大人だからこそたしなみたい「大人の塗り絵」。はじめてみたいけど、種類がたくさんあってどんなものを選べばいいのか迷いますよね。
そこで今回は、大人の塗り絵を選ぶときのポイントと、おすすめ商品16選をご紹介します。初心者向けからレベルに合ったお気に入りを選んでくださいね!
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>
大人だからこそたしなみたい「大人の塗り絵」本がおすすめ。
「子どもの塗り絵」とは違い複雑な絵柄や濃淡を考えながら塗っていくものもあり、本格的に始めるとやり応えを感じます。
今回は主に初心者向けで、おすすめの塗り絵本を16種類お届けします。
ママアイテム編集部
大人の塗り絵の選び方について初心者向け、上級者向け、モチベーションなどを4つのポイントにまとめました。
初心者は、大きいサイズよりも小さいサイズの塗り絵を選ぶのがおすすめです。いきなりA3のサイズをやろうとするよりは、ポストカードサイズの塗り絵などから始めたほうが良いでしょう。
ジャンルとしては、風景画やキャラクターものなどが良いかと思われます。理由としては塗る色がイメージしやすいことです。
風景は普段見ているものなので色があてはめやすいですし、キャラクターも色が決まっているため、色使いに迷うことがありません。また、ストレートに「やさしい」と書かれた塗り絵もおすすめです。
ほか、塗る面積が少ないものも良いでしょう。簡単なものでも最後まで完成させると達成感があります。最初の一段目は完成の目標を低く設定して、それから少しずつステップアップしたほうが良いでしょう
慣れてきた方や、初心者向けの「やさしい」塗り絵に飽きてきた……という方は上級者向けにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
柄がこまかかったり、塗る面積が多いものなどがおすすめです。極端な例だと、背景が判別しにくく「色で分けなければ見辛い」レベルの塗り絵など……。
細かい部分や狭いすき間などをキレイに埋めていくと「上達した」「上級者になれた」感じが出て、塗り絵が完成した後にも達成感が大きいです。
今まで小さいサイズの塗り絵をしていたなら、単純に大きいサイズに切り替えてみても良いかもしれません。
続けられるモチベーション……初心者云々よりも、最初のはこちらのほうが大事かもしれません。
「一目ぼれ」という言葉がありますが、塗り絵のデザインを見て「これやってみたい!」と感じたなら、そのフィーリングは大事です。
初心者だからといって「やさしい」ということにこだわらず、好きなものがあるなら好きなものをやってみることをおすすめします。
塗り絵は一枚だけではないので、少し中身を確認してみて「面白そう」「楽しくやれそう」というものが多いか確認することも大事です。
難しそうなものでも、気に入ったデザインならモチベーションを継続できる可能性が高いです。
自分が塗った塗り絵を飾りたい!……という方は、塗り絵本を選ぶ際に片面印刷かポストカードになっているものをおすすめします。
塗っただけで満足!という方や、完成してもコレクションとして置いておくだけ!といった方はとくに気にしなくて大丈夫です。
おすすめの塗り絵本の出版会社を2つ紹介いたします。こちら以外にも、塗り絵本を出版している会社は多くあります。
初心者向けから上級者向けまで、とにかく塗り絵本の数が多いです。「適当に塗り絵本を購入したら全部河出書房新社だった」などということも。
主な塗り絵本は、初心者向けの「やさしい大人の塗り絵」などです。
1909年に創業してからコミックから文庫本など、ありとあらゆるジャンルを多数出版している会社です。改めて書かなくても良いほど有名ですね。
主な塗り絵本は「世界一周 ぬり絵の旅」などがあります。
初心者におすすめの塗り絵本です。風景画や動物、食べ物など、色のイメージがしやすい塗り絵が多いですね。
また、初心者向けだからといって単純なデザインばかりということは全くなく、配色が多いものも。色鉛筆や画材道具など、気合いを入れて揃えたなら存分に塗りましょう!
これから紹介する4選は全て片面印刷の塗り絵本となっているため、完成したら切り取って飾ることができます!
タイトルにもあるように「やすらぎの風景」で、「和」の雰囲気を重視した塗り絵です。田園風景や四季を感じる絵なので、ノスタルジックな気持ちに浸りたい方には良いのではないでしょうか?
