グラデーションなど多彩なアートを描きたい人にもおすすめのエアブラシ。そもそもエアブラシとは、圧縮した空気の力を利用し、絵の具や塗料などを霧状に噴射し色を付ける道...
グラデーションなど多彩なアートを描きたい人にもおすすめのエアブラシ。
そもそもエアブラシとは、圧縮した空気の力を利用し、絵の具や塗料などを霧状に噴射し色を付ける道具。
イラストレーションを始め、自動車やTシャツなどのペイント・ボディメイク・ネイルアートなど様々な分野で利用されています。
ただ種類も多く、どんなものを選べば良いか迷ってしまう人も多いでしょう。
そこで今回初心者向けのものから上級者向けのものまで、ニーズ別おすすめエアブラシ9選を選出しました。
また正しい選び方や気になる疑問にも触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ママアイテム編集部
まずはエアブラシの正しい選び方のポイントについて解説していきます。どんなポイントに注意して選べば良いのか、しっかりチェックしていきましょう。
塗料の噴射量を調節するハンドピース。そんなハンドピースには主にダブルアクション・トリガーアクション・シングルアクションの3タイプあります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
ダブルアクション | トリガーアクション | シングルアクション | |
---|---|---|---|
特徴 | 2段階で操作するタイプで、最もポピュラーなもの | トリガーを引くだけで噴射量を調節できるタイプ | 塗料の噴射量を後ろのダイヤルで調節するタイプ |
メリット | 自由に塗料をコントロールできる | 指が疲れにくい | シンプルに使えるので初心者に向いている |
デメリット | 長時間使うと指が疲れやすい | 細かな表現をしたい人には向かない | 噴射量の調節が難しい |
向いている人 | 多彩なアートを楽しみたい人 | 長時間使いたい人 | 初心者や塗料の量を変えずに使いたい人 |
それぞれの特徴に違いがあるので、選ぶときの参考にしてみてください。
塗料が出てくる口径の大きさもチェックポイントの一つ。なぜなら口径が大きなものは塗料の量が多く広範囲に吹き付けることができ、小さいものは塗料の量も少なく、狭い範囲に吹き付けることができるといった違いがあるからです。
また塗料の粒子の大きさでも考慮する必要があります。例えば粘度が高く粒子が大きいものは、詰まりやすいため口径が大きいものが良いでしょう。ちなみに一般的に良く使われているものは、3mmタイプのものです。
塗料を入れておくカップタイプには主に一体型と分離型があります。一体型はカップの繋ぎ部分がないので、掃除がしやすいです。
ただしハンドピースの向きによっては塗料がこぼれることがあります。また口径が小さいものが多いのも特徴の一つ。そのため詰まりやすいのもデメリットと言えます。
分離型は取り外しができる分、塗料の量を調節することができます。ただし継ぎ目に塗料が残りやすい点がデメリットと言えるでしょう。
コンプレッサーはハンドピースに空気を供給するもので、これがないと使うことができません。そんなコンプレッサーを選ぶときのポイントをまとめました。
3つの点に着目してコンプレッサーも選んでみてください。また圧力の強さは強ければ強いほど遠く綺麗な塗装ができるため、多彩なアートを楽しみたい人は強めの物を選ぶと良いでしょう。
長時間使用したい場合は、継続使用時間が1時間以上のものがおすすめです。またマンションなど近隣に迷惑をかける可能性がある場合は、作動音が極力小さなものを選ぶと良いでしょう。
今回の比較ポイントは3つあります。このポイントも参考に、今回のエアブラシおすすめ9選を選びました。購入するときは、ぜひ比較ポイントもチェックしてください。
今一番おすすめするエアブラシは、複数のエアブラシがセットになったタイプのものです。ニーズに合わせて使い分けができるので、初心者から使い慣れた人まで幅広く使える万能キット。そんなエアブラシはこちらです。
3種類のエアブラシが各2本づつ入った、エアブラシのキット。1種類目は長時間作業しても疲れにくい吸い上げタイプで、分離型のエアブラシになります。ノズル口径3.5mmと比較的大きく、吹付スピードも速いのも特徴の一つです。
2種類目は初心者でも扱いやすい一体型のエアブラシです。バランスが良く操作も比較的簡単なのも特徴の一つと言えます。
3種類目はメタルカップが横方向に付いたタイプで、方向調節が可能。フレシブキも簡単にデザインすることができる分離型のエアブラシになります。
