日焼け止めで顔に使用できるおすすめを教えてくれるのはドラッグストアで店長を務める松田さん。お客さんに安心してもらえる日焼け止めを紹介したい!と自分でも実際に商品...
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
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エキサイトおすすめアイテム編集部
日焼け止めを顔に塗って合わなかった経験のある方は意外に多いもの。体の皮膚に比べて刺激に弱く反応も出やすくデリケートなのが顔。選び方のポイントをチェック!
日焼け止めにはクリーム・ジェル・ローション・スプレー・パウダー・ミルクと約5種類ものタイプがあります。中でも主流になっているのはジェルタイプとクリームタイプです。
ジェルタイプは軽くサラっとした使用感なので肌がベタつくのが苦手な人や、男性などにおすすめです。
皮膚が薄くデリケートな赤ちゃんや子供には紫外線対策のために日焼け止めを使用するのはもはや常識。日焼け止めならどれでも良いというわけではなく、SPFが高すぎたり化学物質の多いものは肌への刺激になってしまいます。
SPFが低く、ノンケミカルやオーガニックなど肌に優しい成分から作られているものをチェックして選びましょう。
紫外線の強い季節や海に山へと屋外での活動が多い人が絶対に日焼けしたくない!となるとSPFやPAの高いものを選ぶようにする必要があります。
SPF40以上でクリームタイプの日焼け止めならば肌に密着し、汗や水に強いものが多いので紫外線のダメージをしっかりと防げます。
また、SPF/PAの高いものはそれだけ素肌に負担が大きくなります。天候や紫外線を強く浴びる屋外なのか屋内なのか。活動時間などによって日焼け止めの種類を使い分けるようにして負担を軽減させましょう。
SPFやテクスチャー以外に日焼け止めはいつも同じものをしっかり塗っていれば良いというものではありません。目安となるSPF/PAの数値や度合別にご紹介します。
SPF10~20/PA+~++ | SPF20~30/PA++~+++ | SPF30~50/PA++~++++ |
---|---|---|
・日常生活の紫外線 | ・屋外での軽いスポーツ | ・炎天下での作業やレジャー ・リゾート地でのマリンスポーツ |
SPF/PAが高いと紫外線を防ぐ効果がアップするものの、お肌には負担がそれだけ多くかかります。レジャーなどで強い紫外線を浴びる時と近所へちょっと出るのとでは浴びる紫外線量は全く異なるので同じものを使わずSPF/PAを使い分けるようにするのがベスト。
また、ジェルやクリームなどは使用する人の好みにもよりますが、海やプールなどの水辺でのスポーツや汗を大量にかく炎天下に行く場合にはウォータープルーフタイプなどの落ちにくいタイプを使用することをおすすめします。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格コム | ~670円 | 約1,500~3,900円 | 約4,400~6,800円 |
楽天 | ~680円 | 約1,300~3,900円 | 約4,200~7,800円 |
Amazon | ~680円 | 約1,400~3,990円 | 約4,000円~8,200円 |
低価格帯のものはドラッグストアなどで手軽に購入できる製品が中心でした。ケミカルな素材も配合されているものも多数ありましたが、特に肌トラブルが起こらない人には重宝されているようです。
売れ筋商品は紫外線防止効果が高い通常タイプのものからオーガニック日焼け止めまで幅広く存在しています。顔に使用するものということで無添加やオーガニックを選ぶ人が多いようです。
高級価格帯になると低刺激のものというよりは高級化粧品ブランドから出ている日焼け止めが入って来るようになりました。
日焼けから顔を守りたい!そんな思いから顔用日焼け止めを選ぶ時に是非チェックしてほしいのが次の3つのおすすめブランドです。
ウソのない安心なものを自分の妻と子のために作りたい……と言う思いから作られた株式会社岡田商会のブランド、無添加工房OKADA。最初に作られたのは石けんだったそうです。無添加と言っていても実際にはそうでない製品が世の中には多すぎると岡田社長は嘆きます。無添加工房OKADAの製品は残留添加物までをチェックして一切妥協なしの無添加化粧品を作り上げました。
大手化粧品会社のポーラから医療用薬品企業として2007年4月に誕生したのがポーラファルマです。そのポーラファルマのブランドであるルビパールは肌が敏感で皮膚トラブルに悩む人の「健康でより美しい肌」を目指す商品が揃うブランド。
