業務用掃除機が必要になったとき、おすすめ商品がわかれば商品選びにも苦労しませんよね。毎日やらなければならないルーティンだからこそ、効率的に終わらせられるハイスペ...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>業務用掃除機が必要になったとき、おすすめ商品がわかれば商品選びにも苦労しませんよね。毎日やらなければならないルーティンだからこそ、効率的に終わらせられるハイスペックな掃除機が欲しいところです。それは、業務用ならなおさら。
とにかく大量のゴミを処理しなければならないので、毎日ガツガツ使っても壊れない、頑丈なものがほしいのが当然です。そんな素晴らしい商品を見つけるには、一体どのようなポイントを見極めなければならないのでしょう。
どんなに知識がなくても、お気に入りの商品たどり着けるアドバイスをいたします。
ママアイテム編集部
単刀直入に言うと業務用掃除機の選び方のポイントは4つあります。どこを見ればいいのかわからない人は、まずこのポイントを参考にしてください。逆に言えば、これさえ守れていれば心配はないです!
まずチェックしたいのはゴミの種類です。普通のほこりや水、どろ汚れなど、種類によっては合致しないタイプの掃除機もあるからです。
掃除機にはおおまかに分けて「乾式タイプ」と「乾湿両用タイプ」の二つの種類があり、使いたいゴミによってその種類を使い分けなければなりません。
「乾式タイプ」はその名の通り水・泥などの汚れには使えず、一般的なほこりゴミに使うことができます。それに対して「乾湿両用タイプ」は、床にこぼしたジュースなども安心して吸い込めます。
自分の希望している用途に合わせて、どっちのタイプを買うか決めましょう。水を使わないのに欲張って乾湿両用タイプを選んでも、使わない機能が増えてしまうだけなので、しっかり吟味することが必要です。
掃除機で一番大事なのは、ごみをちゃんと吸収してくれるかどうかということです。掃除機の吸引力は、一般的に「吸込仕事率」という単位で表されますので、これを参考にして商品を選ぶといいでしょう。
吸込仕事率は、特別な測定装置を使って測定します。掃除機が吸い込むことが出来る風量と圧力をかけ合わせることで数値を出します。これを商品ごとに比較して、吸引力を確認しましょう。
ただし、中には吸込仕事率を公表していない会社も存在します。具体的に言うと、ケルヒャー。この場合は搭載モーターのパワーで比較します。 気になる商品の公式ホームページなどをチェックして、肝心なデータを集めましょう!
掃除機自体のパワーも大事ですが、吸い込んだぶんのゴミをしっかりとためておけるかどうかも、確認必須です。これを集じん容積と呼びます。収容できるゴミの量が多ければ多いほど、ゴミを捨てる回数も少なくなりますしね。
また乾湿両用タイプの場合は、集じん容積以外に吸水容量も関係してきます。同じようなスペックの掃除機に見えても、集じん容積や給水容量に大きな違いが出ることもしばしば。
普段からあまり大量のゴミが出ない場合はそこまで気にしなくてもいいですが、そうでない場合はしっかりとチェックしておく必要があります。 買ってから後悔しても、遅いですよ!
ゴミを掃除機で収集したら、それを捨てに行かなければなりません。 捨て方がめんどうな商品は、できるだけ避けたいもの。ですから最終確認で見るべきなのは、捨てやすさとお手入れ方法です。
大まかに分けると、紙パック式・布袋式・そのまま捨てられるタイプなどなど、多くの種類があります。
紙パック式はその名の通り、ゴミを紙パックの中に集めて捨てるものです。ゴミをずっと中に貯めておけるので、ゴミ捨てが2、3ヶ月に一回で済みます。
これに対して、ゴミをそのまま捨てられるのは、サイクロンタイプと呼びます。使うたびにゴミ箱に捨てなければならないので、手間ではありますが、衛生的です。
これらの観点から衛生面や手軽さなどを考えて、最もスタイルに合っている商品を選びましょう。
たくさんあるメーカーの中でもとくに皆さんにおすすめしたいメーカー・ブランドがあります。有名ブランドから玄人好みのものまでバラエティに富んだ、 素晴らしいメーカーをご紹介します。
>日立は、言わずと知れた有名家電メーカーです。 元々は鉱山を資本にして大きくなった会社ですが、現在は家電・ 鉄道・建築などなど、様々な分野に手を出して規模を広げています。
会社全体のスローガンは、「インスパイアー・ザ・ネクスト」。テレビ CM などで、何度も耳にしていますよね。
メーカーの中でもトップの位置を築き上げた今、 現状に甘んじることなく、 次の目標へと向かっている時代の先駆者とも言えます。
高品質・ハイクオリティな家電の質はほかに例を見ず、もちろん業務用掃除機の品質と人気も、確かなものとなっています。
