日焼け止め効果のあるファンデーションを使うと、効率的にUVカットができます。しかし、ファンデーションは多くの化粧品メーカーが販売しているアイテムなので、どれを選...
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
プロフィール詳細へ>>日焼け止め効果のあるファンデーションを使うと、効率的にUVカットができます。しかし、ファンデーションは多くの化粧品メーカーが販売しているアイテムなので、どれを選べば良いのかわかりにくいですよね。
そこでママアイテム編集部は専門家にヒアリング調査を行い、日焼け止め効果のある商品を厳選しました。どんなシーンで使うのか?形状はどんなものが良いのか?商品選びの参考になるおすすめポイントも要チェックですよ。
ママアイテム編集部
日焼け止め効果のあるファンデーションは、多くのブランドから販売されています。そのため、何を選べば良いか迷ってしまいますよね。まずは、何をチェックすれば自分に合ったファンデーションを選べるかわかる、おすすめポイント4つを紹介します。
ファンデーションの日焼け止め効果は、SPFとPAの数値で表されます。SPFはシミやそばかすの原因になるUVBをブロックし、PAはシワやたるみの原因になるUVAをブロックします。
普段使うファンデーションであれば、SPF30、PA++程度あれば十分です。レジャーなど長時間外にいるときは、SPF50、PA+++ほどのものを選びましょう。SPFやPAの数値が高ければ高いほど強力ですが、その分肌に負担をかけやすくなるので、状況にあった数値のものを選んでくださいね。
ファンデーションは粉を押し固めたパウダータイプや、緩めのテクスチャーのクリームタイプ、リキッドタイプなど種類がたくさんあります。どのタイプが合っているかは、肌タイプによって異なります。
乾燥肌の人は、ファンデーションで肌に足りない油分を補ってあげましょう。クリームやリキッドタイプは、肌をなめらかに整えて油分をプラスしてくれますよ。リキッドファンデをコンパクトに入れて持ち運びやすくした、クッションファンデもおすすめです。一方、脂性肌の人は過剰な皮脂を吸着してくれるパウダータイプが向いています。
日焼け止め成分は、肌に負担をかけやすく、乾燥を招いてしまいます。そのため、保湿成分の配合されたファンデーションを選ぶのがおすすめです。ファンデーションに配合された保湿成分が、乾燥を撃退してくれます。ヒアルロン酸やグリセリン、植物由来のオイルなどが配合されていることが多いです。
敏感肌の人は、ファンデーションに配合されている成分が原因で肌荒れを起こすことがあります。そのため、肌に優しいファンデーションを選ぶのが重要です。
界面活性剤やシリコン、油剤などはファンデーションに配合されていることの多い成分ですが、敏感肌には過度な刺激を与えてしまいます。そこで、刺激の少ないミネラルファンデーションがおすすめです。
ミネラルファンデーションには、クレンジングが不要で石けんで落とせるものもあります。強力なクレンジングは肌に刺激を与えるので、石けんで落とせるファンデーションは敏感肌の人にピッタリです。
多くの化粧品メーカーやブランドが、日焼け止め効果のあるファンデーションを多数販売しています。なかでも特におすすめしたいメーカー・ブランド3つを紹介します。
美顔器や水素スチーマーなどの美容家電で有名なヤーマンが手がけるコスメブランドが、オンリーミネラルです。2007年に誕生してから10年以上、日本生まれのミネラルコスメとして高評価を得ています。
肌に負担をかけずに使える、ミネラルや天然由来成分で作られた化粧品が人気です。石けんで落とせるのに美しい肌に見せられるメイクアップ効果があり、敏感肌の味方といえます。
常に最新のサイエンスを取り入れることで、上質な商品を提供し続けているランコム。1935年に設立されてから80年以上、130カ国で愛されています。ハイクオリティのブランドとして、多くの女性の憧れの的です。
メイクアップアイテム以外にも、スキンケアアイテムやフレグランスなど女性の美しさにアプローチするアイテムを多数販売しているのが特長です。カバー力が高くUVカットもできるファンデーションは、ベストセラーとなっています。
少女と大人の女性の魅力を両方引き出すアイテムを販売しているブランドが、ジルスチュアートです。高いクオリティはもちろん、アイテムのデザインにもこだわっているのが特長。宝石のようなデザインのグロスやアイシャドウなど、お姫様気分になれるような美しいデザインのアイテムがたくさんあります。
