一眼レフカメラに慣れたら、カメラ技術のステップアップにもマイクロフォーサーズ単焦点レンズがおすすめ。しかしいろいろな種類があって、どんなものを選べばいいのか迷いますよね。
そこで、マイクロフォーサーズ単焦点レンズの魅力と共に、選び方のポイントとおすすめ14選をご紹介します!
一眼レフカメラに慣れたら、マイクロフォーサーズ単焦点レンズがおすすめ。
標準レンズでは出せないボケ感や画角はもちろん、手ブレ補正機能や防塵・防滴性能など撮影環境の幅も格段に広がります。
小型・軽量ながらマイクロフォーサーズならではの高画質、他のメーカーのボディとの互換性は魅力的ですよね。
カメラ技術のステップアップにもマイクロフォーサーズ単焦点レンズはおすすめです。
そこで今回は専門家の話を聞き、マイクロフォーサーズ単焦点レンズの魅力・選び方をおすすめ商品と共にお伝えしていきます。
ママアイテム編集部
マイクロフォーサーズ単焦点レンズと言ってもその品揃えは多種多様。いざ選ぶとなるとどれを選んだらよいのかわからないですよね。
初めに、レンズの選び方についてお伝えしていきます。画質・大きさ・ボケ感など、自分にとってどこに重点を置きたいのか見つけてみましょう。
撮影目的によって、標準・広角・マクロなど適したレンズも変わります。まず、自分の撮りたい写真を思い浮かべてみましょう。
旅行が好きなら風景や建物、家のなかで使うなら小物やペットが多いのではないでしょうか。
それぞれ、目的によって適したレンズは異なります。
どのレンズがなにに適しているのか表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
望遠レンズ | 広角レンズ | マクロレンズ |
---|---|---|
遠くの被写体を写すのに適しているバードウォッチングや運動会な | 広い視野を写すのに適している 風景や建物など | 近距離の被写体を写すのに適している 小物やペットなど |
また、レンズキットなどで、セット売りされている標準レンズは人物を写すのに適しています。ぜひ試してみましょう。
焦点距離は、ピントを合わせた時のレンズと撮像素子(センサーサイズ)までの距離を指します。単位はmmです。
短ければ広範囲を撮影でき、長くなると撮影範囲が狭くなります。ただそれだけ遠くのものを大きく撮影できますので、用途によって使い分けるとよいでしょう。
焦点距離が短いと画角が広い広角レンズと呼ばれ、長いと画角が狭く遠くのものを撮れる望遠レンズと呼ばれています。
焦点距離など、撮影観点から見た広角レンズと望遠レンズの関係性について表にまとめましたので参考にしてください。
広角レンズ | 望遠レンズ | |
---|---|---|
焦点距離 | 短い | 長い |
画角 | 広い | 狭い |
写る範囲 | 広い | 狭い |
被写体の大きさ | 小さい | 大きい |
標準レンズでも焦点距離によって広角並みに広く撮れるもの、また望遠並みに遠くを撮れるものもありますので、レンズの種類だけでなく焦点距離にも着目して選んでみましょう。
単焦点レンズの持ち味と言えばボケ感。F値の小さいレンズだと被写体はくっきり、背景のボケが極端な写真が撮れます。
これは、ピントの合っている範囲による違いです。F値は、このピントの範囲を示していて、F値が小さいとピントの合っている範囲が狭く、反対にF値が大きいとピントの合っている範囲が広くなります。
そして、もっとも小さいF値を開放F値といい、ボケ感を出したいならこの開放F値に着目しましょう。
開放F値が小さい程、ボケ感の効いた(ピントの合っている範囲の狭い)写真を撮るのに向いています。
また、裏技として望遠レンズの望遠側にして撮影しても背景をぼかすことが可能。望遠レンズをお持ちなら、ぜひ試してみてくださいね。
決定的瞬間はいつでも逃したくない、旅行のお供になどカメラは常に持ち歩きたいアイテム。大きいとそれだけ重量もあり、女性にはたいへんです。
そこで、選ぶ項目として「大きさ」と「重さ」も追加してみましょう。
小型で軽ければそれだけ機動力も上がり、撮影環境に寄与しないよい写真を撮るのに向いています。
カメラもレンズも、フルサイズ機に比べコンパクトさが魅力のマイクロフォーサーズですが、常時カメラにつけておいたり交換用に持ち歩きやすいサイズなら、いつでも気軽にカメラを持ち歩けます。
星空と風景を一緒に撮影したいなら、広角が理想ですね。こういうときは、F値の小さい明るいレンズがおすすめです。
