洗顔フォームから固形石鹸に変えてみようかと思案中の人必見!スキンケアに詳しい専門家によると、洗顔固形石鹸には見逃せないメリットがたくさんあるんだそう。徹底取材か...
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
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スキンケアに詳しい専門家によると、洗顔固形石鹸には見逃せないメリットがたくさんあるんだそう。
徹底取材から導き出した肌のタイプ別おすすめ商品はこちらです!
エキサイトおすすめアイテム編集部
洗顔はもっぱら洗顔フォームだったという人は、固形の洗顔石鹸はどれも同じに思えて、どう選んでいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、初めての人にもわかりやすいように選び方のポイント6つを詳しくレクチャーしていきます。まずはここを読んで基礎知識を学んでください!
洗顔フォームにもいろいろあるように、石鹸も配合成分によって種類が分かれています。
たとえば「純石鹸」と呼ばれるものは、「脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムが98%以上のもの」と決められていて、純粋な「石けん素地」と「水」だけで作られているものが該当します。
脂肪酸ナトリウムは“固形”石鹸の、脂肪酸カリウムは“液体”石鹸の原料になるので、固形の純石鹸を見分けるには成分表示に「脂肪酸ナトリウム」や「石けん素地」、「純石けん分」とあり、他の成分の記載がないことを確認すればOKです。
また、「グリセリン」という表示もたまに見かけますが、これは製造過程で自然発生する潤い成分なので問題ありません。
この純石鹸は、肌トラブルが起きた時に皮膚科から使用をすすめられることが多い石鹸です。その理由は、純石鹸には石けん素地以外の成分が一切含まれていないから。肌を刺激してしまう余計なものが入っていないからなのです。
ただ、純石鹸は洗顔フォームに比べると肌のつっぱりを感じやすいという特徴があります。
つっぱり自体はアルカリ性の純石鹸が肌の皮脂や角質を落とし、30分~3時間ほどの時間をかけて肌本来の弱酸性へ戻っていく過程にあらわれるものなので問題ないのですが、気になる人が多いのも事実。
そのため、肌トラブルの改善というよりも美肌を目指して固形石鹸を使いたいと思っている人は、保湿成分や美容成分の入った「化粧石鹸」を使うのもおすすめです。その際は、純石鹸に美肌成分だけがプラスされた、なるべくシンプルな配合のものを選ぶと安心です。
とにかく肌に刺激を与えず安全に洗顔したい時は「純石鹸」、肌トラブルがなく美肌効果が欲しい時は「化粧石鹸」と使い分けるのが上手な使い方です。
固形石鹸の製造方法は大きく分けて2種類あります。ひとつは、動植物性の油脂に水酸化ナトリウムを混ぜる「けん化法」。その過程でグリセリンやミネラル、タンパク質といった不純物が石鹸に残るという特徴があります。
とはいえ、グリセリンは天然の保湿成分でもあるので肌にはうれしい成分。しかし、水分を吸着しやすいため石鹸が溶けやすくなってしまうという欠点があります。
そして、より使いやすい石鹸にするために石鹸を塩水で洗って不純物を取り除く「塩析」という工程が必要です。これはとても手間と時間のかかる作業で、大量生産するには大掛かりな設備が必要になってきます。
こうした手間をなくし、簡単に大量生産できる方法として生まれたのがもうひとつの「中和法」という作り方です。
この方法では、あらかじめ不純物となるグリセリンなどを取り除いて「脂肪酸」だけを水酸化ナトリウムと反応させます。すると手間のかかる塩析をしなくても純度の高い石鹸ができあがるのです。
中和法で作られた石鹸はあとから様々な成分が追加されて、各ブランドが販売する石鹸に生まれ変わります。肌によい保湿成分や美容成分が加えられるならいいのですが、化学添加物といった刺激となる成分を配合することも多いので少し注意が必要です。
