赤ちゃんに離乳食を食べさせるのに便利なのが離乳食椅子ですが、椅子によってさまざまなタイプがあり、使いやすさも家庭によって向き不向きがあります。
後から買い直さないといけない!なんてことにならないように、離乳食椅子を選ぶときのポイントとおすすめ10選をご紹介します。
離乳食椅子でおすすめするものは、椅子のタイプと使いやすさがポイントです。
赤ちゃんは生後5カ月頃から離乳食が始まります。座って食べさせるのに便利な離乳食椅子ですが、椅子によって形状にさまざまなタイプがあったり、使いやすさにも差があるのです。
赤ちゃんや家庭に合っていないと買い直さなければならない可能性もありますから、ご自身の家庭の間取りやテーブルの形状などを参考に、赤ちゃんの食事に最適な離乳食椅子を見つけてください。
ママアイテム編集部
離乳食椅子を選ぶのにおすすめな選び方は以下の5つ。このポイントを押さえておけば、買い直す心配が無くなります。
購入してからでは遅いので、どこを見て選べばよいのかを知っておきましょう。
離乳食椅子には主に3種類のタイプがあります。ハイチェア・ローチェア・取り付けタイプです。
ハイチェアは、洋風のダイニングテーブルと同じくらいの高さの離乳食椅子です。ダイニングで一緒に食事ができますし、ママも椅子に座って食べさせることができます。
ローチェアは、ロータイプのダイニングテーブルくらいの高さの離乳食椅子です。和風のローテーブルなどで食べさせる時に便利です。
取り付けタイプは、ダイニングテーブルに固定して使うタイプです。椅子の脚が無く宙に浮いた状態になります。このタイプは場所を取らないのが利点です。
このように、離乳食椅子にも形状の違いがあります。家庭の食卓テーブルがどのタイプなのか、どこで離乳食を食べさせたいかなどを考えた上で選ぶようにしましょう。
赤ちゃんは、月齢によってはまだ一人で座れません。必ず対応年齢をチェックしましょう。
対応年齢が合っていないと、すき間から赤ちゃんが落下してしまう可能性もあります。立ち上がって抜け出してしまう事も考えられるので、大変危険です。
もちろん、対象年齢以上の使用もやめましょう。
一人座りができなくても使えたり、大きくなっても使える離乳食椅子もありますから、赤ちゃんの安全のためにも、この項目はしっかりとチェックしてください。
離乳食椅子は持ち運びのしやすさも視野に入れましょう。必ずしも決まった場所で食べるとは限らないからです。
赤ちゃんは気まぐれで、気に入らないとすぐに泣いたりぐずったりして、食事がスムーズに進まないことはよくあります。
そんな時に持ち運びができると便利ですし、将来的に場所を移動させるときにも対応が可能です。
重くて持ち運びが大変、大きすぎて幅の狭い場所が通れないなんてことがあるかも知れません。
離乳食椅子にはコンパクトなもの、折りたたみができるものもあります。持ち運びのしやさをどれくらい重視すればよいかは、各家庭によります。
移動する可能性のある場所の幅をチェックして、そこがちゃんと通れるかも調べておきましょう。
赤ちゃんや幼児は、とにかくすぐにこぼします。食べたくない時は吐き出したり、お皿やコップで遊んでしまい、手も椅子もベタベタなんて事も……。
そんな時にもお手入れが簡単だと、後片付けがとてもはかどります。ご飯が細かいところに入り込んで取れない、固まってしまって取れないなんてことにならないようにしたいものです。
赤ちゃんが使う椅子ですから、シンプルな形状ですき間や凹凸が少ない物がおすすめです。その上で赤ちゃんが安全であることも大前提、椅子を噛んだりしても問題ない素材なのかも確認しておくと安心です。
離乳食椅子の価格相場を、最安値価格帯、売れ筋価格帯、高級価格帯の3つに分けました。欲しいと思った離乳食椅子はどこに入るのかを参考にしてください。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
¥1,900~2,900 | ¥5,000~7,000 | ¥25.000~30,000 |
最安値価格帯の離乳食椅子は、¥1,900~2,900となりました。この価格帯の椅子は座面を高くするクッションのみ、豆椅子のような形状のものが多いです。
使用可能な月齢も幼児頃からとなっているので、赤ちゃんが使用するには不向きな椅子が多い印象です。
