ビフィズス菌入りサプリは、ダイエットや便秘解消にとっても効果的。最大限に体に効かせるために、ビフィズス菌はどんなはたらきをするのか?腸内細菌も含め基本を押さえて...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
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ビフィズス菌入りサプリは、ダイエットや便秘解消にとっても効果的。
最大限に体に効かせるために、ビフィズス菌はどんなはたらきをするのか?腸内細菌も含め基本を押さえておきましょう。
おすすめの各メーカーの商品も、さまざまな面から比較していますよ。
ママアイテム編集部
腸をキレイにするためには、ビフィズス菌の存在は欠かせません。ヨーグルトなどの乳製品からでなくても、サプリから摂ることができます。その上手な選び方のポイントを5つ挙げてみます。
食生活やストレスなどの影響で増えやすいのが、悪玉菌。
悪玉菌は腸の中に腐敗物質を増やし、便秘を招いたり、肌荒れ、口臭などの問題を起こしやすくします。やがては大腸がんなどの病気になるリスクも高まってしまうそう。
一方のビフィズス菌は、もともと腸内に住んでいる善玉菌のひとつ。悪玉菌を抑える乳酸、酢酸を産出します。
腸を酸性に傾けることで、たまりがちな腸の老廃物、毒素を排出させやすくするのです。
おのずと腸のぜん動運動が起こり、お通じが良くなることが一番、免疫力も高まって風邪予防にもなり、脂肪を減らす作用もあるとか。
これまで人間の体内で10種類ほど確認されているビフィズス菌ですが、思いのほか滞在期間は短く、約1週間ほど。
体から排出され、また増えるということを繰り返しているのです。
そのため、サプリでビフィズス菌を一定量、腸に送ることはとても効率が良いですよね。常に善玉菌が活発な腸をキープすることで免疫力を高め、内側から美肌に近づけます。
ビフィズス菌は、通常私たちが食べる食品には含まれていません。
ビフィズス菌入りのヨーグルト、というのは発酵途中でビフィズス菌を加えられているもの。
生きたまま腸まで届く、いわゆる「プロバイオティクス」タイプのものもそれに含まれます。
腸内フローラのバランスを保つ他、便秘の解消には1日約200gのヨーグルトを摂ると良いといわれていますが、カロリーに換算すると約130kcal。ご飯を軽く茶碗一杯くらいにはなってしまいます。
その点、ビフィズス菌入りサプリは1粒で0.5~5kcalとわずか。ビフィズス菌自体の数も多く摂ることができます。
そして陰性の食品であるヨーグルトは体を冷やしてしまいがちですが、サプリは飲むだけなので体の熱を奪いません。
ビフィズス菌はすでに腸内に、1~10兆個も常在しているもの。そこにビフィズス菌入りヨーグルトを100g食べることで、平均約10~100億個プラスすることができます。
しかし、もともとビフィズス菌は酸素や熱に弱い性質があります。そのため、胃酸などに負けず腸まで届くタイプだとしても、より数多く腸に送ることにこしたことはありません。
その点、ビフィズス菌入りサプリは1粒、または1包で20億個以上も摂取することができます。
菌量は商品によって多少の違いがあるので、その時々の腸内環境に合わせよく見極めて選ぶようにしましょう。
ビフィズス菌をサプリから摂る利点のひとつに、より腸の中で活発に善玉菌を増やすエサ(プレバイオティクス)も一緒に摂れることがあります。
ヨーグルトや乳製品には、カルシウムやビタミンCをのぞくビタミンも各種入っています。しかしビフィズス菌を増やす食物繊維、オリゴ糖といったものは添加しない限り入っていません。
よくヨーグルトとはちみつの組み合わせが勧められるのは、オリゴ糖が豊富なことや、同じくビフィズス菌を増やす、グルコン酸と呼ばれる殺菌作用のある成分を産出できるためなんですね。他、乳酸菌自体もその人それぞれの腸内フローラとの相性があるため、自分に合うものを選べばより善玉菌が多い環境を作れることになります。
ネットでも店頭でも、ビフィズス菌入りサプリは種類がたくさん出ています。そのなかでも価格ごとにどんな特徴を持つ商品が多いのか、リサーチしてみました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
