自宅でひとりでもマッサージで癒されたい人におすすめのマッサージチェア。しかしマッサージチェアはかなりスペースをとるので、購入後「こんなはずじゃなかった!」と後悔したくないですよね。
この記事では、マッサージチェアを選ぶときのポイントと、おすすめ商品12選をご紹介します。
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
おすすめのマッサージチェアを厳選して紹介する2020年最新版!
ネット通販やSNSの口コミで評価の高かったものを中心に、マッサージチェアの有名人気ブランドや基本性能、経済面でも優秀なマッサージチェアの気になる消費電力も徹底比較しました。
限られたスペースに置けるコンパクトサイズから本格リラクゼーション効果のあるタイプまで、使用する頻度や予算に合わせて選べるマッサージチェアのおすすめ12選です。一日の疲れを癒す究極のマシーンと出会ってくださいね。
ママアイテム編集部
部屋の中で結構なスペースを占めるマッサージチェア。あとで「シマッタ!」ということのないように、まずはマッサージチェアを選ぶときの基本的なポイントをまとめます。
平均で80kgから、大きいものでは100kgを超えてしまうマッサージチェア。ちょっと移動するのにも二人がかりの作業になるため、置き場所は重要です。
基本的には、同じ場所に置きっぱなしになることを前提に選びましょう。リビングに置くならインテリアを損なわないオシャレなデザインのマッサージチェアがおすすめ。
あまり広くない場所にも置ける省スペースな座椅子タイプのほか、一見リビングソファにしか見えないデザイン性の高いマッサージチェアもあります。
マッサージチェアと聞くと、たまに映画やドラマなどで見かける昭和レトロな銭湯のシーンや、スーパー銭湯の休憩コーナーを思い出す人も多いことでしょう。
大型家電専門店で小学生がふんぞり返ってリモコンをいじっている場面を思い浮かべる人は、最近のマッサージチェア事情に明るいのかもしれません。
最近のマッサージチェアには、ざっと次のような機能が備わっています。とりのぞきたい体の疲れや好みによって選びましょう。
*エアマッサージ機能……本体に内蔵されたエアバッグが全身をやさしくほぐしてくれる。足のむくみ、ふくらはぎマッサージや、骨盤マッサージなど。
*ヒーター機能……背中や足元をポカポカにして、マッサージ効果を高める。
*スライドリクライニング機能……座面が前にシフトして、壁に付けて置いてもフル リクライニングが可能。
*人工知能搭載型……使う人の体調に合わせて力加減を調節。通信ネットワークで毎日の健康管理をしてくれる。
国産マッサージチェアの第一号は、1954年(昭和29年)に生まれました。60年以上の歴史の中で進化を続けてるマッサージチェアは、モデルも価格帯も多種多様です。
高級モデルの中には機能が充実しているだけでなく、タッチの質やリズムなどのディテールにまでこだわった製品もあります。
家族全員で使うなら、それぞれの要望にかなう機能的なタイプを。限りなく上質な揉みとリラクゼーションを追求するなら、バツグンの居住性を誇るハイエンドクラスを選ぶなど、マッサージチェアのグレードは使用頻度に合わせて決めましょう。
ときどき使うなら一定の機能に特化したモデルや、デザインを重視して選ぶのもひとつの方法です。
一般にマッサージチェアのリクライニング角度は110度から160度ですが、中には本体がフルフラットになるタイプもあります。
揉み機能の時は多少角度があった方が楽ですが、フルリクライニングできるマッサージチェアの中は「ストレッチ機能」を備えているものもあります。置く場所や欲しい機能を考えて選びましょう。
マッサージチェアの価格帯によってもさまざまなタイプがあります。また、座椅子タイプとフットレストでも違いがありますので以下の表を参考にしてください。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
座椅子タイプ | ・7,990円 ひとり掛けクッションソファタイプ | ・29,800円 椅子に設置する軽量シートタイプ | ・32,600円 業界最大級の可動域を持つ軽量な本格派 |