ただし、一部では赤ちゃんでも使用できる商品もあります。安いからといってよくないものばかりではありません。
売れ筋価格帯は、¥5,000~7,000でした。このくらいになると低月齢の赤ちゃんでも使用できる椅子が多いので、希望の沿った椅子を探しやすいです。
売れ筋商品は先輩ママが満足のいく椅子だということ。まずは売れ筋価格帯の商品をチェックしておけば安心です。
高級価格帯は、売れ筋価格帯のおよそ5倍の価格の椅子です。この価格帯の椅子は、ブランドの椅子や、デザインや素材にこだわりがある椅子がほとんどです。
価格は高いですが、そのぶんデザインもよくて機能性にも抜かりがありません。価格を気にしないのであれば、こちらの価格帯の椅子もチェックしてみましょう。
離乳食椅子を製造・販売しているメーカーやブランド。そのなかでもとくにおすすめしたいのが以下の5社です。
どのブランドも赤ちゃん用品の代表ともいえるところばかりで甲乙付けがたいですが、全て自信を持っておすすめできるブランドです。
このブランドの離乳食椅子は、デザイン性・機能性・安全性ともに優れています。
大手のプラスチック商品メーカーです。日常生活で使うさまざまなプラスチック製品を取り扱っています。
商品はどれも使い勝手のよさを考えられていて、離乳食椅子はもちろん、ベビーカーや赤ちゃん用食器など、安全で使いやすいと先輩ママにも好評です。
老舗の赤ちゃん用品メーカー。ベビーチェア、ベビーベッドなどの大型の赤ちゃん用品の取り扱いが多く、丈夫で長持ちする商品ばかりです。
デザインはシンプルでパパにも使いやすいうえに、赤ちゃん用品店ならどこでも手に入るくらいメジャーなメーカーです。
低月齢の赤ちゃんでも座ることができる離乳食椅子の有名どころ。
南アフリカ共和国のバンボ社が製造しています。日本では株式会社ティーレックスが正規品を輸入して販売しています。
創業が大正13年、2014年に創業90周年を迎えた、老舗の家具とベビー用品メーカーです。
家具の知識と経験を活かして作られた離乳食椅子はデザインにこだわり、使い勝手のよさも考えられています。
家具職人ならではの、おしゃれで機能的な椅子を製造しています。
高品質の赤ちゃん用品を取り扱うメーカー。百貨店やミキハウスブランドの商品の製造も行い、自社開発された製品も販売しています。
離乳食椅子をおすすめするにあたり、以下の4つのポイントを選定ポイントとしました。
離乳食椅子を選ぶ際に押さえておきたいポイントばかりなので、この項目をぜひ参考にしてください。
離乳食椅子はタイプも対応年齢も決められていて、なかなか一つに決められない。そんな人にはこの離乳食椅子をおすすめします。
どのタイプにも適応して低月齢から使えるので、この椅子を買っておけば使えなかったり後悔することはありません。
見た瞬間、おもわず「凄い!」と声が出てしまいました。ここまで考えられている離乳食椅子があるとは思いませんでした。この椅子が、今一番おすすめしたい商品です。
商品名の「2way」の意味は、ハイチェアにもローチェアにもなるという事。床に直置きしてローチェアに、付属のベルトで大人用の椅子に取り付けてハイチェアにもなります。
専用テーブルも付いているので、テーブル有り・無しどちらでも使用可能。もちろん、抜け出し防止のベルトも付いています。
腰が座る前後の7カ月くらいから使用できるので、離乳食開始とほぼ同時期から使えます。
カラーはシンプルなホワイトとブラウンの2色。どんなテイストのインテリアにも馴染みます。形状もシンプルなので、お手入れはサッと拭くだけ。全てにおいて抜かりのない使いやすさです。
家事の合間にちょっと遊んでいて欲しい時はテーブルを付けてローチェアに、お食事の時にはテーブルを外してハイチェアに。軽いので移動もラクラクです。
Amazonのベビー用テーブルチェア部門でベストセラー1位に輝いたこの商品、この機能性なら納得がいきます。
離乳食椅子のよいところがギュッと凝縮されたリッチェルの2wayごきげんチェア、椅子選びに迷ったら、こちらの商品をおすすめします。
離乳食開始を機に、赤ちゃんの椅子も用意してあげたい。でも、腰が座るのはまだかかりそう。そんな希望を叶えてくれる椅子を探している人はいませんか?
