近年注目されてきているのが「飲む日焼け止めサプリ」です。紫外線ケアが一歩進んだ欧米諸国では、しっかりとした臨床実験に基づき開発され、既に一般的なものとなっていま...
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
プロフィール詳細へ>>近年注目されてきているのが「飲む日焼け止めサプリ」です。紫外線ケアが一歩進んだ欧米諸国では、しっかりとした臨床実験に基づき開発され、既に一般的なものとなっています。外側からのガードだけでは紫外線対策は不十分と感じる人は少なくないはず。シミ、しわ、たるみなどの光老化は、日焼け止め剤が塗布できない頭の先からつま先までに影響を及ぼしてしまうのです。「一体どんな成分が配合されているの?」、「紫外線を防ぐメカニズムは?」と日焼け止めサプリに対する色々と疑問も多いでしょう。サプリ選びの基本や飲み方の注意点を分かりやすく解説していきます。
エキサイトおすすめアイテム編集部
日本では塗るタイプの日焼け止めが主流なので、「飲む日焼け止めは効果があるの?」と疑問に思うのは当然です。
実は、日本における紫外線対策は欧米諸国に比べて一歩遅れていて、海外では飲むタイプが当たり前になっているのです。
日焼け止めサプリと言っても、実際は「紫外線ダメージを軽減する」ということなので、過度な期待と頼りすぎは禁物。成分によっても作用の仕方が異なるので、まずはサプリ選びを間違えないことが大切になります。
日焼け止めサプリの成分について、あまり知らない人も多いのではないでしょうか。良いアイテムを見分けるために、必ず抑えておきたい選び方のポイントをお伝えします。
紫外線ダメージを軽減する成分がしっかり配合されているかをチェックしましょう。
特に「ニュートロックスサン」は、日焼け止めサプリの中で最も重要な成分で、これが主成分に配合されているのといないのとでは効果に差が出てきます。
1日の推奨量は250mgとされていますが、配合量の多さはメーカーごとに異なるので、表示を確認してみましょう。「ニュートロックスサン配合」と記載されていても、1mgと250mgでは効果が全く違います。
その他、フェーンブロックや、ザクロ、ルテインなど、臨床実験で紫外線から肌を守ると証明されている成分がバランスよく含まれているものがベスト。
プラスαで、ビタミンCやリコピンなど、肌の酸化を食い止めるサポート成分が配合されているかどうかもチェックして下さい。
日焼け止めサプリは海外産と国産、日本向けに作られた海外産の3種類があります。最もおすすめできるのが国産で、続いて日本向けです。
海外製のサプリが悪いというわけではありませんが、体の大きな欧米人を対象としているため、日本人には成分量、粒の大きさなどが合わない場合があります。
また稀に、日本では禁止されている原料や成分が配合されていることもあるようです。できるだけ国産を選ぶことをおすすめします。
サプリは毎日続けて飲むものなので、高品質で添加物ができるだけ含まれていないものを選びましょう。
質の良いサプリを見分けるポイントの1つが、GMPを取得しているどうかです。GMPは、原材料の受け入れから、製造、出荷の全てのプロセスにおいて、製品が一定の基準に基づき安全に作られたことを証明する印です。
汚染のないクリーンな環境であることや、人為的なミスが少ないことも含まれているので、サプリメントや医薬品においてはとても大切な基準となります。
また、サプリメントに多く配合されがちな添加物としては、錠剤やハードカプセルを作るときの賦形剤、防腐剤、着色料、香料、甘味料などが挙げられます。
一部は、サプリメントを作る上で欠かせませんが、長く摂取することを考え、添加物の割合が少ないものを選ぶことも大切です。
サプリを長く続けるポイントが、飲みやすさと価格です。サプリの形状は、錠剤、ハードカプセル、ソフトカプセル、粉状などさまざまなので、自分が飲みやすいものを選んで下さい。
また日焼け止めサプリは、紫外線が徐々に強くなる4月~5月頃から飲み始めるのがベターと言われています。