フットレスト付き | ・109,000円 普段はソファとして使える | ・159,000円 揉み位置自動調整機能付き | ・59,1000円 ロボット工学に基づく3Dモーター制御 |
高機能なマッサージチェアで知られる人気の主要メーカーを紹介します。
長い歴史と伝統を誇るエレクトロニクス分野だけでなく、住宅や車の分野でも高い技術力を誇る大阪のメーカー。
人の手のような繊細さを追及した「ヒューマンハンドモミメカ」は、一度に複数のモーターを稼働させることで複雑な動きを再現。人の手の温もりまで再現されています。
大阪に本社を構え、健康・美容機器を製造販売する「美と健康の総合メーカー」。1954年(昭和29年)に「あんま機」を開発し、国内で最初に量産化したパイオニアです。
昭和40年にはアメリカの特許を取得して専売権を獲得するなど、国内外にマッサージチェアを普及させてきました。
大阪市淀川区に所在する「メディカルチェア製造メーカー」です。
1962年(昭和37年)の創業以来、自動マッサージ機「ファミリー・チェア」を皮切りに数多くのマッサージチェアの製造販売を続け、現在は世界70カ国に製品を輸出しています。
今回紹介するおすすめマッサージチェアの基本情報を以下のようにまとめています。目的と置き場所に照らしながら比較してみてください。
*サイズ(リクライニングしていないとき)
*サイズ(リクライニングしているとき)
*重量
*素材
*電動リクライニング機能の有無
*フットレストの有無
*温熱機能の有無
*もみ玉自動調節機能の有無
*消費電力
今回おすすめするマッサージチェアのうち、最も口コミでの評価の高い人気商品です。
*サイズ(リクライニングしていないとき):68×120×102(cm)
*サイズ(リクライニングしているとき):68×160×82(cm)
*重量:69kg
*素材:合成皮革
*電動リクライニング機能の有無:〇
*フットレストの有無:〇
*温熱機能の有無:〇
*もみ玉自動調節機能の有無:×
*消費電力:145W
エントリーモデルからハイエンドモデルまで、幅広いラインナップを揃えるパナソニックのコンパクト・マッサージチェアです。
シンプルで洗練されたデザインに充実の高機能が凝縮され、畳一畳分のスペースがあれば置ける省スペース設計。
普段はフットレストを座面の下にスッキリ収納できるので、リビングチェアとしても活躍します。これならリビングに置いても圧迫感を感じませんね。
旧バージョンにはなかったキャメルブラウンは、背もたれにキルティング加工が施されて高級感がアップ。
背もたれ部分と足裏を同時に温めるダブル温感マッサージ機能で、全身を温めながら首筋から足首までをそれぞれの部位にそって心地よく揉みほぐしてくれます。
自動選択コースは全部で7種類。
国内シェアトップ3のパナソニック、フジ医療器、ファミリーイナダから、いま話題の代表的なマッサージチェア3選です。それぞれの機能とこだわりポイントを分かりやすくまとめます。
*サイズ(リクライニングしていないとき):68×120×102(cm)
*サイズ(リクライニングしているとき):68×160×82(cm)
*重量:59kg
*素材:ポリエステル 100%・合成皮革
*電動リクライニング機能の有無:〇
*フットレストの有無:〇
*温熱機能の有無:〇
*もみ玉自動調節機能の有無:-
*消費電力:139W(待機電力0.3W)
スライドリクライニングで壁際に付けて置いてもシートが倒せるコンパクト設計のマッサージチェア。脚が伸縮するので高身長でも対応可能です。
頸椎&腰椎まわりのマッサージに加え、「足裏揉ねつ温感」と「足首ホールドマッサージ」機能が特徴で、立ち仕事の多い人には特におすすめの気持ち良さです。
フットレストが収納できるタイプで、インテリアの雰囲気を邪魔しないデザインなので、マッサージ機能を使わない時はセンスの良いリクライニングソファーとして愛用しても。おしゃれなマルチクッションも付いています。