絵のデザイン上、細かい部分や配色が多いため、時間をかけて腰を据えてチャレンジしてみようという方におすすめです。
まるっきり初心者の方には少し難易度が高いかもしれませんが、完成した時の達成感は高いでしょう。
また、片面印刷なので切り取って飾ることもできます。まずは失敗しても良いようコピーして試してみても良いかもしれません。
海の生き物をモチーフとした塗り絵です。海の一部を切り取った感じのリアルなタッチが印象的となっています。まるで図鑑からそのまま出てきたような、魚1匹1匹に対しての塗り絵もあります。
見た目はダイナミックですが、色遣いが細かかったりと手を加えられる要素が多くあるのが特徴です。とくにNo.6の「ドルフィン・ジャンプ」は殆ど青系の色ですが臨場感が強く、塗り応えがあります。
ミシン目が付いていますので、切り取って使うことができます。「海の生き物」や「リアルさ」が好きな方にはおすすめです!
「自律神経を整える」シリーズとして有名です。人気が高く、シリーズ累計で80万部を突破しています。また、購入者からの評判も高いです。
内容としては和柄が中心です。ちょうちょや折り鶴、花など、お年を召した方が好む絵柄が多いですね。
1枚15分を目安に塗るので、飽きっぽい性格の方でも継続しやすいと思われます。認知症予防にも効果が高く、ご家族へのプレゼントとして購入されている方も多いようです。
こちら以外に以前に塗り絵本をやったことがある方には、少々物足りない内容かもしれません。しかし、ゼロから始める方にはおすすめします!
りんご、バナナ、プルーン、たけのこ、玉ねぎなどなどタイトルにもある通り「野菜とフルーツ」の塗り絵本です。表紙だけでも分かると思いますがかなり写実的です。
画風がリアルなので配色もそれなりに細かいです。しかし、風景画と違い余計な背景がないため、意外に完成まで時間はかかりません。
題材自体はシンプルなため、より複雑な塗り絵をしようとしている初心者の方へのステップアップにはとくに良いかもしれません。
絵柄がかわいい塗り絵本を集めました。主に女性の方におすすめですね。初心者向けの物も多いですが、中には歯ごたえのある物もあります。
全体としてファンタジー色が強いため、決まった色がない絵柄も多いです。
「自分の発想で、勝手気ままに色を塗りたい」と思っている方や、「どの色を使うか迷ってみたい」と思っている方にはおすすめです。
懐中時計、うさぎ、かぼちゃの馬車など「不思議の国のアリス」や「シンデレラ」といった昔の童話を彷彿させるような、かわいらしい絵柄の塗り絵本です。女性の方へとくにおすすめしたいですね。
色鉛筆の効果的な使い方などが載っていて、枚数も多く充実した内容です!難しい要素は全く無く、自由に伸び伸びと塗り絵を楽しむことができます。
ファンタジーなので色合いがとくに決まっていないため、自分で考えることができるのが良いですね。
とっつきやすく初心者にもおすすめです。可愛いもの好きなら、買っても損はないのではないでしょうか。
二匹のシマリスが冒険する物語を追いながら進めていく塗り絵本です。表紙はかわいいですが中身は、かなりやり応えがあります。
少しエキセントリックで、アーティスティックな印象の絵柄です。絵柄がごちゃごちゃしているように見えますが境界線が分かりやすいので、実際にやってみるとうまく塗れるようです。
タイトルに「ハッピーバースデー」という言葉があるため、お誕生日祝いに贈る方も多いよう。
初心者を脱したいと思っている方や、簡単な塗り絵本に物足りなくなってきた方にはおすすめします。
ゆるいイメージの絵柄が魅力的な塗り絵本です。パンダがトースターになったりパフェになったりと何故か食品関係に紛れていたりして、変わったイメージの世界観が妙に魅力的です。
全体としてかなり塗りやすく、初心者でも楽に仕上げることができると思われます。色使いを考えたりと自由度も高いので、何かと工夫して塗りたい方にはおすすめです。
塗り絵本としては余剰スペースが多いため、背景をに何かを描き足したり塗ってみても良いのではないでしょうか?老若男女問わずおすすめしたい塗り絵本です。