約200~1,000円前後 | 約1,500~3,000円前後 | 約5,000円~以上 |
ビフィズス菌入りチョコレート、ジュレなどもある | ビフィズス菌が1回分ごとに個包装されているものが多い | 1日に50~100億個以上のビフィズス菌が摂れるという商品も |
サプリは瓶ではなくソフトパウチに入っていることが多い印象 | ビフィズス菌含有量も1回ごとに40~50億個と安定 | ビフィズス菌を活性化する、他の成分も多く加えられている |
ビフィズス菌入りのお菓子、青汁といった食品も見られましたが、1,000円以下の低価格でも多くのビフィズス菌サプリが発売されているようです。
その安い価格帯でも、1粒あたり40億個のビフィズス菌量を含むサプリが30日分、といった長期的に飲めるものもあり、お試しもしやすいのではと思いました。
内容はビフィズス菌プラス、オリゴ糖といったシンプルなものから、B-3ビフィズス菌入りといった本格派まで。
売れ筋ランキングの上位にあるものは、主に機能性表示食品で、粉末状のビフィズス菌が個包装になっているものなどが多いです。
やはり大手メーカー製で口コミ評価が高いものが人気があり、3ヵ月分といったまとめ買いも目立ちました。
高級価格帯でも、上はもちろん1万円を超えない商品でもラクトフェリンやビフィズス菌B-3、といった有効成分が入っているものも良く見ます。
例えば1包2g中に500億個のビフィズス菌末を含む、といった商品も。
しかし内容を見ると、1,000円を超えない商品でもビフィズス菌を始めバランス良く成分が配合されているものも多数あることも事実。最初は内容量に惑わされず、手に入れやすいものから飲んでみることもおすすめします。
CMでも耳にすることがある大手メーカーからは、次々とビフィズス菌、乳酸菌サプリが登場しています。どんな会社なのかあらためてチェック!
2017年で創業100年を誇る森永乳業は、もともとはキャラメルの練乳を製造する会社でした。
現在では牛乳やヨーグルトなどを始め、粉ミルクや介護食など幅広い商品展開をしています。赤ちゃんの大腸からビフィズス菌を発見し、他の食品に添加するといった「乳」の力を永く研究しています。
大学翻訳センター(Daigaku Honyaku Center)が社名の由来であるDHC。1980年からオリーブオイルを主体にした化粧品の事業に乗り出します。
健康食品を含めラインナップが豊富で、コンビニでも買えるお手軽さも魅力です。
こちらも創業100年を迎える老舗メーカー。ヒト由来の乳酸菌をベースにした整腸剤の開発が盛んで、一般向け、あるいは医療の現場でも多くの商品が使われています。
現在はアレルギーや生活習慣病予防に対する乳酸菌の効果も研究、力を入れているそう。
腸内フローラは人によって種類も構成も違っているといいます。どんなビフィズス菌が自分の体に合っているのか、腸内環境の良し悪しなども考えて上手に選んでいきましょう!
*ビフィズス菌の種類
*サプリの形状
*内容量(◯日分)
*原産国
長年の研究と、データに基づいた効果に信頼感あり!自然にお通じがつかない方へ
健康な赤ちゃんの腸から発見された、ヒト由来のビフィズス菌BB536を使用。
植物性や他の動物性に比べて人間の腸内細菌となじみやすいともいわれ、とくに酸や酸素に強いことで知られています。
その効果は、便秘気味の女性約40名に、ビフィズス菌BB536が入ったヨーグルトを1日あたり100g摂取してもらう実験結果でもあきらか。
摂取し続けて2週間後、腸内でのビフィズス菌量が増え、お通じの回数が増えた、またアンモニアなどの有毒物質が減ったという報告が上がりました。
このBB536は森永乳業が独自に発見した菌種でもあり、整腸作用はもちろんウィルスや病原菌のはたらきを抑える、免疫力強化の作用も望めます。
治療薬と一緒に摂取したことで、潰瘍性大腸炎が緩和したデータも残されており、2009年にはアメリカで安全な食品と正式に認められFDAを取得しました。
