この記事ではマキタ掃除機を紙パック式、カプセル式、業務用と用途によって分類し、それぞれの分類でおすすめの商品をご紹介します。また紙パック式・カプセル式など悩む方...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>この記事ではマキタ掃除機を紙パック式、カプセル式、業務用と用途によって分類し、それぞれの分類でおすすめの商品をご紹介します。また紙パック式・カプセル式など悩む方のために掃除機の選び方や購入前につまづきやすい疑問にもお答えしています。この記事を読めばマキタ掃除機のことが徹底的にわかりますし、製品選びにも大きく役立つでしょう。ぜひお読みください!
ママアイテム編集部
マキタ掃除機は多彩なラインナップで知られていて「どれがいいのかわからない!」という声もちらほら聞こえます。そこで、まずはマキタ掃除機の選び方をしっかり覚えておきましょう。
紙パック式だと、ゴミ捨て時にホコリが舞いづらく気軽に捨てられることがメリットです。しかしその一方、紙パック代がかかってしまうデメリットがあります。
カプセル式の場合はコストがかからないというメリットがあるものの、紙パック式に比べるとホコリが舞いやすく、フィルタ掃除の手間がかかります。
つまるところ「コストを取るか、手間を取るか」で紙パック式とカプセル式のどちらを選ぶかが決まるでしょう。
マキタ掃除機のトリガースイッチとは、トリガーを引いている間だけ掃除機が作動するため必要なときにだけ吸引することが出来ます。つまり節電にはもってこいなんですね。しかし一方でトリガーを引きっぱなしにするため長時間使用にはあまり向いていません。
ワンタッチスイッチは一度電源をONにするとずっと吸引し続けるため、持ち手を変えるなど吸引中の手の自由度が高いことがポイント。連続運転に適しています。
マキタ掃除機にはコードレスタイプもあり、軽くて小回りがきく点がポイントです。一方、連続使用時間が短く充電の手間がかかりますし、コード付きに比べると吸引力は弱めです。
そう考えるとコードレスタイプのメリットは「小回りがきくかどうか」この1点にかかってくるでしょう。購入前に重さをチェックして、使っていても疲れない程度の重さかどうかしっかりチェックすることが肝要です。
バッテリー式のマキタ掃除機を検討する際、連続使用時間も重要なポイントです。掃除にかける時間にもよりますが、一度の充電で長く使えるタイプを選ぶ方が多いですね。
掃除時間が10分程度ならほとんどのマキタ掃除機が対応しています。
掃除機で最も重視される点は「どれだけ強く吸い込むか」というところ。その目安となる数字が吸引仕事率です。この数字を比較して、同じ値段であれ吸込仕事率が高い製品を選ぶのもおすすめ。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
価格帯 | 4,000円程度 | 15,000円前後 | 40,000円以上 |
特徴 | バッテリーが持ちづらい反面、軽量で手軽に使えるため、サブ掃除機に最適 | メイン掃除機として活躍できる吸込仕事率や連続運転時間を兼ね備えている | 業務用と同等かそれ以上の性能を求める方向け。キャニスター付きで大型 |
マキタ掃除機を狙うのであれば、20,000円前後の機種を軸とした性能比較をすると良いでしょう。予算に余裕があり、さらに性能が良いものを求めるのであれば高価格帯のものを選べば良いですし、サブ掃除機や手軽にサクッと使える掃除機を選ぶ場合は価格が低いものを選ぶと良いです。ただし、高級価格帯は筐体が大きいこともありますし、安い価格帯は性能が足りないこともあります。ここまで書いたような掃除機の使い方や使い勝手、そして予算と相談して機種を選びましょう。
マキタは国内最大手の総合電動工具メーカーで、業務用から一般用まで幅広い商品のラインナップで知られています。業務用掃除機でも大きな実績を持ち、一般用掃除機にも質の高い製品を供給していることが特徴です。
今回は以下の7点を軸に商品を比較しました。皆さんのニーズに合った製品が必ずありますから、しっかりお読み下さい。
紙パック式or電気集塵式
トリガー式orスイッチ式
重さ
連続使用時間(バッテリー容量)
吸込仕事率
LEDライトの有無
カラー展開
