肌の乾燥に悩んでいる人必見の、ヒアルロン酸化粧水特集です!紫外線、冬場の空気の乾燥、エアコン・ストレス・加齢による肌の乾燥など、私たちの肌は常にドライコンディシ...
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
プロフィール詳細へ>>肌の乾燥に悩んでいる人必見の、ヒアルロン酸化粧水特集です!紫外線、冬場の空気の乾燥、エアコン・ストレス・加齢による肌の乾燥など、私たちの肌は常にドライコンディションと戦っています。そんな乾燥しがちな肌には、高い保湿効果が期待できる成分を速やかに補給することが大事です。この記事では、ヒアルロン酸化粧水の選び方や、美容編集部員が厳しい目で選び抜いた10商品のおすすめ化粧水を取り上げています。乾燥によるトラブルを招く前に、ヒアルロン酸で健やかスキンを目指しましょう!
エキサイトおすすめアイテム編集部
ヒアルロン酸は1gで6リットルの水分を保持できる成分のため、多くの"しっとり系"化粧水に使用されています。市場に溢れている多くの製品から、自分の肌に合う化粧水を見つけるポイントはこちらの5つです。
ヒアルロン酸は大きく分けて下記の3種類あります。
*ヒアルロン酸Na
*加水分解(低分子)ヒアルロン酸
*アセチルヒアルロン酸(スーパーヒアルロン酸)
ヒアルロン酸Naは分子量が一番大きく、とろりとした高い粘性を持っています。分子が大きいために角質層へ浸透できませんが、肌表面に留まることで保湿をしたり、外からの刺激を防御するバリア機能を発揮します。
加水分解ヒアルロン酸は、分子が小さいために角質層まで浸透して細胞間を潤い力で満たし、肌に弾力やハリをもたらします。サラサラのテクスチャーが特徴です。
アセチルヒアルロン酸は通常のヒアルロン酸の2倍の保湿力があるために、スーパーヒアルロン酸とも呼ばれています。長時間水分を保ちながら肌に留まれるため、角層へ常時水分補給ができること、肌表面で水分蒸発を防ぐことができます。
ヒアルロン酸Na | 加水分解ヒアルロン酸 | アセチルヒアルロン酸 | |
---|---|---|---|
分子量 | 100万以上と非常に高分子 | 1万分以下で角層に浸透可能 | 1万~10万分子 |
浸透性 | × | ◎ | 〇 |
テクスチャー | とろっとして粘性が高い | 水のようにサラッとしている | サラッとしている |
特徴 | 肌の表面でバリア機能を発揮 | 角層に浸透をして弾力やハリをもたらす | 角層への水分補給&水分蒸発を防止 |
保湿重視の化粧水を選ぶなら、ヒアルロン酸だけでなく、その他の保湿成分がプラスアルファで入っている商品を選びましょう。お互いの相乗効果で保湿力がさらにアップします。具体的には次のような成分がおすすめです。
*グリセリン
*コラーゲン
*プラセンタ
*アミノ酸
*セラミド
*保湿効果のある天然植物エキスなど
化粧水を1本購入したら、大抵は1か月以上使い続けることになります。毎日肌につけるものですから香りやテクスチャーが自分好みであるかも大切です。
サラッとした使用感が好きなのに、使ってみたらとろみがあって、肌のベトつきが気になる、ということになれば、朝晩の肌のお手入れがストレスになる可能性あります。
店頭であればサンプルを手に取ってみる、ネット通販で購入する場合はユーザーの口コミを参考にしたり、トライアルセットから試しましょう。
石油由来の合成香料や着色料、アルコールは肌への負担になります。化粧水のパッケージやボトルに記載されている成分表でこれらの刺激物が入っていない、出来れば"無添加"の商品を選びましょう。
一口にヒアルロン酸化粧水と言っても価格帯は様々です。毎日ケアするものですから継続しやすい価格と、内容成分の質の高さのバランスがよい化粧水を選んでください。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
~1,500円以下 | 2,000円~3,000円 | 3,500円以上~ |
