万が一のために防災リュックが必要だとはわかっているけど、リュックはどんな素材で中身はなにが必要なのかよくわからないという人も多いのでは?
今回の記事では、防災リュックの選び方とおすすめ12選、防災リュックの気になる疑問点など徹底解説していきます!
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>防災リュックを備えていますか?できることなら使う場面が訪れないことを祈りながら「安心」のために持っておきたいものというイメージですが、その機能性や内容はどんどん進化しています。
もうすでに防災リュックは常備してあるという人も、そのリュックの素材や中身をきちんと把握していますか?
これから購入するけれど何を買ったらよいかわからない人に、おすすめの防災リュックを紹介します。
まずは防災リュックについて知っておくことが大切です。見直しや買い直しの参考にも読んでおいてくださいね。
ママアイテム編集部
災害時の避難に必要なアイテムが一通りそろっている便利な防災リュック。一家に人数分取り揃えておきたいものです。
しかし、どんなにアイテム数が充実していても、背負って歩き続けることのできないサイズや重さでは意味がありません。自分や家族の命を守る防災リュック選びは次の4つのポイントをチェックしておきましょう。
容量としては20L~40Lくらいのものが一般的です。多く売られているのが一人分の必要なものが入った防災リュック。続いて2人分、3人となると家族向けの商品になるようです。
◆ 約3日間をしのげる量が入っているものが多い
災害などが起こったときに、多くの人が真っ先に困るのが水や電気などのライフラインがストップしてしまうこと。そんな状態になったら、まずは3日間程度は耐え抜く必要性が出てきます。
そのために必要なライトや防寒具、水や食料がリュックに入っていれば、避難所への移動までや、給水車などの助け、電気が復旧するまでを安全にしのげる3日分の量が目安とされています。
◆ 家族での避難には容量の使い分けも
男性に二人分の量の入ったリュックを背負ってもらい、女性が子どもの必要なものを持つケースもあります。すべてをひとり分で分けて持てる年齢の子どもではない場合、大人が手分けして持てば、家族用の防災リュックが役に立ちます。
◆ 動きやすい容量を選ぶ
性別や体格・体力によってもリュックの大きさや容量は変わります。
暗い道でもわかる反射板や反射素材が付いているとなおベストでしょう。
また、防災リュックのセット内容のままにしておくのではなく、自分にとって必要なものをプラスして「背負って移動する」のに無理のない重さかどうかのチェックもとても重要です。「本体が軽量」だと、それだけ中に入れられるアイテムが増やせます。
防災リュックの機能の中でぜひチェックしてほしいのが「防水かどうか」です。災害が起きた現場がいつも晴れているとは限りません。雨や雪の中の移動になることもあります。
どんなに必要なものが詰まったリュックでも、中のものが水で濡れては使えなくなってしまいます。昔から多く売られている「きんちゃく型」の防災リュックは、防水機能以前にとても水が入り込みやすい形状ということになりますね。
しっかりとファスナーがついているタイプや、レインフラップ付きを選ぶか、リュックの上から雨用のポンチョを着るという防水対策もよいでしょう。
◆ 防炎・防汚も。
防水に加えて防炎機能があるかどうかもチェック。災害時には火災が発生することも多く、どこからか火の粉がふりかかるなど、火の中を走って逃げなければならないことも。
また、いざ防災リュックを持ち出そうとしたときに燃えてしまっては持ち出せないので、防炎機能はとても助かります。
泥などの汚れが沁み込みにくい「防汚」機能もあると、サッと拭くだけで綺麗になるのでリュックの中身に影響しなくておすすめです。
さまざまな種類の防災リュックが売られています。中身は最低限のものが揃えられていますが、性別や年齢、ファミリー向けのものなどジャンルによって内容が違うのでチェックしておきましょう。
◆ 防災リュックの中身
などが基本です。充電ができないことが多いのでラジオは電池を使って聴きます。電波の安定しているラジオは、災害情報を得るためにとても役に立つ防災アイテムです。
赤ちゃんのいる家庭ではおむつを始め、ミルクや離乳食が必要になるほか、家族にアレルギーの人がいる場合には避難所で支給される食品を食べられないことも多いため、アレルギー用の非常食の入った防災リュックも売られています。
取り急ぎ避難しなければならない状況と、避難所へ移動になってからなど状況によっても変わってきますが、基本的な必要なものを確認しておきましょう。