この「生きて届く ビフィズス菌BB536 」は1カプセルに約50億個のビフィズス菌が配合されており、腸でより作用するようミルクオリゴ糖も加えられています。1日1粒でも充分効くように作られているんですね。
腸の状態は日によっても違いがあり、2、3日便秘気味だな・・・という方もいれば長い期間不調に悩まされている時もあると思います。
そんな時に店頭で、あるいはネットですぐに手に入りやすいビフィズス菌サプリは レスキュー的な存在。もちろん、ふだんの整腸習慣にも取り入れたいですよね。
ヒトにはヒトの乳酸菌、でおなじみの新ビオフェルミン錠。効果に有効と認められた成分が一定量配合され、厚生労働大臣の指定がある、いわば指定医薬部外品の部類に入ります。G9-1株と呼ばれるビフィズス菌は腸に定着する力が強く、少量でも免疫力を高めてアレルギー症状を抑える力があることが分かっています。
それに加えて、主に小腸に住みつくフェーカリス菌、アシドフィルス菌といった乳酸菌が善玉菌を増やす手助けをします。
小腸での食べ物の消化吸収をすすめる効果もあり、フェーカリス菌は主に殺菌処理をした後、死菌として添加されても充分効果があるそう。
これら、すべてヒト由来のビフィズス菌、乳酸菌で構成されているところが特徴です。
BB536は腸の調子を整えて、腸内環境を良くするといった効果が認められるビフィズス菌。このBB536が1粒に約200億個も配合されているのが、「届くビフィズス」です。
便通を良くする、腸内のアンモニアなどの有毒物質を減らすといった効果も認められますが、とくに免疫系に優れた効果を発揮します。
例えば花粉症などのアレルギー症状を軽減させたり、他にも病原性大腸菌のO-157の予防、難病のひとつとされる潰瘍性大腸炎も緩和させるという結果が出ています。
このほどDHCはBB536に免疫力を強化できる効果があるとして、機能性表示食品としてサプリをリニューアル販売しました。
もともと生きて腸まで届く力が強いとされるBB536ですが、一度に数百億個単位で摂れることから、さらに効き目が期待できますね。
沖縄に本社があるシードコムスは、楽天市場などでのランキングでも上位に来るサプリメーカー。
なんといっても、大容量なのに求めやすい価格が魅力で、適正製造規範GMPに認定されている工場で製造されているほど品質も確かなもの。
この「菌のチカラ」には1粒に640億個の乳酸菌と10億個のビフィズス菌が加えられ、その他も相性の良い有効成分がたくさん入っています。
ひとつは、活性酸素を除去し血液サラサラ効果のあるナットウキナーゼ。めずらしいものでは発酵食品の原料にもなる紅麹が加えられています。
紅麹には消化を助ける作用があるだけでなく、ストレスを軽減させるGABAや抗酸化物質でもあるコエンザイムQ10も含まれているため、ふだんの生活での体サポート効果も兼ねていますね。
他、善玉菌を増やすプレバイオティクスも充実。フラクトオリゴ糖を始め、オリゴ糖が4種類も入っており、マルチビタミンのようなビフィズス菌サプリともいえそう。
目指すは品質世界No.1、というドクターズチョイスは、米国にあるビューティーアンドヘルスリサーチ社が作り出すサプリブランドす。
FDA(アメリカ食品医薬品局)の管理が行き届いた環境で、GMP認定工場での徹底した品質保持がされています。
こちらの善玉菌サプリは、善玉菌の種類を多く摂れることで効果が高く得られると評判のもの。
なんでも、せっかくビフィズス菌サプリを摂っても腸内細菌との相性が悪く、効果がないということがないようビフィズス菌は3種類、乳酸菌は5種類も加えられているそう。
そのひとつは、悪玉菌を減らす効果の高いビフィダムビフィズス菌。さらに下痢に悩む人にもおすすめのラクティスビフィズス菌や、BB536の元の種類であるビフィズス菌ロンガムと胃酸に強いものもしっかりと含まれているのです。
他、オリゴ糖と食物繊維も3層コーティングされたカプセルの中に収められており、外からのダメージを受けずに腸までたどり着きます。
楽天市場の「ダイエット・健康ジャンル」でショップ・オブ・ザ・イヤーを10年連続受賞するなど、お客様の支持が高いオーガランド。
数々のネットショップモールでも検索上位にランクインする実力があります。