強い紫外線が降り注ぐ9月までの約6ヶ月間をサプリ摂取期間と考えて、どのくらいの価格であれば負担なく続けられるかを考えてみましょう。通信販売のサプリであれば、割引率の高い定期コースがおすすめです。
日焼け止めサプリは、サプリの中でも高価な部類に入ります。定期コースなどの割引があっても、1か月に数千円はかかることを見ておきましょう。
手軽な値段で変える日焼け止めサプリの多くは、ニュートロックスサンなどが無配合、またはごく少量で、ビタミンなどの成分が主体となっているようです。自分に必要な成分を見極めて選ぶようにしましょう。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格価格帯 |
---|---|---|
1500円~ | 3700円~6000円 | 7000円~ |
日焼け止めサプリは、私達が知っている日焼け止め剤とは全く異なり、自然由来の成分が中心になっています。直接口に入るものなので、どのような成分が主体になっているかを知ることは大切です。
シトラス果実とローズマリーから抽出した天然のポリフェノールです。紫外線による活性酸素の発生を防ぎ、ダメージや炎症から肌細胞を守ってくれる作用があります。
ニュートロックスサンが初めて開発されたのは、紫外線の多いスペイン。16歳から60歳を対象とした実験では、85日間の摂取において、紫外線防御作用が60%も高まったそうです。
飲む日焼け止めを購入する時は、必ずチェックしておきたい成分です。
シダ植物から抽出されるエキスが原料の成分です。活性酸素を破壊し、紫外線がDNA、繊維芽細胞、角質などの深いレベルにダメージを与えることを防ぎます。
アメリカの原住民インディアンが日焼け止め治療薬として使用してきた歴史があり、アメリカではフェーンブロックを経口投与することの研究が日本以上に進んでいるようです。
一般的に、副作用はないとされていますが、人によってはシダ植物によるアレルギー症状が起こる場合があります。フェーンブロックを含有する日本のサプリはそれほど多くはありません。
ザクロエキスにはビタミン類やカリウム、アミノ酸の他に、エラグ酸、タンニン、アントシアニンなどのポリフェノール類が豊富に含まれているのが特徴です。
ビタミンCやポリフェノールには高い抗酸化作用があり、紫外線やストレスにより発生する活性酸素を除去、体の酸化を防ぐ働きがあります。
また、ビタミンCやエラグ酸は、メラニンの元となるチロシナーゼを抑制するため、シミやそばかすの予防になると言われています。
紫外線が目に入ると、脳が信号を受け、体中にメラニンを活性化させるように指令を出します。そのため、目の紫外線対策は非常に重要なものです。
ルティンは、人間の目の水晶体に存在する物質で、紫外線で発生する活性酸素から目を守る働きがあります。特に肌に光酸化をもたらす「青色光」を吸収し、肌細胞を守る作用に長けているのが特徴です。
また、ルティンを摂取することで、皮膚の水分量、脂質量のバランスが整い、光老化から肌を防御する機能が高まることも報告されています。
日焼けに効果的な成分がしっかりと配合されているかや自分の体に合っているかは大切なチェックポイントです。原産国によって、成分の配合量が異なるので購入前に確認しておきましょう。
また、サプリは継続することで効果が現れます。携帯のしやすさや飲みやすさなど、長く続けられるかどうかも比較してみましょう。
*主な有効成分
*タイプ
*GMP認定
*内容量
*原産国
日焼け止めサプリで欠かせないニュートロックスサンがしっかりと摂取でき、女性の美容と健康をサポートするプラスαの成分も配合されている日焼け止めサプリです。
カスタマーサービスの充実度や定期コースなど、続けやすさや飲みやすさも評価のポイントとなりました。長く続けられる高品質である点にも注目しましょう。
*主な有効成分:ニュートロックスサン
*タイプ:錠剤
*GMP認定:〇
*内容量:60粒/2~4粒(1日)
*原産国:日本
品質の世界基準であるモンドセレクション銀賞を受賞した日焼け止めサプリで、楽天のUVケアランキングでは1位を獲得した実力派です。