この3種類のエアブラシが全てセットになっているため、初心者はもちろん多彩なアートを楽しみたい人にもおすすめです。また3種類あるのでニーズに合わせて使い分けもOK。
繊細なアートからちょっとした修正など幅広く利用できることから、自分なりの美しいアートを作り出すことができます。エアブラシや工具、ボトルやメタルカップなど全てを収納できるケース付き。
いつでもスッキリ収納できるうえ、持ち歩く場合にも便利です。口コミでも単品で買うより断然こっちの方がコスパが良い、3種類あるので各工程から仕上がりまで理想通りにできたなど、かなり高い評価を得ていました。
初めて購入する人はもちろん、買い足したいと考えている人にもおすすめのエアブラシキットと言えます。
エアブラシを買ったけれど、うまく使いこなせなかったという初心者も多いでしょう。そんな初心者におすすめの入門セット2選を発表していきます。
コンプレッサーとエアブラシがセットになったタイプです。口径は一般的な3mmタイプで、初心者にも使いやすいダブルアクション。細かな線からちょっと太めの線までマルチに活躍します。特にプラモデルなど模型の塗装におすすめです。
エア圧は3段階で調節可能。塗料の噴射を一定に保つこともできるため、塗りムラができにくく初めての人でもきれいに仕上げることができます。付属のコンプレッサーはとてもコンパクト。収納にも便利です。
またバッテリーパックを購入することで、コードレス化も可能。どこででも使うことができるのも魅力の一つと言えます。口コミでも狭い範囲でも簡単に塗れる、初めて使ったけれど使いやすいと好評です。
ただちょっと振動があるようなので、使用するときはマットなどを敷くなどすると良いでしょう。
振動が少なく本格的なコンプレッサーを始め、圧の調整を行うエアレギュレーターなど全てセットになったタイプです。すぐに使えるようあらかじめセットもおこなわれているのも特徴の一つと言えます。
面倒な組み合わせに悩むことなくすぐに使い始めることが可能。初めて使う人にも使いやすいですよね。エアブラシは口径0.3mmのダブルアクション。全体の吹付から細かな作業まで多彩に使いこなせるうえ、初心者でも使いやすいタイプのものです。
またボタンからエアバルブまでのラインが、本体斜めに交差するようなデザインになっています。そのため握りやすいのも特徴の一つ。実際の口コミでも手にしっかりフィットするので書きやすい、セッティングが非常に簡単など好評です。
音もとても静かとのことなので、周りを気にしなくてよいところも嬉しいですよね。
せっかくなら多彩な塗装を楽しみたい、そんな人におすすめ。ダブルアクション方式のエアブラシおすすめ2選を発表していきます。
カップタイプが分離型のエアブラシになります。スプレーと噴射の効率が非常に良いので、減量の節約にもつながり経済的。さらに耐久性にも優れているのも特徴の一つです。着色チョコレートやケーキのデコレーションを始め、タトゥ・ネイルアートなど幅広く使うことができます。
カップは透明なので後どれくらい残っているかも一目でわかります。そのため途中で塗料が無くなるといった心配もありません。
また20ccと40ccの2種類ついているので、使う量などに合わせて付け替えることが可能。長時間作業を行いたい人にもおすすめです。
本体は細かく分解できることから、細かな部分までしっかり掃除ができるのも魅力の一つ。いつでも清潔に保つことができます。特にケーキなどのデコレーションに使いたい人には、もってこいと言えますよね。
口径部分が0.5mmと少し太めなのが特徴のエアブラシです。その分一度に広い面積への吹付ができます。低圧でも安定した吹付ができるため、使い勝手も抜群です。
カップは大型で15ccまで塗料を入れることも可能。何度も塗料を入れる手間もありません。さらにカップ部分は洗いやすい形状になっているのも特徴の一つ。お手入れも楽々で、いつでも清潔にしておくことができます。
ハンドピースはダブルアクションで、作業中自由に塗装量をコントロールすることができるのも魅力の一つです。ニードルストッパーを設定することで、シングルアクションのような使い方もできます。
実際の口コミでも広範囲を簡単に吹き付けられる、シンプルな作りなので掃除も楽などかなりの高評価。吹付も安定しているため、初心者にも使いやすいといった意見もありました。
長時間作業をしたいという人も多いですよね。そんな人におすすめ、指が疲れにくいトリガーアクション方式のエアブラシをチェックしていきましょう。
