おすすめの剪定鋏について、とことん調べてみました。剪定鋏は植物の枝葉を切るための道具で、ガーデニングやフラワーアレンジメントを楽しむには必需品です。自分の手に馴...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>おすすめの剪定鋏について、とことん調べてみました。剪定鋏は植物の枝葉を切るための道具で、ガーデニングやフラワーアレンジメントを楽しむには必需品です。自分の手に馴染み、使い勝手の良い鋏を1本持っていると、格段に作業のしやすさが変わるでしょう。今まで剪定鋏をなんとなく選んでいたなら、それぞれの良さや特徴を知ることで自分に合った剪定鋏がどれなのかが明確になるはずです。
ママアイテム編集部
剪定鋏はただ切れればいいだけではなく、また高ければいいというわけでもありません。自分の目的に合った剪定鋏を選ぶことがポイントです。
剪定鋏を選ぶ一番のポイントは刃や柄の部分の長さです。何を切るのに使うのか、大きく刈るのか細かく刈るのか、目的に合わせた選び方で鋏の使い勝手がまるで違います。これを間違えると使いづらくなります。
さらには鋏をすぐダメにしてしまったり、場合によっては変に力が入って自分の身体を痛めることにもなりかねません。
ツツジのような生垣でこんもり繁っている葉を広く刈り込む場合は、柄の長い刈り込み鋏が1回で刈れる範囲が広いので最適です。
松のように細かく繁っている葉を刈り込むには、小型で刃の先が細い鋏が目的の葉を刈りやすいのでおすすめです。普通に葉を切るのであれば刃の長い剪定鋏が1本あれば使いやすいでしょう。
鋏ほど価格帯の広いものはないかもしれないと言えるほど、剪定鋏の価格には幅があります。それほど作りによって機能も耐久性も変わり、自分に合ったぴったりの1本を選ぶのが難しいのです。
とは言っても、高級品は名匠によるものだったり桐箱入りのものだったりプロが毎日使うのに耐えメンテナンスしながら長く愛用していくのに相応しい鋏です。安い剪定鋏は、100円均一ショップで買えるものもあります。
しかし、安すぎるものは刃こぼれしやすいとかネジがゆるみやすいなど耐久性に不安があります。売れ筋の価格帯というのは、馴染みやすく使いやすいものや普段使いに十分な機能が揃っているゾーンと言えます。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
¥490~¥980 | ¥1,099~2,750 | ¥7940~40,634 |
たまに使う程度であれば十分ですが、頻繁に使うには弱い面があります | プロも日常的に使っているものが多く機能面では十分です | 材質や作りにこだわり抜いた商品が多く長く愛用するのに向いています |
剪定鋏のメーカーは聞きなれない名前が多いのではないでしょうか。鋏は古くから使われている道具なので老舗メーカーも多く、専門性の高いブランドです。
岡恒と言えば、赤と白のハンドルが目を引く剪定鋏でお馴染みです。形もシンプルで使いやすく、実際に使ったことがある人も多いでしょう。大正時代から続く老舗メーカーは信頼も高いです。
他メーカーを使っていたけれど岡恒に戻ってきたという人も多いほど、定番で人気があります。
剪定鋏を選ぶポイントはとにかく実用性があるかどうかです。
同じ性能であれば見た目のカッコよさや値段も比較ポイントになりますが、今回は実用性を重視した刃の長さや重さ、何を切るために必要か、使う時に持ちやすいかという点に絞って比較してみます。
アマゾンでベストセラー1位を誇る商品が、千吉ラチェット式剪定鋏SGP-22Rです。
ハンドルの片方が輪になっていて、ストッパーがロック式なのが特徴的です。アルミボディを採用するなど、剪定鋏としてはデザインも機能も備えた画期的な商品です。
この剪定鋏の一番の特徴は、何と言ってもラチェット式であることです。ラチェット式とはギアのようなもので、テコの原理を利用して太い枝でも少ない力で切れるという機能です。その手軽さに驚く人がほとんど。
