温度と湿度を同時に測って表示してくれる温湿度計は健康管理におすすめです。夏になると熱中症患者が出たり、冬になるとインフルエンザや風邪が流行したりと年中話題が耐え...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>温度と湿度を同時に測って表示してくれる温湿度計は健康管理におすすめです。夏になると熱中症患者が出たり、冬になるとインフルエンザや風邪が流行したりと年中話題が耐えません。そんな病気も温度と湿度の管理をすれば予防することができます。分かっていても難しいと思う人には温湿度計がおすすめで、赤ちゃんやペットにもぜひ使いたいアイテムです。今回はリアルタイムで温度と湿度を表示してくれる便利な温湿度計を、項目や用途別に10個選びました。
ママアイテム編集部
まずは温湿度計のおすすめな選び方を5つ設定しました。購入の参考にしてください。
最初に置き場所を決めましょう。壁掛けタイプは、高い場所に設置できてどこにいても見やすく、据え置きタイプは場所を自由に移動させられますが、小さい物が多いので遠くからは見えにくくなってしまいます。マグネットタイプは冷蔵庫などに貼り付けることができるタイプです。
温湿度計の精度もチェックしましょう。温湿度計の精度は±○℃、±○%という数値で記載されています。この数値が小さいほど正確な数値が表示されますが、精度が高いほど値段も高くなります。パッケージや仕様書に精度が記載されているので、購入前に確認しておきましよう。
温湿度計にはアナログ式とデジタル式の表示方式があります。時計と同じでアナログ式は数字と針で表示する方法、デジタル式は文字盤に数字や文字で表示する方法です。
アナログ式は遠くからでも針の位置で大体の数字が把握しやすく、デジタル式は小数点以下も見やすい大きな数字で表示されて見やすいという特徴があります。アナログ式は電池が不要、デジタル式はカレンダーなど、より詳細な表示ができるところが利点です。
デザインのチェックもしましょう。基本的に同じ場所に出しっぱなしになるので、部屋の雰囲気に合ったものがおすすめ。今ではおしゃれなものもたくさん販売されています。下でもいくつか紹介するのでチェックしてくださいね。
価格帯もチェックしましよう。最安値価格帯、売れ筋価格帯、高級価格帯の3つに分けて比較しました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格帯 | 140~160円 | 750~1,500円 | 6,000~10,000円 |
特徴 | ・デジタル式 ・アナログ式 ・小型 | ・デジタル式 ・多機能 | ・大型 ・素材にこだわりがある |
最安値価格帯は100円代ととても低価格。デジタル式もアナログ式もあり、小型でシンプルなものが多いです。
売れ筋価格帯は、低価格ながらも多機能なデジタル式が多いようです。不快指数や熱中症の危険性などを表示してくれたり、カレンダーやアラーム機能付きのものも人気があります。
高級価格帯は10,000円弱の商品。通常より大型で職場に使用するものや木製などの素材にこだわりのある商品が見受けられます。
温湿度計のおすすめメーカーを2社ご紹介します。どちらも実績があり信頼性の高いメーカーなのでおすすめです。それぞれチェックしていきましょう。
家庭用の温度計や湿度計、気圧計を専門に扱う、1973年創業のメーカーです。全て国内で製造していて、海外向けの製品まで日本で全数精度検査をおこなっている徹底ぶり。業界のトップメーカーとして国内外で愛用されています。
家庭用タイマーやはかり、温湿度計、歩数計、体重計などを企画販売しているメーカーです。計測するものを専門にしているだけありその精度と使いやすさは定評があり、市場のニーズにに合ったものや独創的な商品の開発を企業理念としています。
今回の温湿度計の選定ポイントは基本的なサイズや精度、表示方式(アナログorデジタル)はもちろん壁掛けの可否、冷蔵庫などに付けられるマグネットの有無などの6つです。たくさんの項目を選定したのでそれぞれ比較しながら商品を見てくださいね。
