オーブントースターのおすすめ商品を探している人はこちらをどうぞ!朝食にトーストを食べ続けて30年の家電アドバイザー安達さんから伺った話をもとに、買って後悔しない...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>オーブントースターのおすすめ商品を探している人はこちらをどうぞ!
朝食にトーストを食べ続けて30年の家電アドバイザー安達さんから伺った話をもとに、買って後悔しないオーブントースター13選をピックアップしています。
毎朝サクサクふわふわのトーストを食べる幸せをこの記事からスタートさせましょう!
ママアイテム編集部
オーブントースターは主に「パンを焼く」というごくシンプルな役割を仰せつかっている家電。だから選び方といってもメーカーや値段くらいだろうと思っていませんか?
ところが、最近のオーブントースターは実に多種多様。ニーズに合わせた商品選びができるようになっています。
そこで、ベストな1台を見つけるためにまずは押さえておきたい選び方のポイント5つをチェックしましょう。
昔ながらのポップアップ式のトースターと違い、オーブントースターは焼き加減を調節できるのが便利な点です。これは「火力調節」と「温度調節」の2つの方法で行われます。
一般的なのはワット数を選ぶ「火力調節」タイプ。トーストなら1000Wほど、焦げやすいものを温めるならもっと低い300Wなど、調理したい食材に合わせて最適な火力を選ぶことができます。
一方「温度調節」タイプは温度で焼き加減の設定ができるものです。イメージとしてはオーブンと同じですね。
この方法だと設定した温度以上にはならないので、焼きすぎや焦げすぎを防ぐことができます。最近ではこの温度調節タイプの機種が多くなってきているようです。
朝はとにかく忙しいですよね。1分がとても貴重。そんな時、家族分のトーストを焼くのにオーブントースターを2回も3回も作動させるのはかなり面倒に感じます。
でも4枚一気に焼ける商品があるんです。これなら朝食の支度はぐんとスムーズに!ピザも丸ごと1枚焼けるのでランチタイムにも大活躍してくれます。
オーブンレンジを持っていてもオーブントースターは持っていないという人は実は多いんです。それはやはり置くスペースの問題。
キッチンには、炊飯器、電気ポット、コーヒーメーカー等々他にもたくさんの家電製品があるので、オーブントースターをあきらめてオーブンレンジでパンを焼いている人も多いというわけです。でも、オーブンレンジで焼くパンは時間がかかるし硬くなるしであまりおいしくないことも……。
だからキッチンに置ける大きさかどうかは一番と言っていいくらい大事なチェックポイントです。本体は高温になるだけに、安全に使えるスペースを確保することも大切です。
家電ショップのサイトやお店に並ぶ商品を見ると、目を引かれてしまうのはやっぱりおしゃれなデザインのものです。
LDKの間取りではキッチンに置かれた家電製品も目に入るので、見た目にもこだわりたい人は増えています。友人がよく集まる家だったらなおさらですね。
そして本体のカラー展開も注目したいところ。シックなシルバーやモノトーン系、キッチンのアクセントになるビビットカラー系など、インテリアの雰囲気に合うカラーがあるのかもチェックしましょう。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
2,000~3,000円 | 5,000円程度 | 20,000円以上 |
・1~2枚焼き ・シンプルな機能 ・火力切り替えタイプ | ・3~4枚焼きも ・温度調節タイプ ・お手入れがしやすい | ・独自の機能搭載 ・「バルミューダ ザ トースター」 ・「ヘルシオ グリエ」 など |
オーブントースターはパンがトーストできて、ピザやグラタン、お餅が焼けてというシンプルな機能だけでいいのなら2,000~3,000円の商品で満足できるでしょう。長く使うというよりも、汚れたら買い直すという使い方をしている人も多いようです。
