ダッチオーブンは、アウトドアをこよなく愛するキャンパーにおすすめの万能鍋です。あらゆる料理に対応できますが、実際のところ材質などによって、どんな違いがあるのかわ...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>ダッチオーブンは、アウトドアをこよなく愛するキャンパーにおすすめの万能鍋です。あらゆる料理に対応できますが、実際のところ材質などによって、どんな違いがあるのかわからない人も多いはずです。そこで今回は、初めてのダッチオーブン選びでも失敗しない「5つの選び方のコツ」と、編集部がおすすめする、人気の14選をまとめました。ダッチオーブン選びに迷っている人も、購入前に是非この記事を参考にしてみてくださいね。
ママアイテム編集部
焼く・蒸す・煮る・炒める・揚げるといったすべての調理方法ができてしまうダッチオーブン。アウトドア派ならひとつは持っていたい調理アイテムです。
キャンプなどに大活躍のダッチオーブンですが、材質やサイズもさまざまあるのは知っていましたか?今回は、初めてのダッチオーブン選びで押さえておきたい5つのポイントをまとめました。
ダッチオーブンのサイズ表記は海外製は一般的に「インチ」です。日本製ですと「センチ」でのサイズ表記になります。
1インチは約2.54cmなので、ダッチオーブンの直径が「センチ」表示の時に何インチくらいなのか当てはめてみましょう。
ダッチオーブンは、作りたいレシピや作る人数よって最適なサイズも異なります。どのくらいのサイズを目安に購入すれば良いのか、一般的なサイズと特徴を以下の表で見てみましょう。
8インチ | 10インチ | 12インチ | |
---|---|---|---|
容量目安 | 水2.9L 炊飯量約4合 1〜2人分 | 水6.0L 炊飯量約7合 3〜4人分 | 水8.2L 炊飯量約12合 5〜6人分 |
おすすめレシピ | 煮込み料理 揚げ物など | ローストビーフ 煮込み料理 | 丸鶏のローストチキン 煮込み料理 パン |
ダッチオーブンといえば、アウトドアキャンプでの使用を思い浮かべますが、使い勝手の良さから自宅でもダッチオーブンを使って本格的な料理を楽しむ人も急増しています。
自宅で使用するとなると気になるのが、IH対応がどうかということではないでしょうか?現在ではほとんどのダッチオーブンがIH対応可能となっていますが、一部の野外専用のものはIH対応していないものもあります。
自宅のキッチンの熱源がIHならば、ダッチオーブンがIH対応かどうかもチェックしておきましょう。
ダッチオーブンと一口にいってもさまざまな材質があり、手入れの方法も異なります。ダッチオーブンを購入したら、まず始めに行う作業がシーズニング(使い慣らし)です。
出荷前にダッチオーブンに塗られているワックスを落とし、表面に油を染み込ませてコーティングする慣らし作業です。何度か必要で、しかも高温になるため野外で行うのがベスト。
材質によってはこのシーズニングが必要のないものもありますので、初めてダッチオーブンを使用するという場合は、手入れが簡単でシーズニングの必要のない材質のものが扱いやすくおすすめです。
以下の表でダッチオーブンに使用されている代表的な材質と特徴をまとめましたので、材質を選ぶときの参考にしましょう。
鋳鉄 | ダクタイル鋳鉄 | ステンレス | 黒皮鉄板 | |
---|---|---|---|---|
シーズニング(使い慣 | 必要 | 不要 | 不要 | 必要 |
IH対応 | △ 対応と非対応がある | ◯ ほとんどIH対応 | ◯ ほとんどIH対応 | △ 対応と非対応がある |
洗剤使用 | × 使用不可 | × 使用不可 | ◯ 使用可能 | ◯ 使用可能 |
メンテナンス 度合い | 面倒 | 普通 | 不要 | 普通 |
ダッチオーブンのデザインといえば、黒々として無骨なデザインがアウトドア感が高まる、とキャンパーには人気です。
しかしダッチオーブンといえども、同じようなデザインばかりではありません。本格的な料理を楽しみたい女性のために、カラフルで一般的な煮込み鍋のように、可愛らしいデザインの商品も近頃では人気です。
