便通を良くして腸内環境を整えてくれる食物繊維は普段の食事では不足しがち。そこで食物繊維サプリで効率よく摂取するのがおすすめです。
数ある食物繊維サプリの選び方とおすすめ商品11選をご紹介します。腸内環境が整えば美肌にも効果が期待できるので、ぜひ取り入れてくださいね!
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
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食物繊維サプリを活用してお腹から健康を目指しましょう!
食物繊維には便通を良くし、便秘の解消や腸内環境の改善といった働きがあります。
現代人の食生活においては不足しがちな成分なので、積極的に摂るべきともいわれています。
そこで便利なのが食物繊維サプリです。
取り入れることで、食物繊維が効率よく摂取でき、体内活動をサポートしてくれます。
今回は、さまざまな商品がある食物繊維含有のサプリについて徹底調査し、おすすめ商品や選び方、注意点などについてまとめていきます。
ママアイテム編集部
まずは食物繊維サプリを選ぶ際に意識したいポイントについて見ていきましょう。自分の体質や目的に合ったサプリを見つけるためには、次のような点に注目してください。
食物繊維には2種類あり、水溶性と不溶性に分かれます。水溶性食物繊維はこんにゃくやじゃがいも、ケールなどに多く含まれます。水に溶け腸内でゼリー状となり消化酵素をサポート、糖質との接触を抑制します。そのため、血糖値の上昇を抑え余計なコレステロールの排出といった効果が期待できます。
一方、不溶性食物繊維は水には溶けず、水分を吸収して膨張する性質があります。おからやしいたけ、小豆などに豊富に含まれています。
腸内で膨らみ腸に刺激を与え、蠕動運動を活発化するため、自然な便通を促し便秘の解消などに役立ちます。どちらも腸内に良い影響を与えるため、両方とも摂取できるのが理想的です。
バランスは水溶性と不溶性が1:2だとベストとされていますので、参考にしてサプリを選んでみてください。
サプリは長期間の使用を前提として作られていますので、継続して摂る必要があります。自分が飲みやすいタイプ、味や風味の好みなどに合わせてチョイスすれば効果が感じられやすいでしょう。
タブレットや錠剤、カプセルだけでなく、液体に溶かすパウダータイプや液状のドリンクタイプなど、商品によって異なります。錠剤は携帯にも便利で旅行先などいつでも摂取できて、味や癖も感じなくて済むというメリットがあります。中には粒が大きいものや何粒も飲まなければならないものもあり、タブレットを飲み込むのが辛いという人には他のタイプのサプリがおすすめです。
水などに溶かして飲むパウダータイプは液体とともに飲みやすいですが、味が肝心です。おいしくないと続けられにくいですので、試供品などがあれば味をチェックすることをおすすめします。
栄養ドリンクのようなドリンクタイプのサプリは、体内で吸収されやすく即効性が期待できます。効率が良いですが、これもやはり味がしますし味付けのために有効成分以外の成分が多くなりやすい点が気になりますね。また、比較的コストがかかる点もデメリットと言えるでしょう。
サプリはどんなものであれ、健康や美容を高めるために取り入れますよね。それが余計な添加物がいっぱいとなると、逆に体に悪くて無駄になってしまいます。
そうならないためにも、添加物の有無も配合成分とともにチェックしておくことをおすすめします。着色料や香料、保存料など合成成分が多く含まれていると、有効成分と一緒に取り込まれてしまうどころが、大切な成分の吸収を妨げてしまう可能性もあるのです。
毎日摂取するサプリですから、添加物が入っていると体内に蓄積され内臓に負担をかけてしまう恐れも出てきますので、添加物一切不使用、あるいはごく少量に抑えられている商品を取り入れてください。
食物繊維サプリのおすすめ商品を持つメーカーやブランドをピックアップしました。アメリカ発の人気サプリブランド、そして国内大手サプリメーカーを取り上げました。
サプリメント大国アメリカにおける高いシェア率を誇るネイチャーメイドは、国内では大塚製薬を通して発売されています。
現代人の食事では不足しがちな基礎栄養素を中心にサプリをラインナップ。ドラッグストアなどでも購入できる市販サプリとしても身近な存在です。
国内での売上、流通量ともにトップといわれるほど人気の高いDHCは、国産の市販サプリの代名詞的存在となっています。