まずは定番の紙パック式おすすめ掃除機を3点ご紹介します。紙パック式は上にも書いたとおり、ホコリが舞いづらくお掃除が楽なことが特徴です。一方、コストがかかるというデメリットもあります。
紙パック式
スイッチ式(ワンタッチスイッチ)
重さ 1.1kg
連続使用時間 約25分(標準)・約12分(強)・約10分(パワフル)
吸込仕事率 5W(標準)・20W(強)・32W(パワフル)
LEDライトの有無 有り
カラー展開 無し
価格帯はミドルクラスのおよそ14,000円で求めやすい価格設定でありながら、重量1.1kgとコンパクトかつ、パワフルな32Wの吸い込み仕事率を実現しています。
また他の掃除機にない機能として、バッテリー切れを知らせるLEDランプが内蔵されているため充電切れの心配がないことが特徴です。
掃除をしようとしてバッテリー切れというのはよくあることですが、お知らせランプがあればしっかり事前に充電できるので心配無用ですね。
紙パック式
スイッチ式(ワンタッチスイッチ)
重さ 1.0kg
連続使用時間 約23分(標準)・約12分(強)・約8分(パワフル)
吸込仕事率 5W(標準)・14W(強)・20W(パワフル)
LEDライトの有無 無し
カラー展開 3色展開
本製品CL105DWNは10,000円前後の低〜中価格帯で買えるお買い得掃除機。紙パック式であることはもちろん、連続運転時間も23分と他の製品に引けを取らない長さを実現しています。
そしてフロア・じゅうたんノズルが標準装備されており、ノズルを交換せずにワンタッチでフローリングなどの床、じゅうたんの掃除を行えます。
小型軽量の掃除機やサブ掃除機をお探しの方には特におすすめです。
紙パック式
スイッチ式(ワンタッチスイッチ)
重さ 1.5kg
連続使用時間 約40分(標準)・約20分(強)
吸込仕事率 10W(標準)・37W(強)
LEDライトの有無 無し
カラー展開 無し
電動工具メーカー、マキタの恩恵を最大限に受けられる紙パック式掃除機をお探しの方にぜひおすすめしたいのがこのCL182FDRFWです。
連続使用時間40分という驚異のバッテリーを搭載し、最大37Wという吸込仕事率を実現しています。「強」モードでは連続使用時間は20分に落ちるものの、家庭用としては十分満足のいくスペックでしょう。
バッテリー切れお知らせLEDランプを搭載し、さらにボタンを押すだけで紙パックを取り出せる新フロントカバーは家庭で役立つこと間違いありません!
電気集塵式は紙パックを使わずゴミをカプセルにためるタイプです。このタイプは紙パックのコストがかからない分お得ですが、掃除の時にホコリが舞いやすい、カプセルを洗う手間がかかるなどのデメリットもあります。
カプセル式
トリガー式
重さ 0.81kg
連続使用時間 約8分
吸込仕事率 14W(標準)
LEDライトの有無 無し
カラー展開 無し
0.81kgというものすごい軽さのCL070DSはT型ノズルを搭載している点がウリです。このT型ノズルは床に密着して浮くことがないため、狭いところの奥の奥まで届くことが特徴。0.81kgという軽さを活かすには、重量級の掃除機ではなかなか掃除しづらい、手が届きにくい奥の掃除もこなしたいですよね。T型ノズルならそんな奥の掃除も軽々実現します。
ゴミ捨てはもちろんサッと捨てられるカプセル式で、サッシノズルもついているため家のこまごまとしたところの掃除にCL070DSは最適でしょう。
カプセル式
トリガー式
重さ 0.98kg
連続使用時間 約16分
吸込仕事率 19W(標準)
LEDライトの有無 有り
カラー展開 無し
本商品CL106FDSHWはコスパの良さが光るおすすめ商品です。というのも、13,000円を切る実売価格にもかかわらず、重さは0.98kgと1kgを切る軽さの上に他の掃除機のパワフルモードにも相当する吸込仕事率19Wを実現しました。また暗いところも掃除をしやすいLEDライトを装備しています。もちろんカプセル式ですから紙パックのコストもかからず、コスパを求めるならぜひおすすめしたい逸品です。
国内最大手電動工具メーカーのマキタの掃除機は業務用掃除機の中でも高いシェアを誇ります。アトピーやアレルギーがあるため徹底的に家の中を掃除したいという方や掃除機にこだわりたい方には業務用掃除機もおすすめです。
カプセル式
ワンタッチスイッチ
重さ 7.6kg