「楽で扱いやすい」「かなり太い枝までカットできる」と評判です。少ない労力で済むので、作業効率が挙がったという意見もあります。手の小さい女性には少し大きすぎるとの声もありますが、15mmくらいまでの枝なら女性でも楽に切れるでしょう。
この鋏を愛用している男性の中には、剪定を手伝ってくれる奥様用に2本目を購入したという方もいるほどです。一度ラチェット式の剪定鋏を使ってしまうと、あまりの手軽さに他の鋏には戻れなくなってしまうかもしれませんね。
ガーデニングを趣味で行っている人なら、日常的に剪定鋏は使うでしょうし、その切れ味や耐久性、使い勝手の良さにはこだわりがあるはずです。日常の園芸に特化したタイプや定番だけど人気がある、そんな剪定鋏を選んでみました。
この剪定鋏はドイツのベーガー社製で、ほぼバラの剪定に特化したと言っていい商品です。ドイツは刃物の産業が盛んなことに加え、ガーデニングやフラワーアレンジメントなどの園芸でも世界的に注目が高い地域です。
バラの品種改良や育成でもドイツは有名ですから、バラ専用の鋏を作ってしまうのもわかります。「こんな製品があったのだ!」「特に棘のあるバラ用であるのかと思ったら、ありましたね」という思わず見つけたというような感想もあるほど。
珍しい鋏ではありますが、特徴なのは切った枝が刃に挟まったまま落ちないことです。棘のある枝をバサッと切り落としてしまうと他の枝や花を傷つけてしまうので、バラを育てている人には1本あると便利でしょう。
アルスの赤い柄と言えば剪定鋏の定番のひとつですが、この赤い柄の鋏はシリーズ化されていてどんどん進化しています。このV-8PROはこの前のV-8に比べて15gも軽くなった最新バージョン。
剪定鋏は切れ味や耐久性も大切ですが、鋏を持つ手にあまり負担をかけたくないもの。軽量化と手にフィットするハンドルはスパスパ切っていきたい時には重宝します。腱鞘炎に悩んでいる人も、手への衝撃が少なくて満足しているそうです。
握り込むとロックが外れ片手で操作できるストッパーも優れものですが、手元のバネがないタイプなので指をはさまなくなったとの喜びの声も。替え刃もあるので長く愛用したい一品です。
長い柄のついた一見刈り込み鋏に見えるこの「新」極太切も、刃がカーブになっていて太い枝を切るための形状になっているのでれっきとした剪定鋏です。これまでおすすめしてきた剪定鋏では挟めないくらい太い枝を切るのに役立ちます。
あまりに太い枝だと手元の握力だけではとても足りませんが、長い柄はテコの原理を応用しているので楽々切断できます。名前にも一発切断とあるくらいスパッといけます。手の平サイズの剪定鋏に比べたら重さはあります。
それでもアルミパイプで軽量化されているので扱いやすい部類でしょう。ノコギリやチェンソーを使わないと切れなかった枝もサクサクいけるので、作業効率もあがり細かく切ってゴミ袋に入れるのもかなり楽になるのではないでしょうか。
ただやはり太い枝を切り続けるには体力がいるので、筋肉痛は覚悟したほうがいいかもしれません。
剪定鋏といえば岡恒というくらい国内シェアNO.1を誇るメーカーの定番品です。赤と白の柄の岡恒の鋏は、ガーデニングや造園をやる人なら一度は見たことがあるはず。そのくらい圧倒的シェアを誇るのは性能も優れているからでしょう。
用途に応じていろいろな鋏を持っていても、基本の一本としてはとりあえずコレでと気軽に使える鋏です。「プロの職人が普段から使っている道具だから間違いない」「剪定鋏と言ったらコレ!」といったように信頼度の高さも圧倒的。
リピート買いも多く、使っているうちに植え木の剪定が好きになったという人まで。それだけオールマイティに使える剪定鋏だということですね。
200mmは男性にはぴったりですが、手の小さい女性には同じシリーズの180mmが使いやすいかもしれません。
元々鋏は柄の部分と刃の部分が一体で作られていました。最近の剪定鋏はハンドルを軽量化するなど、柄と刃とは別々なのが一般的ですが、このおの義刃物はその伝統を守り続けていることで良さを引き出しています。
刃の厚みが薄いため抵抗が少なく、草花から細い植木まで幅広く使えます。ハンドルのカーブのある形状は手首に負担がかかりにくい仕様になっているので、力の小さい女性でも楽に使いこなせるでしょう。