まず最初に今一番おすすめする温湿度計をご紹介します。温湿度計はどの商品も正確な数値を示すように作られていますが、より高度な精密さとシンプルな見た目が使いやすい温湿度計がこちらで紹介する商品です。
時計のようなデザインのアナログ式温湿度計です。こちらはおすすめメーカーの1つ、EMPEX製の商品です。サイズは13×12.1×5cmと手のひらに収まる大きさ。文字盤は白を基調としていて数字や針は黒で統一されています。
文字盤上部にマイナス30℃から50℃までの温度が、文字盤下部には10%から90%の湿度が印刷されていて2本の針が現在の温度と湿度を知らせてくれます。フレームカラーはゴールドとメタリックグレーの2色があり、どちらも飽きの来ないメタリックカラー。見た目もカラーもインテリアになじみの良いベーシックなデザインです。
商品の裏側には壁掛け用の穴があいているうえに、スタンドも付いているので置き型としても使用可能。使用する場所に合わせて形態を変えられます。どこでも使える温湿度計です。
この商品のおすすめポイントは、その精度の高さ。湿度は±2%、温度は±1℃の精度の良さ。EMPEXのスーパーEXシリーズは同社が長年培ってきた精密センサ技術と厳しく設定された保証制度で、家庭用の温湿度計でもより高度な精密さを実現しています。
精密機械が多い病院やコンピューター室、温湿度管理が厳しい美術館でも使用できるほどの精密な商品です。家庭でも狂いのない正確な温度と湿度をいつでも示してくれる、一番おすすめの温湿度計です。
温湿度計でも正確さは商品によって異なります。測定には精密さが必要ですし正しい数値を常に表示するのは難しいことですが、そんな中でもとくに高精度な温湿度計をご紹介します。
家庭での使用はもちろん職場の温湿度管理や熱中症予防をはじめ、機械やペットなどの管理に使いたい人にはより精度の高い温湿度計が欲しいもの。そんな商品を求めている人のためにおすすめしたい温湿度計を2つ厳選しました。どちらも精度が高く高機能な商品ですよ。
誰もが知るTANITAの温湿度計は精密度も高い商品です。手のひらサイズでシンプルな四角い本体はホワイトを中心としてグレーorブルーorオレンジのカラー展開でTANITAのロゴプリントとふちどりがされています。
この商品のおすすめポイントは多機能表示なところにあります。現在の温度と湿度の表示はもちろん、カレンダー、最高・最低温湿度を表示できるうえ目覚ましアラーム機能も。乾燥・快適・不快の3段階を可愛いイラストで表示してくれる機能も備わっています。
最高・最低の温湿度はリセットするたびに計測してくれるので、毎日の数値を知りたい場合は毎日リセットして使い、季節ごとにリセットする使い方も可能。自分に合った温湿度管理ができるおすすめ商品です。
計測・計量・医療機器や健康器具などの開発と販売をおこなっているA&Dの温湿度計。白い本体にグレーのボタンが付いている使いやすいカラーの商品で、デジタルの表示板も大きく見やすいのが特徴。壁掛けと卓上で使うことが可能です。
この商品のおすすめポイントはあらかじめ設定した温度と湿度の上限と下限を超えた(下回った)場合、アラームを鳴らしてお知らせしてくれるところです。この機能があれば熱中症やインフルエンザも未然に防ぐことができますし、実験室や精密作業を要する場所でも役立ちます。
表示板には現在の温度・湿度・時刻・露点が表示され、20秒間隔で測定をしながらリアルタイムでお知らせ。アラーム付きで健康管理が手軽にできる便利で高精度な温湿度計です。
次のおすすめは部屋のインテリアにもなるおしゃれな温湿度計です。温湿度計というと時計のようなアナログ表示のものや、四角いデジタル表示のものを想像しますよね。使い勝手はとても良いですが、もっとデザイン性を重視した温湿度計が欲しい!という人のために、おしゃれな商品も選びました。
今回紹介するのは、クリアな文字盤がおしゃれなもの、可愛いキャラクター付きのもの、天然木が優しい木製のものの3つ。どれも個性的でおしゃれなおすすめ商品です。
EMPEXが販売するこちらの商品はサイズは約10×10cmとコンパクトですが、とても温湿度計とは思えないおしゃれなデザインが魅力の商品です。アナログ表示で本体上部に温度計・下部に湿度計が付いていて、白い半円から出た針が現在の温度と湿度を示しているというシンプルさが目を引きます。
