猫ちゃんと一緒に生活していく上でなくてはならない「猫砂」ですが、使用しやすいおすすめの猫砂はどの種類なのでしょうか。今回は数ある猫砂の中でも特に使いやすい猫砂を...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>猫ちゃんと一緒に生活していく上でなくてはならない「猫砂」ですが、使用しやすいおすすめの猫砂はどの種類なのでしょうか。今回は数ある猫砂の中でも特に使いやすい猫砂を厳選しました。目的に合った猫砂を見つけ、快適な猫ちゃんとの生活を送りましょう。
ママアイテム編集部
猫砂には臭いの出にくいものやホコリが舞いにくいもの、トイレに流せるものなど、種類によってメリットもデメリットもさまざまです。ここでは猫砂を購入する上で注意するべきポイントを紹介します。
使用した猫砂が自宅の猫ちゃんの好みでない場合、「トイレがトイレであること」を認識してくれない可能性があります。
その場合、トイレ以外の場所で排泄をしてしまう可能性があるため、猫砂は第一に猫ちゃんの好みのものを選びましょう。一般的に猫ちゃんは、「ベントナイト」と呼ばれる小粒で無臭の猫砂を好むことが多いようです。
ですが、自宅の猫ちゃんの好みは実際に猫砂を使用してみなければ分かりません。まずはベントナイトの猫砂をお試しすることをおすすめします。
猫ちゃんが排泄した際に、しっかりと水気を吸収してくれる猫砂は主に「紙製」と「ベントナイト製」です。紙製の場合、排泄物の吸収力は高いですが、猫ちゃんがトイレを整えた際にポロポロに崩れてしまいます。
もちろん猫ちゃんは何も悪くありませんが、トイレ中に散らばった猫砂は掃除をする際にとても手間になるので、吸収してしっかり固まるベントナイト製が使用しやすいでしょう。
猫砂にはいくつか種類があります。素材に何を使用しているのかにより、猫砂の性能も変わってきます。猫ちゃんの好みはもちろんですが、安全面や利便性も考え、自宅の猫ちゃんにぴったりの猫砂を探しましょう。
先ほど紹介した「ベントナイト」は鉱物系の猫砂です。おしっこを吸収するとしっかりと固まります。使用の際にホコリがでやすいため、猫ちゃんが喘息やアトピーの場合はあまり使用をおすすめしません。
粒が小さいため、猫ちゃんがトイレを整えた際に散らばり、お部屋が汚れやすいものが多いです。
木材系はホコリが出にくく、粒も大きいため、あまりトイレの外に飛び散りませんので、お部屋を綺麗に保つことが可能です。
しかし、木製の猫砂は粒が大きいものがほとんどなため、猫トイレ用のスコップの隙間から砂だけを落とすことができません。掃除がしづらいことは頭に入れておきましょう。
紙製はおしっこをすると色が変わり、汚れが一目でわかります。衛生的に保ちたい人にはこちらをおすすめします。
ただし固まってもほぐれやすいので、猫ちゃんがトイレから離れたらすぐに掃除をしてあげましょう。後回しにしてしまうと猫砂がトイレの中のあちこちに広がり、掃除がとても大変です。
おから系は排泄後すぐに固まります。ホコリもそこまで舞いませんが、虫が湧いてきてしまう可能性があるため、こまめに砂を取り替えることをおすすめします。
また、おからの独特な匂いがあるため、苦手な人もいるでしょう。猫ちゃんはおからの猫砂を食べてしまう子も少なくありません。
おから以外にも紙製や木製の猫砂を食べてしまう子も稀にいますが、消化不良の原因にもなり、保存料なども含まれているため決して体に良くはありません。あまりにたくさん食べるようなら、猫砂の素材を変えてあげましょう。
価格別に猫砂の特徴をまとめました。各種類を見比べ、価格と性能に納得できる猫砂のタイプを選びましょう。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
素材 | 鉱物系、ベントナイト、紙系 | おから系 | 木材系(システムトイレ用を除く)、おから系 |
トイレに流せるか | 紙系は流すことができますが、ベントナイトは流せません。 | トイレに流せるものがほとんどです。 | 水に流せるものがほとんどです。 |
固まりやすさ | 鉱物系のものはとてもよく固まりますが、紙系はすぐに崩れます。 | 固まりやすいですが崩れやすいです。 | 固まりますが崩れやすいです。 |
価格 | 100円/L前後 | 150円/L前後 | 200円/L以上 |
ここではおすすめの猫砂を販売しているメーカーを紹介します。大手メーカーの猫砂なら、初めて購入するものでも安心してお試しいただけるでしょう。
長く使い続けるものですので、安心して利用できるメーカーのものを選びましょう。
常陸化工はペット用品をメインに扱い、ガーデニング用品や日用品も扱っている国内のメーカーです。量販店ではなかなか見かけないユニークなデザインの商品を多数取り扱っています。
値段もあまり高価ではないため、お求めやすい商品が多いでしょう。
皆さんもよく知っているライオンです。洗剤のイメージが強いですが、ペット用品にも力を入れており、ペットのシャンプーやペット用の洗濯洗剤など、ライオンらしい衛生的な商品を販売しています。
値段は安価ですが使いやすい商品が多いため、とてもおすすめのブランドです。
こちらも皆さんお馴染みのメーカー、花王です。
花王は猫トイレと消臭剤を扱っており、ペット用品に力を入れているわけではありませんが、猫トイレの最先端、「システムトイレ」の先駆けとなったメーカーです。
ここからは各メーカーから販売されているおすすめの猫砂を紹介していきます。トイレに流せるのか、吸水性は問題ないかなど、日常的に使用する猫砂だからこそ特に外せない点を比較しました。
*砂の種類
*吸水性
*トイレに流せるか
現在販売されている猫砂の中で特におすすめのものを紹介します。とても使いやすい猫砂ですので、ぜひお試しください!