格安ながら高品質で、安心して取り入れられるサプリを提供し、その種類も膨大でほぼすべてのサプリが揃っています。一部コンビニでも取り扱われており、必要な時すぐに手に入る利便性も魅力的です。
食物繊維サプリを選ぶ上で、チェックしたい比較項目についてみていきましょう。食物繊維の種類は何が使われているか、どのくらい配合されているのかは必ず抑えておきたいですね。コスパの高さを計る指標にも繋がる内容量も確認します。
*食物繊維の性質
*食物繊維の配合量
*内容量
以上の比較ポイントを踏まえて、今一番のおすすめ食物繊維サプリを発表します。水溶性、不溶性両方の食物繊維を含み、国産の野菜を種類豊富に使ったDHCの「国産パーフェクトプレミアム」になりました。
国産野菜32種類を贅沢に使用し、食物繊維をたっぷり含んでいるDHC「国産パーフェクト野菜プレミアム」は、野菜の栄養をパーフェクトに摂取できるサプリとなっています。
使用している野菜は、ほうれん草やかぼちゃ、人参といった緑黄色野菜、ケールや大麦若葉など。ふだんの食生活ではなかなか充分に摂ることができない野菜も多く含まれています。
その他、乳酸菌と酵母もプラスされており、食物繊維と相まって腸内環境の改善に役立つでしょう。食物繊維は水溶性と不溶性両方が、バランスよく配合されているので効率よく作用してくれるはずです。
タブレットタイプで手軽に摂れるうえ、携帯にも最適です。DHCならではのコスパの高さも魅力的。毎日の食事のお供にぜひ活用してほしい食物繊維サプリですね。
食物繊維サプリの中でも数が少ないタブレットタイプのおすすめを紹介します。携帯にも便利なので、仕事先や旅行でも手軽に摂取できて便利です。
ナイチャーメイドの「食物繊維」は、不溶性食物繊維がしっかりと含まれており、1日摂取量でリンゴ1個分にも上る食物繊維を摂ることができます。
便のカサ増しや腸の蠕動運動を活性化し、便秘解消や腸内環境の改善による美肌効果などが期待できます。また、こうした良い影響から生活習慣病の予防にも繋がると考えられているため、食生活が偏りがちな人はとくに取り入れることをおすすめします。
1日の目安摂取量が9粒と多いのが気になりますが、食事の後などに分けて飲むことで飲みやすくなるでしょう。
外出が多い人も携帯しておけばいつでも補給できるのもメリット。日々のスッキリ習慣のサポート役としてぴったりのサプリです。
ドリンクタイプの食物繊維サプリのおすすめを厳選しました。タブレットより比較的吸収率が高く、子どもでも飲みやすいという特徴があります。1本から手軽に買えるものも多く、気になった時にすぐ取り入れられる点も魅力的ですね。
好みの味のドリンクサプリを見つけて、おいしく続けていきましょう。
大塚製薬の「ファイブミニ」は同社のロングセラー商品のひとつで、CMなどでご存知の人も多いのではないでしょうか。食物繊維ドリンクといえばファイブミニ、と言っても過言ではないほど知名度も高いです。
1本100mlと少量ながら、中には不溶性食物繊維が6,000㎎も含まれています。食物繊維不足を感じている人なら、これ1本でたっぷり補給することができるでしょう。
さっぱりとしたフルーツ味で飲みやすく、ジュースのように飲めるので子どもにもおすすめです。コンビニや自動販売機などでも発売されていて、購入するのため探す必要もないかもしれませんね。
パックタイプの野菜ジュースの中でも、食物繊維の含有量が多いのが伊藤園「1日分の野菜 食物繊維」の特徴です。
にんじんを主体にトマトやほうれん草など30種類の野菜を使用、1本200mlあたりに含まれている食物繊維量もかなり多くなっています。砂糖や着色料などの添加物は一切不使用で、ダイエット中の栄養サポートにもぴったりです。
何より味がすっきりとしていて飲みやすく、野菜の癖も少ないので誰でも飲みやすいのが嬉しいですね。
コンビニなどで購入でき、ふだんからの不足をしっかりと補うことができるでしょう。親子で一緒に飲んでほしい食物繊維ドリンクです。
フルーツをふんだんに使用したトロピカーナエッセンシャルズの「食物繊維」は、おいしく味わいながら食物繊維を摂取できるドリンクです。
ピーチピューレにりんご、ラズベリー、ざくろをプラス。4種類の果物ミックスで子どもでもおいしく飲むことができますよ。液体だけでなくピューレが入っていることで、飲みごたえもあります。
