カバー力やフィット感に優れたリキッドタイプのミネラルファンデーションは、メイクのノリが良くないという年齢肌や乾燥肌に最適なアイテム。美容パック効果やロングラステ...
カバー力やフィット感に優れたリキッドタイプのミネラルファンデーションは、メイクのノリが良くないという年齢肌や乾燥肌に最適なアイテム。
美容パック効果やロングラスティング処方、100%天然由来など、肌悩みに対応した商品が多く登場しています。
一方で、ミネラル=肌に優しいと信じ込み、選び方を間違ったり、肌荒れを起こしてしまうケースも。
成分から低刺激のものを見分ける方法や、肌荒れしにくいベースの作り方などを交えながら、肌に合ったミネラルファンデーションを見つけるお手伝いをします。
ママアイテム編集部
ミネラルファンデーションが低刺激で肌に優しいとされる理由やリキッドタイプのメリットを見ていきましょう。
ミネラルファンデーションとは、天然の鉱物(ミネラル)を主成分としたファンデーションのこと。
基本的には、紫外線吸収剤、鉱物油、石油系界面活性剤などは使われていません。細かいミネラル粒子が紫外線を肌の上で反射させる「紫外線拡散作用」によって、有害な紫外線から肌を守ります。アメリカの皮膚科や整形外科で用いられたのがはじまりで、肌に優しく、石鹸で簡単にオフできるという特徴があります。パウダータイプが主流でしたが、現在は、リキッドやプレストタイプなども続々と登場。
通常のファンデーションよりも自然で薄付きな仕上がりで、肌を綺麗に見せてくれるメリットがあります。
パウダー状のミネラルファンデーションに比べ、リキッドタイプは、保湿力とカバー力に優れているのが特徴。しっとりとしたテクスチャーが肌にピタッと密着し、素肌のような自然なツヤ感を演出してくれます。
ミネラルが主成分のパウダータイプに比べ、リキッドタイプは、保湿剤や美容成分などが多く含まれています。乾燥したオフィス環境でも粉吹きしにくく、乾燥肌でも使いやすいのがメリットです。
・ツヤ肌を目指したい人
・乾燥が気になる人
・年齢肌で化粧ノリに悩む人
・シミ、そばかす、色素沈着、ニキビ跡を隠したい人
とくに、ミネラルファンデーションは油分が少ないので、ニキビ肌でも使うことが可能。心配な方は、「ノンコメドジェニックテスト済み」の表記があるファンデーションにしましょう。
ミネラルというだけで、肌に優しいと思うのは間違い。ミネラルの質やその他成分を細かく見ることで、そのアイテムの特徴が分かります。
選ぶ際は、成分、カバー力、紫外線防止効果、色、プラスαの効果などを総合的に見て選びましょう。
日本においては、ミネラルを含有するファンデーション全般をミネラルファンデーションとよびます。つまりミネラルが主成分とは限らないのです。
とくにリキッドタイプは、成分を安定させるために、界面活性剤、シリコン、酸化防止剤、鉱物油(ミネラルオイル)、ポリマーなど肌負担になる成分が配合されている場合があります。
当然、メイク落としは必須となり、通常のファンデーションと大きく変わりません。
また、タルクという鉱物は、アスベスト(石綿)に汚染された滑石が使われている可能性も否定できないことから、肌には避けた方が良いという声もあります。
成分表記を確認し、ミネラル含有量が多く、肌刺激が少ない優しい処方のものを選びましょう。
ニキビやくすみ、凹凸を隠したい人は、カバー力のあるものを、素肌感を演出したい時は、薄付きのもを選びましょう。
カバー力のあるタイプは、テクスチャーが濃厚で、薄付きのものは、みずみずしくサラッとしているという特徴があります。
リキッドは、パウダーよりも艶っぽく仕上がりますが、同じリキッドでも、マットタイプ、ツヤタイプ、セミマットの3種類があるので、なりたいイメージに合わせて選びましょう。
リキッドタイプは、パウダーよりも美容液や保湿成分を配合しやすく、メイクをしながら肌ケアしたいという望みをかなえてくれます。
時間が経つにつれ、水分や油分が蒸発してしまう、という悩みを持っていませんか?
