おりもの汚れを防ぎ、不快感の軽減にも役立つ「おりものシート」。さまざまな種類が出ているものの、デリケートなことなので、なかなか人に聞きづらいですよね。
そこでこの記事では、おりものシートの選び方と、おすすめ13選をご紹介します。
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>おりもの汚れを防ぎ、不快感の軽減にも役立つ「おりものシート」。
そのおすすめについて、女性用アイテムに詳しい人にお話を伺ってきました。
おりものは、女性なら一度は気にしたことがあるものの、デリケートなことだけに中々話題にできない人も多いのではないでしょうか。
個人差が大きいこともあり「私だけ?」と不安になることもありますよね。
今回は、おりものシートのおすすめの選び方とあわせて、おすすめ13選をピックアップしました。
便利な使い捨てタイプから肌にやさしい「布製」まで、ぜひ参考にしてみてください。
エキサイトおすすめアイテム編集部
人には聞きにくい「おりものシート」。女性の不快な悩みを和らげようとさまざまな商品がありますが、まずはその選び方のポイントから紹介しましょう。
おりものシートというと、ドラッグストアなどで販売されている「使い捨て」タイプのイメージが強いかもしれませんが、「布製」と「使い捨て」の2種類があります。
布製のおりものシートは、その多くが天然素材を使用していて肌にやさしいのが一番の特徴です。テープやボタンで下着に固定し、洗濯して繰り返し使うことができます。地球にもお財布にもやさしいことでも人気です。また、布製だと冷え対策、寒さ対策にもよいといわれています。
一方、使い捨てのおりものシートは、汚れたらすぐに取り換えることができるのが一番のメリット。また、おりものがもたらす不快感を吸水率・においケア・漏れ防止などで解消する、その機能性の高さも使い捨てタイプの特徴です。
それぞれにメリットがありますので、使いやすいものを選びましょう。
おりものシートを選ぶ際は、素材もチェックしたいところ。デリケートゾーンは皮膚が弱いため、蒸れたり、こすれたりすることで肌荒れを起こすことがあるからです。
特に、敏感肌の人や妊娠中の人は注意が必要です。妊娠中は、肌が過敏になるだけでなく、免疫力も低下しているため、蒸れなどが原因でカンジダ膣炎を発症することも。
肌トラブル防止には、こまめに取り換えるなどして清潔に保つことも大切ですが、天然素材・天然成分を配合したものだと肌への刺激を抑えることができます。ぜひチェックしてみてください。
おりものの不快感を軽減してくれる一方で、どうしても蒸れやすい側面もあります。蒸れるかどうかによって、つけ心地・使用感も変わってきますので、通気性は重要です。
おりものの量には個人差もあるので、蒸れる・蒸れないを一概に判断することはできませんが、通気性のよいものを選ぶようにすると快適に使用することができます。パッケージに書いてある製品特徴やレビューなどを参考に、通気性が肌に合うものを選びましょう。
>おりものシートの使用を検討する理由に、「臭いが気になるから」という人も多いものです。トイレに行くたびに臭いが気になり、下着の臭いがいやだという場合には、消臭性能のあるおりものシートがおすすめです。
また、微香性でおりものの臭いを隠し、和らげてくれるものもあります。臭いに関する機能・性能もぜひチェックしてみてください。
薄いおりものシートは、生理用ナプキンよりも、「よれ」や「ずれ」が気になることがあります。使用感にもかかわる大事なポイントですよね。
使い捨てタイプは、粘着テープで下着に貼り付ける形で使用しますが、テープの位置・数によって密着度は異なります。しっかりと貼り付けできるものを選びましょう。
布製のおりものシートの場合は、ボタンやテープを使用して下着に貼り付けます。こちらも、ずれないしっかりと留められるもの選ぶのがポイントです。
おりものシートが下着よりも大きくならないよう、サイズや形は事前にしっかりと確認しておきましょう。
下着に貼り付けて使用するおりものシートは、当然、下着の形・大きさによって使い勝手が変わってきます。下着からおりものシートがはみ出てしまうと、よれたりごわついたり、着け心地が悪いものに。
また、しっかりと吸収してくれなくなるので横漏れの原因になることもあります。
おりものシートにはいろいろな商品がありますが、おすすめは以下の3つのメーカー・ブランドです。商品ラインナップも多いので、ぜひチェックしてみてください。
フェミニンケア事業と題して、生理用品・パンティライナー・ショーツなどを提供。「女性のポジティブな活動をサポート」するべく、女性が自由に快適に過ごせる商品展開を図っています。生理用品としてメジャーな「ソフィ」もユニ・チャームの商品です。