文字盤は透明なプラスチック製で黒の数字が刻印されたデザイン。壁に掛ければまるで壁に浮かんでいるかのようにも見えます。卓上で使用するためのスタンドも付いているのでリビングでもキッチンでも使用可能。おしゃれなので目立つところに置いておきたくなる商品です。
シンプルかつおしゃれな温湿度計なら見るのも楽しくなりそうですね。温湿度管理もおしゃれにしたい人におすすめの商品です。
黄色と茶色でデザインされたプーさん柄の温湿度計。黄色を基調としたカラーに茶色の線でたくさんのプーさんが描かれ、中央にデジタル表示板があり温度・湿度・時間・曜日が表示される作りになっています。シンプルな温湿度計も良いけれどディズニーが好き、プーさんが好きという人には嬉しいデザインですね。
壁掛けもマグネットもOKでサイズも家庭用タイマーと同じくらいのコンパクトサイズ。冷蔵庫に付けても邪魔になりません。可愛いデザインでも精度が良く、他の温湿度計と同等の正確さを示してくれるところはさすがTANITAです。
精度も良くコンパクト、壁掛けもマグネットもOKな温湿度計。個性的な温湿度計が欲しい人、可愛いものやプーさんが好きな好きな人はぜひ。シンプルで使いやすいところも魅力です。
緩やかにカーブした縦型の温湿度計です。商品名の「スマイル」は笑った口のカーブをイメージして作られています。天然のウォールナット材を使ってナチュラルな温湿度計に仕上がっているので、インテリアとして目立つところに置きたいデザイン。
本体上部に温度計・下部に湿度計が付いていて、白い文字盤に印刷された黒の数字と針が温度と湿度を示してくれます。数字のフォントは小ぶりで丸っこく、ナチュラルな木製の本体にぴったりとマッチしています。
初めて見ると「これ何?」と思わず見入ってしまいそうなデザイン性なうえ、どこを持っても丸みのある形が優しく手触りも天然木ならではの柔らかさが特徴です。家庭はもちろんお店のディスプレイとしても使えるおしゃれな温湿度計です。
赤ちゃんは温度や湿度に敏感です。ちょっと暑くなるとあせもの原因になったり、夏場は熱中症の危険性も高まります。そんなときに温湿度計があるととても便利。大人の感覚で大丈夫だと思っていても、赤ちゃんは想像以上に汗っかきなので気を付けましょう。
温度と湿度が目に見えれば早めの対応が可能となるので、赤ちゃんはいつでも快適に過ごせてママも安心ですね。そんなママと赤ちゃんのために作られた便利で可愛い温湿度計を2つおすすめします。
小さなサイズが可愛いdretecの温湿度計です。ホワイトを基調とした本体の中央に大きな表示板があり、上部に温度・下部に湿度を表示。右下には小さな子どものイラストが表示されていて、表情の変化により熱中症とインフルエンザの危険度が一目で分かるようになっています。
熱中症のときには警告なし・注意・警戒・厳重警戒・危険の5段階で表示。子どものイラストが少しずつ汗をかいていく様子で警戒度を示しています。インフルエンザは警告なし・注意・警戒の3段階で表示。イラストの周りにウイルスが出現してマスクを付ける表情に変わることで知らせてくれ、とても分かりやすいのがおすすめポイントです。
詳しい数字を見なくとも、パッと分かる機能で、赤ちゃんや子どもの健康管理をしたいママにおすすめの商品です。
WOODNYは静岡県で木製品を製造しているメーカーです。その中のMOCO-MOシリーズは木の風合いが優しく、素朴で可愛らしい動物デザインの温湿度計。どれも木の温かみを出すために1枚の木をくり抜いて作られています。
種類はぞう・小鳥・馬・ネコの4つ。丸みのある優しい形でどれも可愛らしいデザインです。体の部分に丸い文字盤が付いていて、上半分が温度計・下半分が湿度計となっています。針は温度計が赤・湿度計がグレーで色分けされているため、針どうしが近づいても分かりやすいという工夫もされています。
可愛いうえに高級感のある温湿度計は出産祝いにも最適。贈っても喜ばれる一品です。自分用にもプレゼントにもおすすめしたい温湿度計です。