この『明るいレンズ』についてですが、明るいレンズとは光の集めやすいレンズの事を指します。撮った画を画像化する撮像素子に光を集めやすいとそれだけ明るい写真を撮れるからです。
光を集めやすいのは、絞り(口径)の大きいレンズ。つまり、F値の小さいレンズという訳です。
ISO感度を上げれば明るい写真を撮る事は可能なのですが、あまりに感度を上げ過ぎてしまうと写真にざらつきが出てしまいます。キレイな夜景が撮りたいのに、写した写真が荒かったらガッカリですよね。
キレイな星空・夜景が撮りたかったら、ISO感度はできるだけ上げずにF値の小さい広角レンズを用いるとよいとのこと。広い範囲をキレイな画質で写すことができるでしょう。
マイクロフォーサーズ単焦点レンズの価格帯は、どのようになっているのか調査しました。
表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
4,000~10,000円 | 20,000~50,000円 | 100,000~320,000円 |
ボディキャップレンズ | 焦点距離15~60mmの広角・標準レンズ | 焦点距離200~300mmの望遠レンズ |
焦点距離の長いもの程値段が高くなるようですね。広角レンズや標準レンズは、比較的お手頃で売れ筋となっているようです。
マイクロフォーサーズ単焦点レンズを得意としている、また人気のあるメーカー・ブランドについて調査しました。
人気・知名度・信頼のあるメーカーなら、保障も付いているので何かあったときには安心でしょう。ぜひ参考にしてください。
一眼レフではミラーレスカメラで有名なOLYNPUS。カメラ事業の他、内視鏡などの医療機器やレーザー顕微鏡などのライフサイエンス製品の開発・販売をしています。
レンズの種類も豊富で『M.ZUIKO』シリーズが多数展開されています。
生活家電やカメラ・テレビのAV機器などの開発・販売を行っているPanasonic。生活する上で、一度はお世話になった事のある有名メーカーですね。
一眼レフカメラでもその名は広く知られていて、一眼レフカメラからミラーレス・交換レンズまで幅広く商品を展開しています。
単焦点交換レンズでは、広角レンズから望遠レンズまで網羅している『LUMIXシリーズ』があります。
SIGMAは、カメラ・レンズを手掛ける専門会社です。カメラボディはもちろん、広角・マクロ・標準など幅広いレンズを開発・販売しています。
交換レンズは種類が多く、一眼レフで用いられるフルサイズのものからミラーレス用のものまで取り揃えています。
とくに、望遠レンズは焦点距離600mmのレンズまで展開されています。望遠レンズにハマったら、お世話になりそうなメーカーですね。
今回は、注目の単焦点レンズ、また使用頻度の高い電気機器ということで、さまざまな観点から選定してみましょう。ライフスタイル、目的に合ったレンズはどれなのか、焦点距離やF値、大きさや手ブレ機能まで詳しく調査してみました。
*焦点距離
*開放F値
*最短撮影距離
*大きさ(最大径×長さ)
*質量
*防塵・防滴仕様
*手ブレ補正機能
分野別・目的別に商品を紐解いていく前に、今一番おすすめするマイクロフォーサーズ単焦点レンズについてピックアップしました。
数多くあるレンズのなかでも、仕様や機能性など総合的に比較し判断しているので、ぜひ参考にしてください。
Panasonicから販売されているこのレンズは、極めて小さいF値が持ち味。ここまで明るいレンズはなかなか目にしないくらい珍しいとのこと。暗い場所でも敏感に光をキャッチして、明るい写真を撮ることができます。
暗い場所だとISO感度に頼ってしまいがちに。しかし、感度を上げ過ぎると画質のざらつきが気になってしまいますよね。
その点、このレンズは光をより多くキャッチできるF値の小さい大口径レンズなので、明るくざらつきのないキレイな写真が撮れるでしょう。
また、光学式手ブレ補正『POWER O.I.S』を搭載。レンズに搭載したジャイロセンサーが不安定な手ブレを瞬時に検知し補正します。
毎秒4,000回のブレ検知を行っているので、細かいブレからゆっくりとした手ブレまで対応。暗い屋内や夜の撮影でも、シャッター速度を落とすことなく動作します。
このように、大口径レンズや手ブレ補正機能、高精度AFを機能させることで、暗い場所でも明るい場所でも、ありとあらゆるさまざまな撮影環境に適応可能なレンズです。ポートレートはもちろん、中望遠レンズとして遠距離撮影にも活用できます。