自宅のキッチンなどで、さまざまな本格料理を楽しみたいならデザインにも注目しながら選ぶと良いでしょう。
ダッチオーブンを選ぶときに気になるのは、やはり価格ではないでしょうか?ダッチオーブンの材質やブランドによっても価格に大きな違いがあります。
一般的な10インチサイズのダッチオーブンを例に、以下の表で自分の求めているダッチオーブンの価格帯がどのくらいなのかを知っておきましょう。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格 | 〜5,000円 | 5,000円〜15,000円 | 15,000円〜 |
特徴 | 材質は鋳鉄が多い 海外製(中国)が多い | 材質は鋳鉄・黒皮鉄板など 海外ブランド 日本製 | 材質はステンレス・ダクタイル鋳鉄など 日本製が多い |
キャンパーに人気のダッチオーブンを販売している、おすすめブランドをまとめました。
「ものづくりのまち」として世界的に有名な、新潟県は燕三条で生まれたスノーピークは、創業者であり登山家でもあった山井幸雄によって開発された登山用品ブランド。オートキャンプブームのパイオニアとしても有名です。
現在では自然指向のライフスタイルを提案し、さまざまなアウトドア製品を展開しています。日本のみならず世界各国で、ものづくりの実力は認められています。
ダッチオーブンをはじめ、スキレットやグリルパンといった鋳鉄製品を製造販売するアメリカNo.1ブランドです。120年間受け継がれるキャストアイアン(鋳鉄)調理器具は、現在では150種以上にのぼります。
優れた耐久性が、レストランやプロフェッショナルの料理家にも愛され信頼を得ています。鋳鉄製のダッチオーブンもまた、世界中のキャンパーや家庭に愛される逸品です。
国内の工業用バーナーで有名な新富士バーナーが提案する、アウトドア用品ブランド。ガスを使用したバーナーや照明器具をはじめ、キャンパーに人気の調理器具や燻製用品などを展開しています。
機能的で実際のキャンプでも優れた実力を発揮してくれる、スタイリッシュな製品が多くのキャンパーを魅了しています。
このあと紹介する編集部おすすめのダッチオーブン14選は、以下の7つのチェックポイントから選出しています。おすすめの特徴とともに参考にしてくださいね。
*材質
*サイズ(内寸)
*重量
*IHに対応しているか
*シーズニング(使い慣らし)が必要か
*洗剤が使用できるか
*蓋に縁がついているか(上火を乗せられるか)
ダッチオーブンは一度購入すればメンテナンス次第で、何年も使い続けられるほど優秀なアイテムです。初めてダッチオーブンを購入するときにも、愛着のわく逸品を揃えたいものですよね。
アウトドアでも自宅でも大活躍してくれる、編集部イチオシのダッチオーブンはこちらです。
リッド(蓋)+スキレット(浅型)+ポット(深型)の3点セットで、オールマイティに使用できるスノーピークの「和鉄ダッチオーブン 26」は、通常の鋳鉄をさらに強靭にしたダクタイル鋳鉄のダッチオーブンです。
ダッチオーブンの弱点はその重さ。鋳物特有の重量が持ち運びには不便でしたが、「和鉄ダッチオーブン 26」は、鋳物を薄く強靭に仕上げることにより驚きの軽さを実現しました。
大きさは約10インチサイズ相当。ローストビーフや煮込み料理がらくらく作れる使い勝手の良いサイズです。またスキレットとポットを合わせて使用することにより、高さのある大きなローストチキンもまるまる収まります。
リッド・スキレット・ポットの組み合わせによりあらゆる料理に対応。リッド(蓋)のフチにはリブがあり、のせた炭が落ちにくく野外での調理に便利です。IHにも対応しているため、自宅のキッチンでも大活躍してくれそうです。
ダッチオーブンの使い始めには、通常シーズニング(使い慣らし)が必要とされているものが多いなか、「和鉄ダッチオーブン 26」はシーズニング不要。表面がシリコン塗装されているため焦げつきにくいのも魅力です。
ダッチオーブンの良さは、中までじっくりと火を通していくので肉や野菜といった素材本来の味を生かした料理が美味しいこと。「スノーピークの和鉄で作ったオーブン料理は格別」と購入者の間では評判です。