パナソニックも、日本有数の家電メーカーのひとつです。家電業界の中では国内トップシェアを誇っていて、家電屋さんに行けばパナソニック製品がずらりと並んでいます。
住宅分野・車載分野など、家電以外の分野の伸びも著しいですね。
家電の中で大きなシェアを占めているのは、やっぱり薄型テレビです。ほかにも ブルーレイレコーダー、デジカメなど人気商品はたくさん。このブランド人気は、もちろん掃除機にも通用しています。
とくにブランドなどに詳しくない人も、パナソニックなら「大丈夫そう!」という自信がわいてくるかもしれません。困ったらパナソニック……なんて考えでもいいかもしれません。
ケルヒャーは、ドイツ生まれの家電メーカーです。とくに、清掃用品の商品を取り扱っています。掃除機を始め、スチームクリーナーや高圧洗浄機などの清掃アイテムがラインナップに並び、日本にはまだないクオリティの商品がたくさんあります。
ガンガン使える業務用製品はもちろんのこと、お手頃な価格で高品質なサービスが受けられる家庭用製品も人気です。
海外のメーカーだとアフターケアが不安な場合もありますが、心配はいりません。不明なことがあればすぐに質問できるサポート体制が整っているので、購入後も安心して使えます。
たくさんある商品の中でおすすめなものを見つけるには、ポイントに分けて見極める必要があります。
今回は、この6つのポイントに注目して選定してみました。これさえ確認しておけば、後で後悔することはきっとないはずです。
乾式/乾湿両用か
吸込仕事率
集じん容積
集じん方式
運転音
吸込方式
まずは、乾湿両用の業務用掃除機のおすすめ商品を3つ紹介します。
乾湿両用だと、 ただのホコリゴミだけではなく、水やジュース、泥などの液体のゴミもしっかりと回収できます。一つの掃除機で事足りるので、掃除に手間取ることもありません。一体どんな商品が選ばれたのでしょうか。
乾式/乾湿両用か/乾湿両用
吸込仕事率/180W
集じん容積/14リットル(吸水容積/10リットル)
集じん方式/布袋式
運転音/68dB
吸込方式/紙パック方式
日立の業務用掃除機の中でも人気が高いのが、この種類です。乾湿両用らしく、ゴミと水をまとめて吸い込んでくれるという設計が業務用に便利だと、話題が持ちきりの商品です。
ハンドル付きなので、特別に体力がなくてもするすると動かせるのもポイントです。 また、車輪も大型なので、長い距離を移動することも可能です。女性や年配の方でも、 安心して使うことができます。
フィルター部分がすぐに取り外せるので、お手入れもカンタン。ゴミ捨てはもちろんのこと、フィルター自体についた汚れも気軽に洗えるので、衛生的にもGOODです。
日立が開発した、独自の気水分離方式を採用しているので、フィルターを濡らしたり不必要に汚すこともありません。とにかく使いやすい、便利設計。それがこの商品の魅力です。
乾式/乾湿両用か/乾湿両用
吸込仕事率/260W
集じん容積/14リットル(吸水容積/10リットル)
集じん方式/特種フィルター
運転音/64dB
吸込方式/紙パック方式
パソニックの業務用掃除機の中でも、パワーと使いやすさが段違いだと話題なのが、この商品です。一般的な業務用掃除機に比べてかなりパワーが大きい、260Wという吸込仕事率はレアなので、注目されています。
なんといっても注目すべきは、泡どめガードの存在です。これのおかげで、排気口から泡が湧き出てしまうのを避けてくれるのです。また、ごみ箱の中で泡の量を増やさないようにしてくれる風の動きも採用しています。
水やごみの捨て方もとてもシンプルなので、機械ベタな人も、説明書を深く読み込む必要がありません。ボタンなどの情報表示もいたって単純。どんな人でも、カンタンに使えますよ。
乾式/乾湿両用か/乾湿両用
吸込仕事率/300W
集じん容積/32リットル
集じん方式/紙パック式
運転音/65dB
吸込方式/紙パック方式
300Wという驚きの吸込み仕事量もかなりの注目ポイントですが、この商品の1番の魅力はなんといってもその風量にあります。
3.5m3/minという風量は、業界の中でもかなり強め。この風量があればどんなに広い敷地内でも、どんなに汚れていても、一気に床が綺麗になること間違いなしです。
カフスやホースを一か所にまとめておけるベースフックも、仕事ではかなり役に立ちます。キャスターストッパーやコードフックなど、「これがあれば便利だなあ」とつい思いがちなポイントがたっぷり詰め込まれています。
まさに、夢のような業務用掃除機といったところでしょうか。
次にまとめるのは、とにかく吸引力が強い業務用掃除機です。家庭用掃除機と違って、業務用掃除機に求められているのはなによりゴミを吸い込む勢い。これがなければ、仕事に支障が出てしまいます。
