手軽に自宅で3D映像が楽しめるおすすめのVRゴーグル。最先端技術と言われていましたが、今では簡単に手に入るようになってきました。商品の種類が増えてきたため自分に...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>手軽に自宅で3D映像が楽しめるおすすめのVRゴーグル。最先端技術と言われていましたが、今ではかんたんに手に入るようになってきました。
商品の種類が増えてきたため自分にピッタリの商品を探すのもかんたんではありません。スマホに対応しているものからパソコンやゲーム機に接続して楽しめるものなどさまざまです。
そこで、今回は詳しい人に聞いた情報をまとめ、VRゴーグルの選び方やおすすめ商品情報をお伝えします。この記事を参考に比較検討して良い商品を見つけてくださいね。
ママアイテム編集部
まずVRゴーグルについての情報を知ったうえで商品選びをしていくことが大切です。ここでは参考になる6つの選び方を紹介します。
VRゴーグルは、頭にゴーグルを装着して接続した機器から流れる3D映像を見る機械です。VRゴーグルの主な機能は以下の3つが搭載されています。
ヘッドトラッキング | ポジショントラッキング | アイトラッキング |
---|---|---|
頭の動きを認識して映像を映す | 頭や体の動きも認識して映像を映す | 目の動きを認識して映像を映す |
映画館で見る3Dとは違い、VRゴーグルを装着した状態で頭の向きを変えると、向きに合わせた映像が映ります。例えば仮想空間内の映像ですが、上を見ると部屋の中では天上、外なら空が映し出されるでしょう。
映画館で見れる映像は他の角度から物を見ることができませんが、VRゴーグルなら360度さまざまな角度から仮想空間を楽しむことができ、自分が入り込んだような感覚を味わうことができるのが大きな特徴です。
ヘッドトラッキング機能のみのタイプなら頭の動きのみを認識しますが、ポジショントラッキング機能搭載のものやアイトラッキング機能搭載型のVRゴーグルなら自分の体の動きまで認識できます。
折角3D映像を楽しむのであればより深い没入感を感じたいですよね。VRゴーグルにどんな機能が搭載されているのかを基準に比較していくのがおすすめです。
VRゴーグルを装着した時「視野角」によってさらに没入感に違いが生まれます。実際に人は目で何かを見ている時に顔を動かさずに見える範囲があります。それが視野です。
「視野角」というのは、ゴーグルを装着した時に顔を動かさずに見える範囲のことを意味しています。視野角が広ければ広い程、実際には映像を見てはいますが実物を見ている感覚に近づきます。
おすすめするのはやはりできるだけ視野角の広いVRゴーグルです。最大120度程の商品もあります。視野角が広ければ見える必要のない枠などが目に入りにくくなり映画やゲームをもっと楽しむことができるでしょう。
VRゴーグルには、3種類のタイプがあります。それぞれ利用できる機器や利用方法が異なりますので違いを確認して自分が利用したいVRゴーグルを選びましょう。
VRゴーグルのタイプは以下の3つです。
モバイル型 | ハイエンド型 | スタンドアローン型 |
---|---|---|
iPhoneなどスマホをセットして利用するタイプ | パソコン・ゲーム機と接続して利用するタイプ | VRゴーグルのみで利用できるタイプ |
自分が利用したいスタイルのタイプがありますか?それぞれ違った特徴を持っています。一番手軽に手に入れることができ誰でも利用できるのは「モバイル型」ですね。スマホがあれば利用できます。
ハイエンド型は没入感を感じたい人におすすめの商品です。PS4などで利用できるPSVRなどがその良い例で、手の位置、頭の位置などを認識して動くことができるので、仮想世界に入ったような感覚を味わえるでしょう。
スタンドアローン型はまだ数が少ないのですが、VRゴーグルのみで独立して動かすことができるため一部のハイエンド型と違いコードを全く接続する必要がないのが特徴です。
それぞれの特徴を理解したうえで自分の使いたい方法と合わせて選びましょう。
Google CardBoardとはVRゴーグルの中の1つの規格のことを挿しています。誰でもかんたんにVR体験ができるように、自分で組み立てられるダンボールVRゴーグルの設計図がダウンロードできます。
Google CardBoard規格は、iPhoneやAndroidのさまざまなスマートフォンがあればかんたんに3D体験ができるVRゴーグルなので、一度どんなものか試してみたい人におすすめです。
VRゴーグルを利用したい人の中にも、日常的にメガネをかけている人がいるでしょう。メガネをかけたままVRゴーグルが使えるのか気になりますよね?