こちらはボンビアルコンから販売されている猫砂です。
ボンビアルコンはペット用品メーカーでも王道の大手メーカーで、キャリーやベッドの大型商品から、おもちゃや給水器など幅広く取り扱っている、安心のメーカーです。
こちらの猫砂は鉱物系の猫砂ですが、鉱物系の弱点であるホコリが舞いやすい点と、トイレに流すことができない点を改良した、新型の猫砂とも言える商品です。
吸水性は抜群でしっかりと固まるため、とても使いやすいおすすめの猫砂です。
掃除が簡単でしっかりと固まる、人気の鉱物系(ベントナイト)の猫砂を紹介します。人気の鉱物系猫砂の中でも、特に売れ筋のおすすめ商品です。
ニオイをとる砂はライオンから販売されている、猫砂でもトップクラスの売り上げを誇る猫砂です。
特にこちらのベントナイトのものは、猫ちゃんの排泄後にしっかりと固まるため、お掃除もとても簡単で、お部屋への臭いの広がりも防いでくれます。
猫ちゃんの大好きな小粒のタイプですので、大体の猫ちゃんはこの砂を気に入ってトイレを使用してくれるでしょう。
ベントナイトは水を吸収して固まる性質があるため、トイレに流すとあっという間に詰まってしまいます。トイレには流さずに、しっかりと分別してゴミに出しましょう。
ホコリが舞いやすいため、喘息のある猫ちゃんなどの場合には、使用する前に獣医に相談することをおすすめします。
皆さんもよく知っているアイリスオーヤマから販売されている猫砂です。アイリスオーヤマは家具家電のイメージが強いですが、ペット用品にも力を入れています。
アイリスらしい細かいアイデアの詰まった商品が多数販売されています。
こちらは他の猫砂よりも小粒なベントナイトですが、その中でもかなり粒が小さいタイプです。
猫ちゃんはもともと土の中にトイレをしていた動物なので、自然の砂に似た粒の細かい猫砂を好む傾向にあります。
超小粒の猫砂は猫ちゃんから好まれるため、トイレの失敗の多い子でも、超小粒の猫砂に変えた途端にトイレが上手にできるようになる子もいるほどです。
また、「Ag+」ですので銀イオンが配合されており、消臭効果も高い商品です。
木材の猫砂は少々粒が大きめです。猫ちゃんのトイレ周りが汚れる原因は、肉球の間に挟まった猫砂が落ちることが主な原因です。
木材の大きな猫砂でしたら肉球の間に挟まらないため、トイレ周りが汚れにくくなる傾向にあります。
こちらは花王から販売されている、システムトイレ専用の「チップ」と呼ばれるものです。猫砂とは違い、水分を吸収せず、システムトイレ下段に敷くペットシーツに水分を逃す役割があります。
ペットシーツのみではトイレをしない猫ちゃんがほとんどなので、臭い防止とトイレの場所を示す役割を担っています。
水には溶けにくく、トイレに流してしまうと詰まりの原因になります。トイレではなく燃えるゴミで出しましょう。
約1ヶ月ほどでチップを全て取り替えることで、一般的な猫砂のトイレよりも大幅に臭いを防ぐことが可能です。
粒は大きめで少々重いため、トイレの外にも飛び散りにくいです。木材製猫砂の良さは損なわれていません。
木材製の猫砂の欠点は固まりづらいところですが、こちらの猫砂は木材製でありながら固まりやすく、トイレに流せて飛び散りにくい、とても優秀な猫砂です。
猫砂自体からもヒノキの香りがするため、猫ちゃんのトイレ用品でありながら、高級感のある香りが楽しめます。
紙製の猫砂はおしっこを吸収すると色が濃くなり、お掃除をする際に汚れた部分が一目でわかります。
おしっこをした直後はしっかりとまとまっていますので、おしっこを吸収した色付きの猫砂が散らばる前に片付けてしまいましょう。
猫ちゃんは尿の色で、ある程度の健康状態の確認が可能なため、普段の色を確認していくことで、尿の色の変化を気にしてあげれば体調不良を発見することも可能です。
掃除の際にはしっかりと色を確認することが大切でしょう。
紙製の猫砂は値段が安価なため、コストパフォーマンスに長けています。