トリガータイプのエアブラシです。トリガー部分を引くだけで簡単に塗料を噴射できることから、指への負担も少なく長時間の作業にもおすすめ。口径は使い勝手の良い0.3mmタイプ。さらにダブルアクションなので、多彩な表現も可能。
自分好みのデザインを作り出すことができます。またドレン&ダストキャッチャーを一緒に使うことで、より握りやすくなります。カップ部分は分離型タイプ。分解して掃除ができるため、細かな部分まできれいにすることもできます。
気になる口コミですが、トリガーも軽く塗料が出る時少し重くなるのでわかりやすい、細吹きもできることから幅広いニーズに使えるなど喜びの声がたくさんありました。
指が疲れにくいトリガータイプに加え、ハンドピースは多彩なアートを楽しめるダブルアクション。握る部分は少し太めになっているため、男性にも握りやすくなっています。
カップのサイズは2cc・5cc・13cc、口径は0.2・0.3・0.5mmの各3種類ずつを完備。それぞれニーズに合わせて替えることができることから、より幅広いアートを楽しむことができます。
またカップが3つ付いているので、塗料の交換回数も最小限に抑えることも可能。手間も省け、より集中して作業に取り組めるのも魅力の一つです。
口コミでもグリップが握りやすい、3種類のノズルが交換できるので使い勝手が良いなど好評です。ただ細吹きにはあまり向かないとの意見もありますので、どちらかというと広範囲に噴射したい人向けかもしれませんね。
一度もエアブラシを使ったことがないけれど、使ってみたいと考えている人必見。初めての人にも使いやすい、シングルアクションのエアブラシのおすすめ2選を発表していきます。
エアーの噴射のみで簡単に塗装できる、初めての人にも使いやすいシングルアクションのエアブラシ。塗料量などはあらかじめ調整しておくタイプです。そのため常に一定の塗料がでることから、塗りムラが出来にくくきれいに仕上がります。
口径は4mmタイプを採用。0.3mmのちょっと繊細な作業と、0.5mmの広範囲への噴射、2種類の良さを実感することも可能です。シングルアクションにしては、幅広いニーズに答えることができるエアブラシと言えます。
口コミでも使いやすさも良く手入れも楽、操作も簡単で広い範囲の噴射も簡単など高い評価を得ていました。
ただし作業中微調整ができない分、繊細な作業には不向きです。また作業後ニードルを戻し忘れると塗料が漏れてしまうことがあるため、その点も十分注意して使いましょう。
金属製のシンプルな構造が特徴的なシングルエアブラシ。丈夫で耐久性があることから、長く使いたい人にもおすすめです。ノズル口は0.3mmですが、1mm程度の繊細な吹付から広範囲の塗装までこなすのも特徴の一つ。
これ1本で幅広いニーズに対応することができます。15ccまで塗料を入れられる大きめのカップを採用。広範囲の吹付時にも、頻繁に塗料を入れ替える必要もありません。
シンプルな本体に加え、カップを取り外すこともできます。掃除も簡単で、初めての人にも負担なく手入れを行えるのも魅力の一つです。
口コミでも分解掃除が非常に楽、操作がしやすくぼかし表現なども簡単にできた、など喜びの声がたくさんありました。
エアブラシを購入時に気になることや疑問点なども出てきますよね。そんな疑問を解消するため、特に多い疑問とその答えをまとめました。
エアブラシの掃除には分解せずに行う「うがい洗浄」と、分解して行う「分解洗浄」の2種類があります。
うがい洗浄は他の色を使いたい時や作業終了時など、軽く掃除したいときによく使われる方法です。では詳しいやり方をチェックしていきましょう。
分解洗浄はしばらく使わない時や定期的なメンテナンスを行いたいときにする洗浄方法です。
分解洗浄の際、小さなブラシなどを使っても良いのですが、エアブラシ用クリーニングセットを使うと便利です。またエアブラシの可動部分にはグリスなどを塗っておくと、次使う時スムーズです。
初めて使う初心者から使い慣れた上級者まで、それぞれにおすすめのエアブラシを全9選を発表していきました。気に入ったものは見つかったでしょうか。特に初めて使う人は、コンプレッサーがあらかじめ付いているものを選ぶとスムーズです。
気に入った1本を使ってアートを楽しむのも良し、より多彩で複雑なアートを楽しみたいなら、タイプの違う複数本のエアブラシを使い分けるのも良し。それぞれのニーズに合わせて、うまく活用してみてください。
もしどれを購入しようか迷ったら、今一番おすすめのエアブラシセットを購入するのも一つの手です。自分に合ったエアブラシで、繊細な作業から広範囲の塗装まで存分に楽しんでみてはいかがでしょう。