1本で女性が1日に推奨されている摂取量を補給することができる優秀品です。携帯にも便利なパックタイプでいつでもどこでも食物繊維を摂れるでしょう。
パウダータイプの食物繊維サプリは、水など液体に溶かして飲みます。少量で比較的多くの食物繊維を摂取できるため、効率が上がります。また、食物繊維サプリにおいては粉末タイプが定番化してきており、商品数も多めです。
その中から厳選しておすすめしたいアイテムを紹介していきます。
「飲むマッサージ」と称されるタマチャンショップの「八百屋ファイバー」は、自然由来の素朴な原材料をもとに、不溶性、水溶性両方の食物繊維をしっかり盛り込んだサプリです。
ゴボウのイヌリン、りんごのペクチン、こんにゃくのグルコマンナン、とうもろこしの難消化性デキストリンと、30種類以上の植物を使用して食物繊維を抽出、配合しています。バランスよく摂取する必要がある食物繊維を、効率よく取り入れられ腸内環境改善をサポートしてくれるでしょう。
付属のスプーン3杯、約6gの目安摂取量で4,590㎎、レタス約2玉分もの食物繊維と配合量も充分で、肌トラブルやぽっこりお腹にはたらきかけます。
スムージーやジュースに混ぜる、料理に混ぜる、食べ過ぎ後のデトックスに、使い方はアレンジ次第。毎日の生活に気軽に取り入れられますね。
小林製薬の「イージーファイバー」は、テレビCMでもお馴染みの商品。実際に見たことがあるという人も多いでしょう。1回分が小包装にされているので外出先に携帯して使っても良いですね。
天然原料から作られた食物繊維は、1パックに4,200㎎も配合されています。1日1パック摂取すれば充分だと言えますね。
ほぼ無味無臭で液体に混ぜてももとの味に影響しません。どんな飲み物と合わせても飲みやすいのも魅力的です。
信頼の製薬会社が作る食物繊維サプリは一度試す価値ありです。
海外製サプリの中でも有名なブランド、NowFoodsの「アップルファイバー」はりんごを原料に使っています。レッドデリシャス、ローマ、ジョナサンといった複数のりんごの品種を使用し、りんごペクチンが豊富に含まれています。
自然な味わいでそのままでもヨーグルトなどに混ぜて食べてもおいしいです。使い方は簡単、大さじ1杯を摂取するだけ。
しかも、水溶性と不溶性両方の食物繊維がバランスよく摂取できるので、腸内環境の改善に無駄なく作用してくれるでしょう。
リーズナブルな価格ながら大容量で、一度購入するとしばらくは買い直す必要がないくらいです。
ガーデンオブライフが安心でおすすめできるポイントは3つあります。一つ目はオーガニック食物繊維を使用している。二つ目は 粉末タイプで手軽に食物繊維が摂れる。 そして3つ目は、プロバイオティクスが腸内環境の改善維持を助けてくれるためです。
オーガニックの成分を使っているGarden of Lifeの「RAW Fiber」。添加物は一切不使用で高い安全性をキープしています。
付属スプーンで大人は1日1杯、子どもは半分を摂取するように推奨されており、親子で使いやすいのも特徴です。ジュースなど液体に混ぜても、シリアルやヨーグルトと合わせてもおいしく食べられます。
また、亜麻仁とチアシード由来のオメガ3もプラスされ、栄養素も補給できるのも嬉しいですね。パウダータイプで手軽に食物繊維を摂取していきましょう。
腸内環境の改善はダイエットのサポートにもなります。デトックスが進み全身の血行が良くなって、代謝が上がるため痩せやすい体へと導いてくれるのです。
ここではとくにダイエット中に取り入れたい食物繊維サプリについて見ていきましょう。体内からキレイにスリムになりたいと取り組んでいる人は、ぜひ取り入れてみてくださいね。
ピュアフィールドの「ベジファス」は、不溶性食物繊維の難消化性デキストリンを豊富に含んでいます。お腹の中で脂質や糖質の吸収を阻害し、体外への排泄をサポートする働きがあるため、スムーズなダイエットに役立てることができるでしょう。
血糖値の急激な波を抑えるため、糖尿病など生活習慣帽の予防としても使えますね。そのまま食べてもおいしいシークワーサー味。デザート感覚でおいしく食べながらお腹スッキリ、ダイエットを続けることができるでしょう。
香ばしい抹茶味の「するっと抹茶」は、天然素材のみを使ったサプリです。食物繊維をはじめビタミンやミネラルを20種類以上しっかりと配合しており、栄養補給としても優秀なアイテムです。
そのままお湯に溶かしてお茶としても飲めますし、ヨーグルトやスイーツなどに併せてもおいしく食べられますよ。ノンカフェインなので夜に飲むのも問題ありませんね。