力強いモミのパワーに定評があるパナソニックは、コンパクトサイズでもしっかり足裏までマッサージできて大満足。音や振動が少ない点も二重マルです。
上半身マッサージは最大で5段階の強弱調節付きで、ふくらはぎのエアマッサージも3段階から選べます。
*サイズ(フットレスト収納時):65×103×92(cm)
*サイズ(フットレスト使用時):65×123×92(cm)
*重量:35kg
*素材:PUレザー、ポリエステル
*電動リクライニング機能の有無:〇
*フットレストの有無:〇
*温熱機能の有無:〇
*もみ玉自動調節機能の有無:×
*消費電力:40W(ヒーターのみ使用時:15W)
思わず一目惚れしそうなモダンなフォルムは、2016年12月にリリースされ2017年のクールジャパンアワードを受賞したフジ医療器のマッサージチェアです。
既存のマッサージチェアとは明らかに一線を画すアーティスティックなデザインと、「2.1ch Bluetooth」対応スピーカーを搭載した近未来的なルックスが特徴的。
普通のスピーカーやウォーマー付きソファとして使用しているユーザーも少なくありません。
これまでマッサージチェアを敬遠していた世代にも大人気で、「こういうのが欲しかった」の声多数です。
圧迫感のないおしゃれなビジュアルのヒミツは、低い背もたれと座面。そして包み込むようなフォルムでインテリアにマッチする豊富なカラーバリエーションも新鮮で、左右に45度回転します。
もちろん機能も充実で、上半身の「首肩もみメカ」と「背腰ローリングメカ」のほか、7つのエアバッグが立体的な刺激を実現。
3つの自動コースや細かい選択もリモコン操作でワンタッチで、コンパクトボディなのにカチカチに凝った体をやさしくもみほぐしてくれます。
*サイズ(リクライニングしていないとき):82×132×98(cm)
*サイズ(リクライニングしているとき):82×177×67(cm)
*重量:68kg
*素材:合成皮革
*電動リクライニング機能の有無:〇
*フットレストの有無:〇
*温熱機能の有無:〇
*もみ玉自動調節機能の有無:〇
*消費電力:102W(ヒーターのみ使用時24W)
ファミリーイナダのおすすめは、全身のコリを全力で揉みほぐしてくれる高機能ハイパワーなダブルエンジンのマッサージチェア。
体幹にアプローチするアクティブサスペンションと、脚の疲れをスカッとほぐすアクティブプレスメカが、プロのモミ技をリアルに再現します。
上半身のキメ技は、首の付け根をしっかりホールドして揉みほぐし、いつの間にか疲れがたまっている肩甲骨を広範囲にマッサージ。エアバックによる骨盤マッサージは、おしりポカポカです。
「アジャストセンサー指圧点自動検索システム」は、座る人の体形に合わせてより効果的な指圧ポイントを探る機能。ちから技だけに頼らないファミリーイナダ独自のスマート技術です。
35種類のモミ技は、心地よい目覚めをサポートする「求心」コースや、自然な眠りをサポートする「遠心」コースなど、合計6つのコースにプログラムされ、手元のリモコンでワンタッチ操作できます。
持ち運びにも便利なコンパクトマシーンで、どこでも手軽に疲れを取りたい時におすすめの人気マッサージチェア3選です。
*フラット時のサイズ(座面):41×30(cm)
*フラット時のサイズ(背もたれ面):44×76×18(cm)
*重量:7kg
*素材:合成皮革、ポリエステル
*電動リクライニング機能の有無:×
*フットレストの有無:×
*温熱機能の有無:×
*もみ玉自動調節機能の有無:×
*消費電力:45W
「もみアーム&もみボール」の連動で本格的な掴み揉みで癒してくれる、ドライブシート型の携帯可能なマッサージチェアです。
背面専用でコンパクト設計ながら可動範囲は広く、背骨に沿ってモミ玉が54cmも移動。モミ幅は約5cmから11cmで、疲れがたまりやすい肩甲骨を効果的に揉みほぐせます。
リビングのソファーはもちろんのこと、床に直接置いても使用可能。背もたれに固定用ベルトが付いているのでダイニングチェアにも設置できます。
自動コースは「全身・肩・腰」の3種類。リモコン操作も可能で、途中で眠ってしまっても安心な15分のオートタイマーも付いています。ヘッドレストとACアダプターが付属されています。