多くの女性に支持される理由の1つが90日間返金保証を設定している点です。3ヶ月間、しっかりとお試しできるという点もとても心強いですね。品質に自信があるからこそとも言えます。
主成分は、ニュートロックスサンで、4粒で、推奨量の250mgを摂取することができます。秋冬のケアには2粒、紫外線の強い春夏は4粒など、状況に合わせて調節することも可能です。
ルティン、ザクロエキス、リコピンなどの、紫外線ケア成分の他に、代謝を促進するクロセチンや美容をサポートするメロンプラセンタ、ビタミン、鉄分などがバランスよく配合されているのがポイント。
女性に不足しがちな栄養素や、美容成分がまとめて摂取できるので、植物由来100%の美容サプリとしても優秀です。
飲みやすい小さめの錠剤なので、カプセルタイプが苦手な人にもおすすめ。化学合成品不使用、アレルゲンフリー、有機ハーブ100%使用という原料に対するこだわりが強いところにも好感がもてます。
体の内側から紫外線対策ができるアイテムを6つピックアップしています。日焼け止めサプリといっても、メーカーごとに主成分やコンセプトが異なります。
抗酸化作用や、ダメージリペア、肌の水分量保持など、自分の肌が最も必要するタイプを選びましょう。
*主な有効成分:フェーンブロック
*タイプ:ハードカプセル
*GMP認定:✕
*内容量:60粒/2粒(1日)
*原産国:スペイン
日焼け止めサプリの中で最も有名なのがへリオケアです。スペインのカンタブリア社から発売されたもので、皮膚学会でもその効果が認められたことから、34か国の以上の国々で販売されています。
リピート率の高さや知名度などを総合的に評価しても、最もおすすめできる日焼け止めサプリの1つであることは間違いありません。
海外製は、日本人の体に合うかどうか心配、というこれまでの不安点が改良されたのが日本向けの「へリオケア・ピュアホワイトラディアンス」です。
欧米版のへリオケアとの違いは、L‐シスチンが配合されているところでしょう。L‐シスチンは、シミの元となるチロシナーゼの活性化を抑制する効果があります。
主成分は、従来のへリオケアと同様、シダ植物由来のフェーンブロック(240mg)で、サポート成分としてエラグ酸、ビタミンC、ビタミンB3が配合されています。
口コミには「日本人向けだと安心感がある」、「日焼けがひどくならない」という声がありました。
ピュアホワイトラディアンスは、2016年の夏に発売されたばかりなのでまだまだ口コミは少ないですが、今後、日本では間違いなく注目されるアイテムです。
*主な有効成分:シダ植物抽出物
*タイプ:ソフトカプセル
*GMP認定:記載なし
*内容量:30粒/1粒(1日)
*原産国:日本
紫外線からの肌を守りながら、肌の潤いもキープできるのが「やかないサプリ」です。紫外線対策成分としては、メラニンの産生を効果的に抑制するパイナップル由来のフィトールが配合されています。
他のサプリとの違いは、肌のバリア機能を向上や、水分量を保持する働きのあるセラミド(パイナップル由来)が含まれていることです。紫外線対策と同時に肌の保湿ケアができる点はとても優秀です。
「やかないサプリ」には、ニュートロックスサンは含有されておらず、フェーンブロックの含有量もそれほど多くはないようです。
ただし、抗酸化作用のあるビタミンCやカロテン、血流促進作用のあるヘスペリジンが配合され、紫外線を浴びた後の肌をしっかりとサポートしてくれる点は高評価できます。
口コミでは「味やにおいが気にならず飲みやすい」、「肌の調子が良い」、「頭皮のフケやかゆみが減った」という感想がありました。頭皮は紫外線ダメージが最も多い部位で、日焼けをすると乾燥やフケが増加してしまいます。
パイナップルセラミドが肌のバリア機能をサポートしてくれるので、肌がすべすべになったという声があるのも当然のことですね。
*主な有効成分:ニュートロックスサン
*タイプ:ハードカプセル
*GMP認定:記載なし
*内容量:60粒/2~5粒(1日)
*原産国:日本
話題の日焼け止め成分・ニュートロックスサンを主成分とした日焼け止めサプリです。
1カプセルあたり50mg含まれているので、1日5粒飲用すれば、推奨量の250mgとなる計算です。配合量が明瞭なので、調節しやすいところもメリットの1つでしょう。