業務パフォーマンスを良くしたいなら、これらの掃除機を選んでおけば間違いはありません。
乾式/乾湿両用か/乾用
吸込仕事率/360W
集じん容積/14リットル
集じん方式/布袋式
運転音/62dB
吸込方式/紙パック方式
こちらは乾燥ゴミ専用なので、水や泥などは吸い込めません。でも、とにかく吸引力が360Wと非常に強いので、物足りなく感じることはないはずです。大きめの砂利なども、バンバン吸い込んでくれます。
壁などに対して使っても壊れないように、頑丈に作られているのも特徴の一つです。耐久性が強いので、多少無理な使い方をしてもなんとかなるのは凄いですね。まさに、業務用掃除機!といった感じです。
フィルターにも工夫がたくさん施されています。ゴミやチリが詰まらないように特殊な加工がされているので、取り扱いに困ることもありません。壊れることを心配せず、安心してガンガン使えるのは魅力ですね。
乾式/乾湿両用か/乾式
吸込仕事率/380W
集じん容積/5リットル
集じん方式/紙パック・布袋式
運転音/58dB
吸込方式/紙パック・布袋方式
この商品の特徴は、集じん方式や吸込方式が「2way」だということです。紙パック式と布袋式の2種類から選べるので、取り扱いが楽になっています。
吸引力も380Wと他製品に比べてかなり強めで、だいたいの仕事場で不満なく使用することができます。業務中でも運転音が気にならないのもポイントです。
金属性のノズルも、頑丈さを強めてくれるのが特徴です。毎日頻繁に使っても壊れる心配がない、頑丈な設計はとにかく魅力的ですね。
乾式/乾湿両用か/乾湿両用
吸込仕事率/300W
集じん容積/5リットル(吸水容積/6リットル)
集じん方式/紙パック式
運転音/63dB
吸込方式/紙パック方式
この商品は、ほかに紹介した商品に比べるとかなり小型です。でも、吸引力は決して見劣りしません。屋外はもちろん、家の中でもごみをどんどん吸い込んでくれるので、満足度はピカイチ。
乾湿両用なので床の水汚れもまとめて綺麗にできますし、泥汚れも大丈夫です。安心のマキタブランドのおかげで、毎日の仕事が捗っている!という声も多いようです。
お手入れもカンタンなので、常に衛生的な状態を保っていることができます。今まで使ったことがないブランドのものを、新しく試してみたいという人におすすめです。きっと、想像以上の効果を感じられるはずです!
家庭用掃除機は使ったことがあるけれど、業務用は初めて。そんな声も聞こえてきます。初めて業務用掃除機を使う人はもちろん、そうでない人も、今まで誰にも聞けなかった業務用掃除機についての疑問を、ここでまとめて紹介します。
かんたんに言うと、耐久性や吸引可能な物体の種類が違います。業務用掃除機はとにかく頑丈でなければならないので、鉄板や金属製のものがほとんどです。
モーター部分やホースの周りもかなり頑丈にできているので、そのぶん重いのも特徴です。
また、家庭用掃除機の場合、泥や砂利などはなかなか吸引できないことがほとんどですが、業務用ならその心配はありません。もちろん、業務用掃除機の方が高価なのも、大きい違いと言えるかもしれません。
布フィルターは、基本的に紙パックタイプとやり方は同じです。ですが、使い捨てではなく何回も繰り返して使えるのが特徴です。
お手入れも、かんたんです。大体の布フィルターはそのまま水洗いできるので、使用するたびにしっかりと水洗いするだけです。ずぼらな人も毎日続けられそうなくらい、かんたんですね。
紙パック方式がかんたんそうでいいなあと思うけれど、エコじゃないからいやだなと感じている人におすすめです。
家庭用掃除機に比べてしまうと、やっぱり騒音性は高いです。しかし、それは当たり前と言えば当たり前の事。そもそも商品自体が大きいですし、頑丈性アップのために金属を使っているのも、音が大きくなる理由です。
それに、家庭用掃除機のように狭い家の敷地内で使うのとはわけが違います。仕事の業務として使うのですから、少しばかり音が大きくても仕方ない……と考えるのが自然です。
商品の中には、騒音性を出来るだけカットしたものもありますから、気になる人はそちらを選ぶのもいいでしょう。
ぜひとも使ってほしい業務用掃除機について紹介してきました。今まで業務用掃除機に馴染みがなかった人も、どんなポイントを見て商品を選べばいいのか分かったでしょうか。
仕事の効率を上げるためにもしっかり事前調査をすることが、よい商品に出会うために必要なことなのです。
この記事を参考に商品選びをしたら、運命のアイテムに出会えるのも遅くないはず。周りのスタッフがみんな喜んでくれるような、素敵な業務用掃除機と出会えることを、心から祈っています!