また、中和法で作られた石鹸は大量生産できるので安いのですが、だからと言って品質が悪いというわけではありません。有名コスメブランドがベースに用いて保湿や美容成分、香料などを加えて高級石鹸として販売していることも一般的です。
けん化法 | 中和法 | |
メリット | ・天然の保湿成分が残る | ・すばやく作れる ・大量生産できる ・成分を追加しやすい ・安い |
デメリット | ・手間がかかる ・大量生産に向かない | ・保湿成分のグリセリンも除去される |
また、けん化法のなかには加熱して作る「ホットプロセス(釜炊き法)」と加熱しない「コールドプロセス(冷製法)」の2種類があります。
成形方法も、職人が型に流し込んで固めひとつひとつ切っていく「枠練り」と、機械で均一にすばやく成形する「機械練り」の2種類に分けることができます。
顔の汚れを落として清潔にするだけでなく、洗顔で美肌になれたらうれしいですよね。そんなニーズに応えるべく、石鹸には洗浄成分以外に美肌成分が含まれているものが多くあります。
例えば、ヒアルロン酸やセラミドといった保湿成分。コラーゲンやプラセンタといった美肌成分。植物エキスやはちみつ、豆乳エキスなどの天然成分など。その目的は保湿や美白(※)、ニキビや毛穴ケアなど多種多様で、商品ごとにこだわりの成分が配合され、それが個性となっています。自分の肌に合うものを見つけていくのも楽しいですよね。
※本記事の「美白」とは、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐことです。
モコモコの泡で洗う泡洗顔は、もはや常識と言ってよいくらい広まっています。泡洗顔のメリットはゴシゴシ肌をこすらなくてよく、摩擦が減るので肌への負担が最小限で済む点です。
また、泡が皮脂や角質を吸着してくれるので、負担をかけずにしっかりと洗うことができます。さらに、泡は水で簡単に流れ落ちるので洗顔成分が肌に残りにくいというよさもあります。
このように泡洗顔にはメリットがたくさんあるので、洗顔石鹸を選ぶ時には泡立ちのよいものを選ぶのがおすすめです。
ただひとつ注意したいのは、泡洗顔の気持ちよさで、つい洗顔に時間をかけてしまうこと。長く肌に洗顔料を乗せ続ければ皮脂を取り過ぎてしまいます。せっかくの優しい洗顔方法が台無しになってしまうので、ささっと済ませるのがコツですよ。
純石鹸や無添加石鹸など成分のシンプルなものは100円程度で買えて、日用品として安心して使える価格です。配合成分が少ない分肌への刺激も最小限に抑えられるので、肌に合えばコスパもよい最高の相棒になるでしょう。
売れ筋なのは、潤い成分や美肌成分などを加えてワンランク上の使い心地を目指した300~500円程度の石鹸です。それほど高いとは感じない値段なので手に取りやすいですね。
1,000円を超えてしまうと石鹸としては高すぎると感じますが、3,000円以上もする高級石鹸は意外とたくさんあります。こだわり成分が配合されたものが揃っていますが、肌に合って悩みがなくなれば、案外高すぎるとは思わないのかもしれません。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
100円程度 | 300~500円程度 | 3,000円以上 |
・純石鹸や無添加石鹸 ・シンプルな成分の石鹸 | ・潤い成分や美肌成分を配合 | ・オリジナル原料を使用 ・ブランド品 |
美容成分が含まれている石鹸を魅力的に感じる一方で、余計なものが含まれていない「無添加」という言葉にもつい引きつけられますよね。
無添加というのは添加物を加えていないことで、前述した「純石鹸」が究極の無添加石鹸ということになります。
一方で、純石鹸ではなくても「無添加石鹸」と表示されているものもあります。実は「薬機法(旧薬事法)」では無添加石鹸の定義が定められておらず、数ある添加物の内ひとつでも入っていなければ「無添加」と表示できてしまうのです。
そのため、無添加という文字を見て、すべての添加物が入っていない安全な商品と思ってしまうのは大間違い。肌の弱い人ならとくに成分表をしっかり見て確認することが大切です。