肌のバリア機能が低下した乾燥肌や敏感肌には、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどの保湿・美容成分が配合されているものがおすすめです。
また、ビタミンC誘導体は、肌のコンディションを整えたり、紫外線の影響から肌を守る役割を担っているので、透明感を保ちたい人のサポートをしてくれるでしょう。
保湿、透明感、ハリをサポートするなど、さまざまな機能を持つタイプを「美容液ファンデーション」とよびます。カモフラージュするだけの従来のファンデーションとは違い、肌ケアにより重きを置いています。
紫外線を浴び続けると、メラニン生成が促されシミやくすみの原因になる他、真皮にダメージを与え、肌のハリを低下させます。
購入前は、ファンデーションにどれくらいの紫外線防止効果があるか、どんな防止剤が使われているかをチェックして下さい。UVカット力は、日常生活であれば、SPF10〜25、PA+~PA++程度で十分と言われています。
値が高ければ紫外線を防ぐ力も高まりますが、肌負担も増!日焼け止めによく使われる紫外線吸収剤は、UVカット効果が高く、汗や皮脂に強い反面、化学反応を起こすので、肌の刺激になるというデメリットがあります。
吸収剤が直接肌に触れないようカプセル化されているものや、紫外線拡散剤が使われているものを選びましょう。
ミネラル系のは、通常のファンデーションよりも色展開が少ないという声が聞かれます。天然ミネラルの色材が使われ、人工的な色素は含まれていないためです。
しっかり色が付き、ぼかしにくいリキッドタイプは、色選びがとにかく重要。肌に良くても、肌色に合わなければ意味がありません。必ずテスターやサンプルを使って確認して下さい。
通常は、ピンク、オークル、ベージュのカテゴリーに分かれています。中間をオークルとすると、ピンクは赤みのあるブルーベース寄り、ベージュはイエローベース寄りです。
判断する際は、首に近いフェイスラインの色と明るさを見るようにしましょう。これは顔の白浮きを避けるためでもあります。
色白にも色黒にも対応できる薄付きタイプのものは、色展開が2種類前後と少ない傾向があります。この場合は、ベースの色を間違えないようにして選ぶのがコツ。
色黒の人は、ピンク系を選んでしまうと白浮きすることがあります。
ミネラルファンデーションには具体的にどのような成分が配合されているのでしょうか?肌に直接触れるものだけに、自分の肌との相性を考慮することが大切です。
雲母とよばれる天然鉱物原料です。光沢があるため、肌に艶やかさや、パール感、ラメ感などを与えてくれます。微細な粉状で、肌が滑らかに見えるというメリットもあります。
艶系のミネラルファンデーションには、主成分にマイカが使用されていることが多いようです。密着感はそれほど高くなく、付け心地が軽いのが特徴です。
亜鉛を酸化させた成分で、防腐性やUVカット効果に優れています。白色の顔料としても用いられ、多くの化粧品に配合されています。
一方、活性酸素を発生させ、肌に酸化の影響を与えてしまうというデメリットも。肌に直接触れないようにコーティング加工されているものもあります。
チタンという天然鉱石の一種を酸化させた成分です。紫外線遮断効果が高いので、サンスクリーン剤には欠かせない原料となっています。
活性化酸素を発生させ、肌に影響を与える可能性がありますが、表面加工処理などの化粧品技術が進んでいます。
メノウやケイ藻土、石英から得られる白または青みを帯びた粉状の成分です。吸湿性が高いため、皮脂や汗を吸収しサラサラに保つ働きがあります。
肌の上に乗せるとふんわりとしたソフトフォーカス効果が得られるのも特徴の1つです。
日常的な紫外線を防ぐUVカット力がどれだけあるかや、カラーバリエーションの特徴は購入前に必ずチェック。
毎日使うものであれば、内容量の多さや、成分の優しさなども重要になってきます。
*内容量
*UVカット力
*カラー
ミネラル、植物由来、オーガニックと表示されていても、本当に肌に優しいものはわずかしか含まれていない商品は多いものです。
今回紹介するのは、全成分が全て植物由来という画期的なミネラルファンデーション。おすすめのポイントはカバー力と肌への優しさの両立です。敏感肌でも使える低刺激性とカバー力の高さに注目しましょう。
*内容量:30g
*UVカット力:SPF28/PA++
*カラー:オークル系2種類
100%天然由来のミネラルで構成された肌に優しいファンデーションです。美容成分や植物由来エキスがたっぷり配合された「美容パック効果」で長時間でも肌疲れがないのがポイントです。