防災リュックの中身は自分でカスタマイズしたいから、使うリュックは好みのものを個別に選びたいという人も多いもの。その場合、なるべく本体は軽量で登山用としても使える、頑丈なリュック・キャリーを選びましょう。
リュックサックとしてはもちろん、キャリーがついているので転がして運ぶこともできます。ファッションメーカーではなく、サバイバルにも対応できるアウトドアブランドのものなら安心ですね。
防災リュックはどんどん進化しています。消防服のような銀色のものばかりではなくなり、丈夫でデザイン性もよく、とても使いやすいものを作っているのは次の3つのメーカーです。
2012年設立の三重県四日市市に本社を持つ、株式会社LA・PITA(ラピタ)が運営する日本一の防災グッズ通販サイトです。大人気の防災セットを始め、ヘルメット、避難用品、災害セット、地震対策用品、消火器など家庭向けの備蓄品から法人・団体向けのものまで幅広く展開しています。
1925年設立の東京都渋谷区に本社を持つ、株式会社ニッタンは消防用設備全般の工事施工、機器販売及び保守点検を行う会社です。
財産や命を火災から守ることがスローガンです。法人・個人向けの住宅用火災警報器を始め、地震保安灯、防災グッズなど大切な暮らしの安全を守る製品を製造・販売しています。
1976年設立の東京都港区に本社を持つコールマンは、ガソリン式ランプの会社としてスタートしました。キャンプ用品やクーラーボックスなどの製造販売を手がけ、2016年に発生した熊本地震の支援活動(寝袋、テント、ライトなどの物資サポートやイベント)を継続中。現在も継続中。
優れた防災リュックが多く売られていますが、アイテム数の多さやデザインだけでなく、まずは基本ともいえる次の4つをチェックしておきましょう。
いざというときに困らないために、いろいろなものが必要なのはわかっているけれど、自分で1から揃えるとなるととても不安に…。
ならばプロがしっかり厳選した必要なものが全部詰まった防災リュックがあれば安心ですよね。防災リュックのイチオシ&代表としてチェックしてみてください。
危機的状況を安全に衛生的に過ごせるようにコーディネートされた防災リュックです。
防災のプロである防災士が監修し、「災害時に必ず必要なもの」を厳選してあるので安心です。
総重量は1.97kg。安定した太目の肩ベルトで軽く感じます。
助けを求めるときの必需品「ホイッスル」も付いているので緊急時も安心です。
停電に備えての2WAY懐中電灯が入っていますが、ハンディライトとしてだけでなく、スタンドライトとして置いて使うこともできる便利さ。
そして寝るときも大丈夫。敷いて寝ても体が痛くなりにくい「アルミシート」は大人の男性が横になれるサイズ。掛け布団がわりのアルミブランケットや、エアまくらも入っています。
携帯トイレは5回分。給水車が来たときに使える給水バッグ(5L)もあります。多目的に使えるポンチョやラバー軍手、歯ブラシや綿棒にいたるまでとにかく必要なものはすべて入っています。
今すぐできる防災として、このセットで安心を手に入れてみませんか?
防災リュックの容量は、通常のものよりも容量が大きいものがおすすめです。大容量で沢山の種類のグッズが入っているのに、なぜか重すぎない。実際に買ってみると「空き」のあるものも多く、自分の必要なものをプラスできるとなおベストです。
苦痛なく背負えて、動きやすいリュックを選びましょう。そんな、備えしっかりの防災リュックセットを3つ紹介します。
防災リュックを購入したら「お守り」のように置いておくだけという人は多いものです。「すべて必要なものが入っているらしいから、安心のために買って置いておきましょう。」というスタンスです。
でもコチラは最初からリュックはペタンコのまま、中に入れるグッズを別にして送られてきます。それによって一つ一つ「自分の手で確認しながらリュックに詰めることになる」ため,中身をしっかりと把握できるというメリットがあります。
36種類39点ものアイテムを詰めてもまだ余裕の残る大容量です。着替えや子どもの荷物をプラスして入れられるので嬉しいですね。
シルバーや白色などの防災リュックが多い中、オレンジ、ブラック、ピンク、グリーンというカラフルな4色から好きな色を選べるのがコチラです。
登山にも使える軽量で(500g)ありながら、とても丈夫なので、小柄な女性や高齢者でも安心して持ち歩けます。
現役消防士が協力して作られたマニュアルは、一般の人が見てもとてもわかりやすい内容になっているのでぜひ目を通しておくようにしましょう。
入っている飲み物や食べ物などの消耗品は約1日分となっています。リュックにはまだまだ余裕があるハズ。着替えや飲み物、食べ物を追加して詰めるようにしましょう。チェック表が入っているのでわかりやすいですよ。