残念ながら、VRゴーグルの全てがメガネを利用できる設計になっているわけではありません。そのためメガネをした状態で無理なく利用できるゴーグル内の空間があるのかを調べる必要があるでしょう。
VRゴーグル内部の寸法がスペックに記載されていれば、内部の幅や縦の寸法を比較することができます。メガネに対応している商品といっても実際装着した時にメガネのデザインによって異なるので注意しましょう。
実際に装着した時に鼻当てが押し付けられて痛みを感じるのであれば、長時間使用することが難しくなります。Amazonなどの商品レビューに情報が乗っていることもありますので、参考にするといいでしょう。
また目が悪い人でも焦点の調整ができる商品であれば、メガネを使用することなく利用できるVRゴーグルもありますので検討してみましょう。
購入する時に一番気になるのはどれくらいの値段がするのかですよね?VRゴーグルも商品のタイプによってかなり値段が変わります。
大まかな価格帯は以下の3つです。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格 | 1,000円~2,000円 | 30,000円代 | 40,000円以上 |
説明 | モバイル型でスマホ対応商品、VR体験に適している | ハイエンド型でパソコンやゲーム機で利用できる商品 | ハイエンド型で、最先端技術が使われた高性能タイプ |
なかなか選び方の難しいVRゴーグルですが、基本的にモバイル型かゲームに利用できるハイエンド型の中でも設定がかんたんな商品の人気が高い傾向にあります。
売れ筋商品の価格帯は、どちらのタイプかによってかなり価格が異なりますが、基本的な性能を備えていて評価の高い商品も多いので、まだどれにするか決めていないなら売れ筋価格帯から商品を絞っていきましょう。
VRゴーグル選びの参考になるメーカー情報についてもご紹介します。それぞれのメーカーの特徴などを参考にしてVRゴーグルを選んでみましょう。
アメリカにあるFacebook傘下のメーカーで「Oculus Rift」という商品を販売しています。最新の技術が使われていて没入感がある商品ということで人気のあるメーカーです。
HTCは主にパソコンで利用するVRゴーグルを販売しています。「Vive」という商品を展開していて「Steam」で対応しているコンテンツの数も1000を超えた人気のあるメーカーです。
日本の知らない人はいないであろう人気メーカーです。大人気賞品PSVRを販売していてPS4でも対応しているゲームがどんどんと増えています。性能が完成されていて、日本メーカーの安心感もあるでしょう。
では、ここから実際におすすめの商品をご紹介します。商品選びで比較できるポイントはたくさんあるのですが今回は以下のポイントに絞って商品を比較していきましょう。ぜひ参考にしてください。
*焦点距離とレンズ距離の調整が可能か
*パソコンで使えるか
*iPhone・Android対応有無
*イヤホンが内蔵
VRゴーグルもさまざまな商品が販売されていますが、今回ママアイテムが皆さんに一番おすすめするVRゴーグルは高性能でかんたんに利用できる商品です。
Acerの Windows MR「ヘッドセット AH101CV」は設定がとてもかんたんで、このヘッドセットに対応しているWindowsパソコンにケーブルを2本接続すれば利用できます。
OSが「Windows 10 Fall Creators Update」に対応していて、インテルHDグラフィックスでも利用できるので、求められるパソコン側の性能も比較的高くありません。
また、「インサイドアウト方式」のトラッキングシステムを搭載しているので、外部センサーを部屋に取り付ける必要もないのも魅力です。内蔵システムの感度も高いので上下左右あらゆる動きに対応してくれるでしょう。