連続使用時間 約120分
吸込仕事率 27W(弱)80W(強)
LEDライトの有無 無し
カラー展開 無し
本製品は、業務用掃除機としては比較的低価格な30000円台。一般家庭でも無理なく購入できるの点がとても魅力的ですね。特に注目したいのが吸い込み仕事率で、その値はなんと80W。これは一般向けの掃除機では実現できない数値です。
また連続使用時間も120分という長さ。1日に何度も掃除が必要なアトピーやアレルギーのお子様を持つ家庭にはピッタリではないでしょうか。ただし重さは7.8kg。業務用としては決して重くはない重量ですが、一般家庭用の掃除機に比べると非常に重いことは注意しておきましょう。とはいえ、重さを補って余りある性能は特筆ものです。
カプセル式
ワンタッチスイッチ
重さ 9.1kg(バッテリー装着時)、7.8kg(AC電源使用時)
連続使用時間 約65分(標準)、約30分(強)
吸込仕事率 70W(標準)320W(強)
LEDライトの有無 無し
カラー展開 無し
一般家庭で利用できる業務用掃除機としては最強クラスの製品がこのVC860DZです。特筆すべき点は2つ。ひとつはバッテリーでもAC電源(コンセント)でも利用できる便利さです。バッテリー、すなわちコードレスで利用できることは家庭で利用する上ではとても便利ですよね。そしてもう一つの特筆すべき点は強烈な吸込仕事率で、バッテリー使用時で70W、AC電源(コンセント)使用時はなんと320Wもの力で吸い込みます。とにかく強い掃除機が欲しい!あるいはオフィスや店舗で使いたいという方には絶対お勧めしたい商品です。
マキタのコードレス掃除機のデメリットは2点あります。
1点は吸込仕事率が落ちてしまうことです。吸込仕事率はモーターの強さにほぼ比例するため、バッテリーはAC電源(コンセント)に比べるとモーターを勢いよく回すことができません。そのためどうしても吸込仕事率はコードレスの場合弱めになります。
もう1点は重さです。一般的にバッテリーはとても重く、例えばこの記事で紹介しているVC860DZの場合はバッテリーだけで1.3kgの重量があります。コードレスは取り回しが便利な反面、重さによる手の疲れがデメリットになるでしょう。
コードレスの取り回しの良さというメリットが捨てがたい場合は、バッテリー装着時の吸込仕事率や重さを他製品と比較するとよりご自身にあっている商品が見つかるはずです。
この記事で紹介している一般用掃除機の吸引力(吸込仕事率)はCL182FDRFWの37W(強モード)が最大です。業務用掃除機で最も強い吸引力はVC860DZの320W(強モード)とその吸引力はおよそ10倍です。
そこまで強い吸引力が必要ないという場合は、業務用掃除機のVC862DZでは吸込仕事率は27W(弱モード)と一般的な掃除機クラス、および80W(強モード)と一般的な掃除機の2倍以上の吸引力を実現します。
業務用掃除機の吸引力は製品によって、一般的な掃除機に比べると2倍~10倍以上と考えてよいでしょう。
結論から言うと、非常に便利です。というのも、マキタの掃除機はバッテリーやモーターの位置の関係で重心が上に来ていることが多く自立させることが難しいです。また本体が縦に長いため収納にも困りがちです。
そのため掃除機スタンドを使うと立って収納させられる、ごみが目に付いたときにさっと取り出して掃除できるという点が大きなアドバンテージとなるでしょう。
特にゴミが落ちやすいリビングや玄関といった場所にスタンドなしで掃除機を収納するのは難しいですよね?よってスタンドを使うことでさっと収納、さっと取出しができる意味でとても便利です。
この記事ではマキタの掃除機のおすすめ7品をご紹介しました。比較的安価な10,000円前後の製品は一人暮らしの部屋やサブ機として大活躍するでしょう。またそんなサブ機、さっと取り出したい掃除機にはスタンドを使うことでさらに便利になります。
ほこりを徹底的に除去したい、ダニアレルギーがあるといった強い吸引力を求める方には業務用製品もおすすめです。値段は30,000円台~50,000円台と高くなりますし重量もかなりの重くなりますが、このデメリット補って余りある性能を享受できます。
またソファーの下など狭い所を得意とする製品もありますので、ご自身にあった製品を探してぜひマキタの掃除機の威力を試してください。