カラーバリエーションはインテリアのアクセントとしてもおすすめのレッドと、シックでコーディネートしやすいチャコールグレーの2色です。
*サイズ(リクライニングしていないとき):53×86×73(cm)
*サイズ(リクライニングしているとき):53×136×15(cm)
*重量:8.2kg
*素材:スチールパイプ・ウレタンフォーム・ポリエステル100%
*電動リクライニング機能の有無:×
*フットレストの有無:×
*温熱機能の有無:〇
*もみ玉自動調節機能の有無:×
*消費電力:12W(ヒーターのみ使用時6W)
厚み約15cmのふかふかクッションに、マッサージ用バイブレーターとヒーターが付いた「スイッチチェア プレミアム」シリーズは、気軽に振動マッサージが楽しめる14段階のリクライニングチェア。
ヘッドレストの部分と腰、脚の部分にはそれぞれギアが付いているので、一番リラックスできる好きな角度に曲げてくつろぐことができます。
モミ機能なしのかわいいルックスですが、ちゃんと医療機器として認証されている製品です。
左右対称で肩甲骨に2個、背中の真ん中に1個、膝とふくらはぎの位置にも左右対称で2個のバイブレーターが内蔵され、おしりの部分にはヒーターも付いています。
しかも、腰の部分を起点とするシンメトリーの構造なので、天地をひっくり返せばおしりのヒーターを肩に持ってくることもできるスグレものです。
あまりの気持ち良さに眠ってしまっても、始動から10分で運転をストップするので、低温やけどや揉み返しなどのトラブルも心配無用。
カラー展開はペールゴールドやリーフグリーンなど、洋室だけでなく畳の部屋にもよくマッチする個性的な全5種類です。
*サイズ(リクライニングしていないとき):62×65×77(cm)
*サイズ(リクライニングしているとき):62×88×66(cm)
*重量:20kg
*素材:合成皮革・ウレタンフォーム・ポリエステル100%
*電動リクライニング機能の有無:-
*フットレストの有無:×(別売り)
*温熱機能の有無:〇
*もみ玉自動調節機能の有無:×
*消費電力:37W(ヒーターのみ使用時5W)
少しクラシカルな定番のひとり掛けソファーが、本格的なマッサージチェアに変身するというおしゃれでラグジュアリーなアイテム。
モミ玉とエアバッグで揉みほぐすタイプで、背もたれを行き来するヒーター付きのモミ玉はまるで人の手のように温かです。
背もたれはリビングチェアとしては十分な傾きの3段階リクライニング。従来品より5cmも長くなって、つい欲しくなる絶妙なバランスに仕上がっています。
色はレッド、キャメルブラウン、ブラックの3色ですが、どれも落ち着いたいい発色と風合いなのでレザー好きな人は少し迷ってしまうかも知れません。
自動コースメニューは「全身・骨盤集中・おしり集中」の3パターンで、12層になったエアバッグが理想的な揉みでじっくりほぐしてくれます。
もちろん、揉み過ぎによる揉み起こしや筋肉痛を予防する15分自動オフ機能も装備されているので、身もココロもリラックスしてうたた寝が楽しめます。
続いて各社の最上級モデルの紹介です。今までなかったパフォーマンスや、「これが欲しかった!」という機能が満載。今やマッサージチェアはここまで進化しています。
*サイズ(リクライニングしていないとき):90×130×115(cm)
*サイズ(リクライニングしているとき):90×200×72(cm)
*重量:87kg
*素材:合成皮革
*電動リクライニング機能の有無:〇
*フットレストの有無:〇
*温熱機能の有無:〇
*もみ玉自動調節機能の有無:〇
*消費電力:23W
ヒューマンハンドをはじめとする7つの機能と6種類のストレッチ機能を備え、プロのホスピタリティーに迫る賢い一台。
首や肩凝りの根本原因となる大きな筋肉を広範囲に揉みほぐしながら、各所の疲れを多彩な手わざでほぐしてくれるのでスッキリとした効果が感じられます。
旧モデルの「ひざ裏ポイントマッサージ」機能が加わり、新しくなったふくらはぎマッサージと連動。マッサージチェアの“じれったい感じ”がまた一つ解消されました。