1,500円以下のプチプラ化粧水でも、複数のヒアルロン酸やその他保湿成分が配合された、潤い効果が高い商品はあります。ただし、大量生産しやすいような石油由来の刺激物が入っていることも多いです。
売れ筋は2,500円前後の商品です。ヒアルロン酸の浸透性の高さや、複数の保湿成分が加わっていること、成分の安全性も高くなり、潤いやハリを実感できるラインナップが多くなります。
高級価格帯は3,500円以上です。この価格になると、メーカー独自の開発技術によってさらなる効果が期待できます。保湿効果以外にもエイジングケア、美白ケアなどダブルアプローチを期待できる成分が加わっていることもあります。
ヒアルロン酸の独自開発により浸透性の高い商品を発信しているメーカーを3つ紹介します。
「ヒアルロン酸」という成分を肌ラボブランドの「極潤」で知った人も多いのでは?ロート製薬の研究室が、お肌のための潤い成分を追求して出来たのが肌ラボです。
特にヒアルロン酸の研究に秀でている事、そしてエコパッケージの先駆けであるエコボトルや詰め替え用パウチなど製品や開発に取り組んでいます。
皮膚科専門医と共同研究して敏感肌やアレルギー皮膚炎の人でも使える化粧品を製品化しているブランドです。配合成分から刺激物を可能な限り排除、誰でもが安心して使える皮膚生理学に基づいた製品を発信し続けています。
イプサは資生堂の子会社として1986年に誕生しています。商品開発は資生堂が、販売はイプサが行い、店頭では専門のカウンセラーがイプサ独自の肌分析器で診断をして、ひとりひとりの肌に合ったスキンケアを提案してくれます。
イプサはラテン語で「自ら・自発的な」という意味。肌本来が持つ生命力に働きかけて健やか美肌を引き出してくれるブランドです。
これから紹介する10商品を比較するため、次のようなチェックポイントを設けました。ヒアルロン酸の種類やその他の保湿成分名、刺激成分の有無を一目で確認できます。
*ヒアルロン酸の種類
*保湿成分
*無合成香料
*無着色
*無鉱物油
*アルコールフリー
*パラペンフリー
編集部一押しの化粧水はこちらです。ベタつくテクスチャーはイヤ!敏感肌なので刺激のない化粧水を探している、そんな人にぴったりの化粧水です。水のようにサラサラなのに潤いが長時間続く魔法のような商品です!
つけた瞬間からゴクゴク飲み込むように肌が吸収する「モイストバランスローション」は、アクセーヌの独自技術の「超微細ナノカプセル」によるものです。
保湿成分のセラミド類似成分を10~30ナノメートルと非常に小さくしているため、角質層のすき間にスッと入り込み、肌の隅々まで有効成分を届けてくれます。
肌表面では、ヒアルロン酸Naがしっかり潤いを抱え込みバリアの役割を行ってくれるため、一度保水された成分は蒸発しにくく、潤いが長時間続くのが特徴!
もう一つのポイントが「セルバウンス技術」の採用です。これは肌の細胞ひとつひとつをふっくらと潤わせてバリア機能をアップして、肌本来の明るい色へ導いてくれる技術です。プルンとみずみずしい弾力とハリが蘇るのはこのおかげです。
サッパリとしたテクスチャーなのに、冬でも潤い続くモイストバランスローションは大容量の360ml。朝たっぷり付ければ、夜まで乾燥知らずなので、メイクが崩れにくい!と好評です。
20代後半になると、真皮層で生成されるコラーゲンやヒアルロン酸の量が減少して肌のバリア機能が低下、乾燥による肌荒れやゆらぎが大きくなってきます。そんな肌に必要なのが、浸透力の高いヒアルロン酸で潤いを補うことです。
こちらでは肌に浸透しやすい潤い成分を配合していたり、優れた浸透技術を持つブランド化粧水を3点紹介します。
プルンと少し弾力性のあるテクスチャーですが、肌に付けるとスーッと気持ちよく伸びる「タイムRアクア」。複合潤い成分が肌表面にバリアを作り、角質層へ水分を与え続ける「アクアプレゼンターⅢ」という技術を採用しています。
有効成分の中には、抗酸化、抗炎症、美白へ導いてくれる成分も含まれているので、トータルスキンケア化粧水として期待できる商品です。口コミでもみずみずしさが長時間続くと大好評!