また、スマホ充電器は多機能ライトを兼ねたものではない、電池交換すれば何度でも使える高速充電ができる専用のものが入っているのでとても便利です。
災害時などに必要な品を厳選した大人1人分用のセットです。3〜5人家族の場合は、2セット以上用意しておくのがおすすめです。
救急セットや衛生用品、もっとも守りたい頭部を守る防災頭巾も入っています。
もっとも身近な災害である地震。でも地震が起こったときには二次災害として火災の発生もとても多くなります。そこで気になるのは防災リュックを火や水からしっかりと守ってくれる防水・防炎対策がしてあるもの。
肝心の防災リュックが燃えて、水で中身までもダメにしてしまわないためにも防水・防炎素材、もしくはそのような加工がされているものがおすすめです。
防災リュックの定番ともいえる、銀色の消防服素材のナップザック型をお持ちの人も多いかもしれませんが、リビングや寝室などの目立つところや避難のときに使いやすい玄関に置くのは「デザイン的に許せない…」という意見も目立つようです。
グッドデザイン受賞のコチラは他とは一味違う「長方形で自立」します。取り扱いやすい形なので、オフィスや住宅のリビングなどに置いていても違和感がなく、ロッカーやシューズボックスに収納できるのです。真っ白いベースに赤でEMERGENCYの文字がスタイリッシュ。
蓄電もできる多機能ライトは、ラジオもスマホ充電もこなす優れもの。リュック前面と肩ベルトに反射材、持ち手には蓄光剤と暗闇でもわかるようになっています。美味しい缶詰パンや緊急時に使える書類まで充実しています。
防災士監修の防災リュックです。3日間生き延びるための安心が39点も詰まっています。オレンジに近いパッと目を惹く鮮やかな赤色のリュックは、防災に必要なアイテムが一通り入った大容量サイズで個人はもちろん、法人からの注文も多い人気が高い商品。
撥水加工もしてあるので雨や雪にも強く、とても軽量なので空き部分にアレコレ詰め込んでも重くなりすぎず持ち運びしやすい形状です。女性や高齢者にもとても持ちやすいのが嬉しいですね。
中でも一番の優れものは多機能のライト。スマホ充電ができるのはもちろん、USB、手回し、乾電池と3種の電源に対応する柔軟さ。災害時には充電を思うようにすることができなくなることがほとんどなので、チェックしておきたいポイントです。
至れり尽くせりのセットになった防災リュックもよいけれど、中に入れるものには自分が納得のいくアイテムをこだわって選びたい。
セットになっているものとは一味違う、優れものの防災グッズでオリジナル防災リュックが完成します。次の3つはぜひ防災リュックに入れておくことをおすすめします。
今や誰もがなくてはならないモノとして使っているスマホや携帯ですが、災害で電気が使えない状態になったときには充電ができないことで困ってしまいます。
でもこの多機能ライトがあれば大丈夫。真っ暗闇になった手元や道を照らすLEDライト、情報をいち早くキャッチしてくれるFM/AMラジオ、もちろんスマホ充電も付いています。
電気が使えない環境での不便さは、人間の不安を強くする原因になるので、なによりも先にコチラを買ったという人も多い人気商品。
防災リュックに欠かせないアイテムですが、コンパクトで軽量なものを選びたいもの。125gと超軽量なので、防災リュックに入れて持ち運びやすいです。
非常用サイレンとしての役割も果たすので、普段からの防災アイテムとしてオフィスの引き出しや、自宅のリビングや寝室などにも置いているという人も多いようです。
使わないときはたたんでおける便利なヘルメットです。ASA樹脂製で450gと軽量。災害や避難をしなければならない「いざ」という状況になったとき、急な落下物などから体の中でもっとも守りたい「頭部」をしっかりとガードしてくれます。
深さが深すぎると目の前が見えなくなってしまうので、広げたときの高さは8.2cmというハーフヘルメット。折りたたむと6.2cmになるのでリュックの中にも収納しやすいサイズです。アジャスターで調整でき、しっかりと安定するので女性にも簡単に装着できます。
衝撃吸収ライナー付きでカラー展開は6色。パッと目出つオレンジやブルーを始め、白などくっきりとまわりから目立ちやすいので安心です。
水を使わずに、どこでもササッと歯みがきができる便利なシートです。キャンプや登山、入院時や旅行中の機内などで口の中が不快なとき、清潔にしたいのに思うように水が使えない場所で大活躍です。
シートには歯磨き成分が沁み込ませてあるものの、アルコール不使用でピリピリした刺激もなく使いやすいので、子どもにも抵抗なく使うことができます。
