてきました。自分の用途に応じたモデル選びが何より大切です。
いつでもどこでもネットに繋いでブラウズでき、作業にも向いているため外出のお供としても大いに役立ってくれるでしょう。
ただし、あまりに大きなデータやゲームなどには不向きで、メモリの増設も不可能なタイプが多いので注意しましょう。
お気に入りのウルトラブックとともに、さらに快適な毎日を送りましょう。