売れ筋なのは5,000円程度のもの。焼ける枚数が増えたり、温度調節ができたり、お手入れがしやすい設計になっているなど使いやすさがワンランクアップしています。
キッチンを預かる主婦や料理好きな人が、何でもいいのではなく少しこだわって選ぶものが集中している価格帯です。
そして驚くことに、2万円以上もするオーブントースターが登場しています。オーブンではなくオーブントースターにこの金額を払うのはかなり勇気がいりますよね。
2015年に発売されたバルミューダのトースターがその代表的なものですが、意外なことに大人気に。値段に納得できるパフォーマンスで多くのファンを掴みました。
どの価格帯の製品を選ぶのかは、パンを焼く枚数、パン以外に調理したいもの、味や仕上がりにどれくらいこだわるかで違ってきます。
また、デザインが気に入ったものを手に入れると満足度が高まるので、機能だけでなく見た目も大事なチェックポイントになります。
おすすめ商品を個別に紹介する前に、オーブントースターを販売するメーカーについても軽く紹介しておきましょう。
魔法瓶でその名を知られるタイガー。「世界中に幸せな団らんを広める」という目標を掲げ、世界60ヶ国で電気ポット、炊飯器をはじめとする暮らしに密着した製品を販売しています。
「自分の子どもを就職させたい」と思える会社にすることを新たな目標としているそうです。
今日本で一番おしゃれな家電を販売しているブランドといえばBALMUDA(バルミューダ)でしょう。
機能が上質なのはもちろんのこと、そのシンプルで時に革新的なデザインは爆発的な人気となり、オーブントースターは看板商品の一つとなっています。
社長いわく、家電メーカーとしての自覚はなく「体験」を提供して社会に役立っていきたいとのこと。次に世に出す製品がどんなものなのか期待せずにはいられないメーカーです。
かわいらしい象のロゴマークでおなじみの象印。タイガーと並んで魔法瓶で有名です。
「ごく普通の生活を送る中で生まれる要望に確実に応えたい」というのが基本姿勢。そのため、誰もが簡単に使える製品がラインナップされています。
独自の真空断熱技術や温度コントロール技術を生かした製品にも注目です。
国内で家電シェアNO.1を誇る言わずと知れた有名メーカーです。
松下幸之助が創業した「松下電器」の製品は当初すべてが「National」ブランドでしたが、海外向けのブランドとして「Panasonic」を制定。
その後、この3つの名前が混在していたことのデメリットを是正するために、2008年社名とブランドを「Panasonic」に統一しています。
アラジンは80年前にイギリスで生まれ、今なお愛され続けているレトロなストーブ「ブルーフレーム」で知られるブランドです。
最新式のヒーターも発売していて、その中で生まれた特許技術を生かしたトースターが大人気に!
ストーブの雰囲気をそのまま受け継いだレトロなデザインに注目が集まっています。
火力・温度調整
同時トースト枚数
消費電量
手入れのしやすさ
本体サイズ
庫内サイズ
カラー展開
タイマー
機能
パン以外の使用
最初に紹介するのは1人暮らしにちょうどいいオーブントースターです。便利でおしゃれで毎朝パンを焼くのが楽しみになりそうなものたちを集めましたよ。
火力・温度調整 100〜280℃
同時トースト枚数 2枚
消費電量 1250W
手入れのしやすさ ×
本体 約35×30×24cm
庫内 約31×24×9cm
カラー展開 2色
タイマー 15分
機能 遠赤グラファイト
パン以外の使用 〇
古いアメリカ映画に出てくるようなレトロデザインのアラジンの「グラファイトトースター」です。
クリームがかった色合いにも、魔法のランプのロゴマークにもなんだかワクワクしてしまいますね。ダイヤル式のツマミはシンプルで使いやすそうです。
でも搭載された技術は最新式!熱伝導率が最高にいい特許技術の「遠赤グラファイト」で
発熱までたった0.2秒。すばやく高温に達するから外はサクッ、中はふわふわのおいしいトーストが焼き上がります。
インスタ映えもするので、手に入れた人たちがこぞって投稿していますよ。「おいしくないパンがおいしく焼けた」「見る見るうちに焼き色が付く」「時短最高!」と絶賛の声が集まっています。