UVカット・美白化粧水、乳液・メーク落とし・洗顔料などの製品すべてが敏感な肌の方に対応している「医家向け化粧品」として認められています。
皮膚にお悩みがあって医療機関で治療している人向けや医師向けに開発された製品です。
株式会社N&Oのアロベビーは日本の赤ちゃんに合う国産オーガニックのスキンケアブランド。SINCEbeauteというママ向けのケアブランドとともに2013年に設立されました。
全成分が99%以上が天然由来成分で作られた製品は季節に合わせたスキンケアや保湿、おでかけ先でのお手入れなどきめ細かいラインナップ。
赤ちゃんもママも安心して使える製品ばかりです。
世界的オーガニック基準であるエコサート認定も取得しています。
スキンケア用品にいつも反応してしまって顔に日焼け止めを塗るのが怖い……という方は少なくありません。日焼け止め=肌に悪いという時代は終わりました。今は「日焼け止めなのに使用していくうちにお肌の調子が良いかも!?と思える商品もあるのです。
乾燥性敏感肌のことを考えて商品を作っているキュレル。肌に優しくて多くの敏感肌の方を救っています。日焼け止めも例外ではなく、SPF+PA+++という屋外でのスポーツ仕様にもOKな能力を持ちながらノンケミなのにしっかりと付いて落ちにくい(クレンジング必須です)ので低刺激性の日焼け止めにありがちな「肌には優しいけどあまり良い仕事をしてくれない」「刺激はないけれどすぐに落ちてしまう」というジレンマから解放されます。ぴったりと密着する乳液タイプで塗ると白っぽくなるタイプ。
しっかりと紫外線から守ってくれますがお肌への優しさは◎化粧下地としても使えてクレンジング後のお肌はしっとりと整います。
皮膚科でコチラを勧められたという人が多いのがこの製品。顔だけ日焼けしてしまいやすい自転車通学などの生活紫外線から優しく肌を守ってくれます。サッと塗れて塗ったあとも透明なので日焼け止めを塗り慣れない人にも安心です。
二層に分かれた乳液タイプのローションでかなりサラサラとした水っぽい使用感。ガッツリ強い紫外線で汗がダラダラ……という過酷な環境下での日焼け止め対策としては厳しいですが、デイリー使いで継続的に肌を紫外線から守っていくにはちょうど良いSPFであり、子供にもおすすめの肌負担の少ない日焼け止めです。
ノンケミカルと呼ばれる日焼け止めが増えているけれど、それでも肌が反応してしまう……という方もおられます。岡田UVミルクはノンケミカルであれば良いというところでは留まらず他の成分にもこだわって植物由来のエキスを多数配合。
また、日焼け止めに多い「落とす時の肌への負担」まで考えて石鹸だけで落とせる日焼け止めになっています。
屋外での軽いスポーツやレジャーにSPF20で対応している岡田UVミルクは肌に刺激を感じやすくて日焼け止め選びが怖くなってしまった方でも安心してお使いいただけるこだわりの原料から作られています。
紫外線対策をするのは女性だけなどと言っている男性は少なくなっています。今や紫外線が体におよぼす悪影響はとても大きく、日傘をする男性も見かけるようになりました。そんな男性向けの顔用日焼け止めをご紹介します♪
男性にとってこめまな日焼け止め塗りなおしが必要なことはわかっていても難しい!という声が多いもの。ならば日焼け止め効果の持続力の高いだけでなく「汗・水に強いもの」を選べば大丈夫です。
PA++++という強力な紫外線カット持続効果がある上に伸びの良いジェルで普段化粧品に慣れていない方でもサッと付けられる。ジェルタイプは落ちやすいという概念をくつがえす一品です。
絶対焼きたくないからアリーを選ぶという女性からの支持も大きい頼れる日焼け止めです。顔にもボディーにも塗りやすい。
商品名にしっかりとメンと表記されているこちらは男性専用でありながら、じつは女性ユーザーも多い商品。日焼け止めにしてはすこしお値段が高いにもかかわらずコレ以外は使いたくないと言うリピーターも多数みられます。
男性が好むメントール系の日焼け止めで、塗ってしばらくするとその香りは消えるので気にならない。清涼感もあるのであまり目のキワなどには塗らないように注意が必要です。
もちろん高いSPF/PAで朝ぬって夕方まで効果はしっかりと持続。プラウドメンシリーズの他のアイテムと組み合わせてケアする男性も多いのです。
毛穴の見当たらない羨ましい美肌の持ち主である赤ちゃん。そんな大切な赤ちゃんのお肌を紫外線から守るのは大人の役割です。しかし、とてもデリケートな赤ちゃんの肌に付ける日焼け止め選びは慎重に行いたいものです。
数少ない国産オーガニックの日焼け止めです。クリームなのでテクスチャーは重めで伸びもスルスルとスムーズにはいきませんが、その分しっかりと肌に密着してしばらくすると良くなじみます。余計なものが入っていないため使用感に慣れるまでちょっとかかるかも。