ただ、添加物といっても悪いものばかりではありません。美肌効果のあるはちみつやハーブ、エッセンシャルオイルなども石鹸に加えれば添加物となります。気にしすぎないのはよくありませんが、一様に悪者扱いするのもちょっと違うので、正しく知っておくことも大切ですね。
洗顔固形石鹸を選ぶ時に気になるメーカーやブランドについても調査しました。おすすめは次の3つです。
有機栽培で育った植物の成分で作られたスキンケア商品を販売するブランドです。石油系合成界面活性剤や着色料、香料、エタノールなど9種類は無添加で、23種類のオーガニック&天然成分、12種類の美容成分を配合しているのが自慢。自然の力で保湿力や治癒力を上げたいと願うブランドです。
手や顔や体を「洗う」時間を通して幸せを届けたいという理念を掲げる創業70年を超える老舗ブランドです。厳選した素材を用いて、半日かけて徹底的に清潔にした機械で石鹸を作っています。
無添加シリーズや薬用シリーズ、洗顔石鹸など種類豊富な品揃えがあります。
合成洗剤が主流の今だからこそ、石鹸にしかできないことを探っていきたいというミヨシ石鹸。石鹸の原料となる脂肪酸の質にこだわり、それがあってこそ生まれる質の高い無添加石鹸にこだわりを持っています。
キッチンや洗濯用の石鹸も人気です。
商品サイズ :
内容量
原産国:
スキンタイプ
香り
成分
まずはじめに、自信を持っておすすめできるイチオシの洗顔固形石鹸を紹介します!
商品サイズ :記載なし
内容量:100g
原産国:日本
スキンタイプ:敏感肌
香り:植物アロマ
成分:ビタミンC誘導体
オルナの洗顔石鹸は肌への刺激となる成分9種類の無添加を達成。さらに美容成分のビタミンC誘導体やコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドを配合し、きめ細やかな泡でしっとり洗い上げます。
無香料でもいい香りがするのは天然の植物アロマが漂うから。使うたびに贅沢な気持ちになって、肌への愛着がどんどん増してくる効果まで感じられますよ。
泡ネットを使ってもっちりふわふわの泡を作ると、より固形石鹸のよさを実感できそうです。
続いては、無添加にこだわった洗顔石鹸を5つ紹介します。
“何が”無添加なのかについてもしっかり確認していきましょう。
商品サイズ 9.5×3.5×11cm
内容量:40g×2個
原産国:日本
スキンタイプ:乾燥肌・敏感肌
香り:無香料
成分:石けん素地
こちらはまさに「純石鹸」。成分は石けん素地のみで、添加物とは無縁の石鹸です。
作り方も釜炊きというとても手間のかかる方法で、時間をかけて丁寧に仕上げています。作業過程で自然に発生する副産物のグリセリンが天然の保湿剤となるので、洗い上がりもつっぱりません。
原料の油脂は牛脂とパーム核油を使用。牛脂にはオレイン酸が豊富に含まれているので、皮脂を取り除き過ぎず、乾燥肌の人にとくにおすすめです。
商品サイズ 12×3×22cm
内容量:85g×3個
原産国:日本
スキンタイプ:敏感肌
香り:無香料
成分:石けん素地
ペリカン石鹸の無添加石鹸も「純石鹸」。成分は石けん素地だけというシンプルで混じりけのない石鹸です。
香料や着色料、防腐剤や鉱物油も添加されていないので、肌にできるだけ刺激を与えたくない人におすすめです。
上記「ミヨシの無添加洗顔せっけん」と違う点は、原料の油脂がパーム油で植物性だということ。動物由来成分も無添加なのがこの石鹸の特徴です。
商品サイズ 約9×6×3cm
内容量:154g
原産国:アメリカ
スキンタイプ
香り:ラベンダー
成分:ヤシ油、パーム油等
マジックソープは全米No.1のオーガニック石鹸で、ベースはオリーブ油とヤシ油。そこに美肌効果のあるヘンプ油とホホバ油を絶妙なバランスでブレンドしています。もちろんこれらのオイルはすべてオーガニックです。
合成界面活性剤や合成保存料、合成着色料は無添加なので、香りは楽しみたいけれど低刺激なものが欲しいという人から支持されています。クレンジングも体洗いもOKなので、ズボラ女子、めんどくさがり男子にもおすすめですよ!