近年、口コミで利用が広がっている「布ナプキン」の専門店「ジュランジェ」。布ナプキンとあわせて、布製のおりものシートも取り扱っています。「女性のブルーデーをHappyに」をキャッチコピーに、豊富なデザインも特徴です。
テレビCMでもおなじみの「サラサーティ」は、おりものシートとして認知度の高いブランドのひとつ。天然コットンを100%使用した商品ラインナップが特徴で、微香性・2枚重ねシートなど機能性に富んだ商品もあります。小林製薬株式会社が手掛けています。
おすすめのおりものシートを紹介するにあたり、以下の2点を比較ポイントとして挙げています。特にサイズは、使用感を左右する重要なポイント。ぜひ参考にしてください。
*内容量
*サイズ
今回紹介するおすすめのおりものシートの中でも、編集部一番のおすすめはユニ・チャームの「ソフィ 流せるクリーンライナー」です。使い勝手がよく、付け心地の評価も高い1点をピックアップしました。
「ソフィ 流せるクリーンライナー」の一番の特徴は、おりものシート本体も個別包装に使われているラップも水に流せること。個別ラップあるいはトイレットペーパーで、シート本体の粘着面をくるむようにして廃棄すれば、トイレに流すことができます。
「はがして流すだけなので便利」や「外出先で汚物入れに触れることなく使用できる」とレビューでも好評です。「量の多い商品があるとうれしい」と大容量パッケージに期待する声も見られました。
もちろん、おりものシート本体の着け心地も◎。「水で絡めて作った」とされるシートは柔らかい肌触りが特徴で、デリケートゾーンにもやさしいつくりになっています。
裏面全体が接着面になっているのも特徴のひとつで、ずれたりよれたりする心配が少なく、アクティブな人でも安心して使えますよ。
香りがない無香料タイプと、「Sweetローズの香り」の2種類のラインナップ。甘いフルーツの香りにローズやフリージアの贅沢な香りを加えてあります。
デリケートゾーンの憂鬱を軽減してくれ、やさしい気持ちにさせてくれる香りなので、おりものシートを手に取るたびにリラックスできます。臭いが気になる人だけでなく、フレグランス感覚で香り付きタイプもおすすめです。
ここからは、タイプ別におりものシートのおすすめを紹介していきます。まず紹介するのは「布製」のおりものシート。繰り返し使えるという理由だけでなく、肌へのやさしさ、使用中にストレスを感じさせないことからも、布製おりものシートは注目を集めています。
最初に紹介するのは、布製ナプキン専門店ジュランジェの「布製おりものシート」。有機栽培のオーガニックコットンを、漂白せずに自然のまま使用しています。内部にふわふわ素材のネル生地を内蔵しているため、水分もしっかり吸収。ネル生地の柔らかい着け心地も特徴です。
柔らかいだけでなく、肌にもやさしい素材ですので、かぶれやかゆみに悩まされていたという人にもおすすめ。肌に触れる部分には細かい穴をあけ、通気性を確保しています。コットン、ネル生地ともに無漂白と、肌へのやさしさにこだわったおりものシートです。
ピンクや水色など、異なるフラワーデザインのシートがセットになって販売されています。このデザインは定期的に入れ替わるそうです。今しか楽しめないデザインもジュランジェの魅力のひとつです。
布ナプキン専門店の「nunona」のおりものシート(おりものライナー)は、通気性を保ちながらも、漏れにくいのが特徴です。湿気を逃がしながらも水分は通さない「透湿防水布」を使用しているので、安心して使うことができます。蒸れにくいので、臭いが気になることもありません。
防水布付きの三層構造ということもあり、薄いながらも吸水力は優れもの。そのため、生理のはじまりや終わりなど、軽い日にも使えるおりものシートです。
また、肌に触れる部分には、「世界基準GOTS認定のオーガニック・テキスタイル認定コットン」を使用しています。肌へのやさしさも認定済みで、安心です。
nunonaスタッフコメントによると、おりもの対策だけでなく「冷え対策」として愛用している人も見受けられました。「ふんわり温かく」というコメントの通り、着け心地もよさそうです。
肌に触れる部分だけでなく、両面をオーガニックコットンで作成。化学薬品を使わずに肌へのやさしさを追求した布製おりものシートです。立体的な独自のワッフル生地面は、おりものの肌へ触れる面積を減らし、より快適に使うことができます。
裏面の、赤ちゃんの産着を思わせるやさしいニット生地は、かぶれた肌でも使える肌触りの良さが特徴で、両面使用できるリバーシブル仕立てです。
レビューでも生地の良さは好評で、「ふわふわ」「柔らかい」「フィット感がいい」「つけてる感じがしない」と高い評価を得ています。一方で、「少し頼りない」という声もあり、「少ない人向け」というレビューも見られました。
