毎日欠かせない歯磨きだからこそ、歯ブラシはおすすめを選びたいですよね。ドラッグストアにも数多くの歯ブラシが並んでいますが、歯ブラシの選び方について詳しい方にお話...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>毎日欠かせない歯磨きだからこそ、歯ブラシはおすすめを選びたいですよね。ドラッグストアにも数多くの歯ブラシが並んでいますが、歯ブラシの選び方について詳しい方にお話を伺いました。 歯の健康のためにも選びたい、おすすめの歯ブラシを紹介します。
ママアイテム編集部
ドラッグストアにはたくさんの歯ブラシが並んでいますが、安さや見た目の色などで歯ブラシを選んでいるという方も多いのではないでしょうか。
価格ももちろん重要ですが、歯をきれいに保つための歯ブラシだからこそ、性能にも注目したいもの。何を基準に選べばいいのか、選び方のポイントを4つに絞って解説します。
歯ブラシ選びでまずはおさえておきたいのが、その【種類】。歯ブラシと一口に言っても、色々なものがありますよね。
一般に広く売られているのは、歯ブラシの毛が縦に3列並んだ歯ブラシ(3列歯ブラシ)ですが、毛束が2列に並ぶ歯ブラシ(2列歯ブラシ)も存在します。
2列歯ブラシは、毛束列を減らしたことで幅が小さくなるため、口の中に入れやすいのが特長です。
また、円錐状に毛束が生えた「ワンタフトブラシ」や「歯間ブラシ」を活用すると、ふつうの歯ブラシで磨きにくい歯の裏側や歯の間まで汚れを落とすことが可能に。
こうした歯ブラシの種類によって使い分けると、歯全体に行き届いたケアができます。自分が欲しい歯ブラシも選びやすくなりますよ。
市販されている歯ブラシの多くには、かため・ふつう・やわらかめの3段階の【硬さ】があります。歯ブラシの硬さには好みもあるかもしれませんね。
一般に、歯の汚れをしっかり落とすには、毛にある程度の硬さがある方が効果的とされています。毛が柔らかすぎると汚れがしっかり落とせないことがあるからです。
しかしその一方で、歯ブラシの毛が硬いと、強い力で磨いた際に歯肉(歯茎)に傷がついたり、歯の表面をけずりとったりといった心配も。
磨き方によっても、適した歯ブラシの硬さは異なりますので、歯ブラシ選びのひとつの目安としておきましょう。好みだけでなく、口の中の状態にあわせた硬さが選べるのがベストですよ。
歯ブラシの毛はどれも細いのですが、中には「超極細毛」をうたうものもあります。歯と歯茎の間にある「歯周ポケット」や歯の間をしっかりと磨くには、「超極細」と呼ばれるような細い毛先の歯ブラシがおすすめです。
特に、歯科で「歯周ポケット」が深いと言われた方は汚れも溜まりやすいので注意が必要。しっかりと磨けるように、先が細い毛の歯ブラシを用意したほうがいいかもしれませんね。
ただし、良いところがあればデメリットもつきもの。細すぎる毛先では、歯の表面を磨く際にうまく磨けないことがあります。歯の表面は一般的な【細さ】の毛先でも十分に磨けますので、使い分けも考えてみてください。
4つ目のポイントは、歯ブラシの毛束の【形状】です。
ストレート型やフラット型と言われる、表面がまっすぐにカットされたものをよく目にするかと思いますが、歯の表面を磨くのにはこのストレート型(フラット型)が適していると言われています。
このほかにも、歯と歯の間が磨きやすい「山切り型」、歯の凹凸にあわせて磨きやすい「コンケープ(凹)型」や「コンベックス型(凸)型」、歯ブラシの先端から斜めに傾斜がついた「ローリング型」など、色々な形状の歯ブラシがあります。
呼び名はさておき、一般的なストレート型の歯ブラシがイマイチ……と思っている人は、こうした歯ブラシの【形状】に注目すると、自分に合う歯ブラシが見つかるかもしれません。
歯ブラシといえば、どういったメーカー・ブランドが思いつきますか?
