この記事は時間を忘れて読めるおすすめの洋書を紹介。小学生~大学生、ビジネスマンまで年代ごとにおすすめの本11冊をピックアップ。
英語学習としても取り上げられることの多い本ばかりなので、はじめて洋書を楽しみたい人も参考にしてくださいね!
この記事は時間を忘れて読めるおすすめの洋書を紹介。
おすすめの洋書の選び方から解説した後、小学生〜大学生、ビジネスマンまで年代ごとにおすすめの本をピックアップ。
ファンタジー、ノンフィクション、自己啓発など、いろいろなジャンルを取り上げたのできっと自分が興味を持って読める本を見つけることができますよ!
どの本も英語学習として取り上げられることの多い本ばかりですので、はじめて洋書を手に取る人にも参考になります。
英語を楽しんで学んで世界を広げてみませんか!
ママアイテム編集部
洋書を読むメリットはこちら。
メリットはなんといっても「英語力のアップ」につながることです。とくに読書が好きな人におすすめで、楽しみながら英語力を伸ばすことができるでしょう。参考書の例文を丸暗記するよりも、物語と紐づけて覚えたほうが記憶にも残りやすくなります。
ただしそのためには、洋書の選び方が重要!途中で挫折しないよう、まずはかんたん過ぎるくらいの洋書を選ぶのがおすすめです。くわしくは、このあと紹介する「洋書のおすすめな選び方」を参考にしてくださいね。
また、英語圏の人の文化や考え方への理解を深めることもできます。日本語に翻訳されている洋書もたくさんありますが、原著を読んでみるとまた別の角度から物語を楽しめますよ。
洋書を読むデメリットはほとんどありませんが、あえて挙げるならこちら。
日本語の本を読むのに比べると、このようなことは考えられます。
自分にぴったりの洋書はどのように選んだらよいのでしょうか。ここでは、おすすめの洋書の選び方を解説します。
英語学習の手段として洋書を読むなら、自分の英語力に合わせて選ぶのがおすすめ。
洋書を読んで英語のスキルが上がるのは「多読」の効果。大量に英文に接することで、脳内の処理能力が早く自然になり、ダイレクトに英文をインプットできるようになります。
それには、何度も読み直したり、辞書を引いたりしなければならない洋書は不向き。事前にその英文の難易度をチェックしておきましょう。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があります。洋書を読むこと自体が楽しみならばどのジャンルを読むのもかまいませんが、そういう人は少ないでしょう。このため、興味を持って読むことができるジャンルを選ぶのがおすすめです。
ミステリーファンならミステリー小説を、空想力を掻き立てられたいならファンタジー、知識も吸収したいなら歴史ものやビジネス書など、興味を引くジャンルを選びましょう。
最近では同じタイトルでも電子書籍か紙媒体を選べるようになってきました。どちらの媒体で読みたいか、また保管しておきたいか、自分に合ったほうを選びましょう。
読みやすさでは紙媒体を好む人が多いです。また、洋書が本棚にあると格好いいという人も中にはいるかもしれません。一方、電子媒体は本屋に購入しにいかなくて良いですし、収納スペースを取らないのがメリットです。
この記事では、目的の洋書を選ぶ目安となるように以下のポイントを設けました。
今、編集部がおすすめする洋書は「不思議の国のアリス」。子どものころに絵本で読んだ人も多いでしょうし、ディズニー映画を見た人もいるでしょう。ストーリーとイメージが頭に入っているので読みやすいです。
幼いアリスが赤い目をした兎に連れられ不思議の国へ。そこで、さまざまな驚きの体験をしながらたくましく成長していくというストーリー。
大体の物語が頭に入っている人なら、スラスラと読むことができるでしょう。英語の上級者だと30分~1時間で読み終わるほどの量です。
また、言葉遊びが随所にちりばめられているのもこの本の魅力。例えば「History(歴史)」と「Mystery(謎)」がかけられているなどは、洋書を読まなければ分かりませんよね。
おおげさにいってしまえば、日本語に翻訳された「不思議の国のアリス」では、本書の本当の面白さは分かりません。ぜひ、洋書で読むことで新たな発見をしてみてください。
好奇心旺盛なアリスは、著者ルイス・キャロルの分身だといいます。一説によれば、物が伸び縮みしたり、距離感を正確に把握できなかったりという、現在「アリス・イン・ワンダーランド症候群」と名付けられた病気を本人が患っていたとか。
アリスと一緒に童心に帰ってファンタジーの世界に浸ってみてはいかがですか?でも、あまり考えすぎてはいけません。例えば、
Why is a raven like a writing desk?’”(なぜカラスは机に似ている?)
というなぞなぞは、キャロルによると「答えがない」そうですよ!