せっかくそのためすぐに遊びたいですよね?Windows MR対応のコンテンツがWindowsストアには豊富にありますので、すぐに3DVRの世界を楽しむことができますよ。
長時間付けていることになるヘッドセットですが、気になる使用した時の評価も高く、ダイヤルでかんたんに調節して頭にフィットしやすく設計されています。重量も440gと軽量です。
搭載されているディスプレイも「2880×1440」と高解像度でとても綺麗な映像をスムーズに映し出してくれるでしょう。もしパソコンで利用するヘッドセットを探しているならこの商品をおすすめします。
VRゴーグルを利用するならやっぱり綺麗な画面で3D映像を見たいですよね?ここではそんな希望に答えられるハイスペックなVRゴーグルをご紹介します。
パソコンで利用する商品やPS4で利用する商品もあります。ぜひ参考にしてくださいね。
Oculusの「Oculus Rift」は、ハイスペックパソコン向けのVRヘッドセットです。パソコンにCore i5以上を搭載しグラフィックボードも搭載しているなら、最高の体験ができるでしょう。
外部センサーを部屋に設置して設定する必要があります。ある程度の部屋のスペースが必要ですので注意してください。Oculusの公式サイトから購入するとしっかり保証も受けられます。
「Oculus Rift」専用のゲームも多く販売されていて、現在もどんどんと追加されていっています。海外系のゲームを楽しみたい人には特におすすめのVRヘッドセットでしょう。
HTCの「HTC Vive」は、ゲーミングPCに対応したVRヘッドセットです。ヘッドホンやイヤホンが別で必要ですので準備しておきましょう。かなりの高画質でゲームを楽しめると高い評価を得ています。
必要なパソコンの動作環境はWindowsパソコンでCore i5以上のシリーズ、グラフィックボードは「GeForce GTX 970」以上が推奨されています。
ゲームサイトの「SteamVR」の商品に対応していますので、数多くのコンテンツで遊ぶことが可能です。ただ海外製のゲームが主流ですので英語版が多いですが、日本より激しいゲームを楽しめます。
Sonyの「PlayStationVR」と言えば、販売当初大人気のため売り切れ続出になってしまったVRヘッドセットです。とても高性能でPS4を持っているなら是非おすすめします。
遊べるゲームも日本人が遊びやすいゲームが多く、RPG・FPS・ホラーなどさまざまなジャンルを楽しむことができるでしょう。VR版のバイオハザードなどは特に人気が出ましたね。
商品自体はPS4があれば遊べますがより没入感を求めるのであればサラウンド対応の有線式ヘッドホンも準備することをおすすめします。視野角も100度ありますのでさらにゲームに入り込むことができるでしょう。
少しハイスペック商品には手がだしずらい人におすすめする、VRゴーグルも紹介します。
VOXの「3DVR」は、スマホで気軽に利用できるVRゴーグルです。ピント調節機能によって視力の悪い人(視力0.15)でもメガネ無しで利用できます。
この商品は、スマホを入れた状態でもUSB端子を挿しこめるようになっているので、パソコンに接続した状態や、充電機に接続した状態でも利用可能です。
さらに全面のスライド式のケースが片面開くようになっていますので、使用中にスマホに熱がこもりにくい設計にもなっています。コストも抑えられている商品ですがスマホで楽しむには十分な性能でしょう。
Urgodの「3D VR ゴーグル ヘッドセット•メガネ/VR BOX」は、長時間付けることを前提に設計されているVRゴーグルと言えるでしょう。
ゴーグルのフィットする面は柔らかいスポンジでつくられていて、体への負担を抑えてくれます。さらに特殊な樹脂で作られたレンズによって目への負担も軽減され長時間利用しても苦にならないでしょう。