これひとつ持っているだけで撮影の幅がぐんと広がるレンズと言えるでしょう。
人物を被写体にした写真を表すポートレート写真。カメラを購入したら、まず写したい写真でもありますよね。
初めに、このポートレートにおすすめなレンズを2つ紹介します。ポートレートを撮るには標準~中望遠がベストです。主役を引き立てるボケ感を演出するために、F値が小さめのレンズを選んでみましょう。
Panasonicから販売されているこのレンズは、開放F値・最短撮影距離に長けたレンズです。夕暮れやうす暗い室内でも、ISO感度を上げる事無く撮影が可能。ざらつきを気にしないで自由な撮影できます。
F値が小さい分シャッタースピードも速くなりますので、一瞬の決定的瞬間も逃さずシャッターが切れるでしょう。
また、最短撮影距離0.31mと超近距離で写せるので、アップなど寄りの撮影に最適です。バストアップも顔のアップも自由自在。撮影の幅が広がりますね。
OLYMPUSから販売されているこのレンズは、口径食の少ない大口径がポイント。夜の街灯やイルミネーションなど、わざと背景の光源をぼかして写真を撮ることがありますよね。この効果で被写体がより印象的に写せます。
しかし、光量が足りなかったり口径が小さかったりすると、十分な量・角度から光が取り込まれず楕円の歪んだボケになってしまうのです。
気にして見てみると、楕円のボケは珍しくないでしょう。コンデジでもよくある現象だそうです。このレンズは、その口径食を解消。F値の小さい大口径のレンズによってキレイな円形ボケを作れます。
焦点距離75mmと中望遠距離での撮影にも適しているので、背景と一緒に美しい構図のポートレートが撮れそうですね。
風景や建物など、広範囲でパースのあるものを写すなら広角撮影は外せません。
奥行きや臨場感を出すのに、画角の大きなレンズはひとつ持っておきたいアイテムでしょう。次は、そんな広角撮影におすすめなレンズを3つ紹介します。
小型・軽量が特徴の単焦点レンズですが、パナソニックから販売されているこのレンズは、とくに超小型が見所のレンズです。
焦点距離14mmととても広い範囲を撮影することができる広角レンズなので、風景撮影はもちろん、高い建物などパースのある被写体を撮影するのにも適しています。
スタイリッシュなデザインなのに、高性能で静かな動作音と魅力が満載のレンズですね
Panasonicから販売されているこのレンズは、焦点距離15mmと広角域を撮影できる単焦点レンズです。
風景、建築物はもちろんスナップ撮影にも活躍する万能レンズなのだそう。美しいボケと撮影域の広さが魅力的な商品ですね。
また、独自のナノサーフェスコーティングでレンズを保護。ナノレベルでの微細構造を持つ、超低屈折率の薄膜をレンズ表面に形成することで、暗がりでのゴーストやフレアの発生を抑制しています。
F値も小さく携帯に優れているので、夜間での撮影にぴったりですね。
OLYMPUSから販売されているこのレンズは、他では類を見ない焦点距離12mmという超広角域を持つレンズです。風景写真を撮影するのに最適。また、高層ビルの見上げなどパースの効いた建物でも性能を発揮するでしょう。
小型で軽く、手ブレ機能も搭載しているので女性でも取り扱いがしやすく、撮影の幅もぐんと広がります。大口径のレンズで明るさも十分に確保。夜間の撮影にも難なく対応できるので、より印象的な撮影にチャレンジできますね。
マクロレンズは、被写体を大きく写すことができるレンズの事。
花や昆虫、アクセサリーの撮影にもこのレンズが最適です。また、人物や風景などにもマルチに使えるので、標準レンズからマクロレンズにステップアップする人も多いです。
続いては、このマクロレンズのおすすめを紹介します。
OLYMPUSから販売されているこのレンズは、中望遠からマクロまでという広い領域の撮影が可能な汎用性の高いレンズです。被写体の距離に関わらず、高画質で美しい写真を撮ることができます。
撮影距離・倍率を示す表示窓がレンズに組み込まれているので、確認がしやすいのも嬉しいですね。
防塵・防滴仕様により撮影環境も問わず撮影が可能。広領域の撮影可能範囲と相俟って、過酷な環境での撮影にもチャレンジできるでしょう。上手く使いこなすと、撮影の幅が一気に広がりそうですね。