進化のヒミツを握るパナソニック独自の「モミメカ」は、1秒間に2,000回もの信号を連発し、「上下」「左右」「前後」に動く3つのモーターを制御する高性能な頭脳を搭載。
なめらかな揉みわざは、タッチの感触で瞬時に動きを微補正できる高速フィードバックのたまものです。
最大で12cm以上飛び出し、肩を真上からぐいぐい揉みほぐす温感モミ玉は、座る人の体形に合わせて肩の位置を正確に察してくれる「体型センシング機能」付き。身長140cmから185cmの人まで対応できます。
*サイズ(リクライニングしていないとき):76×138×125(cm)
*サイズ(リクライニングしているとき):76×200×74(cm)
*重量:78kg
*素材:PVCレザー、ポリエステル
*電動リクライニング機能の有無:〇
*フットレストの有無:〇
*温熱機能の有無:〇
*もみ玉自動調節機能の有無:〇
*消費電力:130W(ヒーターのみ使用時40W)
リモートコントロールできる自動コースは、リッチな長時間コースから目的に特化した16分コースまで業界最多の21タイプをこなす仕様です。
特筆ポイントは、ローラーとエアバッグの組み合わせで生まれた「足裏つかみ指圧」。人の足裏にピタッとフィットする専用ローラーを搭載し、ヒーターで温めながら疲れを取ってくれます。
気になるモミ玉は、ダイナミックに飛び出して欲しいところにしっかり刺激を伝える「深層 極メカPRO」。
背筋のS字ラインと肩の位置を感知する2つのセンシングシステムにより、3Dレベルで人体の個人差を把握します。
筋肉疲労だけでなく、立ちっ放しや座りっぱなしなどの影響でいくつものコリが複雑に絡み合った現代人特有の疲れに、パイオニアの底力を具現化した繊細な技術が深く力強く届きます。
*サイズ(リクライニングしていないとき):81×132×106(cm)
*サイズ(リクライニングしているとき):81×185×81(cm)
*重量:82kg
*素材:合成皮革
*電動リクライニング機能の有無:〇
*フットレストの有無:〇
*温熱機能の有無:〇
*もみ玉自動調節機能の有無:〇
*消費電力:150W(ヒーターのみ使用時18W)
凝りの解消とリラクゼーション効果だけにとどまらず、人間生活でのスムーズな活動を助ける「リセット状態」を目指した新世代のマッサージチェア。
全身の筋肉を緩めて眠気を誘う心地良さではなく、活動にベストなコンディションに整えてくれます。「新メディカルプログラム」を開発したのは、「あんま椅子」をメディカルチェアへと昇華させたファミリーイナダです。
各分野の医学博士と豊富な実績をもつ鍼灸師の監修により、科学的根拠に基づいた研究で音声ガイダンスを取り入れた「ストレス解消モード」をはじめ、子ども向けマッサージ「学習力アップモード」が実現しました。
業界初のデュアルメカ・シンクロシステムは、首肩と腰にそれぞれ特化した2つのメカが自立して駆動し、シンクロしながら2か所を同時にマッサージする独自の技術。まるで人の手指のように「タメとねばり」のある動作を表現します。
斬新な着想と豊富なノウハウから生れた個性的なコースメニューは、通常のマッサージのほか、独自のコンセプトによる3つのコースから効果が選べる全4タイプ。家族みんなで使えるマッサージチェアです。
*サイズ(リクライニングしていないとき):69×106×104(cm)
*サイズ(リクライニングしているとき):69×182×80(cm)
*重量:61kg
*素材:合成皮革
*電動リクライニング機能の有無:〇
*フットレストの有無:〇
*温熱機能の有無:〇
*もみ玉自動調節機能の有無:〇
*消費電力:141W(ヒーターのみ使用時:40W)
2017年7月にフジ医療器からリリースされた、多機能コンパクトタイプのマッサージチェア。
人体の背筋のカーブに沿った「S字フィットフレーム」を採用し、従来の高性能にさらなる新機能を搭載したワンランク上の癒しを体験できます。
26か所に内蔵されたエアバッグは、全身を包み込んで肩から腕、骨盤周辺と脚をやさしく揉みほぐしたり、程よい力加減の引っ張りストレッチでにも大活躍。