災害時は中々ままならない歯磨きですが、口内環境が悪化すると虫歯のみならずさまざまな健康被害につながるといわれています。口の中の汚れやネバつきはさっぱりと落として、快適に過ごせると気分も前向きになれそうですよね。
清潔な指に巻き付けて1本1本歯の汚れを拭き取って行きましょう。使用後は水でのすすぎは不要。使いやすさ満点といえるシート歯磨きです。
ある程度の防災リュックを買ったことのある人で、必要なアイテムを知っている人なら、防災グッズは自分の目利きでいろいろと揃えて、オリジナルでパッキングするのもおすすめです。
でも、その場合リュックならばどれでもよいというわけではありません。容量はもちろん、収納がしっかりとあり、使いやすくて丈夫なものを選びましょう。
普段使いにも便利な多機能のデイバッグであり、そのしっかりとしたつくりから「防災リュック」としてもおすすめなのがコチラです。
重いものを入れても肩が痛くならないように、腰で安定して支えるウエストベルトなので荷物を背中全体で支えて足腰への負担を軽減してくれます。
45Lの大容量で、アウトドア派からの支持が高く、中にはあらゆるものを仕分けやすいポケットと仕切れるファスナーで収納力もバッチリ。
家族分の防災リュックを用意するのはちょっと大変…。多機能で普段使いできるリュックを使えるなら自分でカスタマイズしたい!という人に選ばれています。
33Lという容量でありながら715gという軽量。見た目よりもたっぷりと収納できるのは、さすがアウトドアを知り尽くしたブランド、コールマンならではです。人気のリュックでありながら、さらに使いやすくリニューアルされました。
普段使いはもちろん、トレッキングや登山など、ハードな場所に持って行くことの多いリュックなので、防災リュックにも適していてとても頑丈なつくりをしています。
背中はクッションメッシュになっているので、長時間背負っていても圧迫感がなく、蒸れにくく、快適に荷物を持ち運べます。
シンプルでおしゃれなデザインで、カラーバリエーションは10色と豊富なのも嬉しい。年齢や性別を選ばずに使いやすいリュックです。
レスキュー隊のオレンジ色を採用したリュックなので、遠くからでもすぐにわかり、とても目立ちます。
手持ち、肩掛けワンショルダー(斜め掛けOK)、手押しキャリーバッグというとても便利な3Wayタイプです。
防災館でしか手に入らないオリジナルデザインで、防災グッズは自分で納得したものを集めて自分で詰めたいという人にとても重宝されているリュックです。大容量で外ポケットも多く、入り口もポケット口も大きめなのでササっと詰め込みやすいデザイン。
荷物が重たいときにとても助かるキャリーバッグにするときは、バッグ底面に収納してあるハンドルを引き出すだけ。暗闇でも目立つように、パイピング部分には反射材を採用しています。
防災リュックを使うような災害が起きないことを誰もが祈るもの。買って安心してしまっていませんか?でも、いざというときは突然やってきます。
そんなときにも慌てずに、防災リュックをサッと持ち出せるように、次の2つの疑問をしっかりと解決しておきましょう。
家が崩壊しないという前提であれば、玄関に置いておくのがよいでしょう。
崩壊の可能性も考えて庭や、夜中に使うことになるかもしれないので寝室に、移動の手段として車の中など収納場所はさまざまです。各場所に設置しているという人も。
ただし、家の中の物置などにしまっておくのは、荷物が崩れて取り出せなくなる可能性もあるのでおすすめしません。
基本的にセットになっている商品を買うのが一番安心です。その上で自分に合ったサイズ感や背負いやすさをチェックし、さらに足りないと思うものをプラスしていくのがおすすめです。
衣類や赤ちゃん用品(おむつやおしりふき、ミルク類など)も入れなくてはならないので、空きスペースも考慮しながら選ぶようにしましょう。
また、赤ちゃんや高齢者の場合、必要な衛生用品や医薬品のチェックは確実にしておきましょう。持病の薬などの名前をメモしておくなり、お薬手帳をいれておくのもよいでしょう。
防災リュックはいざというときのために、誰もが備えておくべき大切なものです。でも防災リュックさえ買っておけば安心というものではありません。きちんとその中身を知っておきましょう。
一人暮らしの人も家族で住んでいる人も、災害が起こったことを想定して話し合い、避難場所などもチェックしておくことです。
そして、まだ自分の力では命を守ることのできない赤ちゃんや子どもたちにも、防災についての意識を植え付け、大人として守ってあげるために、彼らの分の防災リュックも忘れずに常備しましょう。
そして数年ごとの賞味期限チェックや中身の劣化の確認も忘れずに行いましょうね。いつ起こるかわからない災害への備えは防災リュックの準備から始まっています。