波を打つような美しいボトルはインテリアとしても通用しそうなデザインで、手のひらにピッタリするフィット。朝から爽快な気分になること間違いなしです。
オイルフリーなのに、まろやかなとろみのあるテクスチャーが肌に吸い込まれるようい浸透していきます。密度の高い潤いは、まるでパックをしているようなしっとり感が持続します。
これはオルビス独自のHSP(ヒートショックプロテイン)技術が、ダメージを受けた酵素を活性化させて、ハリと透明感をアップさせているからです。
乾燥肌からオイリー肌まで肌質を選ばないこの化粧水は、ハンドプレスすることで肌の凹凸をカバーしながら浸透率がアップを目指せます!
余分な成分排除、保湿成分はタップリの化粧水
国産のミネラルファンデーションで、敏感肌やナチュラル志向の人から一気に支持を集めることに成功したエトヴォスから販売されている敏感肌用化粧水です。
サラッとしたテクスチャーなのに浸透率の高く、時間とともに肌がふっくらしてくるのを実感できると評判です!これは、角質に浸透する加水分解ヒアルロン酸と、肌表面に留まりバリア機能を果たすヒアルロン酸Naのダブル保湿の賜物。
他にも植物性プラセンタエキス、人の肌と同じ保湿成分のアミノ酸「天然保湿因子(NMF)」もたっぷり配合しています。もう一つ注目すべき成分がPOs-Ca(ホスホリルホリゴ糖Ca)です。
これは、肌の細胞同士をガッチリ密着させる「タイトジャンクション」という機能で、乾燥して荒れやすい肌質からバリア力のある健やかな肌質へ導いてくれるのです。ほのかに香る天然ラベンダーの癒し効果も素敵です!
スキンケアにメイク化粧品、シャンプーやヘアケアなど、女性にとって必要不可欠な身だしなみ出費はバカになりません。といってクオリティの低い商品を買って、肌トラブルを招くのも困りもの。
こちらでは、プチプラにもかかわらず、配合成分の質も悪くない、お財布に優しいおすすめ化粧水を紹介していきます。
小じわや乾燥が気になり出す、30代からのお肌にぴったりの化粧水です。無印良品の化粧水はサラッとしたタイプが多い中、こちらは岩手県の天然水を使用した少しのとろみのあるテクスチャー。
潤い成分として、ヒアルロン酸Na、スーパーヒアルロン酸、そして2種類のコラーゲンが配合しているだけでなく、ザクロ、モモ、キイチゴ、レモンなどの10種類の天然美肌成分も含まれる豪華版化粧水です。
これらの潤い成分が肌に留まりながら、ゆっくりと心地よく肌に馴染んでいくので、しっとり、もっちりした肌感が長時間持続します。
3種類全てのヒアルロン酸を凝縮したテクスチャーは、他の化粧水では味わえないほどのとろみ感を実現!それなのに伸びがよく、細胞が水分をゴクゴク飲んだかのように肌がふっくら、すべすべになっていくのがわかります。
肌の角質層まで浸透して潤いを補充してくれる加水分解(ナノ)ヒアルロン酸とスーパーヒアルロン酸、そして肌表面の潤い力とバリア機能を向上させるヒアルロン酸Naは、他に類を見ないようなワンランク上の商品。
余分な成分は全て省き、肌への潤い補充を追求したい人におすすめしたい化粧水です。地球にやさしいエコな詰め替え用もあるのも魅力的!
サラっとしたテクスチャーが好きな人におすすめしたいのが、1,000mlのボトル式容器で販売されている「プラチナモイスト化粧水」です。
配合されている7大美容成分とは、ヒアルロン酸Naをはじめ、2種類のセラミド、コラーゲン、ハトムギ種子エキス、コエンザイムQ10、プラチナ、それに加えてなんとプラセンタエキスまで入っているのに、1,000円以下で手に入る超プチプラなのです。
しかもユーザーからの口コミも驚くほど高評価。安くても潤い感はしっかり持続します。乾燥しやすい冬場には、大容量だからボディまで惜しみなく使えて嬉しいという声もたくさんありました!