コメ発酵生命体®という独自のコメ由来成分は、植物が持つ力を活性化する作用があるほか、肌が昼ようなアミノ酸を効果的に肌に届けることができるので、代謝が落ちた年齢肌にも最適です。
全成分表示にはシクロペンタンシロキサンやエタノール、ジメチコンなど、石油系の成分も表示されていますが、実際はサトウキビや天然鉱石などの自然由来から作られています。
リキッド系でここまで天然由来に徹底しているファンデーションはそれほど多くなく、医学雑誌にも掲載されています。
ただし、こちらのリキッドは、ミネラル系の中ではカバー力が高く、肌にぴったりと密着するため、石鹸のみではオフできません。
厚塗りという感じはないですが、シミやニキビ跡、色素沈着などは自然にカモフラージュされます。口コミでは、「薄付きなのに毛穴やニキビ跡が目立たない」「ニキビが悪化しにくい」「キメが細かい」という感想がありました。
カラーは2色のみですが、幅広い肌色に馴染みやすくで、白浮きしにくいようです。
リキッドタイプのファンデーションは、保湿力、美容パック効果、高いカバー力など、メーカーごとにそれぞれの特徴があります。国内外で人気の高いおすすめアイテムを5つピックアップして紹介します。
*内容量:35g
*UVカット力:SPF25/PA++
*カラー:4種類
高純度のミネラルと、美容液から作られたリキッドファンデーションで、紫外線吸収剤や鉱物油、シリコン、タルクなど肌負担になる9つの成分が無添加となっています。
肌の保湿力を高めるスキンケア発想で、コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタ、スクワラン、ビタミンC誘導体、プロテオグリカンなど、12種類以上の美容成分を配合。
これだけ沢山の美容・保湿成分を取り入れるのは、普段のスキンケアでもなかなか難しいですよね。潤いを抱えて逃がさないため、乾燥知らずのプルプル肌が続きます。
紫外線防止効果、カバー力を備えながら、石鹸で簡単にオフできるところが高評価のポイント。口コミでは、「ツヤ感のある仕上がり」「肌が呼吸できている感じ」「素肌っぽさがある」という声がありました。
仕上がりはツヤのあるナチュラルタイプなので、シミや色ムラを下地でしっかりカバーしてから使うと、より完璧な肌に見えるようです。
*内容量:30ml
*UVカット力:SPF20/PA++
*カラー:10種類
世界でも最も早くミネラルの力に気づき、革新的なファンデーションを生み出してきたアメリカのメーカです。「何を入れないか」というミニマムでシンプルな考えに基づいているのも良さの1つと言えるでしょう。
ベアミネラルに含有されている美容成分や保湿成分はシンプル。肌にとっては多ければ多いほどいいという訳でもないのが実情です。
保湿成分でミネラルをコーティングし、さらにパパイヤなどのスキンケア効果のある成分をブレンドすることで、高いフィット感と肌への優しさを両立しています。
さまざまな肌の色に合わせた豊富なカラー展開もベアミネラルの強み。ナチュラルマットで、カバー力が高く、肌に立体感が生まれるのがポイントです。
口コミでは、「カバー力がある」「皮脂や汗に強く、崩れにくい」「肌にフィットしてヨレない」という賞賛の声が続々。また、専用のブラシと下地を併用することで、ツルンとしたパーフェクトなヌード肌に仕上がるそうです。
カバー力が長続きするので、なかなか化粧直しができないオフィスメイクにも最適。石鹸のみでオフすることができます。
*内容量:30ml
*UVカット力:SPF/PA記載なし
*カラー:9種類
ファンデーションというよりは、色付き美容液と言ったほうがしっくりくるようなスキンケア効果の高いアイテムです。
肌保護成分のヒアルロン酸、ユビキノン、リン酸アスコルビルNaなどが配合された美容液の中に、色の付いたリポゾームカプセルが浮かんだ珍しい形状をしています。
カプセル化することで、美容成分が時間差で肌に配給されるというメリットがあるそうですよ。スキンケアとメイクを同時にしているような新しい感覚で、保湿力が欲しいという人には最適。こちらはUVカット成分が配合されていないので、日焼け止めや下地で土台を作っておきましょう。
口コミでは、「肌が綺麗に見える」「化粧を落とした後の肌が疲れていない」「ツヤが出る」という使用感を賞賛する声が多くありました。肌負担になるものが配合されていないので、石鹸で落とすことができます。
潤いがある分、薄付きなので、シミやニキビ跡はコーンシーラーを使う必要がありそうです。また、リポゾームカプセルを馴染ませるのにちょっとしたコツがいるようなので、ブラシなども積極的に使ってみましょう