コロンと可愛らしいデザインで、初めてダッチオーブンを購入する人や女性にもおすすめです。
ダッチオーブンの醍醐味といえば、野外で豪快なオーブン料理が作れることではないでしょうか?蓋の上に炭をのせれば、中までじっくりと火が通り、ローストビーフやチキンもジューシーに仕上がります。
そんなアウトドアで活躍する蓋に上火をのせられるダッチオーブン4選をまとめました。
かたまり肉など大きな食材には、じっくりゆっくり火を通していく必要があります。蓋に上火をのせられるタイプなら、野外でのワイルドなオーブン料理もあっという間に出来上がります。
LODGEの「キャンプオーヴン 12インチ DEEP」は、12インチサイズと大きめで深さがありどんな料理もこなしてしまうキャンパー憧れのダッチオーブンです。シーズニング不要ですぐに使えるのも魅力のひとつです。
鍋底に直接火が当たらず、火力の調節がしやすい便利な足つきタイプ。蓋にリブがついているため炭をのせてもこぼれ落ちずに、ゆっくりと熱が全体にいきわたりローストビーフや野菜もジューシーに仕上がります。
ご飯を炊いたりパンを焼いたり、デザートにケーキや焼き芋まで作れるので、これ1台あれば他のものは必要ない、というくらい大活躍してくれます。
IH対応ではありませんが、キャンプや庭先での調理で自慢の料理をふるってみてはいかがですか?
キャプテンスタッグの「ダッチオーブン30cm〈ジンギスカンリッド〉」は、大人数でのキャンプにおすすめな大型の鋳鉄製ダッチオーブンです。
直径が約32cm、深さが17.5cmと大容量なため、一度にたくさんの料理が作れます。どっしりと頑丈なフォルムは、野外でアクティブに使用していただきたい1台です。
蓋の中央部分にくぼみがあり上火がこぼれにくい構造。また、蓋を裏返せば中央が盛り上がり、ジンギスカンや焼肉が楽しめ一石二鳥です。もちろん深型で容量が大きいので、ローストチキンなら2羽一度に焼けるサイズです。
ダッチオーブンは使い込むほどに年季が入り、最終的には「ブラックポット」と呼ばれる黒光りした使い勝手の良い状態になります。「ブラックポッド」を目指して日々のメンテナンスを欠かさず、ダッチオーブンを育てていきましょう。
アウトドア気分を高めてくれる、おしゃれな蓋が特徴のペトロマックス「ダッチオーブンft9t」は、灯油ランタンのブランドが開発した鋳鉄製ダッチオーブンです。
アウトドアの豊富な知識に裏付けされた製品は、どれも優れた機能性を兼ね備えていますが、このダッチオーブンもまた使い勝手を最大限に考慮し、優れた仕様になっています。
安定性を高めるために、鍋底の足をなくし鍋を置いた時のぐらつきを軽減しました。蓋にはペトロマックスのロゴとおしゃれなデザインを施し上火ものせられるので、野外でのクッキングがより楽しみになりそうです。
鋳鉄は熱をゆっくりじっくり食材に届けるのが得意。ペトロマックスの高品質で重厚な鋳鉄もまた、熱伝導率が良く食材本来の旨味を最大限に引き出し、アウトドア料理の醍醐味を味わえる逸品です。
直径約33cm、深さ19.5cmと大容量なため、大人数でのアウトドア料理に最適です。
岩手といえば南部鉄器。南部鉄器の職人が、アウトドア料理研究家の監修のもとで作ったのが南部鉄器製のこだわりのダッチオーブンです。
鉄器は本来メンテナンスに手間隙がかかるもの。OIGENの「ダッチオーブン天火 26cm両手」も鉄製ですので、もちろんシーズニング(使い慣らし)が必要です。また表面の油分を保つため洗剤も使用できません。
しかし鉄器は惜しみなく手間隙かけることにより、どんな材質よりも長く愛用できる100年ものの材質と言われています。きっとこのダッチオーブンも使い込むほどに愛着がわき、手放せない1台となることでしょう。
鍋底には足つきで直火を防ぎ、じっくりと食材に火を通します。重厚な蓋のフチにはリブが付いていて上火ものせられる本格派。上蓋と本体がきっちりと密閉されることで食材の旨味を逃しません。
容量は12インチサイズよりひと回り小さめサイズ。4〜5人までのキャンプにおすすめです。ぜひ鉄製ダッチオーブンの良さを味わってみてはいかがですか?