ただ、やはりアメリカ製だからなのか少し脱脂力が高めと感じる人も。その分さっぱり洗いたい人からは好まれています。
たくさんの香りがありパッケージもカラフルでかわいいので、インスタグラムにたくさん投稿されています。
商品サイズ 記載なし
内容量:60g
原産国:日本
スキンタイプ:あらゆる肌タイプ
香り:無香料
成分:カリ含有石けん素地等
皮膚科医から開発の要望を受けて誕生した石鹸です。それだけに肌への優しさは格別です。天然・合成香料、天然・合成着色料、小麦由来成分、石油系界面活性剤、鉱物油由来成分は無添加。アレルギーの可能性をできるだけ排除しているから、敏感肌の人でも安心して使えます。
また、特徴的なのが三重大学と共同研究した「真珠貝成分」を配合した点。この成分が汚れを吸着してツルスベ肌に導いてくれます。
成分は「カリ含有石けん素地」で、液体石鹸に使われるカリウムも配合されています。これによって石けん素地よりも泡立ちがよく、グリセリンが多くなるので保湿力の高い石鹸になっています。
敏感肌、乾燥肌、オイリー肌、ニキビ肌、アトピー肌とどんなタイプでも使えて評価も高い石鹸です。
商品サイズ 17.8×8.5×3.3cm
内容量:100g×3個
原産国:日本
スキンタイプ:敏感肌
香り:無香料
成分:石けん素地
原料の油脂は良質なパーム油とパーム核油を使った植物性100%。香料、着色料、酸化防止剤は無添加です。
手間のかかる釜炊き製法で、職人がその技術を駆使して丁寧に作っています。石鹸の良し悪しを決める石けん素地の出来具合は職人の舌で確かめているんだとか。
大きめサイズなので、バスルームに置いておけば家族みんなで使えますね。おしゃれな匂いはしないし、優雅な気分にもなれないけれど、安心して使えるのが昔ながらのシャボン玉石鹸の素敵なところです。
季節の変化やちょっと体調を崩した時などに肌が荒れてしまう敏感肌。
そんな人にぜひ使ってほしい低刺激のおすすめ石鹸はこちらです。
商品サイズ 8.4×3.1×5.8cm
内容量:100g
原産国:日本
スキンタイプ:ノーマル肌
香り:無香料
成分:TEA、牛脂脂肪酸Na
コラージュは製薬会社のスキンケアブランド。敏感肌、乾燥肌の人が使っても肌に負担がかからない製品を皮膚科学に基づいて研究しています。
そのなかで「コラージュM石鹸」はノーマル肌から混合肌向けの石鹸で、皮脂を取り過ぎないのでちょうどいい洗い上がりに。香料や色素、殺菌剤は使用しておらず、通院する皮膚科の医師にすすめられて購入し、使い続けている人も多い良品です。
ドライ肌向けの「コラージュD」、オイリー肌向けの「コラージュA」もあるので肌に合わせて選べます。
商品サイズ 記載なし
内容量:100g
原産国:日本
スキンタイプ:敏感肌
香り:ハーブ系
成分:ココイルイセチオン酸Na
ロート製薬のスキンケアブランド「セバメド」は、皮膚と皮脂膜の持つバリア機能に着目した製品を展開しています。そのなかで固形石鹸のウォッシングバーは、なんと“ソープフリー”。石鹸なのに石鹸成分は入っていないんです。
敏感肌の人のなかには、石鹸成分そのものが刺激となってしまう人もいて、そうなるといくら「純石鹸」でも「無添加石鹸」でも肌に優しくありません。
だからセバメドは石鹸成分ではなく、「ココイルイセチオン酸Na」というアミノ酸系の低刺激で安全性の高い成分で皮脂や汚れを洗い流します。
また、すべての石鹸はアルカリ性ですが、セバメドウォッシングバーは石鹸ではないので弱酸性。脱脂力や角質を落とす力はアルカリ性の石鹸より劣りますが、その分刺激が少なく優しい使用感です。
商品サイズ 13×3.2×8cm
内容量:175g
原産国:日本
スキンタイプ:すべての肌タイプ
香り:無香料
成分:石けん素地
パッケージのニコリともしない少年の顔に目を奪われてしまうこの商品。坊っちゃん石鹸というネーミングにも不思議な愛おしさを感じてしまいますね。