こちらのサプリでは、1カプセルあたり約50億個のビフィズス菌が摂れ、フラクトオリゴ糖とガラクトオリゴ糖が含まれているので活性作用もばっちりですね。
シンプルな構成ながら、1日に2~4粒ほど摂取できるので腸の調子に合わせて飲めるのが良いと思います。ふだんの腸メンテナンスにもおすすめの商品です。
ビフィズス菌や乳酸菌には、とくに腸の動きをうながすものや免疫力を上げるものなど、それぞれ種類によって得意分野があることが分かってきました。
なかには食べ物で摂った脂肪を体につかないようにしたり、すでに肝臓など体の中にある脂肪を燃やす作用が見られるものも。
ヤセ体質に近づくビフィズス菌サプリには、どんなものがあるのでしょうか。
ビフィズス菌B-3は2002年、健康な乳児の腸から発見されたもの。数千種類のなかから取り上げられたこのビフィズス菌には、とくに脂肪の燃焼に効果があるといわれています。
近年、腸(腸管)や脂肪細胞自体に脂肪を燃やす、もしくはためる、といった調整機能があることが分かってきました。
そのスイッチのON、OFFに関わっているのが、ビフィズス菌が産出する酢酸やプロピオン酸、といった短鎖脂肪酸です。
そのため、体脂肪の低減にはより多く腸の中で短鎖脂肪酸を作り出すことが重要で、B-3にとくに増やす作用が強いといわれているのです。
こうした研究結果を受けて、現在では世界10カ国以上でB-3には特許が取得されているのだそう。
こちらの「美&スマート ビフィズス菌B-3」は、1カプセル中ビフィズス菌B-3を50億個配合しています。油っこい食事が多く、運動不足が気になる方はぜひ取り入れて行きたいですね。
フローラリッチの特徴としてまず挙げられるのが、ビフィズス菌と乳酸菌が6種類、バランス良く配合されていること。
まずビフィズス菌B91は腸内悪玉菌の繁殖を抑えます。他、乳酸菌類は小腸の健康にも効果があるアシドフィルス菌AF13や、赤ちゃんの体に多い乳酸菌KT-11など。
生命力が強い植物性乳酸菌である、SNKやK-2も入っています。もちろんそれらの善玉菌が活性化するように、イソマルトデキストリンという水溶性食物繊維もプラス。
驚くのは乳酸菌自体から代謝される物質、「乳酸菌生成物質」が別個に加えられていること。別名バイオジェニクスと呼ばれるもので、乳酸菌は死菌になってしまっても腸内で短鎖脂肪酸やアミノ酸、ビタミンB、ミネラルなどが産み出されることから、それを直接体に取り込もうという最新の考え方です。
さらに肌の真皮にあるエラスチンが成分として入っているので、たるみやシワのない肌づくりにも期待できてしまいますね。
ビフィズス菌も1日分の摂取量(3粒)中、3億個摂ることができますが、他、ラクトフェリンが入っているところに注目のこのサプリ。
ラクトフェリンとは母乳に含まれるたんぱく質の一種で、生まれたばかりの赤ちゃんの体を病原菌から守るはたらきがあります。
ウィルスやガン細胞が侵入、発生しても、それを直接攻撃する、NK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させたりと免疫系統で優れた効果がありますが、腸内フローラでも力を発揮。鉄を引き付ける作用のあるラクトフェリンは、悪玉菌が持つ鉄分を奪い取って活動を抑え、逆にビフィズス菌を増やします。
DHCのラクトフェリンは、ラクトフェリンそのものの含有量も多く、タブレットタイプなので水なしでどこでも摂取できるのが良いですね。しかもおいしいヨーグルト味なので、子供さんも食べやすいと好評です。
*ビフィズス菌の種類:記載なし
*サプリの形状:錠剤
*内容量(◯日分):90錠(約30日分)
*原産国:日本
ダイエットに必要なのは、腸の詰まりをなくして血流を良くし、体中の細胞を目覚めさせて代謝を良くすること。
この「きらりのおめぐ実」を飲むと、排出→栄養という流れを体に起こすことができます。まず1粒あたり約2億個のビフィズス菌が摂取でき、オリゴ糖やクロレラといったプレバイオティクスが活性化に力を貸します。
悪玉菌や毒素をデトックスしたその後は、栄養をより体に吸収できるようポリフェノールで細胞についた活性酸素を取り除きます。
その成分はブドウの皮、種子に多いレスベラトール、スーパーフルーツであるマキベリーなど。