他のタイプの猫砂と比べると、粒が大きいこともあり少々減りが早く感じますが、それでも他の猫砂と比べてランニングコストは充分抑えられるでしょう。
トイレに流して処理することも、燃えるゴミでの処理も可能です。粒が大きめなので、トイレ周りへの飛び散りも多くはありません。おしっこを吸収した場所もわかりやすく、吸収力も充分にある、利便性の高い猫砂です。
こちらは紙系猫砂の欠点である固まりにくさと臭いを緩和した猫砂です。
紙系の猫砂は一見固まっているように見えても、スコップですくおうとするとバラバラに散らばってしまうことが多くあります。
しかし、この猫砂は凝縮されるようなイメージで、他の紙系猫砂と比べると固まりがほどけにくく作られています。
紙系の猫砂は一見固まっているように見えても、スコップですくおうとするとバラバラに散らばってしまうことが多くあります。しかし、この猫砂は凝縮されるようなイメージで、他の紙系猫砂と比べると固まりがほどけにくく作られています。
また、紙系猫砂は少々臭いが出やすい点も欠点として上げられますが、こちらは銅系の消臭抗菌剤などが使用されているため、臭いも少々緩和されています。
紙製にしては小粒ですが、鉱物系と比較して飛び散りは少ないです。猫ちゃんが紙系しか使ってくれない家庭にはこちらの猫砂をおすすめします。
ホコリが舞いにくく、速乾性のあるおから系の猫砂は、名前通り豆腐の絞りかすである「おから」を使用しています。
自然由来の商品ですので、鉱物系などより抵抗なく与えられる、という人もいるでしょう。
おから系の猫砂はおからの独特な香りがしますが、気になる場合は香りつきの猫砂を適量混ぜるなど、対策することが可能です。
こちらの商品はラベンダーの香り付きの猫砂です。ラベンダーには防虫作用があるとされるため、おから系猫砂の最大の欠点である「清潔に保たないと虫がわきやすい」という点を軽減しています。
おから系猫砂自体の臭いが苦手、という人でもこの猫砂でしたら使いやすいでしょう。
掃除後の処理はトイレに流すことも可能ですし、燃えるゴミとしても処理が可能です。自然由来の猫砂ですので、食べてしまった場合も他の猫砂に比べると危険性は少ないとされます。
猫ちゃんが猫砂を食べてしまう場合にはこちらの猫砂をおすすめします。
大手ペット用品メーカーのスーパーキャットから販売されている猫砂です。猫砂の取り扱いが非常に多いメーカーです。その中でも特におすすめの商品はこちらの速乾性の高いおからの猫砂です。
おからの猫砂はおしっこを吸収した後も湿った状態が続きやすいですが、こちらの猫砂ならすぐに乾くため、猫ちゃんの足におしっこが付着してしまう心配がありません。
その結果臭いも防ぐことが可能ですし、衛生的な環境を整えてあげることが可能です。
小粒なので猫ちゃんも喜んでトイレをしてくれることがほとんどです。おからの独特のオーガニック食品のような香りは多少ありますが、近寄らなければ分からないほどです。
こちらはおからの猫砂の中でも人気の高い、トフカスシリーズの猫砂です。トフカスシリーズの中でも一番臭いが少ないのがこのトフカスサンドKです。
おからの独特な臭いを軽減しているため、性能はおからの猫砂が好きだけど、臭いが嫌い、という人にはこちらの猫砂をおすすめします。
形状も猫砂というよりはチップのような形なので、転がりにくく、肉球の間にも挟まりにくいため、トイレ周りを綺麗に保つことが可能です。使用後の処理はトイレに捨てることも、燃えるゴミに捨てることも可能です。
臭わなく、散らからず、処理も簡単なため、とても使いやすい猫砂です。
こちらでは猫砂を購入する際に気になっていることをQ&A形式でまとめました。せっかく購入するのですから、気になることは解消し、安心して購入しましょう。
おから自体は「豆腐を生成する際に搾ったカス」を使用して作られています。塩分なども含まれておらず、豆腐の原料である天然由来の大豆製ですので、基本的には少し食べてしまう分には猫ちゃんに害はありません。