バレリーナを題材とした塗り絵本です。華やかな雰囲気ですが、リアルと漫画の間をとったような、さっぱりとしたクセのない絵柄が特徴です。
縁取りがグレーというのも、爽やかさの印象を上げているように感じます。絵柄の特徴上、細か過ぎる部分は少ないです。難易度は簡単すぎず、難しすぎずといったところでしょうか。
塗り方のポイントなどの解説が入っているため、初心者でも安心して始められるかと思われます。購入された方からは「色鉛筆で塗りやすい」と好評です。
女性でしたら年齢問わず楽しめると思います。
中級者以上におすすめの塗り絵を紹介いたします。全体としてやり応えのあるものが多いです。見た目は難しそうな反面、実際にやってみるとそうでもなかったりします。
そのため、とくに中級者以上でなくとも、ゆっくりと時間をかけて塗り絵を楽しみたい方には良いかもしれません。
また、自分で新たに模様やイラストを描き加えたりする必要のある塗り絵本もあります。自分次第で塗り絵がより華やかになったりすると、実力を実感できて充実感を得られるでしょう。
「世界一周」という名の通り、世界を旅しながら塗り絵ができる塗り絵本です。内容は、国のイメージに童話の雰囲気を入れた感じでしょうか。
細かい部分が多いですが縁取りがハッキリとしているので、根気よく時間さえかければ初心者でも十分完成できる難易度です。
全体的にはかわいらしいイメージの絵柄が多いので、比較的女性向けでしょう。
線がハッキリと描かれたデザインの絵柄のため、色鉛筆で塗るよりマーカーやボールペンを使うほうがおすすめです。
こちらも童話の様な雰囲気の塗り絵本です。動物好きな方やメルヘンの雰囲気が好きな方には良いでしょう。
お手本や簡単な塗り方が載っているため、自信がない方でも安心して始めることができると思います。紙の質が素晴らしく、とくに色鉛筆や水彩が色がのりやすいです。
自分の好きな柄を考えて塗れるページもあります。また、間違い探しやクイズの要素もあり、飽きさせない工夫が凝らしてあります。お子様と一緒に始めてみても楽しいかもしれません。
フランス産の塗り絵本です。世界規模で人気があります。爪楊枝を使用して茶色の縁取りで描かれた絵のタッチは雰囲気が良いです。
ページをめくると、まるで絵本を読んでいる気分にすらなります。塗っていくうちに次のページ次のページと、先に進むのが楽しくなるでしょう。
中級者以上のレベルとしてはちょうど良いですが、初心者でも時間をかければ完成できるレベルでもあります。
A2版のポスターが付属しています。パーツを塗って、切り貼りして立体的に飾ることができるなど、遊び心も入っています。
紙も上質で、どの画材道具を使用しても塗りやすいです。まさに塗り絵を楽しむ本といえるのではないでしょうか?
「命のない花に色を塗って命を吹き込む」というコンセプトの塗り絵です。完全に自分自身の実力次第なので、やり応えがあります。
絵柄はややリアルなデザインですが、メルヘンチックな部分もあります。花がページいっぱいに敷き詰められている絵は圧巻です。
余白にオリジナルの絵を描き足したり、葉っぱだけのイラストに花を描いたりするページなどもあります。
花や植物が好きな方や、じっくりと時間をかけてやり込みたい方へおすすめです。
一つ上で紹介している「ひみつの花園 花いっぱいのぬりえブック」よりも全体的に絵柄の密度を下げたイメージの塗り絵本です。そのため、塗り絵としての難易度は少しだけ低いです。
絵柄は、どちらかというとメルヘンチックな部類に入るのでしょうか。タイトルに「花のさんぽ道」とありますが、花の他に鳥やネコ、ウサギなどの動物も描かれています。
中級者以上向けではありますが、全体として絵柄がごちゃごちゃしておらず、塗りやすいです。見たことのない花などは、色を想像しながら塗ってみても面白いかもしれませんね。
ポストカードタイプの小さい塗り絵を紹介します。完成したら部屋のインテリアとして飾ってもよし、そのままポストカードとして使ってもよしと、使い勝手が良いです。
ただし、実際にポストカードとして送る場合は、郵便局に料金を確認したほうが無難でしょう。送ろうとしたら定形外で切手の料金が足りずに戻って来たという可能性もあります。
初心者にも、もちろんおすすめですよ!