肌へのやさしさだけでなく、耐久性を追求しているのもKotori worksの特徴です。スナップボタンを取れにくいものを採用し、丁寧な縫製でよれにくい仕上がりになっています。
おりものや軽い尿漏れに使える布製のおりものシート。肌に触れる部分はオーガニックコットン100%、裏面もコットン100%で、通気性がよく、さらさらとした使用感が特徴です。蒸れやかぶれが気になる人にもおすすめですよ。
また、オーガニックコットンならではのふわふわの布地も人気で、レビューには「快適」「柔らかい」との声が集まっています。デリケートゾーンでも安心して使うことができます。
薄さにこだわって作られたのも本品の特徴で、「薄いし軽い」「適度な厚さ」と好評で、「違和感がない」という声も見られました。使い捨てシートだとかぶれやすいという人でも、こちらのおりものシートなら快適というレビューもあるなど、付け心地・使い勝手は高い評価を得ています。
レースが豪華なちょっといいショーツやラインを出したくないときのTバックやタンガショーツにも使える布製おりものシートです。下着の雰囲気を壊さないよう、留め具のテープも光沢感のある素材を使用。
伸縮性のあるテープなので、華奢な下着でもおりものシートのフィット感は◎です。
また、肌に触れる面はスパンシルク(絹紡糸)100%のシルクニットを採用。しっとりサラサラの生地は、従来のガーゼ生地よりも肌にやさしいのが特徴です。また、シルクの持つ吸湿性・通気性・消臭効果によって、より快適に使えるように仕上がっています。
冷えとりにもおすすめの素材だそうです。
レビューでは、「使用しやすく厚さも気になりません」「必要最小限でもたつかない」「タンガ用の布ライナーならこれがベスト」と好評です。デザインも豊富なので、お気に入りのショーツにあわせて購入するのもいいかもしれませんね。
続いて紹介するのは、使い捨てのおりものシート。汚れたらすぐにでも取り換えられるのが一番のメリットで、ドラッグストアやコンビニなど、手に入りやすいのも特徴です。おすすめ5選を紹介します。
ふんわりした肌にやさしいシートが特徴の「ソフィ ふわごこち」。「下着だけより気持ちいい」のキャッチコピー通り、柔らかいシートの付け心地の良さがウリです。
柔らかいだけでなく、全面通気性のシートで蒸れにくく、デリケートゾーンのかゆみ・かぶれにはもちろん、不快感が少ないのも特徴です。
また、おりものシートに弾力性があり、よれにくいのも大きなポイント。丸めてもふんわり元通りになるほどで、肌へのフィット感も人気があります。「これが一番よれにくい」とレビューでも高評価です。
「ソフィ ふわごこち」は、無香料とピンクローズの2つの香りがあります。肌へのやさしさにこだわるなら無香料を、憂鬱な気分を癒したいなら香りありのタイプもおすすめです。
「サラサーティコットン100」は、日本国内で製造された高品質素材を使用した商品に与えられる「ジャパン・コットン・マーク」を取得、天然コットンを100%使用した信頼できるおりものシート。肌へのやさしさはお墨付きで、日本アトピー協会の推奨品でもあります。
さらに、シート内部に使用した接着材にまでこだわって作られたのが「極上やわらか」です。内部の接着材をおりものシートの前後にのみ使用することで、ふっくらとした厚みを生み出し、肌にもしっかり寄り添うように。まさに、プレミアムなおりものシートです。
レビューでも、「とにかく柔らかくて違和感がない」「お肌にやさしい」と高評価。また、「むれもなくかぶれない」「においが気にならない」と、通気性の良さも人気の理由のようです。
「フレグランス下着ケア」を提唱するのが「ソフィ Kiyora」。おりもの汚れから下着を守るだけでなく、豊かな香りによる気持ちよさも加わるおりものシートです。
「ソフィ Kiyora」は、シートの奥まで香りをしみこませることで、香りの持続性を実現。さらに、おりものの臭いを吸収し軽減してくれる仕様になっています。ランジェリーケースや自宅のトイレスペースに置くことで、フレグランス効果も期待できます。
もちろん、おりものシートとしての機能も優秀です。表面を立体形状にすることで、おりものをさっと吸収し、ベタつきを抑えます。全面通気シートで、蒸れにくいのも特徴です。
「蒸れてかゆくなることもない」「ズレないので安心」(下着に)「ピタっとくっつきはがれません」と、レビューでは香りだけでなく、付け心地も評判でした。
厚さは1mmなのに、おりものはしっかりと吸収してくれる優れもの。下着になじんでくれるので、違和感なく長時間でもOKな付け心地が特徴です。表面にキルティング加工を施してあるので、さらっと気持ちいいのもポイント。蒸れやかぶれも軽減してくれます。