爬虫類・両生類や小動物の飼育専用の温湿度計のおすすめです。爬虫類や両生類は日本の気候とは異なる熱帯で暮らしているものもいます。ジメジメしたところや乾燥したところを好む生き物を飼育する場合は、温度と湿度の管理が大切です。
ハムスター小鳥などの小動物も少しの温度変化で体調を崩してしまうため、温度が目に見えると安心ですね。可愛いペットのためにもいつでも快適に過ごせるように温湿度計を購入してあげましょう。爬虫類や小動物の飼育に特化した商品で、飼育ケージの中でも使えるおすすめの温湿度計を2つピックアップしました。
小さなサイズの温湿度計は爬虫類や小動物飼育用の商品です。黒を基調とした四角い本体には大きな温度計があり、右下に小さく湿度計が表示されています。アナログの文字盤に2つの円がくっついたようなデザインのおかげで、コンパクトさを実現しています。
この商品のおすすめポイントは目盛りがカラー分けされて見やすいところ。-20~0℃までは青、0~15℃までは緑、15~30℃までは黄色、30~50℃までは赤色になっているので、離れたところから目盛りの数字が読めなくても温度の目安が分かります。
湿度も同様に0~15%は赤、15~30%は黄色、30~70%は緑、70~100%は青とカラー分けされて見やすく、爬虫類のケージ内に入れられるように吸盤が付いています。スタンドや壁掛けもでき、飼育する動物によって置き場所を変えられる便利な温湿度計です。
黒い本体にデジタル表示板と操作ボタンが付いた横長の温湿度計です。表示板には現在の温度と湿度が表示されるシンプルな仕組み。約10秒毎に計測してお知らせしてくれ、精度も湿度温度ともに高い商品です。
本体の左横からコード(1.5m)が出ていて先には温湿度センサーが付いています。これを飼育ケージの中に入れて計測したデータを本体に表示するので、水滴や湿気に本体がさらされる心配なく使用できます。繊細な機械でもこれなら安心ですね。
メモリー機能も搭載されていて、過去の最低・最高の温湿度を記憶・表示できます。毎日きちんと温度管理ができているかの確認が簡単にできるのは嬉しい機能ですね。爬虫類や両生類などのケージに最適な温湿度です。
温湿度計を購入するときに気になる疑問や質問を集めました。商品を購入する際に参考にしてください。
基本的に測りたい場所に置けば良いです。ただし、直射日光が当たる場所や冷暖房の風が直接当たる場所、加湿器のそばなどでは正確な数値が測れません。部屋の中でも温度と湿度を測るのに直接影響しない場所に設置しましょう。
温度は夏は25~27度、冬は20~23度、湿度は1年を通して40~60%が良いと言われています。これを見ると赤ちゃんがとてもデリケートだということが分かりますね。妊娠中も熱中症やインフルエンザにかかったら大変です。妊娠したらママのためにも赤ちゃんのためにも温湿度計の購入をおすすめします。
温湿度計には3つの測り方があります。バイメタル、デジタル、ガラス管(温度)です。それぞれの特徴は以下の通りです。
アナログの温湿度計に用いられる方式で、温度や湿度の変化による縮尺度が違う金属を貼り合わせてゼンマイのように巻かれています。温度や湿度が変化すると金属が伸縮し、ゼンマイが巻いたり戻ったりすることにより測ることができるという仕組みです。
温湿度の変化により電流が流れやすくなることをとらえる抵抗を使っています。その変化をデジタル表示する仕組みです。
エタノールに赤や青の色を付けたものを入れて計測します。温度によって体積が変化するエタノールの性質を利用しています。
毎日の気温や湿度の変化を教えてくれる温湿度計。1つあるだけで熱中症やインフルエンザの予防や赤ちゃんやペットの温度管理もできます。一年中健康管理ができてリアルタイムに表示、しかも小さくて使いやすいサイズのものばかりなのでお部屋に1つ置いて健康管理をしてみませんか。
精度の高いもの、おしゃれなデザインのもの、赤ちゃんやペット用と、使い方やデザイン、表示内容もそれぞれが個性的で、用途別の商品も多数販売されています。
使いやすいものを選んでもデザインで選んでも、満足できるおすすめ商品ばかりです。家庭用や職場用・出産祝いや両親へのプレゼントにと、大切な人に贈っても喜ばれる温湿度計をチェックしてみてくださいね。