コンビニにも売っているブランドから歯科医院御用達のブランドまで、歯ブラシ選びでは欠かせないメーカー・ブランドを3つピックアップしました。
どのブランドも、知っている人は知っている人気の歯ブラシブランドです。
ルシェロは、歯科医院でのみ取り扱われている「専売」の歯ブラシブランド。歯科用ユニットの開発から販売までを、幅広く手掛けている世界有数のメーカー、株式会社ジーシーが手掛ける歯ブラシです。
「歯科医院が処方する歯ブラシ」として、口腔内の状態に合わせて選べるラインナップが特長となっています。
株式会社オーラルケアから発売されているのが「タフト」シリーズ。
2列歯ブラシ・3列歯ブラシ、子ども用・大人用・混合歯列期(乳歯と永久歯の混合期)用と、豊富なラインナップが「タフト」シリーズの大きな特徴です。
口腔ケアグッズを多数手掛けるオーラルケア社の中でも人気のブランドとなっています。
サンスター株式会社が手掛ける口腔ケアブランドgumは、歯周病予防ケア商品として、手に入りやすいのが特長です。
そのラインナップには、デンタルペーストやデンタルリンスだけでなく、歯ブラシも。1989年の発売開始依頼、歯周プラーク除去に自信を持ち、根強い人気を集めています。
今回ピックアップした歯ブラシ8点は、以下の5つのポイントを元に選定し、商品ごとにどういった歯ブラシなのか分かるよう記載しました。
歯ブラシの比較目安として、是非参考にしてください。
*硬さ
*タイプ
*サイズ
*毛の材質
*原産国
歯科医院でしか取扱いのない「専売歯ブラシ」もありますが、毎日使うものなので、自分で簡単に購入できるものの方が断然ラク!まずは市販品として手に入る歯ブラシから紹介しましょう。
最近では、「歯科医院専売」とされる歯ブラシでも、通販サイトで購入できるケースが増えています。ドラッグストア・コンビニ・通販サイトなど、個人で手軽に購入できる歯ブラシから、おすすめを4本ピックアップしました。
まずは、市販品の中でも一番手に入りやすいのでは?と言える、gumシリーズから「ガムデンタルブラシ#166」。
毛先に小さな凹凸を施し、適度にザラつかせることで、細かい汚れまでしっかり掻きだすことに成功した歯ブラシです。
毛先が細い歯ブラシは、どうしても柔らかさ・しなやかさだけが目立つことがありますが、強い反発力が発揮できるように仕上げられているのが大きな特長。
「毛のコシがしっかりしている」「シンプルで使いやすい」と評判を集めています。
細い毛先は、歯と歯茎の間にできる溝「歯周ポケット」の奥まで届いて磨けるので、歯周病予防もばっちり。ヘッド部分が超コンパクト仕様で磨きやすいのも、高評価の一因のようです。
スウェーデン発祥のTePe社の歯ブラシで、高い人気を集めるのが「セレクトコンパクト」。ヘッド部分がコンパクトで、奥までしっかり磨けるよう、歯ブラシの先が細く台形状のデザインなのが特長的な歯ブラシです。
ソフトタイプの毛先はやや柔らかめではありますが、「毛の密集度が違う」「丁寧に磨くだけで驚くほどきれいになる」と高評価。
「すぐに毛先のダメージが気になる」という声もありますが、「歯へのフィット感」「歯のツルツル感」がやめられない、というリピーターが多い1本。
毛の硬さは、ソフト以外にも、エクストラソフト(超やわらかめ)とミディアム(ふつう)がありますので、好みに合わせて変えてみるのもおすすめです。
歯ブラシの磨きやすさを左右する要素のひとつが「奥歯が簡単に磨けるかどうか」ではないでしょうか。その磨きやすさをクリアしたのが、バトラーの歯ブラシ「コンプリート」。84㎜という長さが自慢のロングネックで、ヘッド部分が奥歯までしっかり届くだけでなく、厚さ2.5㎜という超薄型ヘッドによって、口の奥まで挿し込んでも動かしやすいのが大きな特長です。
歯科医院専売商品ではありますが、ネット通販でなら入手することも可能。磨きやすさはもちろん、「毛にコシがあるのがうれしい」と高評価ですので、汚れもしっかり掻きだせそうですね。
歯肉ケアにもおすすめの、毛がやわらかめ(S)タイプもあります。
独自のPBT毛材(ポリブレンテレフタレート)を使用することで、ナイロン製毛材の歯ブラシに比べて大幅に長持ちする歯ブラシ「タフト24」。タフトシリーズでもNo.1の人気です。
「3ヶ月使える!」などという口コミもあるほど、「持ちが良い」「コスパも抜群」と評判です。
1本1本の毛先の加工にもこだわり、さらに1束当たりの毛の本数も増やすことで、歯肉に優しくてしっかり磨けます。
毛の硬さ「ミディアムソフト」は、健康な歯肉と歯を持つ人を対象とした一般的な商品ですが、口腔内の状況に応じてミディアムハードからエクストラスーパーソフトまで6段階選べるのもうれしいポイント。
自分にあった歯ブラシ探しに最適のラインナップです。
歯ブラシと言えば磨きやすさはもちろん、価格も大事。ではありますが、世の中には「高級」と呼ばれる歯ブラシがあるのは知っていますか?