仕上げに、美しい肌を作り体内酵素を増やすビタミンB類、C、Eでうるおいを補給します。余分なものは取り除き、実感できるものを体に与えるというコンセプトどおり、有効成分があますことなく配合されています。
脂肪の蓄積をふせいで善玉コレステロールも増やしてくれるビフィズス菌、B-3が入っています。
それと共に、腸内で乳酸を含む有機酸を出し、バイオジェニクスになるEC-12乳酸菌も配合。このEC-12は菌の形が小さく細かいので、腸管に大量に取り込まれやすく整腸効果も抜群。
その菌量はたった0.2gあるだけで、EC-12が100億個入っているカップヨーグルトの100個分に相当するのだそう。
他、独自に編み出したスマート乳酸菌と、脂肪燃焼効果のある茶カテキンを組み合わせています。
こんにゃくの主成分であるグルコマンナンや水溶性食物繊維、オリゴ糖も含まれているので、善玉菌が増えて腸をよりスッキリできそう。
ラクトフェリンも含まれているので、外からの病原菌、ウィルスに負けない体サポートができるところもうれしいですね。
ビフィズス菌を含む乳酸菌は、1日で合計200億個を摂るのが理想的。しかし実際は腸に届くまでに大半は死滅してしまいます。
それでも生命力の強い菌を配合したり、カプセルに工夫をこらす、死菌を利用するといった試みにより、善玉菌を増やすのに欠損のないサプリが次々出てきています。
しかしやはり、最初からビフィズス菌量を多く送り込めるとそれだけ腸に良い効果を狙えるというもの。
次は1粒でもビフィズス菌を大量に摂取できる、効率良し◎サプリをご紹介します。
ナウフーズ社はアメリカでも大手サプリメーカーの中のひとつ。創立1986年以降、オレンジ色のボトルをトレードマークに様々なサプリメント他健康食品、化粧品などの数多くのナインナップを展開してきました。
このサプリには、幼児のころから老年にわたって腸に住み続ける、ビフィドバクテリウム・ロンガム、そしてビフィドバクテリウム・ラクティスというビフィズス菌が入っています。
便通改善や免疫機能アップにとくに効果のある菌種であり、1粒で2種類合わせ40億個も摂取することができます。
さらにヒトの腸内に見られる乳酸菌、アシドフィルス菌も1粒中40億個含まれており、ビフィズス菌とトータルで善玉菌80億個をクリアできてしまうのです。
このアシドフィルス菌は酸や熱に強く、腸の中に入っても全体の7割は生きたまま活性するとか。さらに腸に住みつきやすい性質があるので乳酸菌サプリではよく配合される菌といえます。
カナダに本社を置くナチュラルファクターズはハーブ療法の観点を古来より取り入れ、研究を重ねている会社です。
自社農場でもハーブを栽培し、時間を置かずにすぐ製品化されているのがポイント。もちろんGMP認定の工場で製造され、開発から発送まで一貫して米国のFDAの基準が守られています。
こちらのサプリは、ビフィズス菌を代表するビフィダムが1粒中に5億個配合。乳酸菌はアシドフィルスが5億個、ラムノサスが40億個というバランスです。
この乳酸菌ラムノサスにはとくに胃酸に強い性質が見られ、ピーナツなどの食物アレルギーの耐性を作るなど、免疫力強化の研究結果も出ています。
またラムノサス菌を摂取して体脂肪が減少した実験例もあり、ダイエットへの効果も期待されています。
アレルギーリサーチグループは1979年にアメリカで設立されたサプリメーカー。代表者自身がアレルギーに悩んでいたこともあり、商品づくりには徹底したこだわりが見られます。まず食品添加物や香料、着色料などといったものは一切ナシ。さらに原料の色や匂いなどの状態を細かくテストし、政府の承認を受けたGMP工場で厳正な品質管理の元、製品が作られています。
こちらのサプリにはビフィズス菌が2種類、乳酸菌が3種類含まれており、一番数が多いのがラムノサス菌。
1粒中に22億個となっている他、日本でいう漬け物や醤油などの発酵食品から採れるスポロゲネス菌他、アシドフィルス菌などが乳酸菌の構成になっています。
一方でビフィズス菌は、乳児の腸に多く住みヤクルトの元にもなるブレーベ、そしてロンガムが使われています。(共に1粒中12億個配合)。