腸内環境を整えてダイエットや美肌作用を得たいという人にぜひおすすめです。
おすすめの食物繊維サプリを購入する前に、ぜひ抑えておきたい疑問・質問に回答していきます。使い始める前に一度目を通して確認してくださいね。
食物繊維の1日の目安摂取量は、成人男性で20g、女性だと18g以上とされています。基本的に1日に20〜25gを目指して摂ると、体内で充分に吸収されて補えるということですね。
食材に含まれる食物繊維量は、レタス1玉あたりで3.5〜5.5g。1日あたり4〜5玉も食べなければならない計算になります。これはとても無理ですよね。しかも水溶性が0.1g、不溶性が1.1gとなっており、これではバランスも摂れていません。サプリを使って効率よく補給するのがおすすめです。
不足しがちといわれる食物繊維を実際どのくらい摂ればいいの?と疑問に感じたら、ぜひこの量を思い出してください。
食物繊維には便秘解消の他にも、体内に蓄積している有害金属を排泄する役割もありますので充分に摂取しておきたいところです。ただ、だからといって一度に大量に摂取することはおすすめできません。
過剰摂取してしまうと、お腹の調子が逆に悪くなってしまう恐れがあるからです。不溶性の食物繊維の摂りすぎは便が硬くなりすぎて便秘になる、悪化してしまう他、腸内で膨張しすぎて腹痛を起こす、腸の蠕動運動が過剰になり下痢を引き起こすといった可能性が出てきます。
不溶性の食物繊維は水溶性よりも多めに摂取するほうが良いとされていますが、過剰にならないようにバランスをキープしましょう。
食事内容も考慮して、野菜が多い日はサプリを減らすなどの工夫をしてみても良いかもしれません。
サプリは薬とは異なるので、決まった時間以外でも飲んでも問題ありません。基本的には食後30分から1時間の間に飲むと、効率よく吸収されるといわれています。
食物繊維サプリも同様ですが、目的や商品の仕様に合わせて飲むタイミングをずらすと、より効果が得られやすいでしょう。例えば、糖質の吸収を抑えるダイエット系サプリなら、気になる食事の前に摂取するのがおすすめです。
空腹時に飲むと、食物繊維が一度に増えすぎて腹痛や膨満感の原因になることもありますので、何か食べてから摂取しましょう。
食物繊維は多くのダイエットサプリに使用されている成分でもあります。ダイエット成功の要因として、腸内環境の改善がありますので、ぜひ食物繊維サプリを利用することをおすすめします。
便秘などで腸内に老廃物が溜まっている状態では、デトックスが進まず逆に食べる量も増えていきます。さらには血行も悪化し、代謝の低下など太りやすい状態に近づいてしまいます。
また、腸内環境が良くないと糖質の吸収も進むのでダイエットがスムーズに進んでいかなくなるのです。まずは腸内の老廃物を排出し善玉菌を増やすなど腸内環境を整え、ぜん動運動を正常化していきましょう。そのために食物繊維が役立ちます。
今では海外製品を個人輸入扱いで気軽に取り寄せることができる通販サイトがあり、iHerbはその中でも有名な所です。オーガニック製品やサプリを多数取り扱っているので、商品の安全性は信頼できますが、サプリとなると抵抗があるという人も少なくないでしょう。
とくに子どもなら薬のようにして飲まなければならない、というのは気が進まないことも多いはずです。
海外サイトから購入したサプリも子どもが飲む際には、量を体の成長度合いやアレルギーなど状態に合わせて調節できれば問題ないといえます。
ただ、基本的には食事から食物繊維を摂取するのが理想的ではありますし、子どもの体に必要な量であれば充分に摂取できると考えられます。
無理にサプリだけに頼らず、ふだんの食生活から見直し、食物繊維の多い食材を積極的に取り入れるなどして対応することも考慮してくださいね。
第6の栄養素とも呼ばれる食物繊維は、健康の要である腸内環境を整えるために欠かせません。穀物や野菜、海藻などに含まれていますが、毎日の食事から充分に摂取するのが難しいという場合は、手軽なサプリを利用して補うようにしましょう。
水溶性と不溶性の2種類がありますので、自分の体質や状態に合わせて選ぶとより体感を得やすくなります。ただし、過剰摂取すると逆にお腹が緩くなって下痢や便秘を起こす可能性がありますので気をつけてください。
サプリは用量用法を守っての使用が大前提です。食物繊維サプリを上手に取り入れて、お腹すっきり快適な生活を送っていきましょう。