Panasonicから販売されているこのレンズは、マクロレンズのなかでもとくに最短撮影距離が短いレンズです。被写体までの距離がわずか10.5㎝でもピントを合わせられ、小さなものでも解像度の高い撮影が可能となります。
超近距離だけでなくポートレートなどの通常撮影でも美しいボケ感を表現でき、バリエーション豊富な撮影ができるでしょう。肉眼では捉えられないような、花や昆虫の撮影用にひとつ持っていたいレンズですね。
OLYMPUSから販売されているこのレンズは、撮影倍率2.5倍の高倍率が持ち味のマクロレンズです。この2.5倍は標準焦点域のマクロレンズでは最高レベルで、肉眼では捉えられない極小の世界を写し出せます。
5軸方向をカバーする手ブレ補正機能を搭載しているので、デリケートなマクロ撮影も安心。慣れない初心者でも難なく撮ることができるでしょう。
また、水中撮影システムにも対応しているのも魅力のひとつ。別売りの防水プロテクターを使用すると水のなかでも撮影することが可能となります。水中撮影できるなんて、これまで以上に撮影が楽しくなりそうですね。
愛する子供やペットを撮影するために、カメラの購入を考える人も多くいます。
そんな被写体に最適な明るくやわらかな印象の写真を撮るには、ボケ感と光の集めやすさに着目してみましょう。
OLYMPUSから販売されているこのレンズは、収差の少ないシャープな画質が特徴です。従来の一眼レフで用いられているガウスタイプのレンズ構成ではなく、より小型で高速なインナーフォーカスによるレンズ設定を採用。
中心部から周辺部までの広範囲をカバーし、美しい写真が取れます。汎用性の高い焦点距離にすることで単焦点のデメリットを解消。被写体によって画角を調整し、テーブルフォトから風景写真までさまざまなシーンの撮影に活用できるでしょう。
OLYMPUSから販売されているこのレンズは、『ママのためのファミリーポートレートレンズ』と謳われ、日常撮影に適した構造をしています。
単焦点の背景ボケ特性を生かし、被写体をくっきり浮かび上がらせるような印象的な撮影ができ、いつもの日常を特別なものへ変化させます。
大口径のレンズによる円形ボケは被写体を柔らかく優しい印象にし、ゆっくりした時間を切り取ったような写真が撮れるでしょう。
『ZEROコーティング』採用なので、逆光や暗がりで発生するフレアやゴーストの発生も抑制。撮影環境を問わない撮影にチャレンジできます。
また、小型・軽量設計なので長い時間構えていても疲れない点も魅力的ですね。
SIGMAから販売されているこのレンズは、ミラーレスカメラ専用の中望遠レンズです。
遠くのものを引き寄せて、または一部を切り取った撮影が可能。望遠レンズの特性である遠近感とボケ感を組み合わせる事で、より印象的な撮影ができるでしょう。
また、倍率収差・色収差を少なくするレンズ設計により、高倍率なのに美しく鮮明な写真を撮ることができます。高い描写力とボケ感のコントラストをぜひ体感してみたいですね。
最近では、食事やカトラリーをおしゃれに撮る構図も多く見受けられます。ご飯を食べに行った先で写真を撮るのは、もはや恒例行事となりつつありますよね。そんなテーブルフォトは、ボケ感とシャープのコントラストが肝心。
背景は柔らかく、被写体はくっきり撮るとキレイに見えます。次は、そんなテーブルフォトにおすすめのレンズを紹介します。
Panasonicから販売されているこのレンズは、マイクロフォーサーズレンズのなかではもっとも明るいレンズです。
焦点距離25mmとテーブル撮影から人物、風景まで幅広い撮影に対応できる画角を持っているので、レンズの明るさと組み合わせる事でぐっと撮影の幅が広がります。
とくに、食べ物などのテーブルフォトでは太陽光による自然な仕上がりが好感を持たれやすいので、このレンズを使う事で印象的な写真が撮れるでしょう。
また、独自のナノサーフェスコーティングによりゴーストとフレアも抑制。逆光や暗がりを気にせず、環境を問わない撮影が可能です。
SIGMAから販売されているこのレンズは、ミラーレスカメラに適応するよう設計された単焦点レンズです。ミラーレスカメラの特徴と言えば、ボディのコンパクトさ。一眼レフカメラよりも内部構造を簡略化した小型・軽量化が持ち味です。
そのボディにフィットするようコンパクトに機能を集約させたレンズがこのレンズです。本格的な大口径レンズの機能はそのままに、レンズをコンパクトにまとめる事で機動力が格段にアップ。
軽量・小型でありながら、明るく高画質な写真を撮ることができるでしょう。
