パスタマシンというものが、パスタが作れる機械ということは誰もが知ってることですが、その他にうどんやラーメンも作れる機能もあり、選ぶ時にどれにすべきか迷ってしまう...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>「パスタマシン」というものが、パスタを作れる機械ということは誰もが知ってることですが、その他にうどんやラーメンも作れる機能もあり、選ぶ時にどれにすべきか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
手入れ方法から使い方まで、気になるポイントを徹底的に比較し、編集部が自信をもっておすすめするパスタマシンを紹介します。
業務用からかんたんに洗えるものや電動のマシンなど、これを読んだらあなたにぴったりのパスタマシンがきっとみつかるはずです。
ママアイテム編集部
パスタマシンにはどんな特徴や種類があるのでしょうか?購入する前に抑えておくべきポイントを分かりやすく解説します。
パスタマシンには大きく分けて手動と電動の二つの種類があります。自家製パスタが手作りできるパスタマシンですが、どんな風に使うかによって買うべき種類が異なってきます。
家族で食べる分を手軽に作りたいのか、店で提供するくらい本格的に使用する予定なのか。どれくらいの量を作るのかをまずイメージしましょう。
自宅のキッチンで使用するなら、手動タイプのパスタマシンがおすすめです。くるくると回しながらパスタを作る楽しさを存分に味わいつつ、本格的な生パスタを作ることができます。
一方、電動のパスタマシンの場合は、モーターがどれくらいパワフルなのか比較する時の重要なポイントになります。提供する量と頻度を考慮してモーターの強さを選びましょう。
手動のパスタマシンには、二種類のタイプがあります。一つ目は、パスタ生地をローラーに挟んでのした後、付属のカッターでカットして作るタイプで、もっともオーソドックスな家庭用パスタマシンがこちらです。
のす機能を活用して、餃子の皮やラビオリを作ることも可能です。
もう一つは、生地の材料を水鉄砲のような筒状の容器に入れ、「ところてん」のように、ぐっと生地を押し出すことで製麺するタイプです。
この「ところてん」のように押し出すマシンの場合、押し出し口のカートリッジを付け替えることで、さまざまな形のパスタができます。
押し出すタイプの中には、一台で生地作りから製麺まで作れる便利なマシンもあります。ただし、このタイプは、生地作りも同じ容器で行うので、固すぎると麺が押し出しにくく、柔らかすぎると麺がボロボロになってしまうことも。
こちらのタイプは、生地作りのコツをつかむまで何回か練習が必要かもしれませんね。
パスタマシンを選ぶ時に、よく確認したいポイントが付属のカッターの種類です。自分が何を作りたいのかをよく考えてから、しっかりと確認して決めましょう。
付属のカッターは、だいたい2~7種類くらいあり、最初から付属しているのは2種類だけという商品もあります。また、別売のカッターが売られているタイプの商品は、後々作れるパスタの種類を増やしていくことも可能です。
例えば、うどんやラーメンを作りたいという場合は、付属のカッターが何ミリなのかをよく確認しましょう。ちなみに、きしめんだったら6.5mmのカッターで作ることができ、ラーメンは2mmのカッターです。
また、注意したいのが、ローラーの厚さ調整機能です。カッターで製麺をする前に、生地を”のす”とう工程があります。この”のす”時に、厚さが何段階で調整できるのかを確認しておきましょう。
例えば、ラビオリや餃子の皮も作りたいなら、段階調整が細かく薄いものまで対応可能なマシンがおすすめ。太麺が好き!という人の場合、最大の厚さが太いものを選びましょう。
他のキッチン用具と異なり、パスタマシンは洗えない物が多いのを知っていますか?本場イタリア製のパスタマシンの多くは、ステンレス製で水洗いできないものがほとんどです。
使用後の手入れの仕方は、生地の残りや粉を取り除き、さびないように乾いた布で拭くという方法が一般的です。
また、購入後初めて使用する時や、久々に使う場合には、手入れ専用の生地をローラーとカッターに通して、汚れをからめとってから使い始めます。
使用頻度が高かったり、しっかりとメンテナンスするのが苦ではない、という人向けのマシンといえますね。
一方で、梅雨があり湿度が高い日本では、カビなどの衛生面が気になるという人も多いのではないでしょうか。毎日、炊飯器のように使う訳でもないし……。
そんな人におすすめなのが、食器洗い洗剤で丸洗いできるタイプのパスタマシンです。ステンレス製とは異なり、樹脂やプラスチック製のため、丸洗いできて清潔です。
また、手入れ専用の生地を作る必要もなく、ひと手間が省けるのも嬉しいですね。マシンの外観は、ステンレス製がプロっぽくておしゃれですが、メンテナンスのしやすさや使用頻度を考えて、洗えるかどうかも慎重に判断して選ぶことも大切です。
パスタマシンの相場感と売れ筋の価格帯を確認し、買うべきマシンの目途をつけておきましょう。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格 | 1,400~3,000円 | 4,000~8,000円 | 10,000~15,000円 |
種類 | 手動の回すタイプ、押し出すタイプ | ステンレス製の手動マシン、電動マシン | 日本製の丸洗いできるタイプや業務用のマシン |
白物家電や通常のキッチンツールのブランドやメーカーなら知っているけれど、パスタマシンとなるとちょっと分からない……。という人も多いのではないでしょうか?