*内容量:30g
*UVカット力:SPF23/PA++
*カラー:2種類
エイジングケアに特化したミネラルリキッドファンデーションで、カバー力、保湿力、軽い付け心地にこだわっているのがポイントです。
3種類のセラミドとヒアルロン酸、マルラオイル、植物エキスなど、80%以上が美容成分からなっており、実際のモニターでは、塗布後、肌の水分・油分量が大幅にUPすることが分かっています。
ノンケミカル処方で、肌疲れしないところが、幅広い年齢層に愛される秘密。口コミでは、「良く伸びてカバー力がある」「崩れにくい」「石鹸で落ちるのがいい」という声がありました。
色展開は、ライトとナチュラルの2種類のみですが、ナチュラルは多くの人に馴染みやすい自然な色味なのだそうです。顔色をパッと明るくしてくれるので、かなりの色白肌でなければナチュラルで十分かもしれません。
*内容量:25ml
*UVカット力:SPF25/PA+++
*カラー:3種類
ミネラルでも、化粧崩れしにくいロングラスティング処方なのがメイベリンです。付けた瞬間に汗や皮脂を分散するので、高温多湿な時期の強い味方。メイク直しの回数を減らしたいという人にもおすすめです。
カバー力が高いのに、肌にピッタリと密着するので、素肌でいる時のような心地よさが続きます。ミネラルパールの自然な光沢があり、健康的なセミマットに見えるところが高評価のポイントです。
口コミには、「べたつきがなく、サラッとしている」「少量でも伸びがいい」「時間が経つと自然なツヤが出る」という声が多数。どれも日本人の肌に馴染みやすいカラーとなっています。
ノンコメドジェニックテスト済みの、オイルフリーなので、ニキビ肌や混合肌、敏感肌の愛用者も多いようです。
日本製で質の高いミネラルファンデーションは、ネット通販だけではありません。ドラッグストアなどの市販で購入できるリーズナブルなおすすめの1本を紹介します。
*内容量:30g
*UVカット力:SPF30/PA++
*カラー:4種類
こちらのリキッドファンデーションは、肌の上に伸ばすと、パウダーファンデを使ったようなマット肌に仕上がる優れもの。シミや毛穴をツルンと隠して、陶器のような肌にしてくれます。
コントロールパウダーが、皮脂やテカリを吸収。長時間経ってもくずれにくいので、混合肌や脂性肌にもおすすめできます。
口コミには「べたつきがなくサラサラ」「カバー力が高い」という仕上がりの良さを評価する声がありました。
日本製で、日本人の肌色に合ったカラーバリエーションを展開しているのも高評価のポイント。新色のBBカラーはグレーがかった色味で、肌の赤みをカバーしワントーン明るく見せてくれます。
少量でも良く伸び、紫外線防止効果も普段使いにはちょうどいいので、1個あればオールシーズン使えるアイテムです。
リキッドタイプは、仕上がりに差が出るアイテムです。
道具の種類、タッチの強さ、塗布の順番などをちょっと工夫するだけで、見違えるような肌が作れるのを知っていますか?ミネラルファンデーションに限らず、全てのリキッドに共通するポイントを紹介します。
リキッドタイプはムラになりやすいので、手とスポンジを使い分けながら塗っていくのがポイントです。
まず、適量を顔の5ヶ所に置き、指を使い、内側から外側に向けて広範囲に伸ばしていきます。その後、スポンジで、小鼻の周りや目元などのヨレやすい部分を修正していきましょう。
スポンジを使用するとよりフィット感が高まり、肌がきめ細やかに見えます。また、余分なファンデーションや皮脂を吸収し、厚塗り感を防ぐ役割もあります。
ご存じの通り、スポンジはリキッドファンデーションをぐんぐん吸ってしまうので、最初から使うよりも、最後の仕上げとして使うのがベストです。
リキッドタイプは、メイクブラシとの相性も抜群なのを知っていますか?ブラシは、手よりも均等に薄く広げることができるので、仕上がりに透明感とツヤが出ます。
ブラシは、柔軟性と弾力性がある平筆タイプを用います。先が薄くなっていて、チクチク感がないものを選びましょう。
手の甲に適量をとった後、しっかりとブラシにファンデーションを馴染ませます。ブラシが肌と平行になるように、内側から外側に広げていきましょう。
目の際、ほうれい線などの乾燥しやすくしわになりやすい部位は、ブラシに残ったファンデーションを使い薄く重ねるだけでOK。毛穴や小鼻周りはスポンジを使いポンポンと叩き込みましょう。
最後に、手やスポンジを使い、フェイスラインとの境目を馴染ませます。ブラシに慣れるまではコツがいりますが、慣れてしまえば時短になり、忙しい朝でも楽々です。