その素朴なイメージを裏切らず、天然の牛脂とヤシ油を独自のバランスで配合した純石鹸で、添加物は一切使用していません。そのため、産婦人科や皮膚科医からも推奨されるほどです。
昔ながらの釜出し製法で作る様子は工場見学で見ることができます。その案内をしてくれる男性の肌がツルツルで、商品をその場で購入する人が続出という噂も。
また、地域貢献の一環として、地元宮城の小中学校へ毎年この坊っちゃん石鹸を提供しているそうです。
商品サイズ 8×3.5×8cm
内容量:109g
原産国:日本
スキンタイプ:乾燥肌
香り:無香料
成分:カリ含有石けん素地等
働く女性のために「洗う・潤う・治癒・再生」を目指した商品作りをする潤いファクター。洗顔石鹸は弱アルカリ性で、きめ細かい泡がモコモコと泡立つのが特徴です。
美容成分としてスクワランやコラーゲンなど厳選した8種類を贅沢に配合。なかでも、フィンランド生まれの希少な天然成分で、「奇跡の因子」と呼ばれる「フルボ酸」を配合しているのが注目すべき点で、天然の保湿因子として肌をしっとり潤してくれます。
また、防腐剤、凝固剤、着色料、香料、石油界面活性剤は無添加。カリウムも配合された石けん素地なので、泡立ちもよく保湿力も高めです。
代表的な肌の悩みと言えばニキビですね。ニキビケアにとって重要な洗顔だからこそ、ベストな石鹸を選びたいはず。そんな期待に応えるおすすめ4選をピックアップしました。
商品サイズ 18×3.5×30cm
内容量:100g×10個
原産国:日本
スキンタイプ:乾燥肌・ニキビ肌
香り:ローズ
成分:石けん素地、乳脂
日本を代表する石鹸と言っても過言ではないのが昔からある「牛乳石鹸」。固形石鹸のよさが見直される今再び注目されて、若い女性の間で牛乳石鹸で洗顔することが広まっているそうです。
赤い箱と青い箱がありますが、その違いは「赤=しっとり」「青=さっぱり」。釜炊き製法で作られた石けん素地にミルク成分を足したのが青箱で、さらにスクワランを加えたのが赤箱です。洗顔に使うなら潤い成分多めの赤箱がおすすめ。
また、ミルク成分がニキビ予防に効果的との評判も。炎症を起こす前のでき始めのニキビや乾燥によるニキビも改善してくれるとの声が集まっています。
商品サイズ 7.2×2.9×12.1cm
内容量:80g
原産国:日本
スキンタイプ:ニキビ肌
香り:ハーブ系
成分:カリウム含有石けん素地等
明治18年に発売以来130年以上のロングセラーを続けている「にきびとり美顔水」。このシリーズに新たに加わったのが「明色美顔石鹸」です。
美顔水と同じサリチル酸を配合し、皮脂と古い角質を除去。ニキビの原因を取り除いてくれます。
着色料、鉱物油、防腐剤は無添加。天然の植物エキスも配合して、しっかり汚れは落としながらも優しい洗い上がりを体験できます。
商品サイズ 7.7×3.1×11cm
内容量:85g
原産国:日本
スキンタイプ:ニキビ肌
香り:香料使用
成分:シメン-5-オール等
見事なグリーンのクロロフィル石鹸。クロロフィルとは葉緑素のことで、植物の葉に含まれる緑色の色素です。
この成分は優れた殺菌力と抗菌性を持っているので、石鹸として使うとニキビの原因になるアクネ菌を退治して皮膚の炎症を抑える効果があります。同時に消臭効果もあるので、体を洗えば体臭も予防できます。
さらに、薬用成分のシメン-5-オール(イソプロピルメチルフェノール)を配合し、殺菌作用をさらに高めています。
商品サイズ 記載なし
内容量:100g
原産国:日本
スキンタイプ:ニキビ肌
香り:オレンジ&ラベンダー
成分:グリチルリチン酸2K等
皮膚の専門家が手掛けるメディカルコスメが人気のドクターシーラボ。そのなかでニキビ肌、オイリー肌向けに発売されているのがアクネレスラインの製品です。