のどかな田園風景や、日本三景の一つ松島など、東北の良いところが詰まった塗り絵本です。風景画や観光地の雰囲気が好きな方にはおすすめですね。
その風景の場所に行ったことがある方は思い出しながら、行ったことがない方は想像しながら塗っていくとイメージが膨らんで良いと思われます。
また、写実的なデザインなので、しっかりと塗ればかなりイメージが良く見えます。彩色の例も付いているため、初心者でも安心です。
男女を問わず初心者から上級者まで、おすすめできる塗り絵本となっています。
花が好きな方へはとくにおすすめの、ポストカードサイズの塗り絵本です。
「中級者以上におすすめな大人の塗り絵5選」で紹介いたしました、グラフィック社「ひみつの花園 花いっぱいのぬりえブック」の英語バージョンで、サイズと言語以外の中身は同じ内容です。
こちらはサイズが小さくなっているぶん、完成までの難易度は低くなっています。しかし、オリジナルの絵を描き足したりといった内容もあるため、やや上級者レベルの要素もあります。
通常はがきよりも3~4cmほど大きいため、ポストカードとして使用するよりは部屋に飾って使うのが良いでしょう。
自然の中の動物が描いてある塗り絵本です。何とも奇妙な印象を受けますがなぜか目を引くデザインです。
ポストカードなので初心者向けと思いきや、背景がかなりごちゃごちゃとしているため塗り分けるのに少々の時間が必要です。
縁取りの線はハッキリと描かれているため、塗り分け自体は難しくはないと思われます。中級者以上向けですね。「時間をかけて塗りたい」という方へはおすすめです。
購入の際に気になるであろう質問をまとめました。
結論から言うと、ストレス解消にはなります。
アートセラピーという言葉がありますが、フランスでは塗り絵のことを「コロリアージュ」と呼び、リラックス効果があるといわれて注目されています。
リラックス効果があるため、その延長上でストレス解消になるということがいえます。ただし、こちらは効果的な方法で塗り絵をしていく…という条件があります。
具体的には頭を空っぽにし、自由な発想で色を塗っていくこと。そして没頭することが重要です。その積み重ねで完成することにより達成感が味わえます。
別に例えるなら、編み物をひたすら無心で編んでいって完成させるような感覚に少し似ているかもしれません。
「いつ中断しても良い」「どこから始めても良い」「短時間だけでも良い」、極端な話「完成しなくったって良い」という考えでやっていくことが重要です。
「1日の決められた時間の範囲内でやる」「毎日必ずやる」「今日は少なくともここまで終わらせる」これでは逆にストレスが溜まってしまいます。
趣味なのですから気軽に、気ままにやることが重要です。
今回紹介した中ではグラフィック社の「美しい城が佇む国「COCOT」のファンタジー塗り絵ブック」がイチオシでおすすめです。
すき間を埋めていくように、何も考えずに自由に塗れるため、没頭できるのではないでしょうか。
河出書房新社の「やさしい大人の塗り絵 野菜とフルーツ編」などの塗り絵本は色の先入観が強いため、同じ色を使いがちになってしまうかもしれません。
自由な発想も大事なので、いつも赤く塗っているリンゴを緑に塗って「青リンゴ」か「未熟なリンゴ」にしてみても良いでしょう。
または、きゅうりを黄色く塗って「熟し過ぎたきゅうり」にしてみても良いかもしれません。
時には色を考える余地が大きい「ファンタジー系」などの塗り絵本に挑戦してみても良いのではないでしょうか?
考えながら手を動かすと、脳の活性化がはかれます。仮に無心で塗り絵をしていたとしてもリラックス効果があり、結果としてストレスの解消へ繋がるようです。
つまり、どちらに転んでもプラス効果があります。
認知症患者に対し1カ月間塗り絵のアートセラピーを試みたところ、症状の進行を遅らせる効果があったそうです。
他、元々絵画などに興味を持っている方にはさらに効果が期待できます。
しかし、絵画などが嫌いな方へ無理やり始めさせたらストレスになってしまう…という可能性もありますので、ご注意ください。
塗り絵に必要な画材道具は、以下のものがあります。
・色鉛筆
・クレヨン
・クーピーペンシル
・水彩色鉛筆
・水彩絵の具
色鉛筆は、細かい部分の彩色に向いています。ただし広い部分の彩色は「色鉛筆で塗りました」感が出て、クセがあります。
クレヨンは広い範囲に彩色できますが、狭い部分の彩色は難しいです。力を入れて描くか抜いて描くかで、色合いのタッチが変わってきます。
クーピーペンシルはクレヨンより細かい彩色ができます。逆に、クレヨンのように広い範囲の彩色は苦労するでしょう。こちらも力の入れ加減で仕上がりが変わります。
水彩色鉛筆は塗った箇所に水を加えることで、表現の幅が広がります。
水彩絵の具は準備が多少面倒ですが、キレイに塗れます。
また、色鉛筆やクーピーペンシル、クレヨンは重ね塗りができず、水彩色鉛筆、水彩絵の具は重ね塗りで濃淡を出すことが可能です。
まずは細かい部分が描ける色鉛筆から揃えるのが無難かと思われます。
また、5,000円ほどの価格で色鉛筆と教則本やDVDとセットで購入できるものもあります。完全に初めての方には、そちらの購入をおすすめします。
いかがでしたか?大人の塗り絵16選を紹介いたしました。健康にも良いため、この機会に趣味として大人の塗り絵を始めてみてはいかがでしょうか?
肩ひじを張らずに、趣味として楽しんでみることが一つのことを続けられるコツだと思いませんか?
初めて作品が完成した時の達成感は大きいです。まずは時間を決めず、ノルマを決めず、何も決めずに気ままに始めてみると良いでしょう。