今回13個の商品を選定するために、以下の2つの項目で日焼け止め効果のあるファンデーションを比較しました。商品ごとの詳しい説明と合わせて、チェックしてみてくださいね。
*SPF・PA
*内容量
まずは今回紹介する13個の商品の中から、最もおすすめしたい日焼け止め効果のあるファンデーションを紹介します。日焼け止め効果の高さと肌への優しさを両立させたファンデーションです。
最もおすすめしたい日焼け止め効果のあるファンデーションは、オンリーミネラルの「薬用美白ファンデーション SPF50+」です。ルースパウダータイプで、ブラシを使ってクルクルと肌に乗せます。
高い日焼け止め効果を誇りますが、ミネラル100%で肌に優しいつけ心地です。クレンジングは不要で、洗顔料だけで落とすことができます。さらに、石油系界面活性剤やパラベン、シリコンなど肌に刺激を与えやすい成分が配合されていないので、敏感肌の人におすすめです。
薬用有効成分のリン酸L-アスコルビルマグネシウムがメラノサイトに働きかけて、新しくシミが作られるのを防いでくれます。乾燥から肌を守ってくれる酸化亜鉛も配合されていますよ。肌トラブルを防ぎながらメイクアップができるのが魅力です。
軽いつけ心地で圧迫感がないのに、きちんと紫外線をブロックしてくれることが高評価を集めている理由です。ふんわりとした自然な肌に見せたい人にはピッタリですよ。
乾燥肌の人は、リキッドやクッションタイプのファンデーションを使うのがおすすめです。足りない油分をメイクで補いつつ、紫外線をブロックしましょう。特におすすめできる商品5つを紹介します。
多くの女性が憧れるブランド・ランコム。「ブラン エクスペール クッションコンパクト 5」は、ツヤのある肌に仕上げるクッションファンデーションです。高い日焼け止め効果があるので、紫外線による肌ダメージを予防します。
さらに、セイヨウハッカエキスやオウゴン根エキスなど5種類のスキンケア成分を配合しているので、肌にうるおいを与えます。乾燥肌に悩んでいる人の自然なメイクアップを叶えつつ、足りないうるおいも補えるのが嬉しいですね。
手が汚れず、携帯に便利なクッションファンデーションというのも人気の秘密です。仕上がりはナチュラルなのにしっかり肌をカバーしてくれますよ。目元や口元など乾燥が気になる部分もしっとりさせてくれるのが魅力です。
RMKの「リクイドファンデーション」は、サラサラとしたテクスチャーで、伸びの良いリキッドタイプです。ナチュラルに肌をカバーしてくれるのに、強力な日焼け止め効果を誇ります。厚塗りにならないので、自然な肌に仕上げたい人におすすめです。
美容成分としてビルベリー葉エキスやシアバターが配合されているので、乾燥しがちな肌をしっとり整えてくれます。高い日焼け止め効果があるのに皮膜感がないので、ベタつきが気になる夏にもおすすめですよ。
乾燥が気になるからリキッドファンデーションを使いたいけれど、ベタベタしたり重くなったりする感じが苦手という人も安心して使えます。イエロー系からピンク系まで幅広い色展開をしているので、肌に合った色も見つけやすいですよ。
伸びが良いリキッドファンデーションなのにカバー力が高く、マットな肌に仕上がると人気を集めているのが、イプサの「リキッド ファウンデイションe」です。乾燥が気になる肌もナチュラルに整えてくれますよ。
ベタつきとカサつきの両方に対応してくれるので、乾燥と皮脂のベタつきが混在する混合肌にもおすすめです。多くの光を反射させるパウダーやパール剤などが配合されているので、透明感のある肌に見せてくれます。
日常で使うには丁度良い日焼け止め効果です。強力な日焼け止めを使うことで乾燥や肌荒れが気になる人も安心して使えますよ。肌悩みはしっかりカバーしつつ、紫外線ダメージは寄せつけないのが嬉しいですね。6色展開で、自分に合った肌色を見つけやすいのも特長です。
ジルスチュアートならではの高級感のある見た目が印象的なファンデーションが、「ピュアエッセンス クッションコンパクト」です。おしゃれなだけでなく、高い日焼け止め効果があるのが魅力。
ヒアルロン酸、ホホバオイル、ローズマリーエキスなどの美容成分を配合しているので、ベースメイクをしながらスキンケアをする感覚で使えます。エモリエントオイルの効果で、肌のうるおいをのがさずに自然なツヤを与えてくれますよ。乾燥肌の人にピッタリです。
肌に密着しやすいクッションタイプのファンデーションなので、長時間崩れにくいのが特長です。乾燥や皮脂などで崩れにくいので、夕方まで綺麗な肌に見せてくれますよ。手を汚さずにリキッドファンデーションの密着性を出してくれるのが嬉しいですね。