薬用アクネレスソープは薬用炭が配合されているから見た目は真っ黒ですが、炭が汚れを吸着し、さっぱりと洗い上げてくれます。でも、保湿成分もたっぷり配合されているので乾燥はしません。
さらに、殺菌力のあるヒノキチオールや毛穴のふさがりを防ぐために角質を柔らかくする成分を配合するなど、ニキビを集中ケアするのにぴったりの石鹸です。
口コミでの評判もよく、お子さんのニキビケアに買っているとの声が多く聞かれます。
毎日の洗顔で美白ケア(※)ができたらうれしいですよね。そんな女性の願いをかなえる石鹸を集めました。
※本記事の「美白」とは、日焼けによるシミ・そばかすを防ぐことです。
商品サイズ 記載なし
内容量:80g
原産国:日本
スキンタイプ:乾燥肌
香り:グレープフルーツ
成分:カリウム含有石ケン素地
マミュのディープシーソープは、富山湾の海洋深層水から抽出したミネラル成分をたっぷり含んだ石鹸です。化学合成された成分と違ってミネラルは天然成分。だから肌に余計な負担をかけません。
とくに原料のひとつ、海洋深層塩には「肌細胞活性成分」が含まれているので、透明感のある肌へ導いてくれます。
また、特殊製法でとても硬く作られているので、バスルームに置きっぱなしでも溶けにくく、4~6ヶ月も使えます。だからコスパもよいんですよ。
商品サイズ 7.6×3.7×12.2cm
内容量:100g
原産国:日本
スキンタイプ:乾燥肌
香り:スウィートフローラル
成分:カリウム含有石ケン素地等
肌によい成分はたくさんあるけれど、コーセーは発酵の力に着目して人工的には作れない美肌成分「黒糖発酵エキス」を生み出しました。この成分がたっぷり含まれているのが「黒糖精うるおい石けん」。徳之島産の純黒糖を、添加物を加えずに発酵させた天然の保湿成分が肌に潤いを与えてくれます。
洗顔だけでなく、泡でマッサージやパックをするのもおすすめ。20種類以上もの美肌成分が含まれた泡だから、すぐに洗い流してしまうのはもったいないですよ。コインをのせてもつぶれない弾力のある泡だからパックしやすいのも魅力。
商品サイズ :記載なし
内容量:80g
原産国:日本
スキンタイプ:シミ肌
香り:スイート系
成分:カリウム含有石ケン素地等
シミが消えると評判の洗顔石鹸です。もちろん1回ですぐに効果は出ませんが、使い続けていくうちに肌のトーンが明るくなったり、シミが薄くなってきたと実感する人が多数。口コミで話題になり、一時は在庫が少なくなった人気商品です。
配合されている成分のひとつ「パパイン」は、フルーツのパパイヤから抽出した天然酵素で、肌に残ってくすみの原因となる古いコラーゲンを分解してくれます。同時に古い角質も取ってくれるので、シミも薄くなるのが期待できるというわけです。
また、汚れを除去する泥エキスやヒアルロン酸、コラーゲンといった美容成分、10種類の天然植物オイルを配合。防腐剤、酸化防止剤も無添加です。
商品サイズ 記載なし
内容量:85g
原産国:日本(原材料:英、伊)
スキンタイプ:敏感肌
香り:ラベンダー
成分:EXバージンオイル等
イギリス生まれで日本人のために作られたアロマスキンケアオイルブランドのヴェルトゥー。化学合成物質は無添加で厳選した最高品質のオイルを使用しています。
フィトオーセンティック・ソープは熱を加えない「コールドプロセス製法」で作った石鹸。ホットプロセスよりもさらに時間と手間がかかる製法ですが、潤い成分のグリセリンが多く残るため洗い上がりはしっとりします。
原料の油脂はヴェルトゥーのオイルとエクストラバージンオリーブオイルで、ビタミンCが豊富なローズヒップも練り込んでいます。
グリセリンが多い分溶けやすい性質があるので、バスルームに置きっぱなしにせず乾燥させて保存すると長持ちしますよ。
洗顔用固形石鹸のよさがわかったところで、購入前には気になる点をすべて解決しておきたいですよね。よくある疑問・質問にお答えします!