火力・温度調整 80~250℃
同時トースト枚数 2枚
消費電量 1000W
手入れのしやすさ ◎
本体 約40×28×24cm
庫内 27×22×11cm
カラー展開 1色
タイマー 15分
機能 マイコン自動コース
パン以外の使用 〇
「こんがり倶楽部」は象印の定番トースター。壊れてもまた同じシリーズを買い直す家庭も多いという愛されオーブントースターです。
電熱線のヒーターが主流の中で、遠赤外線ヒーターを採用して食材の奥までしっかり加熱してくれるので、トーストもカリふわな仕上がりに。
そして注目すべきはお手入れのしやすさです。パン屑トレイがあるのはもちろんのこと、扉も焼き網も取り外して丸洗いできます。特に扉は食材のハネで汚れがち。放っておくと焦げ固まって汚らしくなってしまいますよね。
いつまでもきれいに使いたいというきれい好きさんにおすすめです。
火力・温度調整 なし
同時トースト枚数 2枚
消費電量 1000W
手入れのしやすさ 〇
本体 約38×27×23cm
庫内 26×22×10cm
カラー展開 1色
タイマー 15分
機能 もち焼きネット
パン以外の使用 〇
上で紹介したこんがり倶楽部の下位機種です。お手頃価格になった分、機能面はシンプルに。温度調節機能と遠赤外線ヒーターは搭載していませんが、パンを焼いたりおもちを焼いたりと普通の使い方をするには全く困りません。グラタン皿を2つ縦に置くこともできます。
お手入れのしやすさでは、パン屑トレイがあり、扉は外せないものの焼き網は取り外して洗えます。
シンプルに使えればいいというニーズに十分応えてくれるオーブントースターです。
火力・温度調整 温度3段階
同時トースト枚数 2枚
消費電量 1300W
手入れのしやすさ 〇
本体 約36×32×21cm
庫内 約28×21×18cm
カラー展開 4色
タイマー 15分
機能 スチームテクノロジー
パン以外の使用 〇
おしゃれで意外性のあるものしかなく、持っているとちょっと自慢したくなるバルミューダの家電。なかでもトースターは2万円台という価格ながら、大人気になっている製品です。
特徴的なのは毎回ほんのちょっと水を入れる使い方。スチームに覆われたパンの表面がすばやくこんがり焼けるので、中に水分を閉じ込めたまま美味しいトーストが焼き上がります。
また、トースト・チーズトースト・フランスパン・クロワッサン・クラッシック(お餅やグラタン)という5つのモードで最高の美味しさを引き出す使い分け機能も充実しています。
カラーは4色ありますが、他社だったらもっとわかりやすい色違いにするだろう思える繊細なカラー展開。そんな点にもデザインへの強いこだわりが感じられます。
限られたスペースに置けるオーブントースターへのニーズはかなり高めです。小さくてもよく働く優秀商品を集めました。
火力・温度調整 火力5段階
同時トースト枚数 2枚
消費電量 1000W
手入れのしやすさ 〇
本体 約31×27×23cm
庫内 約26×21×9cm
カラー展開 1色
タイマー 15分
機能 遠赤ヒーター
パン以外の使用 〇
幅は約31cmとコンパクトながら奥行きは21cmあるので、直径20cmのピザが丸ごと入ります。トーストも2枚ちゃんと焼けますよ。
火力は上下が切り替えられたり、強・中・あたための3段階の調節も可能。上のヒーターが遠赤外線なので、中はしっとり外はカリッとしたトーストを焼くことができます。
焼き網が外せて洗えるのも◎ ダイヤル式で簡単に操作できるので、忙しい朝にもぱぱっと使えそうです。
火力・温度調整 火力4段階
同時トースト枚数 1枚
消費電量 850W
手入れのしやすさ 〇
本体 約25×23×23cm
庫内 約20×18×9cm
カラー展開 3色
タイマー 15分
機能 ネット状焼きアミ
パン以外の使用 〇
朝はあまり食欲がなかったり、厚切り食パンを楽しんでいるという人におすすめなのがこちらの1枚焼きオーブントースター。幅が約25cmとミニサイズで、女性でも小脇に抱えられる大きさです!