ディオールの「ディオールスキン フォーエヴァー クッション」は、楽にベースメイクができると話題のクッションファンデです。肌にポンポンするだけで、マットな質感に仕上げながら自然なツヤを出してくれます。
普段使いにピッタリの日焼け止め効果なので、忙しい出勤前にもってこいです。みずみずしさを与えて気になる乾燥肌を整え、さらに毛穴などのトラブルもカバーしてくれますよ。クッションファンデはカバー力が弱いと思われがちですが、本製品はトラブルをしっかり隠してくれます。
塗る量の調節が難しく、厚塗りになることもありますが、慣れれば高いメイクアップ効果で肌を綺麗に見せてくれます。高級感のある黒いコンパクトも人気の理由です。手を汚さないので、外出時のメイク直しにも使えます。
肌のテカリやベタつきが気になる場合は、パウダーファンデーションを使いましょう。余分な皮脂を吸着して、サラサラの肌に見せてくれますよ。日焼け止め効果があるものを選べば、1年中サラサラで快適な肌でいられます。
パウダーファンデーションの人気ランキングで上位に輝くことも多い、人気のファンデーションがマキアージュの「ドラマティックパウダリー EX」です。サラサラしたつけ心地で、特に脂性肌の人から支持を集めています。
パウダータイプですが、美容液水とパウダーのムースからできているので、ある程度うるおいを保てます。目元や口元などの乾燥しやすい部位は、事前に保湿ケアを重点的に行うことで化粧崩れを防げますよ。パウダーなのに乾燥しにくいことが人気の秘密です。
日常使いできる日焼け止め効果があるので、肌を紫外線から守ってくれます。またカバー力があり、滑らかで自然な肌に仕上がるのが特長です。肌トラブルが気になる人からもコンシーラーなしでカバーできると高評価を得ていますよ。
プリマヴィスタの「くずれにくい きれいな素肌質感パウダーファンデーション」は、その名のとおりナチュラルで綺麗な素肌感を演出するファンデーションです。頬の毛穴や小鼻のざらつきなどもカバーして、肌を美しく見せることができます。
肌の透明感を高める作りになっているので、夕方になっても肌がくすみにくいのが特長です。日常の紫外線は十分カットできるので、肌トラブルの予防にも繋がります。パフやブラシで簡単に付けられて、テクニック要らずで使えるのが魅力です。
伸びが良く薄付きなので、普段からナチュラルメイクを好む人には特におすすめのパウダーファンデーションです。皮脂や汗に強く、時間の経過とともにファンデーションが崩れてしまうのが悩みだという人にもピッタリですね。
ベタつきを抑えたいけれど、自然なツヤは出したい。脂性肌の人でそんな希望を持っている人は少なくないでしょう。パウダーなのにツヤを出し、皮脂を抑えるという脂性肌の人にとって理想的ともいえるファンデーションが、シャネルの「ル ブラン コンパクト ラディアンス」です。
リキッドではベタつきが気になるけれど、パウダーでカサついた仕上がりになるのは嫌だという人におすすめ。肌にピタッと密着してベールを作り、自然な仕上がりになります。日常使いするには十分な日焼け止め効果があるので、紫外線対策もバッチリです。
小さめのコンパクトで持ち運びやすく、ポーチに入れてもおしゃれです。付属のスポンジには起毛面も付いているので、軽くメイクを直すときに便利ですよ。12色展開で、自分の肌に合った色を選びやすいのも魅力です。
過酷な環境で生きる女性をサポートすることをコンセプトにしたブランド・エスト。「パウダーファンデーション シルキースムース」は、肌トラブルをしっかりカバーしてくれるファンデーションとして人気を集めています。
美容成分として、カミツレエキスやヒアルロン酸が配合されているのが特長です。パウダーファンデーションは乾燥するという常識を覆すように、肌にうるおいを与えてくれますよ。汗や皮脂に強くメイクアップ効果が長続きするので、崩れにくいのも魅力です。
日常の紫外線をカットしてくれる日焼け止め効果があるので、毎日出かける前に使えます。皮脂を吸着してくれるパウダーファンデを使いたいけれど、肌のツヤが消えてしまうのは避けたい人にピッタリです。
敏感肌の人は、肌に刺激を与えにくいミネラルファンデーションがおすすめです。日焼け止め効果があるミネラルファンデーションにも、石けんで落とせるタイプや刺激となる成分が配合されていないタイプなどがたくさんありますよ。
エムアイエムシーの「ミネラルリキッドリーファンデーション」は、汗や皮脂に強いのに石けんで落とせるのが魅力のファンデーションです。日常使いできる日焼け止め効果があるのに肌に優しく、敏感肌の人も使えます。