少人数でのキャンプやソロキャンプには、小さめサイズの軽量なダッチオーブンがおすすめ。使い勝手も良く、1台でたくさんの仕事をこなしてくれる頼もしい相棒となります。
2台目におすすめな8インチの小さめダッチオーブン5選をまとめました。
少人数でのキャンプや2台目におすすめなのがユニフレームの「ダッチオーブンスーパーディープ 8インチ」です。
中華鍋などにも使用されている黒皮鉄板は、使い始めはシーズニング(使い慣らし)が必要ですが、洗剤や金たわしも使えて手入れがしやすいのが魅力です。
一枚の鉄板から作られるユニフレーム構造のダッチオーブン。蓋と本体がしっかりと密閉されきっちりと閉まるため、炭の中に鍋ごと入れても、鍋の中に炭が入りこむことがありません。
小さめサイズでご飯なら1〜4合炊ける大きさ。大きなダッチオーブンで煮込み料理をしている間に、こちらでご飯を炊いても良さそうですね。
また、小ぶりなのでチーズフォンデュやスープ作りなどにもぴったり。IH対応なのでそのまま食卓に置いて食事を楽しむこともできます。
総合アウトドアブランンドとして有名なロゴスからは、自宅のキッチンや女子キャンプにもぴったりな鋳鉄の「SLダッチオーブン8インチ(バッグ付き)」です。
コロンと重厚な鋳鉄が可愛いデザインですが、機能は本格派。熱伝導率の良い鋳鉄を使用し、キャンプでもしっかりとオーブン料理や炊飯が楽しめます。サイズは8インチと小さめなので2人キャンプやソロキャンプにおすすめです。
面倒なシーズニング(使い慣らし)が不要で、焦げ付きにくく洗剤も使用できるので、初めてダッチオーブンを使用する場合でも、コツさえつかめば簡単に使いこなせます。
しかもIH対応なので、自宅でちょっとした煮込み料理や焼きりんごなどのデザートも楽しめます。オーブン・フライパン・鍋の役割を果たしてしまうので、一人暮らしならこれ1台でも◎。
コンパクトサイズで軽量なので持ち運びもラクラクです。赤い専用キャリーバッグに入れて、アウトドアのお供にいかがですか?