個性的なモミ玉の形状も特徴的で、タテヨコに360度回転する滑らかな動きに加え、ほぐしたい体の部位に合わせて6つのモミ玉が動いて巧みに揉み方を変化させます。
独自機能「温浴背ヒーター」は外材に特殊な加工をほどこすことにより、温かいだけでなくふんわりとした風を感じることができます。
脚部をクルリと反転させればフラットなフットレストに。そのまま押し下げれば本体にすっぽり収納できる設計。スライドリクライニング式なので、フルリクライニングしても後方スペースはわずか15cmあれば収まります。
*サイズ(背面):47×27×80(cm)
*サイズ(座面):41.5×38.5×8.5(cm)
*重量:8.9kg
*素材:合成皮革・ポリウレタン・塩化ビニルなど
*電動リクライニング機能の有無:×
*フットレストの有無:×
*温熱機能の有無:〇
*もみ玉自動調節機能の有無:×
*消費電力:500W(ヒーターのみ使用時12W)
独自のモミ玉構造で、和太鼓のように振動する「肩たたき」を再現したマッサージチェア。背中全体に心地よく響く振動で、リラックス効果も倍増します。
3つのモーターと10個のモミ玉が毎分900回の高速で、「連続たたき・リズムたたき」の2パターンを表現するパワフルなビートマッサージが特徴。
カバーを取り外して丸洗いできるのでいつも清潔。これなら家族とも気持ち良くシェアできますね。折りたたんでバンドで固定すれば、どこへでも持ち運んで好きな場所でリラックスできる手軽さもポイントです。
チェアの骨格には、秀逸な機能をリラックスして楽しめるよう、包み込むような二層構造のフレームを採用しています。
心地よい一体感をサポートするヒーター付きの3D座面は、8cmの低反発素材で座り心地も満点。シームにはダブルステッチがほどこされ、丈夫さも高級感も十分です。
マッサージチェアを購入するときに起こりがちな、気になる疑問点をまとめます。
一般的な目安としては、1日2回・計30分程度を目安にすると快適な使用感を得られると言われています。
マッサージチェアの効果は年齢や性別のほか、同じ人でもその日の健康状態によって効果が変わることもあります。
メーカーや機種、選ぶコースによっても変わるため、取り扱い説明書をよく読んで従ってください。
長時間の使用はかえって身体に負担をかけるだけでなく、ヒーター付きのものでは低温やけどのリスクも潜んでいます。
日ごろ使っていない筋肉を長時間揉むことで筋肉痛を起こしたり、それまで上手くバランスを取っていた全身の筋肉が一部ゆるむことで結果的に症状が悪化する「揉み返し」という現象もあります。
しかし、ほとんどのマッサージチェアには15分前後の自動電源オフ機能が付いているので、途中で眠ってしまっても安心です。
健康状態に何らかの心配がある場合は、基本的に使用できません。
マッサージチェアを一定期間使用して症状が改善されない時も、速やかに医師の診察を受けましょう。
ちなみにファミリーイナダの注意事項は次のようになっています。参考にしてみてください。
使用頻度や管理方法によっても変わってきますが、一般には10年前後が買い替え時とされています。
それ以前であっても、マッサージチェアの施療部などに布の破れがあった場合は電源からプラグを抜き、各メーカーの窓口に問い合わせましょう。
今回は、疲れた体をボタンひとつで癒してくれる、おすすめのマッサージチェアを紹介しました。欲しい機種は見つかったでしょうか?
マッサージチェアは、ひたすら機能にこだわってプロの施術を再現する本格派と、限られたスペースでも気軽に楽しめる省スペースタイプ、さらに持ち運びができるコンパクトタイプの3つがそれぞれの進化を遂げているように見受けられます。
まったく新しいコンセプトを持つ次世代型のマッサージチェアや、「あんま椅子」とは違う系譜を持ったハイブリッドタイプの存在も気になるところです。
今後さらに高度なIT技術が一般化されれば、いつかSF映画で観たコクーン型モデルが登場するのは時間の問題かもしれませんね。
メーカー各社が凌ぎを削って開発したマッサージチェアの効果を、ぜひ実際に体感してみてください。