厳密に言えば食パン1.5枚分の幅があるので、高さのある山形食パンでも縦置きにすればらくらく焼けます。細長いグラタン皿も受け入れOKです。
角のない丸みを帯びたフォルムと3色のパステルカラーも女性の心をがっちり掴んで離しません。値段も手頃なので、一人暮らしの引越し祝いにプレゼントすると喜んでもらえそうです。
火力・温度調整 火力3段階
同時トースト枚数 2枚
消費電量 1000W
手入れのしやすさ 〇
本体 約24×26×33cm
庫内 上下各約19×19×7cm
カラー展開 1色
タイマー 15分
機能 ミラーガラス
パン以外の使用 〇
スタイリッシュの極みと表現できそうなシルバーボディがカッコいいオーブントースターです。扉まで同じ色なのは「ミラーガラス」を採用しているためで、使っていない時は鏡、使用中は明るくなった庫内が見えるという仕組みになっています。
オーブントースターは内部が汚れがちだから、庫内が丸見えにならないのが良いですよね。生活感を消すことができます。また、見た目だけでなく熱を反射して焼きムラが出にくいというメリットもあります。
忘れちゃいけないのが2段式という点!「スペースがない。でもパンは2枚焼きたい」という人にはうれしい設計です。ヒーターは上中下と3本あるからしっかり加熱もしてくれますよ。
火力・温度調整 火力3段階
同時トースト枚数 1枚
消費電量 800W
手入れのしやすさ 〇
本体 約26×26×25cm
庫内 約15×15×8cm
カラー展開 2色
タイマー 15分
機能 天板で調理ができる
パン以外の使用 〇
思わず「なにこれ!?」とつぶやいてしまうユニークな形。一番上にフタのようなものが付いています。実はこれこそ、このオーブントースターの特徴。なんと目玉焼きを焼く場所なんです。
パンを焼く時に出る熱を賢く利用して卵を焼いてしまうという発想、にんまりしてしまいますね。
1枚焼きのスリムデザインなので、一人暮らしの朝食に便利。ミラーガラスを採用しているのでムラのないきれいな焼き色に仕上がります。
ピンクとブラウンのカラーも素敵な色合い。おままごとに出てきそうで、女子のハートをきゅんきゅんさせる要素にあふれています。
最後は、家族のために毎朝何枚もパンを焼いている主婦の皆さんにおすすめしたい商品5選です。一度に3、4枚焼けるから手間が半分に減りますよ!