付け心地はもちろん、一番のポイントはデオドラント効果。銀(Ag)によって細菌の増殖を抑制してくれるので、においを抑えることができるのだとか。加えて、ほのかな香りもプラスしてあるので、気持ちよく使うことができますよ。
香りに関しては好みが分かれる部分もありますが、「強い香りでもなく心地よく使えました」とのレビューも見られました。臭いが気になる人には、ぜひ一度試してみてください。
Tバックショーツ(Tショーツ)の形に合うよう設計されたサラサーティのサラリエ(Sara・li・e)は、付け心地も使い勝手も人気の商品です。
天然コットンを使用したおりものシートは、肌にもやさしく、デリケートゾーンにも安心して使える柔らかい質感が特徴。通気性にも優れているので、蒸れ・かぶれ・かゆみといったトラブルを防いでくれます。
Tバックショーツ用の使い捨ておりものシートは、店頭に並ぶことは少ないため、インターネット通販での購入が便利です。
レビューでも、「必需品」「もっと早く使いたかった」と重宝する人が多く見受けられました。使い勝手も好評で、きれいに貼り付けたらズレやヨレが起きにくいと好評でした。
また、一般的なおりものシートは長い(大きい)と感じ、こちらのTバックショーツ用を愛用しているという人も。タイトなパンツスタイルの際などにも重宝するおりものシートです。
おりものは、体調によって量・質ともに変化します。そのため、薄くて小さいフォルムのおりものシートでは不安に感じたことがあるという人は多いのではないでしょうか。おりものの量が多い日でも安心して使える大きめサイズを紹介します。
「ソフィ ふわごこち」の大きめサイズ「快適ロング」は、その名の通り長さ155mmと通常サイズよりも1.5cmほど長めのデザインで、幅も少し広めに設計されています。おりものが多めという日はもちろん、生理の前や終わりかけにも使える、安心サイズのおりものシートです。
「ソフィ ふわごこち」は、その名の通りふわりとしたクッション性のあるシートが特徴。全面通気性で蒸れも防いでくれます。さらっとした質感が長く続くので、いつまでも快適に過ごせます。シートの表面が花柄デザインなのもポイントで、付け替えるたびにより一層気持ちよくしてくれますよ。
また、大きめサイズでもヨレることなく、ショーツにしっかりと密着してくれるのもポイント。「激しく動いてもズレない」「後方までカバーしてくれる」とレビューでも評判です。
おりものだけでなく、尿漏れにも対応したおりものシート。気になるシートの長さは175mmと後ろまで十分に届く長さなので、安心して使えます。薄さはおよそ3mmですが、しっかりとした吸収力が自慢です。
「ドライポリマー」を配合したシートは、吸収量3㏄とおりもの専用のシートのおよそ5倍の吸収力なのだとか。もちろん、尿だけでなくおりものも吸い取ってくれるので、ベタつきや不快感を軽減してくれます。コットンのようなやさしい肌触りなのもうれしいポイントです。
天然カテキンなどを配合し、消臭・抗菌機能も搭載しているので、においが気になるという人にもおすすめです。「消臭力抜群」「におわない」とレビューでも高評価。蒸れにくいことも、においが気にならない理由のようです。
おりものによるベタつきや不快感を軽減するために便利なおりものシートですが、一方で気になるのがかゆみやかぶれといったデリケートゾーンのトラブルです。購入時の気になる疑問を解決します。
まず、おりものシートは下着に合ったものを選びましょう。おりものシートが肌にこすれるだけでもトラブルの原因となることがあります。
ヨレて肌面以外の部分が当たってしまうと、しっかり吸収してくれずかぶれの原因に。ふだん使うショーツに合わせて購入するのがベストです。また、肌への刺激を考慮すると、敏感肌の人や妊娠中の人はケミカル素材は避けたほうが無難です。
こまめに取り換えるのもかぶれを防ぐポイント。コットン100%など、肌にやさしい素材を使用したものでも、シートの吸収力を超えてしまうと湿気を帯びやすく、蒸れてしまいます。衛生的にも、適宜新しいものにするのがおすすめです。
女性である以上、日々ついてくる「おりもの」の悩み。おりものの不快感や下着汚れのストレスから離れ、日々快適に過ごすためにも、おりものシートはおすすめです。
おりものシートには布製・使い捨ての2種類があります。どちらにもメリットはありますので、おりものの量や体質、ライフスタイルなどによって使い分けてみてください。
ただし、どんなによいとされているものでも、体質やその日の体調によってかぶれてしまうこともあります。「おかしいな?」と思ったら、すぐに使用を中止しましょう。早めの対処が肌トラブルを長引かせないためのコツです。
肌に合う、快適に過ごせる1枚を見つけてみてくださいね。