そんなママにも、ちゃんとおすすめできる離乳食椅子があります。それがこれから紹介する離乳食椅子です。腰が座る前から使えるので、離乳食はもちろん、赤ちゃんをそばで見ていたい時にも使えます。
バンボの椅子は、なんと首が座った頃から使用ができます。首が座るのは個人差があるものの、3カ月くらいです。
生後3カ月といえば、腰が座るまではまだまだかかる時期。そんな時期でも、バンボなら脇からおしりまでをすっぽりと包み込んでくれるので、安定して座ることができます。
素材も柔らかいポリウレタンフォーム。硬くて不快な思いをすることもありません。
専用のプレートレイ(テーブル)も付いているので、お皿やおもちゃを置くこともできます。抱っこが大変な時にも座らせておけるのが嬉しいですね。
専用腰ベルトも付属しているので、万が一の転落や抜け出しにも対応。生後3カ月の不安定な赤ちゃんでも、しっかりとサポートしてくれます。
低月齢からつかえる離乳食椅子のなかでは、バンボが一番早くから使えます。
ハイチェアタイプの離乳食椅子のおすすめは3つです。
ハイチェアは座面が高いので、ママやパパと一緒にダイニングテーブルで食べることができます。
持ち運びはほかのタイプと比べて重くなりますが、その分丈夫に作られていたり、デザインにこだわりのあるもの、比較的長く使えるものが多いです。
カトージからもハイローチェアが販売されています。こちらはパイプ椅子になっていて、脚の部分を伸縮させることによって高さを変えることができ、安定性も抜群です。
赤ちゃんの腰が座る頃の6か月から使う事ができるので、低めの月齢の赤ちゃんでも座ることができます。
座面の素材はビニール製なので、お手入れもサッと拭くだけ。もちろん赤ちゃんが座りやすいように、ウレタンのクッション材も入っています。
デザインはナチュラルで素朴な気球柄で、カラーも落ち着いていて男の子でも女の子でも使えます。
取り外し可能なテーブル付きで折りたたみも可能。シンプルな見た目とは裏腹に、使い勝手も考えられています。
成長に合わせた調節で、なんと大人になっても座れてしまう離乳食椅子です。テーブルの有無、ベルトの有無、座面の高さ調節、足置き板の有無と高さ調節ができます。
最初のうちはフル装備で、成長したらベルトを外し、足が床に付く頃には座面も低く変更することも可能。
調節方法も簡単なので、ママ一人でも大丈夫。赤ちゃんの体に合わせて使うことができ、成長後のダイニングチェアを買い足す必要もありません。
さすが家具の老舗メーカーの大和屋、幼児期以降も使うことができるなんて魅力的です。
カラーはマカロンをイメージしたパステルカラー5色と、ナチュラルな木目を合わせた6色。豊富なカラー展開なので、好みに合ったカラーを選ぶことができるのも魅力です。
こちらも、大和屋の離乳食椅子です。先ほどの椅子と同様、細かい調節が可能で大人になるまで使えます。
こちらは赤ちゃんのガードが木製です。木製のガードはお掃除が大変なんじゃないかと思われがちですが、そこは大和屋さんなので心配は不要。
ガードは工具なしで取り外しができるので、汚れてもガードだけ洗う事ができますし、座面の拭き取りもラクラク。
テーブルは前に出して使うことができますが、使わない時には後ろに回しておくこともできます。
別売りのセーフチェアベルトを使えば、赤ちゃんの立ち上がりも防止。
座面の硬さが気になる人のために、汚れを拭き取りやすいクッションも販売されているので、赤ちゃんに合ったカスタマイズができます。
カラーはナチュラルテイストのブラウンが3色と、カラフルなレッドとグリーン、ホワイトの6色展開となっています。
ロータイプの離乳食椅子をお探しの人は、こちらを参考にしてください。
コンパクトなのでお手軽で持ち運びをしやすいローチェアは、収納もしやすくて手入れも簡単。
離乳食椅子としてはもちろん、座面が低いので成長したら自分で座ることができます。お絵描きの時に座ったりと、遊ぶ時にも使えて便利ですよ。
カトージが販売している豆椅子です。豆椅子は、ほとんどのものが座ると「ピー」と笛が鳴るしかけがついていますが、この豆椅子は笛が付いていないので座っても静かです。
音が鳴るしかけは赤ちゃんが喜びますが、食事の時は静かにして欲しいものですよね。
ローチェアは手軽な豆椅子がよいけれど、笛が鳴らないものが欲しい人にはおすすめ。
デザインは先ほどご紹介したハイ&ローチェアと同様の気球柄。パイプ部分はブラウンでナチュラルな豆椅子です。
小さくて軽いので持ち運びはとっても手軽で、お手入れもしやすいのも嬉しいポイント。
ローチェアのなかでも手軽に使えてお手入れも楽な豆椅子。笛が鳴るからと気にしていた人には、この豆椅子をおすすめします。
大和屋ならではの職人技術で独自のデザイン性と機能性を持ち合わせ、一部に曲木を使ったナチュラルかつおしゃれなローチェアです。
上記のすくすくチェアと同様に、テーブルの有無の選択が可能。使わない時には後ろに回しておけます。