最近では小中学校の英語教育も充実してきました。国際化社会になってきているなか、英語が読めれば将来とても役に立つでしょう。ここでは、小中学生や英語を再入門したい初心者の人などにおすすめの洋書をピックアップしました。
日本では「美女と野獣」として知られている名作。何度も映画化されていますので、アリスと同じくこちらも親しみやすいのではないでしょうか。
内容的には9歳~12歳が対象となっています。英単語も初歩的な単語を使っているので、英語初心者にもおすすめです。内容を楽しんでいるうちに、自然と英文を読むことに慣れていくでしょう。
本書はペーパーバック。ペーパーバックは日本の文庫本と比べて紙が軽くて厚いものが多いです。洋書の雰囲気を楽しめる点でもおすすめです。
「The Cat in the Hat」は現在アメリカで最も人気のある童話。「現代のマザーグース」とも呼ばれています。
雨の日に突然「The Cat in the Hat(帽子をかぶった猫)」がやってきて、猫のペースに乗せられていくうちに大騒動が巻き起こる愉快なストーリー。英文にリズム感があるので読みやすいですよ。音読して英語の発音も覚えたいという人にもおすすめです。
対象年齢は4歳~となっていますから、小さな子どもの英語教材としても向いています。スポンジのように聞いたことを吸収できる年頃ならば、自然と英語が使えるようになるかもしれません。
「白雪姫」「眠れる森の美女」「シンデレラ」「赤ずきん」「人魚姫」など、誰もが知っているグリム童話。もともとは、ドイツ人であるヤーコプとヴィルヘルムのグリム兄弟が書いた童話を英語に翻訳したものです。
1つの童話自体が短いので、自分が読みたい順に読めるのもおすすめのポイント。1話読み終わるごとに達成感と満足感を感じることができます。
多感な年齢でしか味わえない感動があります。洋書を読書するのが、ただの語学学習、受験対策になってはもったいないですよね!
日本では「星の王子さま」というタイトルで知られる本書。今では国語や英語の教科書に載るほど有名です。
名言の宝庫でもある本書は、「ものごとはハートで見なくちゃいけない、っていうことなんだ。大切なことは、目に見えないからね」など多感な年齢の心にグっとくる英文がたくさんあります。
ビジネスマンならば、英語のスキルアップをしたいもの。ビジネス、自己啓発ができればさらに嬉しいですよね。
本書は日本では「天才!成功する人々の法則」として出版されている本。とてもユニークな着眼点で成功する人の特徴を書いていて、引き込まれるように読むことができます。
例えば、アイスホッケー選手。著者はプロアイスホッケー選手の誕生日が1月ばかりのことに興味を持ちます。
実は、アイスホッケー選手の年齢区分は1月1日。つまり、1月に生まれた人は、人より早くレベルの高いクラスに参加できるということ。誕生月により環境のアドバンテージがあるということを解き明かしていきます。
勝間勝代さんがこんなに面白い自己啓発書をかける著者に嫉妬したというほどの本を、原書で楽しんでみてはいかがですか?
アメリカの医療博士、心理学者のスペンサー・ジョンソンによって書かれた本書は全世界で2,400万冊のベストセラー。すでに古典と呼ばれるほど定評があります。
平易な英文でありながら、しぜんと新しい価値観を発見して行動を起こすことの大切を学べるといわれています。
高校生程度の英語力があれば十分に読むことが可能です。ペーパーバックがちょっと不安という人は、欄外に単語や熟語などが載っていて辞書なしで読める「原書で読む『チーズはどこへ消えた?』」もおすすめです。
「ギブアンドテイク(give and take)」という言葉は良く使います。商売人同士で使うこともありますし、もっと曖昧な人間関係のやりとりとして使うこともありますよね。
本書は、そんな「ギブアンドテイク」が良好な人間関係を築くのにどのように役立つのか、またビジネスで上手に使うことはできるのかなどを考察した本です。「ギブアンドテイク」を切り口に、自分がどのようなタイプの人間かも分かりますよ。
ここでは映画化もされている洋書を紹介します。映画を先に見るのもよし、洋書を先に読むのもよしです!