コールマンの「ダッチオーブンSF(8インチ)」はシンプルデザインが機能的な鋳鉄のコンパクトダッチオーブンです。
キャンパーの間ではおなじみのコールマンですが、こだわりある人たちの間では、キャンプ用品をすべてコールマンで揃える人も。それだけキャンパーに信頼を得ている愛されブランドです。
「ダッチオーブンSF(8インチ)」はソロキャンプなどで経験豊富なキャンパーも愛用する商品でシンプルで機能的なデザインが人気です。
コンパクトサイズの8インチは、意外と使用頻度の高い使い勝手の良いサイズです。揚げ物なら少量のオイルで調理できたり、自宅のキッチンでも場所を取らずにおすすめです。
シージニング(使い慣らし)不要で、蓋を開ける際に使用するリッドリフター・収納バックもついて、ダッチオーブンビギナーも下準備いらずでキャンプへ持っていけます。
SOTOの「ステンレスダッチオーブン8インチ」は蓋も本体もオールステンレス製。サビや衝撃にも強く、面倒だったシーズニング(使い慣らし)も不要の手間なしダッチオーブンです。
最大の特徴は、ステンレス製の見た目の美しさ。アウトドアのみならず自宅のキッチンに置いておいてもおしゃれな演出ができます。
IHはもちろんさまざまな熱源に使えるので、どこでも本格料理を披露できます。底網に食材をのせ、火を通せば焦げずにローストビーフや蒸し野菜も楽しめます。
もちろんダッチオーブンの醍醐味は野外での使用にあります。ステンレスは不意に落としてしまっても衝撃に強く割れてしまう心配もなし。またサビにくいため、雨や長期保管でもそのままの美しさを保ちます。
ダッチオーブンの材質の中では一番メンテナンスが楽で、初めての人にも扱いやすいと言えるでしょう。
自宅のキッチンでおもに使用したいなら、手ごろな大きさのLODGEの「サービングポット 2QT」がおすめです。料理人も愛用するLODGEのキャストアイアン(鋳鉄)は、プロ仕様の本格派。
可愛いルックスもさることながら、煮込み料理やフライドチキンなど本格家庭料理が手軽に調理できるサイズ感が人気です。
食卓にそのまま置いてもサマになるデザインで、熱々の料理がすぐ目の前で食べられる優れもの。直径約20cmで、2〜4人家族にぴったりです。
使い始めのシーズニングは必要ありませんが、使用のたびに乾かし、食油を鍋表面に馴染ませましょう。このひと手間がダッチオーブンを長持ちさせるコツです。
もちろんキャンプなどアウトドアでも、2台目のダッチオーブンとして大活躍すること間違いなしですよ。
自宅のキッチンでもキャンプ料理を楽しみたい人には、あらゆる熱源に対応したダッチオーブンが必須です。特に最近ではIHを熱源とした家庭が多いので要チェックポイントです。
自宅のキッチンでも使用できるIH対応のダッチオーブン4選をピックアップしました。
鋳鉄にエナメルコーティングで可愛らしく仕上げたLODGEの「カラーエナメルダッチオーヴン 9 3/4インチ 」は、料理好きの女性や男性に自宅キッチンで使って欲しいダッチオーブンです。
カラフルにコーティングされた表面は、一見してダッチオーブンとはわからないスタイル。一般的な鍋のようなデザインでありながら、ダッチオーブン特有のオーブン料理から煮込み料理・揚げ物までなんでもこなす実力派です。
2層にガラスコーティングされたダッチオーブンは、なんといっても一般的なそれに比べ、手入れが格段に楽だということが最大の魅力です。
シーズニング(使い慣らし)不要・洗剤OK・メンテナンス不要でまさに手間なし。とにかく面倒なことはしたくないという人でも、一般的な鍋同様に扱えて便利です。
熱伝導率と保温性に優れているため、煮込み料理などを作るのに最適です。10インチに限りなく近い大きさで、3〜4人家族にぴったりなサイズです。
鋳鉄なので少々重さはありますが、丈夫さや使い勝手を考えると、長い目で見た時に選んで良かったと思えるダッチオーブンとなるでしょう。
キッチンなどでの使用が便利なOIGENの「ダッチオーブン天火 24cmグリルスキレット」は、南部鉄器製のIH対応ダッチオーブン。