火力・温度調整 80~250℃
同時トースト枚数 3枚
消費電量 1300W
手入れのしやすさ 〇
本体 約35×33×23cm
庫内 約30×27×9cm
カラー展開 2色
タイマー 30分
機能 取りやすいん棚
パン以外の使用 〇
幅30cmと食パンを3枚並べて焼けるワイドタイプのオーブントースターです。奥行きも約27cmあるから、10インチのピザが丸ごと調理できます。ピザを半分ずつ食卓に出すのって味気ないので、ストレスも手間も減らせますね。
奥行きがあると心配になるのは取り出しにくさですが、扉を開けると焼き網が前に大きくせり出すのでその心配も無用です。やけどしないかとヒヤヒヤすることもなくなりますよ。
また、オーブントースターにしては珍しい30分というタイマーの長さも注目点。焼きイモや焼きナスといった時間のかかるメニューも一度セットすれば完了です。
火力・温度調整 火力3段階
同時トースト枚数 4枚
消費電量 1200W
手入れのしやすさ 〇
本体 約38×33×21cm
庫内 約27×26×8cm
カラー展開 1色
タイマー 15分
機能 メッシュ網
パン以外の使用 〇
食パンを正方形に4枚並べて一気に焼けるビッグサイズのオーブントースターです。食べ盛りのお子さんがいても楽々朝食の準備ができますね。家族みんなで一緒にトーストをほおばれるのもうれしい点です。
4枚あってもしっかり加熱できるようヒーターは上下4ヶ所に。パンを焼いている脇で目玉焼きやベーコンを調理することもできます。
火力・温度調整 80~250℃
同時トースト枚数 4枚
消費電量 1300W
手入れのしやすさ ◎
本体 約40×35×23cm
庫内 約27×30×9cm
カラー展開 1色
タイマー 30分
機能 サクふわトーストコース
パン以外の使用 〇
2017年8月発売の象印の人気オーブントースター「こんがり倶楽部」シリーズ最新型です。
上位機種だけあって機能は満載。トーストが同時に4枚焼けるワイドサイズをはじめ、ワンタッチでおまかせの便利な7つの自動コース、10℃刻みで設定できる温度調節、遠赤ヒーターを含む計5本のヒーターと充実しています。
なかでも、焦げ目がつかない温度帯の時間を長くして焼き上げる「サクふわトーストコース」が自慢。手作りパンも焼けるので、パンにこだわるパン好きの人がとことん楽しめるオーブントースターです。
火力・温度調整 火力5段階
同時トースト枚数 3枚
消費電量 1300W
手入れのしやすさ 〇
本体 約37×32×22cm
庫内 約32×27×9cm
カラー展開 1色
タイマー 15分
機能 3面ディンプル庫内
パン以外の使用 〇
パナソニックのこちらのオーブントースターは、食パンを手前2枚奥1枚に置いて3枚一気に焼くことができます。ヒーターを直線ではなくU字に配置して、手前も奥もムラなく焼く工夫もされています。
さらに「ディンプル加工」といって庫内の壁をデコボコにすることで、熱を乱反射させる仕様に。これによって焼きムラもなく、食感も均一な仕上がりにできるから3枚どれを食べてもおいしいトーストが味わえます。
シックなデザインなので、色味を押さえたインテリアにマッチしそうです。
火力・温度調整 100~250℃
同時トースト枚数 4枚
消費電量 1460W
手入れのしやすさ ◎
本体 約49×40×35cm
庫内 約30×32×19cm
カラー展開 1色
タイマー (―)
機能 充実セットメニュー
パン以外の使用 〇
ヘルシオはオーブントースターではなくウォーターオーブン。水の力でヘルシーな調理ができるのが自慢です。
実はこのヘルシオでもトーストを焼くことができます。ただ、10分以上かかるし焼き色は付かないしでトースターとしての機能はイマイチ……。
しかし、ヘルシオにも得意な分野があります。それは買ってきたパンを焼き立てのように温め直すこと。特にクロワッサンの仕上がりは最高とのウワサです。
食パンよりもパン屋さんで買ったパンを食べることが多い人はヘルシオという選択もあり。電子レンジもオーブンもトースターの機能もこれ1台でまかなえてしまいます。
オーブントースターを買う時に気になる疑問・質問についてまとめました。わからないことはすっきり解決して、後悔のない買い物をしましょう!