慣れない電気機器を買う際は、疑問や質問がたくさんありますよね。レンズはものによって細かいところまで設定が違うデリケートなものなのでとくに慎重になりがちでしょう。
そこで、気になる疑問や質問について専門家に話を聞いて調査してきました。
マイクロフォーサーズは、センサーサイズ(偶像素子)の規格のひとつです。
OLYMPUSとPanasonicによって共同開発されたミラーレス構造に特化しています。専用ではなくオープン規格なので、OLYMPUS・Panasonic複数の会社から相互利用可能なレンズが供給。
センサーサイズは、カメラ内部にある四角いフィルムのような部品で、このフィルムにカメラから光が通る事で情報を集め電子画像化する仕組みです。これは、一眼レフカメラからデジカメまで同じ構造です。
このセンサーサイズが大きければ大きいほど光を集める範囲が広く、解像度の高い鮮明な写真を撮ることができるのですが、このマイクロフォーサーズは小さいながらに光を認識する機能が高く、高解像度の写真が撮れるのだとか。
マイクロフォーサーズはAPS-Cよりも小さい為、高解像度の写真を撮れるだけでなく、カメラ・レンズの小型・軽量化も可能にしました。
また、マイクロフォーサーズはOLYNPUSとPanasonicによって開発されましたが、メーカーに寄与しない作りとなっています。そのため、メーカーのカメラでなくてもレンズを取り付けることが可能なのだそう。
交換レンズは基本的に同じメーカーでないと互換性がないのですが、他のメーカーと併用できるのは嬉しいですね。
単焦点とは焦点距離が一定のレンズの事を指します。
標準レンズや広角レンズなど、多くの種類のレンズはズーム機能を備えています。このズーム機能によって焦点距離を任意に変更でき、撮影の幅が広がる為です。
単焦点はその点、焦点距離の変更ができないので被写体までの距離は自分の足で決めるしかありません。
では、単焦点のメリットは何かと言うと『明るいレンズ』が多いという点です。
『明るいレンズ』とはつまり『光を集めやすいレンズ』ということ。単焦点レンズは焦点距離が一定なので厳密な1点に光が集まります。
しかし、ズームレンズは焦点距離を変更できる分、光を集める際に微妙な差異が生じてしまいます。これを『収差』と言います。この収差が少ないと、単焦点レンズはズームレンズよりも明るい写真が撮れるようです。
異なるメーカーのレンズ・ボディであっても機能を阻害することはないようです。
ボディもレンズもそれぞれが別々の役割を持っています。異なる機能はあっても制限はないということでしょう。
標準化するのはAE(自動露出)、AF(オートフォーカス)などの基本性能の部分だけなので、レンズ性能だけでなく機能においても各社の特徴を出すことができます。
そのため、利用者の選択肢を広げることができます。
画像品質と小型軽量設計の両立ができる点です。
オープン規格にすることにより、賛同各社がそれぞれの個性を出しながら新しい技術を取り込んだ魅力ある商品を提供しています。
それぞれがそれぞれの良さを持っていますので、より自分に合ったものを見つけやすくなるでしょう。商品を選ぶのが一層楽しくなりますね。
SIGUMAの60mmやOLYMPUSの75mmは、中望遠にあたります。
超望遠レンズなら、OLYMPUSのM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROがあります。値段は高めですが、今まで難しかった超望遠の手持ち撮影を可能にしたレンズだとか。
レンズの種類だと、魚眼レンズがあります。魚眼レンズには対角魚眼レンズと円周魚眼レンズがあり、それぞれ180度の画角を持つ面白いレンズです。
具体的な商品だと、Panasonic LUMIX G FISHEYE 8mm F3.5 / OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROなどがあります。
マイクロフォーサーズは難しいようでいて、実は使い勝手も良く撮影の幅が広がるおもしろいレンズであることがわかります。
単焦点レンズについてもどのような撮影に向いているのか、また原理がわかった事で使う際のコツも掴みやすくなったのではないでしょうか。それぞれのシチュエーションに合わせたレンズを使いこなして、充実したカメラライフを送りましょう。
日常の何気ない風景を1枚1枚に撮影することで、魅力的なコレクションをどんどん増やしてくださいね!