白樺樹液ウォーターやヨモギ葉エキスなど、肌にうるおいを与えたり肌荒れを防止したりする植物由来の成分が多数配合されています。水分と油分のバランスを整えて、乾燥せずベタつかない肌に整えられるのが魅力です。
コンパクトに入ったリキッドタイプで、使う度にプッシュして必要な分を出します。手が汚れませんし、いつでも鮮度を保った植物美容液の効果を得られます。自然なツヤが出るので、ナチュラルメイクを楽しみたい人におすすめです。
下地を塗らなくてもしっかり肌をカバーしてくれるミネラルファンデーションとして、エトヴォスの「タイムレスミネラルファンデーション」が人気です。スキンケアのあとに本製品を塗るだけでベースメイクが完成するので、忙しい朝に最適です。
ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分と、アルブチンやビタミンC誘導体などの整肌成分が配合されているので、メイクをしながらスキンケアができます。シリコンや鉱物油、合成香料など肌に刺激を与えやすい成分が配合されていないので、敏感肌の人も安心して使えますね。
石けんで落とせるのにカバー力が高く、日常の紫外線をカットしてくれるので、肌に負担をかけたくない人から注目されています。ニキビなどの肌トラブルが減ったという人も多いですよ。
敏感肌だけど、レジャーにも使える強力な日焼け止め効果のあるファンデーションを使いたい人には、ヴァントルテの「ミネラルUVファンデーション」がおすすめです。紫外線カット効果が高いのに、とにかく肌に優しく作られています。
パラベンや鉱物油、アルコール、紫外線吸収剤など肌に刺激を与えやすい9つの成分が無添加なので、敏感肌の人も安心して使えます。クレンジングが不要で、石けんで落とせるというのも肌に負担をかけずに使える理由です。
ミネラルファンデーションはくすみやすいというイメージがありますが、本製品は肌にピタッとフィットしてトラブルをカバーしてくれます。長時間経ってもくすみにくいので、自然な美肌を演出できますよ。皮脂にも強く崩れにくいので、頻繁にメイク直しをする必要がないのも魅力です。
ここまで、日焼け止め効果のあるファンデーションを紹介してきましたが、付け方などの基本情報がわからないという人もいるのではないでしょうか。気になる疑問は購入前に解決してしまいましょう。
基本的には、スキンケアをして肌を整えたあと、日焼け止めを塗ってから化粧下地をつけます。その後、ファンデーションを塗ることになります。
ただし、パウダータイプの日焼け止めをつける場合は、リキッドの化粧下地の前につけるとヨレてしまうので、下地のあとにつける必要があります。「液体タイプ→パウダータイプ」となるように重ねるのが、ヨレずに重ねるコツですよ。
日焼け止めは朝一度つければOKではなく、一定時間経過したら塗り直す必要があります。しかし、ファンデーションの上から日焼け止めを塗ると、メイクが崩れてしまいますよね。
そこで、パフに日焼け止めを乗せてつけてみましょう。パフを使うことで、無駄に擦らなくても日焼け止めを伸ばせますし、ヨレたファンデーションも拭き取れます。顔の中心から外側に広げるイメージでパフを動かしてください。その後、軽くファンデーションを重ねるとメイク直しが綺麗に仕上がります。
日焼け止めとファンデーションを混ぜると、崩れやすくなってしまいます。メーカーが推奨している使い方ではないので、ファンデーションのメイクアップ効果が薄れてしまうのです。時間が経つとヨレてドロドロになるので、日焼け止めとファンデーションを混ぜるのはおすすめしません。メイクアイテムは、きちんと使い方を守りましょう。
日焼け止め効果のあるBBクリームであれば、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションの役割を果たすので、ファンデーション代わりに使えます。しかし、手軽に使える分カバー力はファンデーションよりも劣ります。
手軽にメイクを完了させたいときはBBクリーム、しっかりメイクをするときはファンデーションなど、状況や好みに応じて使い分けるのがおすすめです。
日焼け止め効果のあるファンデーションを使えば、ベースメイクとUVカットが効率的にできます。メイクアップ効果で美しい肌に見せるだけでなく、紫外線をブロックして肌トラブルの少ない肌に整えてくれますよ。
ファンデーションの種類や配合されている成分は、商品によって少しずつ異なります。乾燥肌でも使えるリキッドタイプや、脂性肌を整えるパウダータイプ。そして、肌に負担をかけないミネラルタイプなど、種類はさまざまです。この記事を読んであなたにピッタリのファンデーションを見つけてくださいね。