トースターには大きく分けて3つの種類があります。
ポップアップトースター | オーブントースター | ハイスペックトースター |
・焼き上がると飛び出すタイプ ・トーストに特化して幅を取らない | ・上下のヒーターですばやく加熱 ・パン以外の調理にも幅広く使える | ・価格は2万円以上 ・コンピューター制御で味を追求 ・スチームを利用した機能を搭載 |
焼き上がると飛び出すポップアップトースターは、昔ながらの形。日本では1955年(昭和30年)に発売され、手動で上下させるタイプのものもありました。
古くさいものと思われがちですが、最近そのコンパクトさやシンプルな機能が再評価され人気が再燃しています。バターやジャムを塗って食べるトーストが好きな人、オーブントースターを置く場所がない人におすすめです。
オーブントースターは今回紹介してきたもの。箱型で密閉性があり、ヒーターの熱を庫内に充満させて焼き上げるタイプです。オーブンほど高機能ではないですが、手頃な価格でパン以外の簡単な調理ができるので家庭に広く普及しています。
ハイスペックトースターは「バルミューダ ザ トースター」と「ヘルシオ グリエ」に代表される2万円以上もする高級品です。
火付け役となったのはバルミューダで、そのおしゃれさでも他を圧倒しています。
後発となったヘルシオグリエは、「スチームオーブンヘルシオ」がコンパクトにシンプルに使いやすくなったもの。トーストが苦手なヘルシオの弱点も克服しています。
2つに共通しているのが「オーブン」という言葉ですね。まずオーブンとは箱型の加熱調理器具で、ガスや電気の火力で食材を焼いて調理する器具です。
そのオーブンとトースターが合体したのがオーブントースター。トースターとはパンを焼く器具を言うので、オーブンの形をした箱型のトースターが「オーブントースター」となります。
中にものが置けるので、パンだけでなくグラタンや肉、魚などを入れて焼くこともできます。
特徴としては、温度調節が細かくは設定できず、高温で一気に焼くのを得意としています。最近では温度調節機能を備えた機種も発売され、調理できるメニューも増えているので、機能はオーブンに近づいていると言えるでしょう。
一方、オーブンレンジはオーブンと電子レンジが合体した調理器具です。
電子レンジは電磁波で食品の水分を振動させて摩擦熱で「温める」機能を持っています。オーブンが食材を直接的に加熱して「焼く」調理器具であるのとは違う点です。
そしてその「温め」と「焼き」の機能を両方備えたものをオーブンレンジと呼んでいます。
オーブンとしての機能をしっかり持っているので細かい温度調節ができ、肉や魚からケーキやパンまであらゆるものを焼くことができます。
さて問題なのは、これらのうちどれを買ったらいいのかという点ですよね。
オーブントースターと電子レンジを持っていれば普通に食事を作ったり食べたりするのには困りません。でも本格的にケーキやパンを焼きたいなら、さらにオーブンが必要になります。
しかしこの3つを単体で買ったら場所を取って仕方がありません。そこで多くの人が2台1役のオーブンレンジを選んでスペースを節約しているわけです。
さらに、オーブンレンジの中にはトースト機能が付いたものもあるので、それを使えばオーブントースターも不要になります。これで3台必要だったものが1台で済むことになりました。
ただ、機種によってはトーストが得意でないオーブンレンジもあるので、オーブントースターを別に揃えているという家庭も多いというわけです。
パナソニックのオーブントースター「 NT-T500」でも紹介したディンプル加工とは、わかりやすく言えばゴルフボールのように表面に小さなくぼみを加工することです。
オーブントースターの庫内の壁にこのくぼみをたくさん作ることで、熱があちこちに反射されて食材をムラなく加熱することができます。
トーストが部分的に焦げすぎたり、焼き目が付いていなかったりといったことがなくなって、味も見た目もランクアップする加工技術です。
朝食はパン派の家電アドバイザー安達さんからレクチャーしてもらった情報をもとに、おすすめのオーブントースター13選を紹介しました。
多くの人がオーブントースターに求めるのは「おいしいトーストが簡単に焼けること」のはず。だからまずはトーストの仕上がりを比べて商品選びをすれば失敗はなさそうです。
そして、置く場所に合った大きさか、焼ける枚数は十分かを検討するのも大事です。
あとは「あれば便利な機能」の範ちゅうに入るから、サブポイントとしてチェックする程度でいいかもしれません。
でも、デザインに一目惚れしてしまったら他のことはどうでもよくなってしまう可能性もあり!いずれにしても、心から満足できる最高の1台をぜひ手に入れてください。