歯ブラシと言えば、ピンクに青、オレンジといったビビッドなカラーが定番ですが、これから紹介する高級歯ブラシはおしゃれなラバトリーを演出するのに一役買ってくれること間違いナシ。デザイン性も◎の歯ブラシです。
インテリアにこだわりが強い方にもおすすめな高級歯ブラシを紹介しましょう。
一筋に流れる水をイメージさせるような、すらりとした柄が印象的な歯ブラシMISOKA・ISM。高級歯ブラシ「MISOKA」の「ISM(哲学)」を詰め込んだ1本という意味が込められています。
デザイン性にも光るものがありますが、驚きなのが「水だけで磨ける」こと。コップに注いだ水に歯ブラシを浸して磨き、最後はゆすぐだけでOK。
毛先にミネラル物質をコーティングした「ナノシオンドリーム」加工により、汚れを落とすだけでなく、汚れが付きにくい歯になるのだとか。
「磨き心地が気持ちいい」「ちょっとしたプレゼントにも◎」と評判を集める1本です。普通の歯ブラシに比べるとお値段は張りますが、デザイン性・機能共に試してみる価値アリですよ。
手磨き用の歯ブラシと比べると値段が高い「電動歯ブラシ」。
使ったことがないという人も多いかもしれませんが、電動歯ブラシには「手磨きよりもしっかりと汚れが落とせ、どの歯もしっかりと磨ける」といったメリットもあります。
「電動歯ブラシを使ってみたいけどどれがいいのか分からない」というはじめての人にもおすすめの電動歯ブラシを3点紹介します。
電動デビューを検討する人は是非参考にしてみてくださいね。
「ポケットドルツ」という名前の通り、ポケットにも入るサイズの電動歯ブラシ。手磨き用歯ブラシよりもコンパクトな設計ですが、毎分16,000もの音波振動という本格機能の電動歯ブラシです。
歯垢除去はもちろん、歯ブラシの背の部分が舌用ブラシになっていたり、ブラシ内部の「ステインオフアタッチメント」を使って着色汚れのケアができたり、とトータルケアができるのが大きな特長。
外出先でも小まめにケアができるので、一日中気持ちよく過ごせますね。
ポケットドルツにはいくつかのラインナップがありますが、どれも値段が手ごろというのも特長のひとつ。
「安いのに結構いい!」「メイク道具みたい」と女性を中心に人気を集めています。
ブラウン史上No.1として売り出されているのが、「ブラウン オーラルBジーニアス9000」。歯科医院で使用されている器具と同じ形状の丸型ブラシが特長で、歯垢を叩いて浮かしながら落とします。
独自に開発された斜め植毛の「マルチアクションブラシ」はしっかり磨きに、「やわらか極細毛ブラシ」は歯茎を労わりたい時に、と使い分けできるのもうれしいポイント。
歯垢だけでなく、歯のシミもきれいにしてくれます。「口の中が爽快」「手磨きとは全く違う!」と人気です。
スマホアプリと連動すると、歯磨き時間や磨き残し箇所など歯科医院さながらのアドバイスが得られるというおもしろさも搭載!スマホの歯磨き管理、一度は試してみたいですね。
電動歯ブラシのソニッケアーといえば、CMで耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ダイヤモンドクリーンという名前の通り、「歯がツルツルになる!」「電動歯ブラシの最高峰」と高評価が絶えない逸品です。
通常の歯磨きで使える「クリーンモード」でも、歯垢をしっかり落とせますが、「ディープクリーンモード」を使うと、溜まった歯垢にも手が届きます。
さらに、「ホワイトモード」で歯の着色汚れもきれいにする、という至れり尽くせりの電動歯ブラシです。
充電器用グラスを使用すれば、グラスに立てかけるようにして本体の充電が完了。場所も取らず、見た目にも美しいのはインテリアが気になる人にもおすすめのポイントです。
おすすめ歯ブラシについて紹介してきましたが、最後に、歯ブラシを選ぶ際・買う際のちょっとした疑問をクリアにしておきましょう。歯ブラシ選びはもちろん、歯ブラシや歯磨きに関するよくある疑問を解消します!