伝統の製法で作られた職人の技を手にしてると思えば、雑にも使えません。お手入れをしながら長く使っていく一本になるはずです。こだわりの一本を手にしたい方にはぜひおすすめします。
剪定鋏になりより大切なものは、その切れ味です。スッときれいに切れないと切り口が潰れてしまいます。
植物は繊細なのでそこから傷んでしまうことも。切れ味が鋭いということは、それだけ植物に優しいということでそれが高品質にもつながります。
ここでのおすすめの剪定鋏は「切れる鋏ならなんでもいい」から「丁寧な仕事ができる鋏が欲しい」に意識を変えてくれる品々です。
津軽型というのは、りんごなどの果樹の枝の剪定に使われる伝統的な形だそうです。
こちらの宗寛は、山形の職人さんが手造りで一本一本ていねいに作り上げたもの。伝統的な製法と伝統的な形を受け継ぐ宗寛は、研ぎ直しながら締め直しながら長く使っていきたい鋏です。
こちらは定番のブイエスエイトの進化系で、ハンドルがロータリー式なのが売りの剪定鋏です。剪定する時にハンドルを握り込むとハンドルが回転し、手や手首の負担を軽減してくれます。
普通の鋏を使っていてこのロータリー式に変えると、最初は違和感を覚えるはず。しかし使い続けていくうちに慣れていき、手への負担が軽くなっているのでいつもより長く鋏を使っていることに気付くでしょう。
握り込むだけではずれるワンタッチストッパーや刃が打ち合った時に衝撃を吸収してくれるクッションは、手軽に使えて女性にも人気があるのもうなずけます。
ロータリー式に慣れてしまうと、普通の剪定鋏では負担を感じてしまうかもしれませんね。
テレビでも紹介されたことのある、伝統の鋳造技術とすべてを一つずつ手仕上げする丁寧なつくりに海外からも人気の高い一品です。
鋏の命は切れ味ですが、剪定鋏は特に枝や茎がきれいに切れないと逆に植物を痛めてしまうことになります。
この飛庄の剪定鋏は切れが綺麗で、植木が傷まなくて嬉しいとの喜びの声も。鋏にとって「最高の切れ味!」はなによりの賞賛。手入れをしながら丁寧に使ってあげれば一生モノの愛用品になるでしょう。
江戸時代からの老舗メーカーである外山刃物は伝統製法だけでなく、常に道具の使いやすさを追求しており、グッドデザイン賞を受賞したこともある優れもの。
人間工学に基づいて作られたハンドルのフィット感は、手に吸い付くようだと評判も高いです。
ステンレス製のため全体がシルバー色をした鋏は美しく、プレゼントにもおすすめ。プロ職人御用達なので使いごこちが良いのはもちろんのこと、つねに磨いて手元に置いておくだけでも満足できそう。
フランス人フローリストも愛用しているというこの剪定鋏は、ガーデニングだけでなくフラワーアレンジメントでも活躍してくれます。技術の向上とともに、鋏も上質なものへと道具にもこだわりたいところです。
山形県は鍛冶が盛んでしたが、今も伝統の技として鍛冶職人が鋳造技術を受け継いでいます。一本一本が手仕上げのため量産ができないところも、この鋏の価値のひとつです。独特の切れ刃を薄く仕上げる製法は、切れ味が軽いと本職にも好評。
入手がなかなか困難なので誰にでもおすすめできるものではありませんが、植物に長くたずさわっていくならいずれ手にしてみたいのではないでしょうか。刃にある刻印も伝統や技を自信をもって伝えている何よりの証です。
本職にもなると用途に合わせて鋏をいくつも持っているもの。その中でも、これはという愛用品におすすめの剪定鋏を選んでみました。プロ仕様の道具をひとつ手に入れると、それだけで園芸がますます楽しくなるのではないでしょうか。
スチール製のシャープな刃は開きも大きく、太い枝も楽々切れます。逆に細くて柔らかい草花の茎もサクッと切れるので、オールマイティに使えると本職の花屋やガーデナーに人気が高い鋏です。
太い枝を切る時はどうしても自分の握力に頼りがちですが、こちらはハンドル部分も刃も人間力学に基づいた省エネ設計。少しの力でストレスなく剪定ができます。園芸道具だけでなくDIYにもおすすめとなればまさにオールマイティ。