パスタといえばイタリアですが、ここでは抑えておきたいパスタマシンのメーカーを紹介します。
パスタマシンといえば「インペリア」というほど、代表的なブランドです。北イタリアで1932年に創業し、業務用はもちろん、家庭用にも手軽にパスタを作り出せるマシンを幅広く提供しています。ヨーロッパはもちろん世界的なシェアを誇っています。
MARCATO社は、イタリア北部で1938年に創業し、長年にわたって家庭用のパスタマシンを作り続ける、歴史と伝統のあるブランドです。製造から加工まで全てイタリア国内で行い、妥協のない技術とイタリアの粋が詰まったパスタマシンを提供しています。
業務用から家庭用まで食品製造用機械を製造・販売する、神奈川県に本社を構える日本のメーカーです。パスタマシン以外にも、パンこね機やパン発酵機などを展開し、小麦粉をつかった食品を手作りする時の力強い味方です。
パスタマシンを購入する時に、しっかりと比較しておきたいポイントを編集部が5つに絞りました。下記の項目を比較検討して納得のいく一台をみつけましょう。
自らも自家製パスタを作って楽しむ!という編集部スタッフが選ぶ、一押しのパスタマシンはこちらです。
なんといっても定番かつ王道なのが、インぺリアのこの「SP-150」シリーズです。スチール製のシルバーに輝くボディに木製ハンドル、そしてインぺリアのロゴマークが光るこの一台。
その魅力は、作れる麺のレパートリーの豊富さにあります。6段階の厚さ設定が可能なため、薄いラビオリの生地から、ラーメン、パスタ、極太うどんまで、多種多様なメニューを作ることができます。
最初から付属しているカッターは、2mmと6.5mmの二種類。2mmを使えば、通常のパスタはもちろん、ラーメンに丁度よい太さに仕上がります。また、6.5mmの幅広いカッターでは、きしめんのような太めの麺を作ることも可能です。
6段階の厚さとカッターの刃を組み合わせることで、薄い2mmの麺から厚みのある2mmの麺まで、好みに合わせて様々な仕上がりを選べ、料理によって使い分けるのも楽しいです。こしの強い太めのうどん作りもこのマシン一台で可能です。
さらに、オプションで販売しているカッターを購入すれば、リングイーネやフィットチーネといったパスタも自宅でかんたんに作れます。
乾麺にはない、モチモチとした食感の美味しいパスタやうどんを、自宅で存分に楽しみたい!そんな望みをかなえてくれる一台です。
パスタの本場、イタリアで人気のパスタマシンっていったいどれなんでしょうか?イタリアらしいこだわりが、ぎゅーっと凝縮されたおしゃれなパスタマシンです。さっそく見てみましょう。
通常のパスタマシンはステンレス製のため、色はシルバーの一色のみ、というものがほとんどです。しかし、このアトラスシリーズはカラーバリエーションが7色と豊富で、それぞれの色が艶っぽくてとても美しいのが特徴です。
イタリア車を彷彿とさせるような美しいカラーだけでなく、形もスタイリッシュで一目ぼれしてこれに決める!という人もいるほどです。自宅のキッチンの色に合わせたお気に入りの一台があれば、テンションも上がりますよね。
見た目もさることながら、10段階の厚さ調整が可能なうえ、二種類のカッター(1.5mm、6mm)が付属していて、バリエーション豊かなメニューが作れます。
本格的なイタリアンを作りたいという人から、うどんやラーメンに挑戦してみたい、という人まで、この一台で存分に楽しむことができます。
ステンレス製のパスタマシンはかっこよくて本格的だけれど、やっぱり手入れが大変そう……。購入を躊躇してしまう人もいると思います。そんな人でも大丈夫!手入れがかんたんな洗えるパスタマシンを紹介します。
パスタマシンといえば多くがステンレス製なので「ずっしりと重くて洗えない」というのが一般的ですが、この麺作り機は、「軽くて洗える」のが最大の特徴です。カッター部分は樹脂製なので、じゃぶじゃぶ洗ってもさびることなく使えます。
軽くて洗える、となればもっと手軽に頻繁にパスタや麺を手作りしてみよう、という気持ちになりますよね。
さらにレシピブック付きなので子供と一緒に麺づくりにチャレンジしたり、ホームパーティのテーマを「麺」にして友達とワイワイ作るのも楽しそうですね。
丸洗いできて手入れ方法がとってもかんたんなうえ「2mm」「3mm」「4mm」「9mm」と4種類のカッターが付属しています。きし麺やフェットチーネといった太麺も作ることができ、「餃子作り機」がついているのも嬉しいポイント。