リコピン、ザクロエキス、ルテインなど、紫外線のダメージから肌を守る成分をしっかり配合。天然マルチビタミンや、フィッシュコラーゲン、クロセチンなどの美肌サポート成分も同時に摂取できます。
クロセチンには、血行を促すことで肌のターンオーバー正常化させたり、老廃物を排出したりする働きがあります。
年齢を重ねた肌は代謝が落ち、色素が沈着した角質が肌にこびりついたままになりがち。紫外線ダメージを防ぐだけでなく、細胞内の不要なものを排出するということも非常に大切です。
口コミでは「肌ケアサプリとして優秀」、「頭皮の日焼けやかゆみが減った」という声がありました。日本では公式サイトのみでの販売となっているせいか、口コミサイトにはほとんど情報がありませんでした。
ただ、公式サイトによれば、アメリカ・フランスの楽天サイトでは販売個数1位を獲得したこともあり、かなりの人気アイテムであることが分かります。はじめて日焼け止めサプリを購入するなら実績があるものを選びたいですね。
*主な有効成分:ニュートロックスサン
*タイプ:錠剤
*GMP認定:〇
*内容量:60粒/2粒(1日)
*原産国:日本
1日2粒で、ニュートロックスサンが250mg摂取できる日焼け止めサプリで、ニュートロックスサンのメーカーから認められた「日傘サプリ」のマークが付いています。
このマークは、品質、配合量(250mg)ともに基準をクリアしたものにしか付与されないもので、しっかりと成分が配当されているという証でもあります。また、GMP、HACCP、有機JAS認定で、かなりしっかりとした管理体制であることもうかがえますね。
補助成分にはパイナップルから抽出したセラミドや、抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンP、コプリーノを配合。紫外線を浴びた後の美肌サポートにも一役買ってくれます。
日焼け止めサプリは、紫外線が強い季節に飲むのはもちろんですが、秋や冬の間からはじめておくと、紫外線に対する防御力がUP。また、「冬のうっかり日焼け」を防ぐことにも繋がります。
美容成分も多く含まれているので、秋冬の集中ケアにも最適と言えるでしょう。口コミには「日焼けのヒリヒリ感が減った」、「飲んでいると安心感がある」という感想がありました。
錠剤タイプなので、漢方薬のような独特のにおいがあり、苦手な人はいるかもしれませんが、1日2粒のみで250mgのニュートロックスサンがきっちり取れるのはとても優秀です。
*主な有効成分:植物性ポリフェノール
*タイプ:ハードカプセル
*GMP認定:〇
*内容量:31粒/1粒(1日)
*原産国:日本
100%植物由来成分で構成された日焼け止めサプリで、1日1粒でケアできる手軽さが支持されています。紫外線が強く乾燥が激しい地域でも生き生き育つ地中海植物の力に着目。抗酸化作用やダメージリペア作用のある4つの植物性ポリフェノールを配合しています。
中でも、紫外線で増加した活性酸素を効果的に除去するレッドオレンジコンプレックスが高配合されているのに注目しましょう。また、オリーブ由来のヒドロキシチロソールは、ビタミンCの10倍の抗酸化作用があるとされ、紫外線を受けた後の肌をしっかりとケアしてくれます。
口コミを見ると「肌が明るくなっている気がする」、「肌がしっとりする」、「肌荒れが減った」という声がありました。日焼けだけでなく、乾燥や肌荒れなど、肌トラブルを総合的にサポートしてくれるようです。
1日1粒飲むだけで24時間ケアしてくれるのはとても心強いのではないでしょうか。国内生産、GMP認定、100%植物由来で、品質にもこだわりが感じられます。
*主な有効成分:ニュートロックスサン
*タイプ:
*GMP認定:〇
*内容量:60粒/2粒(1日)
*原産国:日本
99.9%植物由来の日焼け止めサプリで、話題の日焼け止め成分であるニュートロックスサンが配合されています。
ザクロ、アサイー、赤ワインエキス、トマト、ライチ、オリーブなどに含まれるポリフェノールが紫外線による活性酸素を除去し、光老化の影響をしっかりと防いでくれるのがポイント。