安全ロック付きで刃先も受け刃に収まり切り口が表に出ないので、子供と一緒にガーデニングやDIYを楽しむのにもいいのではないでしょうか。あまりの使いやすさに切らなくてもいい枝まで切ってしまいそうです。
手の平にフィットする独特の曲線が手の力を確実に刃先に伝えてくれる造りになっているため、それほど力を込めなくても枝をスパッとカットできるようになっています。ハンドル部にある突起は手が滑るのを防ぐためだそうです。
しっかり握り込めるため枝へも余計な負担をかけずに切れるのは植物にも優しいですね。グッドデザイン賞を受賞しているほど刃からハンドルまでのゆるやかな曲線が美しく、使っていない時でも眺めてしまいそう。
2回まで刃研ぎが無料のアフターケアも嬉しいところ。今までの鋏が物足りなくなったり、個性のある鋏を探している人には特におすすめです。
剪定鋏を使った作業をしている時は、鋏から手を放す時の置き場に悩むこともあるでしょう。剪定鋏ケースを身に付けておけば、出し入れが簡単にできて作業もスムーズになります。
プロがおすすめするケースなら、便利なだけではなくかっこよく作業ができるでしょう。
全長が180mmと200mmの剪定鋏を1本入れることができます。素材の牛白皮は薄いベージュのような色をしていますが、使い込むほどにツヤと深みが出てくるので皮の変化を楽しみたい人にはおすすめ。
岡恒の剪定鋏とセットで購入する人が多く、持ち歩きだけでなく普段の鋏カバーとしても愛用者が多いようです。ベルトに吊るすタイプなので足回りでバタつかないもの使いやすいところ。鋏の出し入れが楽だと、作業効率も上がります。
こちらは折込式の鋸と剪定鋏の2本を同時に収納できるタイプ。用途に応じて使い分けたい人にはこちらがおすすめでしょう。こちらもベルトに吊るすタイプですが、2本吊り下げて作業する姿はかっこいいですよね。
本皮仕様なので使えば使うほど馴染んでくるはず。ベージュ系の薄い色なので汚したくない!と思うかもしれませんが、むしろがんがん使ってあげることで味のある見た目になって、満足度も高まりそう。
剪定鋏を買う時に、パッケージを見て言葉の意味や違いがわからずに悩んで決められなくなることも多いでしょう。いざ購入する前に、疑問を解決しておきましょう。
a型とb型の違いは、元々は製法の違いでした。a型は素材の違う刃と握り部分をロー付けすることで一本の鋏に拵えたもので、b型は1本の鋼の棒から金型を使い鍛造したものです。
現在では刃の形でa型とb型を分けており、b型と同じ製法で形がa型のものはa型になります。a型の刃はシャープで厚みがb型に比べると薄く、切断する時の抵抗が少ないので比較的楽に鋭く切ることができます。
一方b型の刃はハマグリ刃とも呼ばれ、ハマグリの貝殻のように丸みのある形をしています。刃元に厚みがあるので、太い枝の切断に向いている形です。
剪定鋏も植木鋏もどちらも植物を切るものなのに何が違うの?と思いますよね。剪定鋏は細い枝葉から太い枝葉まで広い範囲に対応した鋏です。剪定鋏のほとんどのハンドル部分が握り込む形になっていることと、バネがついていることが特徴的です。
植木鋏は剪定鋏ほど太い枝を切ることに対応しておらず、草花や細い枝を切るのに向いています。その持ち手部分は輪の形状になっていることがほとんどで、文房具のハサミと同じような形をしているのが植木鋏です。
フラワーアレンジメントなど草花を扱うことが多い人はメインの1本が植木鋏で、ガーデニングや造園が主になる人はメインの1本に剪定鋏を持っているというケースが多いでしょう。
オールマイティな1本もいいですが、用途に合わせていろいろ使い分けると鋏も長持ちします。
剪定鋏はこだわればこだわるほど職人技の領域に入っていきます。ここでは入門とも言える手軽に手に入るものから、鍛冶職人が一人で仕上げていく名品と呼ばれるものまで幅広く15種類のおすすめをご案内してきました。
道具とはそれだけ奥が深いものですが、お気に入りのひとつを見つけられれば手間のかかる剪定作業も今より楽しくなるでしょう。岡恒やアルスは人気もあり定番ですが、他の商品も個性があり一定のリピーターがついている良品ばかりです。 自分の手にぴったりの道具を手に入れて、楽しいガーデニングライフを送りましょう!