顔の部位によって、皮脂の量が異なります。皮脂の多い部分から塗り、乾燥しやすい部分は最後にするのが基本。おでこ→鼻→頬→あごの順番に塗布し、顔の中心から外側に広げていきます。
面積の広い頬を塗る時は、頬骨の1番高い位置から放射線状に塗っていきましょう。フェイスラインに近づくにつれ色が薄く自然に馴染むイメージです。
小鼻やTゾーンなど皮脂分泌が多い部位や、乾燥で小じわが目立つ目元やほうれい線は、塗り過ぎに注意。厚塗りすると皮脂や乾燥で化粧崩れしやすくなります。
毛穴が目立つところは、ポンポンと叩き込むようにして凹凸を埋めるなど、部位によってタッチの強さを変えながら、ファンデーションを均等にしていきましょう。
ミネラルファンデーションにはウォーターフループ効果はありませんので、崩れにくい土台を作ることが鍵になります。これだけは押さえておきたい3つのポイントを解説します。
スキンケアをすることで、肌のキメがしっかり整い、化粧崩れしにくくなります。ニキビ肌や脂性肌であっても、化粧水、乳液の保湿はマスト。肌に必要な水分と油分を与え、肌のバリア機能をサポートします。
皮脂が気になる時は、収れん性のあるタイプやさっぱりとした使い心地のスキンケアアイテムを使いましょう。
化粧水や乳液の後はハンドプレスし、完全に肌に馴染んだのを確認してから下地を塗布しましょう。乳液が乾かないうちに下地を塗ると、べたつきやムラの原因に。次に使うファンデーションが綺麗に乗りません。
ミネラルファンデーションは、BBクリームと違い、美容液や日焼け止め、コンシーラー、下地などの役割を全て兼ね備えているわけではありません。
スキンケア後の肌に直接ファンデーションを塗ったとしても、密着性がなく、化粧崩れの原因になるだけなので、下地で肌のベースを整えておく必要があります。
薄付きで、UV効果が低めのファンデーションであれば、SPFの高いUV下地や肌色補正力のある下地をプラスするとよいでしょう。
ここで注意したいのが、いくら肌に優しいミネラルファンデーションを使っても下地がケミカルなものであれば、あまり意味がないということです。
モチが良くない、色が付きにくい、石鹸で落ちないなど、ミネラル系と相性の合わない市販下地もあるので、できれば同じメーカーのラインで揃えるのがベストです。
リキッドファンデーションを使った後は、フェイスパウダーを使うと化粧のモチが良くなります。
皮脂や汗のべたつきを抑え、サラサラ感が長持ちするのは勿論、ソフトフォーカス効果で毛穴や凹凸をカモフラージュしたり、鏡面効果で顔色をパッと明るくする役割も担っています。
リキッドタイプのミネラルファンデーションには、ミネラル100%のフェイスパウダーを使うのがおすすめです。
日本では、ミネラル100%ではないものもミネラルファンデーションとして見なされます。基準が曖昧なこともあり、使い方や洗顔の仕方で悩む人は少なくありません。購入前に、気になる疑問を詳しく見ていきましょう。
天然鉱物100%であれば石鹸のみでオフできるので、クレンジングは不要です。
しかし、ミネラルファンデーションの中には、ポリマー、シリコン、鉱物油、合成界面活性剤など、ミネラル以外の添加物が多く含まれていることがあります。
これらは肌に残ると肌荒れの原因になるため、クレンジングを使ったほうが好ましいです。「石鹸のみでオフできる」「クレンジング使用」などメーカーごとの記載を確認してみましょう。
マスカラ、アイシャドウ、口紅などのポイントメイクは、洗顔前に専用リームバーで落としておきましょう。
ミネラル100%のファンデーションであれば石鹸で落ちますが、さまざまな要因が重なって落ちにくくなることもあります。
例えば、皮脂や下地のオイル成分と混ざり肌に密着している場合です。ミネラルは油分と混ざると皮膚の中に入り込み、落ちにくくなる傾向があります。
とくに下地には、肌を滑らかにするために油分が多く含まれています。肌への負担や、ファンデーションとの相性、洗顔のしやすさなども考慮して選ぶようにして下さい。
また、ファンデーションや下地にシリコンが配合されていたら、石鹸では落ちませんので、成分表示を注意深く見るようにしましょう。
パウダーだけでは物足りないという人にとって、リキッドタイプのミネラルファンデーションはとても強い味方です。
石鹸で落としやすいという点だけでも、肌への負担をぐっと軽減させることができるので、5年後、10年後の肌が変わってくるでしょう。
下地やパウダーなど、ファンデーションと一緒に使うアイテムもミネラル系のもので揃えるとベスト。毎日使うものは、成分表示をしっかり見て選ぶようにしたいものです。