また、肌のハリやツヤをサポートしてくれるので、美容サプリ代わりとしても使えそうです。口コミには「透明感をキープできた」、「ひどい日焼けを防ぐことができた」という感想がありました。
ただ、こちらのサプリは、ニュートロンサンの配合量が多くないようです。植物ポリフェノールがメインとなっているので、日焼けケアと同時に、美肌ケアをしたい人に向いていると言えるでしょう。
飲みやすいカプセル状で、お洒落なパッケージングにも定評があるようです。
ドラッグストアなど、市販で購入できる日焼け止めサプリは、急なレジャーやお出かけの時などに便利です。市販サプリの中でも、特におすすめできるものを厳選しています。
*主な有効成分:フェーンブロック
*タイプ:ハードカプセル
*GMP認定:〇
*内容量:10粒/1~3粒(1日)
*原産国:日本
銀座にある美容整形外科・皮膚科のイセアクリニックが監修するドクターズサプリで、多数のメディアなどでも紹介される今注目のアイテムです。
1箱に10粒と他のサプリに比べて少ないですが、必要な時だけに飲用するというコンセプトで作られていて、外作業や外回りなどが多い男性のユーザーにも支持されているそうです。
植物性のセルロースカプセルを使用しているので飲みやすく、持ち運びも楽々。
ニュートロックサンは配合されいませんが、主成分に、フェーンブロックが含まれていて、抗酸化作用のあるビタミンE、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、リコピン、ルティンをバランスよく配合しているのがポイントです。
口コミには「日焼けしにくい気がする」、「日焼けがいつもよりひどくならなかった」という声がありました。
日焼けのヒリヒリ感や皮剥けがなかったというはっきりとした効果を感じている人もいて、特にサーフィンなどのマリンスポーツをする時などには最適なのだそうです。
また、一部では「続けていたらくすみが改善した」という口コミが多く見られます。このサプリには、抗酸化作用のあるビタミン類やリコピンが多く配合されているので、紫外線による日焼け以外にも良い影響をもたらしてくれそうです。
飲む日焼け止めは通販系が多い中、ドラッグストアで気軽に購入できるという便利さも高く評価されています。急なレジャーの予定が入っても、身近ですぐに購入できるのは有り難いですね。
日焼け止めサプリを飲んでいれば、日焼けをしなくなると考えるのは間違い。では、実際にどんな効果が期待できるのでしょうか?3つのポイントから見ていきます。
日焼け止めサプリは、紫外線のダメージを「軽減」する働きがあります。例えば、紫外線をあびると、シワやたるみ、シミなどの光老化が加速します。これはコラーゲンなどの真皮細胞が紫外線により破壊されるためです。
飲む日焼け止めは、光老化の原因となる活性酸素を除去し、細胞が受ける損傷が軽くて済むように手助けしてくれます。
また、紫外線ダメージに対する肌自身の自己能力をサポートする効果も。私達の肌には、免疫機能のあるランゲルハンス細胞というものがあります。
紫外線に当たると破壊されてしまいますが、日焼け止めサプリを摂取することで、細胞の減少を食い止めることができるのです。これが、紫外線や活性酸素に対する肌の自己防衛機能UPに繋がります。
紫外線を浴びるとシミの原因となるメラニンが生成されます。飲む日焼け止めは、このメラニンを効果的に抑制する働きがあるとされています。
これは日焼け止めの成分に含まれる「抗酸化作用の働き」によるものです。紫外線により必要以上に多く発生してしまった活性酸素を除去することで、メラニンが多く生成されるのを防ぐという仕組みです。
紫外線などの外部刺激がメラニンを作ると思いがちですが、実は、生活習慣の乱れや食生活、ストレスも活性酸素を多く発生させます。飲む日焼け止めは、体の内部からシミの原因となる物質を排除するサポートをしてくれます。
敏感肌や乾燥肌、炎症を伴うニキビ肌などは、日焼け止め剤が肌に合わない経験をしたことがあるのではないでしょうか。
紫外線防止効果の高い塗る日焼け止めには、紫外線吸収剤やシリコンなど、肌の負担になる成分が配合されていることがあります。毛穴を塞いでしまう傾向があるので、トラブル肌を悪化させる原因にも。