洗顔できる石鹸ならば、もちろん体も洗うことができます。「洗顔石鹸」や「洗顔用」と記載があるものは、デリケートな顔を洗えるようにマイルドに作られていることが多いので体を洗っても問題はありません。
ただ、ちょっと贅沢な使い方とも言えます。コスパにこだわらないならばそんな使い方もOKです。バスタイムを優雅に楽しめて、お値段以上のメリットが得られるかもしれませんね!
商品によって大きさが違うので一概には言えませんが、一般的な100g程度のものなら1ヶ月は持つでしょう。
ただ、昔ながらのホットプロセスやコールドプロセスで手間暇かけて作られた石鹸はグリセリンという天然の保湿成分が多く含まれていて、使い心地はよいのですが溶けやすいという性質があります。そのため、バスルームに置きっぱなしだとそれよりも短い期間で小さくなってしまう可能性があります。
また、なかにはそうした点を考慮して小さめを2つセットで販売していたり、特殊製法で硬く溶けにくく作っているものもあります。
ズバリ、洗顔フォームには「合成界面活性剤」が含まれています。合成界面活性剤と言えば多くの人が食器洗い洗剤を思い浮かべるのではないでしょうか。油汚れをよく落とすのと同時に手荒れの原因になることでも知られています。
一方、固形洗顔石鹸に含まれるのはただの「界面活性剤」。石油を原料にして作られる合成界面活性剤と違ってレシチンや大豆サポニンのように自然界に存在している成分です。
悪者と思われがちな界面活性剤ですが、そもそもは本来混ざることのない水と油を混ぜ合わせる働きをするもの。その仕組みを利用して生まれたのが石鹸で、起源は羊を焼いている時に脂が落ち、下にあった灰と混ざって出来たものだと言います。
時代が下って石油を原料とした合成界面活性剤があらわれると、クリーム状で泡立ちがよく、潤い成分や美肌成分などを混ぜやすい洗顔フォームが誕生しました。使い勝手はとてもいいのですが、化学成分が含まれているため肌にトラブルを起こしやすいというデメリットがあります。これが固形洗顔石鹸のほうが肌に優しいといわれている理由です。
ただ、ややこしいことに固形であっても石鹸ではなく、フォーム状でも石鹸の場合もあります。見た目では判断できないので成分表示を確認し、心配であればその成分を検索するなどして合成界面活性剤かどうかを確かめるのもよいかもしれません。
スキンケアに詳しい専門家から教えてもらった情報をもとに、固形洗顔石鹸のおすすめ18選を紹介しました。
"洗顔フォームは新しくて石鹸は古臭いもの"という認識は間違いで、固形石鹸のよさを知っていただけたのではないかと思います。
たくさんの石鹸を紹介しましたが、これまで洗顔フォームを使っていて肌荒れが気になっている人は、一番刺激が少ない「純石鹸」から試してみるのがおすすめです。完全無添加であればなお良しですね。
そしてもっと潤いが欲しいと感じたら、保湿成分が配合された石鹸に変えてみましょう。さらにきれいな肌を目指して、美肌成分が配合されている石鹸を試してみるのもよいですね。商品ごとに配合成分が違い、特徴が違うので、その違いを試してみるのも楽しいかもしれません。
毎日安心して洗顔できる最高の石鹸が一日でも早く見つかりますように!