しかし、ジェルやスプレーなどはすぐに落ちてしまうので気になるという方におすすめの日焼け止め。比較的白く仕上がります。
天然由来成分から作られているので赤ちゃんはもちろんのこと赤ちゃんに触れるママのお肌もしっかりとケア出来ます。ハーブ系の香りのアロマ効果で癒される贅沢な日焼け止め。
クリームを塗ろうとしても逃げる、乳液タイプは流れてしまって上手く付け手上げられないなど赤ちゃんに日焼け止めを塗るのはとても労力がいります。そんなママが使いやすいのがミスト状のスプレータイプの日焼け止め。
大人用ではよくあるスプレータイプですが、赤ちゃんにも使えてなにより成分が安心できるママバターのミスト日焼け止めのアロマタイプは、虫は嫌うけど人間にとっては癒されるというなんともありがたい成分を配合。日焼け止めに加えて虫よけ効果もあるのでコレ1本でお出かけは決まりです。
シミやシワなどの肌老化の原因の約80%が紫外線と言われています。つまり紫外線を浴びれば浴びるほどに肌は老化していくのです。光老化を防ぐためには紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)の両方に効果のある日焼け止めを選ぶことが大切。
日焼け止めにはその働きの弱いものから強力なものまでありますが、日本国内に降り注ぐ紫外線量ならばSPF45+++くらいあればオールシーズンで十分に対応でき、日常紫外線の予防であれはSPF15+以上PA+以上のものであれば良いと言われています。
数値が高く強力であれば良いというわけではなく、かえって肌への負担は大きくなります。
敏感肌の人が日焼け止めを始め、肌に直接塗るものを購入する時には肌に合うものを手に入れたいもの。
このような表示のものが敏感肌の人には目につきやすいようですがちょっと待って!低刺激や無添加などは表示に曖昧性があるため、指定成分は無添加だけどそれ以外の物質に反応することはまったく起こらないとは限りません。
ノンケミカルやオーガニックを選ぶことをおすすめします。
すごく気になる場合にはサンプルでパッチテストをしてから購入したり、試供品などをもらって試すなどしてから購入しましょう。
本当です。紫外線はその量の多さに違いはあるものの1年中降り注いでいるからです。快晴の日を100%とすると曇りの日でも70~80%、雨の日は30%の紫外線を浴びていることになります。
紫外線から肌を守るには肌の露出を控え、日傘や帽子などアイテムでも行えます。
ファンデーションにUVカット効果のある製品を選ぶのも良いでしょう。
その上で特に紫外線に気を付けたい4~9月にはそれぞれのシーンにあったSPF/PAの日焼け止めを選んで必ず塗るようにするとベストでしょう。
つまり日焼け止めが年中必要というのではなく「紫外線対策は1年中必要だから対策はしっかり取り、シーンに応じた日焼け止めも取り入れればなおベスト」ということが言えます。
日焼け止めに必ず表示されていて購入するひとが日焼け止めを選ぶ指標になるのがSPFとPAです。その前に紫外線についてお話しましょう
・UVA(UVA波):肌ダメージの元。光老化と呼ばれる肌老化の原因。真皮まで到達
・UVB(UVB波):紫外線全体の5% 屋外での日焼けやシミそばかす。表皮に到達
・SPF:UVBを防ぐ。紫外線で肌が赤くなるまでの時間を何倍遅らせられるかの数値
・PA:UVAを防御する効果がある(肌が黒くなるのを防ぐ)肌を守る効果
例:SPF30PAを塗り紫外線を10分浴びた場合⇒10分×30倍=300分=5時間となります。
日焼けの症状が出るまでの時間は個人差がありますが10~15分が一般的なので10分の計算式を例としました。
つまりSPFの数値は効き目のある時間を表しているのではなく、紫外線防御する力の強さの度合いということになります。
シミやシワの原因であるUVAを防いでくれるなら…とPAの高いもの(+++以上など)を選びたくなりますがPAが高くなるとそれだけ肌への負担は強くなります。
肌の弱い人は+から始めて徐々に強いものを試すなどしましょう。
顔は一年中むき出しの状態の部位です。紫外線を始め、ホコリや外気の寒暖差、汚れた空気や乾燥など日々過酷な環境にさらされています。なかでも紫外線によるダメージは肌の健康はもちろん気になる美しさや若さもどんどん奪ってしまう。
子供たちにおいては年々強くなっていく紫外線対策をしないと日焼けだけでなくさまざまな肌トラブルにつながってしまいます。
日焼け止めを使用することは老若男女問わず意識して行わなければなりません。しかも自分に合ったものを一つではなく季節や環境によってSPF/PAを使い分ける事が肌を守り、肌への負担を減らすためにも大切なのです。