いわずと知れた大ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズ。映画も大ヒットしたことは記憶に新しいところです。
本書を1ページめくれば、たちまちストーリーに引き込まれてしまうこと間違いありません。本書は嬉しいことに何冊も分厚い本がシリーズ化されていますので、夢中になって読んでいるうちに英語のスキルが格段に上達してしまったという人も多いです。
「オリエント急行殺人事件」はアサガ・クリスティの代表作品。最も新しい映画はケネス・ブラナー主演で公開されています。
本書のおすすめポイントは会話が多いこと。ポアロがオリエント急行の乗客一人一人に話を聞いて行くという形式なので会話が多く、読みやすいです。
もちろん事件の真相が徐々に明らかになっていくところもスリリング。衝撃のラストまで一気に読めますよ。
映画・ミュージカルより小説は怪奇、スリラーの面が強いです。このためハラハラドキドキで読み進められます。英文も分かりやすく、英語学習用の洋書として人気が高いです。
高校生から大学生の英語力があれば楽しんで読むことができるでしょう。やや文体が古典的ですが、その分、省略などが少なく文法がしっかり守られているところもおすすめのポイントです。
がむしゃらに洋書を読み続けても、なかなか英語力は向上しません。
効果的に洋書を読むポイントは3つ。
はじめから精読しようと思うと辞書を引くことになり、 テンポよく読めないのはもちろん挫折する原因になります。気になるところに付箋を貼っておくなどし、キリのよいところまで読んでから調べるのがおすすめです。
また、発音をまちがえて覚えないよう、オーディオ版を活用するのがおすすめです。単語を調べるときも発音記号まで確認するようにしましょう。いちど読んで物語の大枠を把握していると、真っ新な状態より聞き取りやすいですよ。「長文読解や文法問題はできるのにリスニングは苦手」という人にもおすすめです。
めでたく洋書を1冊読み終わり、つぎの1冊を探す際、もし読み終わった本がおもしろければ同じ著書の本を選ぶのもおすすめです。その作家の文章の特徴やよく使う言い回しがわかっているので、スムーズに読み進めることができます。英文の意味を理解することに気を取られ過ぎず、物語をより深く読むこともできます。
Kindleで洋書を読むメリットはこちら。
洋書は大きな書店でしか取り扱いがなく、品ぞろえも限られますが、Kindleなら思い立ったときにすぐ購入することができます。
洋書に限らずKindleには、軽くて持ち運びやすい、収納に困らない、紙の本より安いというメリットもあります。洋書はもともと和書より高いため、少しでも安く購入できるのはうれしいですね。
また、洋書を読むうえで役立つのがワンタッチで使える辞書機能。Kindleがあれば洋書と辞書の1台2役です。マーカーを引いたりブックマークをつけたりすることもできるので、速読も精読もスムーズに行えますよ。
最後に、Kindleで読める初心者におすすめの洋書を4冊紹介します。
◆『Harry Saves The Ocean』
洋書初心者は、まずは辞書を使わずに読めそうな絵本や児童書を読んでみるのがおすすめです。
『Harry The Happy Mouse』シリーズはアメリカ、カナダ、イギリスでベストセラーになった絵本で、今回紹介する『Harry Saves The Ocean』は海洋問題を取り扱っています。教育現場でも活用されているようで、大人が読んでも考えさせられる内容になっています。
◆『Klara and the Sun』
初心者だけど子ども向けの絵本はイヤだ!という人におすすめの洋書がこちら。
AIロボット”クララ”と病弱な少女ジョジーの友情を描くSF感動作です。一見、難しそうなテーマに思えますが、意外とシンプルな分法で読みやすい洋書になっています。
◆『The Ickabog』
こちらは『ハリーポッター』シリーズの著者J・K・ローリング氏のファンタジー童話。世界各国がロックダウンされていたコロナ渦に、自宅で過ごす子どものためにオンラインで無料公開したことで話題になりました。(現在は無料公開を終了)
物語の舞台は世界一幸福な国・コルヌコピア王国。英語圏の7~9歳くらいの子どもが読める難易度なので、洋書初心者におすすめです。
◆『Funny English 1: Funny Mistakes Japanese Make in English』
タイトルの「Funny Mistakes Japanese Make in English」のとおり、日本人がよくまちがえる「おかしな英語」を紹介している洋書です。
著者はアメリカ人の現役英会話講師。英語を勉強している日本人向けに書かれていることもあり、初心者でも読みやくなっています。ひとつの項目が数ページと短いので、気になる項目だけ読むこともできますよ。
洋書を購入する際、購入した後に良くある疑問を紹介します。
必ずしもそうでもありません。
長期記憶として残るには、1週間で2、3回同じ英文を読んだほうが記憶に定着しやすいです。また、前に読んだ内容を忘れてしまう場合は、洋書のレベルが高すぎる可能性があります。毎日無理なく読み続けていける洋書がおすすめです。
ダウンロードしておけばずっと読めます。ただし、「Kindle Unlimited」などで無料ダウンロードできる本の場合、期間がある場合もあります。
今回は、おすすめの洋書を紹介してきましたがいかがでしたか。各年代に合わせておすすめの洋書を紹介しましたので、興味をもった本があれば読んでみてくださいね。
語学学習、受験対策、ビジネススキル向上など具体的な目標を持って洋書を読む人も多いと思いますが、やはり自分が面白く読める本でないと長くつづきません。英文のレベルとともに、興味を持てる内容かどうかで選びましょう。
英語がスラスラ読めるようになると世界が広がります。この機会に洋書にチャレンジしてみてはいかがですか?