歯ブラシの寿命は、一般的には1ヶ月程度と言われています。1ヶ月経っていなくても、毛先が広がり始めたら、早めの交換がおすすめです。
それというのも、毛先にばらつきが出始めると、歯に当たらず正しいブラッシング効果が得られないから。歯ブラシの背の方から見て、毛先がはみ出てきたら取り替えるようにしましょう。
また、1ヶ月ですでに毛先がボロボロという人は、歯磨きの際に力を入れ過ぎている懸念があります。
柄の部分をグーで握りしめるのではなく、「鉛筆持ち」に変えると、ブラッシングの際に余計な力が入りにくくなりますよ。持ち方ひとつでも、歯ブラシの寿命は変わるので気を付けてみてくださいね。
一方で、「毛先がきれいなら1ヶ月以上使ってもOK?」というと、答えは△。日々歯を磨き、水濡れを繰り返している歯ブラシには、実は、多くの雑菌が付着しています。
「水で洗い流して乾燥させる」という保管方法だけでは、菌を完全に除去するには不十分で、雑菌は徐々に蓄積しがちに。そうした衛生面からも、歯ブラシは1ヶ月を目安に交換したほうが良いそうです。
歯をきれいにするための歯ブラシですので、歯ブラシそのものもきれいに保てるよう、時期を見て交換したいですね。
手磨きよりも歯垢を落としやすいというメリットがある電動歯ブラシ。とはいえ、磨き方によっては満足に磨けないこともあります。
電動歯ブラシの使用で気を付けることは、歯にしっかりとブラシをあてること。電動歯ブラシの「ヴィーン」という操作音で磨いた気分になる人も多いのですが、手磨き同様にブラシを歯にフィットさせるよう心がけましょう。
また、電動歯ブラシ購入後に「毛の硬さが合わない」「振動が強すぎる」と不満に思うこともあるかもしれません。
そうしたミスマッチを防ぐために、毛の硬さにこだわりがある人は、付け替え用ブラシの硬さが選べるものがおすすめです。
また、磨き方に「通常磨き」「しっかり磨き」「歯茎磨き」といくつかの強さ・パターンがある電動歯ブラシも増えています。細かい機能にも気を付けて選んでみると、納得のいく使い心地につながりますよ。
歯ブラシ選びのポイントについては、先に紹介しましたが、歯磨きには磨き方ももちろん重要です。歯茎を傷つけないように注意しながらも、歯全体を磨くことを心がけながら歯磨きをしましょう。
「スマホを見ながら」「テレビを見ながら」「洗面台の拭き掃除をついでに」といった「ながら歯磨き」はついやってしまいますが、意識が他に向かいがちなのであまりおすすめできません。
できるだけ、鏡に向き合って歯を磨きましょう。自分の口の中を観察して磨くのが一番おすすめの方法です。
一方で、口の大きさや歯並びだけでなく、歯の大きさにも個人差があります。きちんと磨いているつもりでもすっきりしない人や歯茎が気になる人は、一度歯科衛生士さんに相談してみましょう。
あなたに合った歯磨きを教えてもらえますよ。
Q4:歯ブラシだけでは無理?クリニックでのケアが必要な時
健康な歯や歯茎は日々の歯磨きが大切です。きれいな口腔内を保つためには、自分にあった磨きやすい歯ブラシも大切ですが、場合によっては歯科医院を受診したほうが良いというケースもあります。
歯周ポケットにたまった歯垢をしっかり掻きだせる極細毛の歯ブラシでも、石のように固まった歯垢「歯石」まではブラッシングでは取り除けません。
この歯石には歯垢がつきやすいため、さらに汚れが溜まったり、歯茎を刺激して炎症を引き起こしたりすることがあるのだとか。頑固に固まった歯石を取り除くには、歯科医院でのクリーニングが必要です。
また、歯ブラシを変えてみたけど、「歯茎の炎症がひどい」「よく出血する」というような人も治療が必要なケースがあるそうなので、歯科医院を受診したほうがいいでしょう。
日々の歯磨きのやり方もふくめて、歯科医院に相談してみるのがベターです。
歯や歯茎に特に異常を感じないという人でも、半年に一度は定期検診を受けた方が良いと言われています。
一度クリーニングしてもらったうえで、心機一転、新しい歯ブラシにしてみると気持ちのいいケアが続けられますよ。
歯ブラシの上手な選び方のポイントと共に、おすすめの歯ブラシを8点ピックアップしました。どれもリピーターの多い優秀な歯ブラシばかりですので、是非参考にしてみてください。
歯は強く磨けばいいというものではありません。力を入れるのではなく、隅々まで丁寧に歯ブラシをあて、ブラッシングすることが大切です。奥歯まで届きやすい、動かしやすいと思える、自分に合った歯ブラシを選びましょう。
歯は人の印象を左右する大切なポイント。素敵なファッションで着飾っていても、にっこり笑った時にのぞく歯が汚れていたり、口臭が気になったりしては残念ですよね。
歯は清潔感を演出してくれますので、正しい歯磨きできれいな歯を保つことで、新しいコミュニケーションも広がるかもしれませんよ。