飲む日焼け止めサプリは、直接肌に成分が触れるわけではないので、肌荒れを気にせず使うことができます。
紫外線防止効果が低い日焼け止め剤や日傘、帽子のみの場合でも、サプリと併用することで、肌への紫外線ダメージをしっかりと防ぐことができるでしょう。
副作用や注意点は、サプリを摂取するときに最も大切なポイントです。日焼け止めサプリは、他の一般的な健康サプリと特徴が違うので、自己判断で摂取するのは避けるようにしましょう。
日焼け止めサプリは、飲むタイミングがとても重要になります。持続時間があるため、早すぎても遅すぎてもNG。基本的には、日光を浴びる(外出)の1時間~2時間前がベストです。
サプリの栄養素が体に吸収されるまでにかかる時間はおよそ30分。そして、日焼け止めサプリの効果が持続するのが、約4~5時間と言われています。
サプリは薬ではないので、お茶やジュースで飲んでいけないという規定はありませんが、胃への負担を避けるためにも、白湯や常温の水で飲むのがベターです。
多く飲めば効果が高まるというわけではありませんので、記載された目安摂取量は必ず守って下さい。
体が一度に吸収できる成分の量には限りがあり、吸収されなかったものは尿として排出されていきます。また、一度の過剰摂取は胃、肝臓、腎臓などに負担を与える危険性もあります。
日焼け止めサプリは時間が経てば効果が薄れてしまうので、適量を数回に分けて飲むというのが一般的のようです。メーカーごとの注意点をしっかりと読みましょう。
じわじわと愛用者が増え始めている日焼け止めサプリですが、まだまだ一般的ではないのも事実です。購入時に迷ってしまわないように、気になる疑問はしっかりと解決しておきましょう。
「日焼け止め」にはさまざまな意味がありますが、サプリの役割は、日焼けによるダメージを軽減したり、メラニンの抑制を抑えたりとサポート的な役割が大きいです。
人によっては、サプリを飲んでいても、日焼けをしたり、シミができるケースがあるので、完全に防げるわけではないことを覚えておきましょう。
日焼け止めサプリには効果持続時間があり、一定時間を過ぎると効果はなくなってしまいます。日焼けしにくい体質になるというわけでもありません。日焼け止め剤と同じように、こまめに使用し、継続する必要があります。
塗るタイプとの併用はもちろんOKです。体の内側と外側、両方からアプローチすることで、紫外線防止効果をさらに高めることができるでしょう。特に、紫外線が強い季節や、レジャー時などは、併用することをおすすめします。
日焼け止めサプリを過信して、強い紫外線を浴び続けるのはあまり好ましくありません。どうしても日焼け止め剤を使えない人はやむを得ませんので、普段から、フェイスパウダー、帽子、日傘などを併用するようにして下さい。
日焼け止めサプリに配合されている成分によるので、メーカーごとの記載を確認するようにしましょう。基本的には4歳以下の子供の使用はNGとされています。
主成分が植物由来のため、特定の植物アレルギーを持つ人の使用は控えたほうがベター。また、日本のサプリにはエビ、カニ由来の成分が配合されていることがあるので、甲殻類アレルギーの人も注意が必要です。
ニュートロックスは、大きな副作用はないとされているものの、血圧上昇作用や鉄分の吸収を抑えてしまうので、高血圧・貧血の人とは控えたほうが良いでしょう。子宮を収縮させる可能性もあるため、妊娠中、授乳中の人も避けて下さい。
紫外線を浴びることは健康に繋がると言われていた時代もありましたが、年々、地表に届く紫外線の量は強くなっています。光老化や皮膚がんにも繋がるため、紫外線対策はますます重要になっています。
日焼け止めサプリは、塗る日焼け止めが使えない人のためだけの物ではありません。年齢が上がるにつれ、紫外線が肌に及ぼす影響は計り知れないものとなります。
特に、日焼け止めが塗布できない部位(頭皮など)のケアには、日焼け止めサプリが大きな効果を発揮してくれます。
うっかり日焼けをしてしまった時の応急処置や、加速する光老化を食い止めるためにも、飲むサプリでのケアを始めてみましょう。