折りたたみも可能なので、収納にも困りません。お手入れに関しては、木製のローチェアのなかではピカイチではないかと思うほどシンプルです。
正直言って、ローチェアでここまでこだわった仕様のものはあまりありません。ローチェアは簡易的な作りのものが多いですが、この椅子はハイチェアと同様に、細部までこだわりが見られます。
カラーはナチュラルな木目をいかした3色。小さいけれど優秀でおしゃれ、もちろん丈夫なローチェアです。
こちらのチェアも、高さ調節ができて大人まで使用が可能なハイ&ローチェアです。
この椅子のおすすめポイントは、高さ調節に工具が必要無いところ。
購入時に専用の工具が付いてくるものが多いですが、いつの間にか無くしてしまって、高さ調節ができない……なんて事もありません。
しかも調節時間はほんの一瞬。クリップを外して高さ調節をしたら、再度クリップを留め直すだけです。
高さ調節が面倒で、結局高さが合っていない椅子を使うことにはなりません。座面は3段階、足置き板は5段階の調節が可能となっています。
そしてもう一つ、テーブルには取り外し可能なトレイが付いています。このトレイがとても便利で、こぼしたらすぐに取り外して洗うことができるんです。
しかも、マグを置ける仕切りまで付いているので、マグがずれるのを防ぎ、こぼれにくくなります。
これならお手入れも簡単で、汚れてもストレスになりません。
外出先に離乳食椅子が無い、実家や義実家でも離乳食椅子を使いたいけれど、あまり大きな物を購入するのは気が引ける。
そんな時のために、コンパクトで持ち運びもラクラク、臨機応変に対応できる離乳食椅子を2つ選びました。
安全性、デザイン性、機能性に優れた以下の2点は外出時におすすめしたい離乳食椅子です。
こちらの離乳食椅子は、テーブルに直接取り付けるタイプです。20~40mmの厚さまで対応なので、ほとんどのテーブルに取り付けることができます。
椅子が落ちないか心配になるかもしれませんが、そこはカトージなのでちゃんと考えられています。テーブルに付けても、上からも下からもしっかりと支えられているので安全です。
赤ちゃん自身も5点式のシートベルトで守ってくれるので、立ち上がったり横に落ちたりする心配もありません。
カラーはシンプルなグレー&ブラックで、通気性のよい素材を使用しています。
折りたたみ可能なので、持ち歩きにも対応。収納にも困りません。
家での普段使いはもちろん、孫が来た時だけ使いたい人にもおすすめしたいのが、この離乳食椅子です。
一見、抱っこ紐かな?と思ってしまうくらいコンパクトな離乳食椅子がこちら。
訪問先や外食する時に離乳食椅子が無くて困った、離乳食椅子はあるけれど月齢が対応していないという事態はよくあります。
そんな時でも安心して使えるのが、エイテックスのキャリーフリーチェアベルトです。
大人用の椅子にも取り付けができるので、どんな椅子でも離乳食椅子として使うことができるのです。
ママ一人でお出かけした時にも、お店の離乳食椅子を探してあちこち回るのは大変。色んな人が使った離乳食椅子は衛生面で心配なママもいるのではないでしょうか。
そんな時にも、これ1つをマザーズバッグに入れておくだけで安心です。
離乳食椅子を購入するとき、ほかのパパやママはどんな点に心配しているのでしょうか。注意点やよくある質問を集めました。もう一度確認して、赤ちゃんに合った離乳食椅子を選んであげましょう。
腰が座る前から使える離乳食椅子であれば使用可能です。腰が座る前の椅子は必ずしも必要ではありません。
椅子が無くても片手で抱っこをして食べさせることができますが、それが大変であれば月齢に対応した椅子を購入しましょう。
腰が座る時期は赤ちゃんによって個人差がありますが、早い子で5カ月くらいです。腰が座ると離乳食椅子に座ることができます。
豆椅子の対象年齢は6か月となっていますが、自分でしっかりと足を着いて座れるくらいまでは使用を控えた方がよいでしょう。
自分で座れるようになるのは個人差はありますが、だいたい9カ月くらいです。このくらいの時期になれば体も安定して、一人で座っても安全です。
ただし、豆椅子には転落防止のベルトなどが付いていません。ちょっと目を離した隙に椅子がずれたり転倒する可能性もありますから、最初のうちは座っている時も目を離さないように注意してください。
たくさんの離乳食椅子をご紹介してきましたが、購入したいと思えるものは見つかりましたか?全ておすすめなので、どれを購入しても満足してもらえるはずです。
赤ちゃんが快適に使えるのはもちろんですが、まずはやはりパパママが快適に食事をさせることができて、お手入れや収納にも困らない椅子が便利です。
中にはびっくりするくらい機能性やデザイン性がよい椅子もありました。
同じタイプの椅子でもさまざまな素材がありましたが、素材によって重さや幅などが変わってくるので、購入前に確認しておきましょう。
離乳食椅子は、どこで誰が食べさせて、どんな使い方をしたいかを把握してから購入してください。満足のいく離乳食椅子に出会えますように。