また、製麺する際のガタつきを防ぐために、テーブルに固定できるクランプという部品もついているので安心です。
衛生面が気になってパスタマシンの購入を戸惑ってた人にも、これだったらかんたんに清潔な状態を保つことが可能です。
量的にも質的にも本格的なパスタ作りをお考えでしたら、やっぱり業務用がおすすめです。たっぷり作れる、使える!本格派のマシンを紹介します。
パスタマシンメーカーの王様、インぺリアの電動モデルです。手動の定番パスタマシンからさらにパワーアップしてどんどん麺を作りたい人におすすめ。
ローラーの間隔をお好みの厚さに設定すれば、0~5mmの間で多種多様な麺が作れます。厚めの麺でも、電動だからスムーズな製麺が可能です。
カフェやお店でパスタを提供したいと考えてるという人にもおすすめです。2.0mmと6.5mmの2種類のカッターつき。また、2段階の製麺速度が選べるので状況に合わせて使い分けが可能です。
アトラスの美しいデザインに電動モーターの利便性が加わった、スタイリッシュで使える一台です。
9段階の厚さ調整機能と、2種類(1.5mm、6.5mm)の付属カッターで、パスタに限らず、うどんやラーメンなど好きな麺をさくさく作れます。
頑丈な作りながらも、大きさ重量ともにコンパクトなのが嬉しいポイントです。また、オプションで様々なカッターを販売しているので、さらにレパートリーを広げたいという人にもうってつけの電動マシンです。
大きなパスタマシンを置くスペースがない!という人にも手軽に自家製パスタにトライできる、コンパクトな押し出し式のマシンです。
ささっとかんたんに組み立てが出来る、コンパクトな押し出し式パスタマシンです。使用しない時には、キッチンの棚や引き出し収納できて場所をとりません。
一般的なパスタマシンは、小さなキッチンには少し存在感がありすぎるかもしれませんが、これだったら気軽に自家製パスタにチャレンジできそうですね。
先端の麺が出てくる部分は5種類あり、平麺タイプや細麺などのバリエーションが選べます。さらにガーリックプレスやジューサーとしても活用できるのも嬉しいです。
手間のかかる生地作りから製麺まで、ボタンひとつ。とっても便利で手軽にパスタが作れるマシンを紹介します。
パスタやうどんなどの麺類は生地作りに時間と手間がかかるものです。でもこのパスタマシンは、粉などの材料を投入し、ボタンを押したら準備完了!あとは約10分待てば、打ちたての生麺の完成です。
野菜ジュースや卵といった好みの素材を混ぜれば、オリジナルの生麺が作れるほか、餃子の皮やラザニア用のキャップも付属していて、様々なレシピが楽しめます。
さらに、特筆すべきなのは、手入れ方法のしやすさです。大体のパーツは水洗いすることができ、製麺部分には付属の専用クリーニングキットはめるだけ。
これだけ手軽に使えるのなら、炊飯器を使うようにパスタマシンを使いたくなりますね。
麺づくりの工程で必要となるこねる作業は、ともて力が必要でホームベーカリーでこねてもらうという人も多いのではないでしょうか。
このマシンだったら、材料を投入するだけで1,000回以上もこねた状態になり、製麺まで一気に済ませられます。
アタッチメントの種類は、「長方形」「丸穴大」「丸穴小」「マカロニタイプ」の4種類で、専用レシピ本付き。1人前から4人前まで、家族の人数に合わせて粉から一気に作れます。
これから初めてパスタマシンを購入する時に、気になる点をここで解消しておきましょう。
水洗いができないタイプのパスタマシンは、水分や湿気に弱くさびやすいので必ず乾いた布を使って手入れします。キッチン回り用のウェットティッシュなども使用は避けて下さい。
使用後はカッターやローラーに付着した汚れを乾いた清潔な布で落としておきます。そして、しばらく使用しなかった場合には、手入れ専用の生地を少し準備し、一度生地を通してから使用します。
今回は自宅で本格的な生パスタやうどん、ラーメンを作れるパスタマシンを紹介しました。イタリア製のスタイリッシュなデザインの物から丸洗いできる物、ボタン一つで自動で麺が出てくるなど、様々な種類のパスタマシンがありましたね。
どんなメニューを作りたいのか、またどれくらいの頻度で使うつもりなのか、といったことを具体的にイメージすると、最適な一台がみつかりそうですね。
モチモチの自家製麺を一度食べたら、もう乾麺では物足りなくなってしまうかも。さて、今日はどんなメニューを作りましょうか。考えるだけでわくわくしてきますね。