こちらのメーカーのサプリの多くは医療の現場でも治療に用いられているそうで、一般向けにはネット通販でだけ手に入れることができます。
特徴は、原料すべてにアレルギーの元となるアレルゲンを含まないものを使用されており、低刺激性ということ。
そのためカプセルなども繊細に作られており、劣化、変質をふせぐために冷蔵庫に入れて保管するようにしましょう。
せっかく飲むなら、体に安全に、効果も最大限に感じたい!不安はすべて無くして、納得してから購入したいですよね。
胃に入った食べ物や、そこに含まれる微生物は胃酸と胃から分泌される酵素で分解されます。その威力は時に胃壁までもこわしてしまうほど。
体を守るためとはいえ強力な酸性のため殺菌力も強く、ビフィズス菌などの良い菌も死滅させてしまうそう。
この、胃酸がもっとも多くある時が起床後といわれています。そのため空腹時ではなく胃に食べ物が入った状態、食後に飲むのがベストといえます。
夕食後に飲むのも、新陳代謝が活発になる就寝中の体づくりに良い影響を与えるため、おすすめです。
悪玉菌が多い腸内は、腐敗した食べ物のカスからアンモニアや硫化水素が発生、大腸菌などの有毒物質に侵された状態といえます。
腸の動きも自然に抑えられて、ガスがたまり腹痛も起きやすくなっているんですね。そんなアルカリ性に傾いた腸に、ビフィズス菌が増えると腸の動きが良くなってきます。
その理由は、ビフィズス菌はオリゴ糖などを分解して乳酸や酢酸を作り出すため。酸に弱い悪玉菌は自然に増殖がおさまり、今度は善玉菌が優勢になっていくのです。
さらに酢酸は腸壁を刺激するのでぜん動運動をうながします。腸内に水を呼び込んで、便を柔らかくする、という作用もあります。
ビフィズス菌と乳酸菌は、同じ善玉菌の仲間でありながらまず、腸に存在する数が違います。
ビフィズス菌の1~10兆個に対して乳酸菌はその約1/10000~1/100以下。善玉菌の99.9%はビフィズス菌で占められています。
それでも乳酸菌が必要な理由のひとつは、空気に触れると活動できないビフィズス菌に比べて酸素に強く、食べ物からも摂取できること。
そして悪玉菌を抑える乳酸を産出できるうえ、例え途中で死菌になってもビフィズス菌などの善玉菌を増やす素にもなることです。
一方でビフィズス菌は腸内で乳酸菌や水溶性の食物繊維、オリゴ糖などを分解して数を増やします。さらに乳酸菌では産出できない酢酸も作り出すことができます。
腸で数多くのビフィズス菌が待ち構えていて、そこにパワーを注いで相乗効果をもたらすのが乳酸菌、ともいえそうです。
遺伝で、もしくは食生活などでも人によって腸内細菌の数と種類は違ってきます。そのため、良い手ごたえを感じるまでの期間も人それぞれ微妙に変わってくることと思います。
すなわち、あせりは禁物です!
サプリを飲み始めた時の腸の状態にもよりますが、相性が良いビフィズス菌、乳酸菌を摂った場合は2~3週間継続することで腸の動きやお通じの改善がみられるそう。
オリゴ糖や食物繊維などを意識して摂ることも必要で、途中で体調の変化を観察することも大事です。
また健康な肌を目指したい場合は、ターンオーバーも考えて、効果を実感するのにさらに1~2ヵ月ほどかかる場合が多いでしょう。
ビフィズス菌サプリは腸が動いてお通じがつく、ということから効果を感じ始めるのがほとんど。
飲み方が合ってるかな?これでいいのかな?と気にしていると、ストレスで腸の動きが悪くなる場合もあります。また女性は生理前はホルモンの関係で便秘になりがち。
そのため短期間ではなく気長に行こう、とゆったりした気持ちで飲み続けましょう。
どうやら、ビフィズス菌を腸に増やすことはお通じが良くなる、といったことだけにとどまらないようです。
善玉菌が多い腸の中は質の良い酵素がたくさん作られ、消化吸収を助ける他、毒素を分解、排出もスムーズに。丈夫な骨を作ったり、ぜんどう運動を起こすのも酵素が関わっています。
他にもビフィズス菌が多い人は睡眠の質が良いという研究報告もあり、幸せホルモンであるセロトニンも腸で作られます。
健康な腸を保つことは、心身ともに充実した毎日を送れるのとイコールなんですね。
これからも自分に合ったビフィズス菌サプリをお供に、腸活に励んでいきましょう。