また、猫砂は吸収した水分が蒸発することにより固まるものですので、胃の中で固まってしまう心配もありませんので安心してください。
ただし、猫砂には防腐剤なども含まれています。あまりにたくさん食べてしまうようであれば猫砂を変えてあげましょう。猫砂の食べ過ぎは体調不良や消化不良の原因になりえます。
猫ちゃんの好みの砂ではなかった可能性が高いです。
初めはびっくりして近づかない猫ちゃんもいますが、トイレ以外の場所で排泄をしてしまったり、トイレを我慢して全然排泄をしない場合には他の猫砂を試してみましょう。
人間と同じで、猫ちゃんの好みも1頭1頭違いますので、初めはいろいろな種類の猫砂を試す必要があります。好みの猫砂を見つけたら、極力同じタイプの猫砂を使用し続けてあげましょう。
まず、獣医師に診てもらいましょう。猫ちゃんの1日は人間でいう3日間と言われています。1日下痢を続けることにより、かなりの体力を消耗してしまいます。早急に治療をしてあげましょう。
また、猫ちゃんは環境が変わることによりストレスを受けやすいので、下痢をしている最中には猫砂は変えず同じものを使用することをおすすめします。
汚れやすいので猫砂の量を少し多めに入れてあげるといいでしょう。
下痢で掃除が大変なのでどうしても猫砂を変えたい、という場合には吸水力の高い猫砂に変えましょう。
猫砂を変える時には一度に全ての猫砂を変えるのではなく、いつも使用している猫砂に少しづつ新しい種類の猫砂を加え、気づかれないように変えてあげてください。
一度に全て交換してしまうと、猫砂が変わったことによるストレスで下痢が酷くなってしまう可能性があります。
システムトイレとは、2重構造になったトイレです。上段に吸水性のない猫砂のような「チップ」を敷き詰め、下段にはペットシーツを敷きます。
うんちは猫ちゃんがチップに埋め、おしっこは消臭効果の高いペットシーツに吸収される構造です。ペットシーツは1週間に1度ほどお掃除をしてあげましょう。
最近はシステムトイレの家庭も少しづつ増えてきました。
システムトイレはうんちの除去とペットシーツの交換が主なお手入れですが、ペットシーツの交換が1週間に1度程ですので、トイレ掃除の手間は大幅に減らすことが可能です。
このようなことから、トイレ掃除が面倒な人におすすめです。
また、臭いも出にくいため、トイレの臭いが気になる人にもシストムトイレがおすすめです。
チップは砂と違ってホコリも舞いませんので、喘息持ちの猫ちゃんの体にも優しくチップも大粒ですので、通常の猫砂と比べ、トイレ周りも汚れにくいです。
デメリットとしては、チップとシーツ両方を準備しなくてはならないことが挙げられます。
また、シーツは犬用のものでは吸水量が少なくすぐに溢れてしまいます。猫ちゃんのおしっこは臭いがきついので、臭いもしっかり防げるシステムトイレ用のペットシーツを購入する必要があります。
また、チップの粒が大きいため、チップを好まない猫ちゃんもいます。その場合はトイレで排泄をしなくなってしまう可能性もありますので、注意が必要です。
おすすめの猫砂を多数紹介しましたが、気に入ったものは見つかりましたか?使用している素材によってメリットデメリットがあることがお分りいただけたでしょうか。
今回紹介した猫砂は、各社から販売されている良質な猫砂の中から、吸水性や固まり具合を厳選した、とても高性能なものばかりです。
特に紙系や鉱物系など、各素材の欠点を改善している猫砂はとてもおすすめです。新しく家族に猫ちゃんを迎える人にはもちろん、すでに猫ちゃんと一緒に暮らしている人も一度試してみてください。
きっと今まで使用していた猫砂には戻せなくなってしまうでしょう。
求めている猫砂はどの素材の猫砂なのか、しっかりと見極めて猫砂を選びましょう。良質な猫砂を使用し、快適な猫ちゃんライフをお過ごしください。