浅型のスキレットタイプで、蓋と本体どちらも使える万能ダッチオーブンです。本体は煮込みや蒸し物にも使える深さがあり、上蓋で密閉すれば熱伝導率も上がり旨味を逃さず食材を美味しく仕上げます。
蓋裏には溝がついているので、蓋をフライパン代わりに肉や野菜のグリルやソテーにぴったりです。無駄のないシンプルな構造で収納にも場所を取りません。スタイリッシュなデザインが男性にも女性にも人気です。
鋳鉄はメンテナンスしだいで末長く使える材質です。一生ものと思って育てていけるダッチオーブンです。
通常のステンレスをさらに磨き上げ、鏡面(ミラー)仕上げを施したSOTOの「ミラー仕上ステンレスダッチオーブン10インチ」は、美しさが際立つダッチオーブンです。
ダッチオーブンと呼ぶには、あまりにもスタイリッシュでエレガントなたたずまいは、自宅のキッチンでもひときわ目立つ存在になることでしょう。
さまざまな熱源に対応するため、アウトドアはもちろん自宅での使用もおすすめです。一般的な10インチサイズで、煮込み料理からローストチキンまでそつなくこなし、食卓を豊かに彩ります。
ダッチオーブンにステンレスをおすすめする理由は、手間暇かけずとも美しさがずっと続く手軽さです。シーズニング不要で洗剤も使えて、メンテナンス要らずなら、ビギナーでなくとも欲しくなる逸品ですね。
「初めてだし、お試し感覚でダッチオーブンを使ってみたい」という人には、キャプテンスタッグの「ココット 22cm」がおすすめです。
シーズニング(使い慣らし)不要なので、洗剤で軽く洗い植物油を塗ったらすぐに調理ができるので、ダッチオーブンが初めてでも簡単に使いこなせます。
使いやすいスタンダードなフォルムと、気軽に試せる価格が魅力のダッチオーブンです。キャンパーはもちろん、自宅で調理をする人も使いやすいように、さまざまな熱源に使用できるのが魅力です。
ローストチキンならまるまる収まる直径22cmサイズ。深さもあるのでシチューやカレーといった家庭料理も◎。
家庭のオーブンに鍋ごと入れれば、さらに本格的な焼き物料理が楽しめます。ダッチオーブンはデザート作りも得意。ケーキやプリン作りを子供と一緒に楽しんでみてはいかがですか?
ダッチオーブンを購入する前に解消しておきたい、疑問・質問をまとめました。ダッチオーブン選びの参考にしてみてくださいね。
ダッチオーブンの蓋の上にのせる炭は豆炭が適しています。豆炭は形が全部一緒なので、火力が均一です。また豆炭の個数によって火加減も調整しやすいのでおすすめです。
ダッチオーブンの下部分の火力調整は、鍋の置き方や高さを変えながら、火加減を調整しましょう。
鋳鉄製のダッチオーブンは、油が馴染んでなかったり使い始めは比較的焦げやすいのが難点です。
万が一焦げてしまった場合は、慌てずにお湯で煮立たせてふやかしましょう。高温のダッチオーブンに冷たい水をかけるのは、ひび割れや破損の原因となるためしないようにしましょう。
ある程度ふやけてきたら、その後タワシなどで汚れを落とし、しっかりと乾かしたらシーズニングをやり直しましょう。
ダッチオーブンはどんな調理方法にも適した万能鍋です。煮る・焼く・炊くなど通常の使い方はもちろん、揚げ物や蒸し物・スモーク料理も可能です。
ひとつあるだけで、アウトドアキャンプではレパートリー豊かな料理が楽しめます。また自宅でもIH対応のダッチオーブンがひとつあれば、それだけで十分というくらいにさまざまな料理がつくれます。
編集部の調査のもと、タイプ別のおすすめのダッチオーブン14選と、初めてでも失敗しないダッチオーブンの選び方5つをお伝えしてきました。
ダッチオーブンというと「キャンパーが野外で使用する鍋」というイメージだった人も、自宅でも十分使用できる機能的な万能鍋であることが分かったのではないでしょうか?
ダッチオーブンの良さは、ひとつでさまざまな調理方法ができること、メンテナンス次第で長い期間使用できることです。使うのか使わないのかわからない、たくさんの調理器具を持つよりも断然シンプルで経済的。
ぜひダッチオーブンを手に入れて、アウトドアでも自宅でもレパートリー豊かなクッキングを楽しんでみてはどうでしょうか?