製薬会社や自然派化粧品メーカーなど、原料や成分、徹底管理された製造工程など、こだわりのある医薬部外品の化粧水を3点選びました。3商品とも抗炎症作用が認められているグリチルリチン酸が含まれています。
皮膚病薬を長年研究してきた全薬工業の敏感肌用スキンケアブランドの化粧水です。薬局で薬剤師に推奨されたのをきっかけに使い始めた人が多く、そのままリピしている人が多数いました。
スプレー式の化粧水は、お風呂上がり、メイク前、乾燥が気になってくる午後のひと時も簡単にシュッとひと吹きするだけで潤い補充できて、とっても便利!
ヒアルロン酸や、浸透率の高いナノ粒子化天然セラミドを配合しているためバリア機能に優れており、肌荒れを起こしやすい人におすすめです。乾燥による肌トラブルを速やかに解消して、健やかな肌を育てるサポートをしてくれます。
"あったらいいな"でおなじみの小林製薬から出ているロングセラー薬用化粧水です。主に肌荒れを目的としているため、有効成分は抗炎症作用のあるグリチルリチン酸と、殺菌効果を望めるイソプロピルメチルフェノールの2つになります。
ヒアルロン酸、アロエエキス、ニンジンエキスは保湿成分として肌に潤いを与え、バリア機能を作りしっかり保護。乾燥による肌荒れや、ホルモンのバランスの乱れによる大人ニキビなどが起きにくい肌へ導いてくれます。
肌荒れ、吹き出物、冬場の赤ら顔などに悩む人達からは、サラッとしているのにしっかり潤う、頭皮に使ったら痒みがなくなった、などの高評価の口コミが寄せられています。またオードムーゲのふき取り化粧水と一緒に併用している人も多くいました。
オードムーゲが初めて登場したのは1961年、60年近くも消費者に愛され続けている理由は「安心」や「信頼」という絆があるからに違いありません。
ヒアルロン酸化粧水について多角的に紹介してきましたが、こちらでは、よくある質問をまとめてみました。気になる疑問点を解消してください。
ヒアルロン酸とよく比較されるコラーゲンとセラミドとの相違点を見ていきましょう。
コラーゲンは繊維状の構造になっていて、ヒアルロン酸と同じ真皮層に存在します。ネット状に張り巡らされベッドのスプリングのような役割をするため、コラーゲンが劣化したり減少すると弾力が低下し、ハリが失われてシワの原因となります。
このコラーゲン線維の隙間で水分を抱え込んでいるのがヒアルロン酸です。ヒアルロン酸はムコ多糖というデンプンの一種で出来ていて、1gで6リットルもの潤いを保持することができます。
一方セラミドは肌の表皮に存在しています。細胞間脂質とも呼ばれ、角質細胞間に大量の水分を抱え込みながら細胞同士をつなぎとめています。そのため肌の乾燥を防ぎ、外部刺激から肌を防御するバリア機能を果たしています。
洗顔後、手のひらに適量の化粧水をとり、少し温めます。
お顔全体に付けて、手のひらで包み込むようにハンドプレスしましょう。
目元や口元など、乾燥が気になる部分には重ねて付けます。
手のひらが肌に吸い付くように感じられたら、化粧水が馴染んだ目安です。
その後は美容液、クリームなどで美容成分の補給やカバーを行ってください。
基本的にハンドプレスの方が肌に馴染むためコットンを使用しませんが、化粧水によってはコットン使用が良い場合もあります。購入した化粧水の使用説明書で確認してください。
ヒアルロン酸はもともと体内で生成される成分ですが、加齢や生活環境の乱れ、ストレスなどにより生成量は減少していきます。
化粧品で肌表面からアプローチする場合、残念ながら真皮層までは達することは出来ませんが、肌表面と角質層の潤いを満たしてハリやキメを整え、潤いヴェールを作ることは可能です。
今回紹介した化粧水は、どれもヒアルロン酸の潤い効果が期待出来てユーザー評価も高い商品ばかりです。ヒアルロン酸3種類の特徴をもう一度確認して、自分の肌にはどのタイプの成分が合っているのか見極めてください。
購入する場合は、その他の潤い成分の特徴、刺激添加物の有無、テクスチャーのチェックも忘れずに行ってくださいね!