また、視野角は103度と広く、臨場感の溢れる映像を楽しむことができます。Amazonでの販売台数も4万代を超えていて人気の高い安心できる商品だと言えるでしょう。
Canborの「VRゴーグル Bluetoothコントローラ付属」は通気性に優れていて、装着時の快適性があるVRゴーグルです。他にはない特徴としてBluetoothコントローラが付いています。
付属品のBluetoothコントローラーはゲーム操作に利用することはできませんが、3D映像の再生・停止やボリュームコントロールをすることが可能です。
左右の焦点距離やレンズ距離をバラバラに調整できますので、左右で目の悪さが違う人でも調整して3D映像を楽しむことができるでしょう。
KAWOEの「3DVRゴーグル 3DVRメガネ」はお手軽に3D映像を楽しんでみたい人におすすめするVRゴーグルです。
とてもスタイリッシュなデザインをしていますが実用的な設計をしていて、装着感の評価もとても高く、ベルトを調整することでしっかりと固定して利用することができるでしょう。
もちろん焦点距離を調整することもできますので、視力の低い人でも楽しめるように設計されています。スマホ用でレビュー評価が高いゴーグルならKAWOEの「3DVRゴーグル 3DVRメガネ」ですね。
Galaxyの「Gear VR」は、Galaxyスマホ専用のVRゴーグルです。もしGalaxyのスマホを利用しているなら必ずこの商品をおすすめします。
この商品はスマホをUSB接続することで、外部のタッチパネルで操作できるようにもなっていて、わざわざ取りださなくてもかんたんに動画再生などを行うことができます。
装着時のフィット感の評価も高く、360gの軽量ボディで長時間使用していても苦にならないでしょう。コンテンツも充実してますのですぐに3D体験を楽しむこともできますよ。
VRゴーグルの中でもすこし変わったゴーグルがあるのを知っていますか?それが自作できるダンボールで作られたVRゴーグルです。誰でもかんたんに自作できるので一度3D体系してみたい人におすすめです。
ここでは、そんなダンボールで自作できるおすすめのVRゴーグルを4つご紹介します。参考にしてくださいね。
ハコスコの「タタミ1眼」は、他の2つ穴が付いているゴーグルとは違い、横長の穴があいている商品で、小さな子供でも3D体験ができるようになっています。
とてもかんたんに組み立てられるので子供と一緒に組み立てるなどして楽しんでみるのもいいですね。ダンボールですがそれなりの臨場感も味わうことができます。
固定するバンドなどは付いていませんので両手で持って利用するスタイルです。手で操作が必要なゲームには対応できませんので動画関連のコンテンツなら楽しむことができるでしょう。
ハコスコの「タタミ2眼」は通常のゴーグルと同じ覗き穴が2つ空いているタイプのVRゴーグルです。iPhone5~6Plusサイズのスマホなら利用できます。
学校の授業でも利用されることがあるVRゴーグルで3D映像を手軽に楽しむために作られています。「タタミ1眼」と同じく固定バンドは付いていませんので映像コンテンツを楽しむためのゴーグルです。
当然50gとかなり軽量で折りたためるので、どこにでも持っていけるでしょう。YouTubeで見れる3D動画の視聴もできます。ハコスコアプリのコンテンツはこれから増えていくことに期待しましょう。
便利生活の「新型Google Cardboard」は、ダンボールで作られていますが固定バンドもついていますし装着した時にフィット感が出るスポンジまで付いているコスパの良いVRゴーグルです。
VRゴーグルを使用して3D酔いしないか気にしている人も多いようですね。そんな人は一度このゴーグルを作ってYouTubeで配信されている無料コンテンツなどを観賞してみるといいでしょう。
作りがしっかりしていますので、十分3D映像がどんなものなのか体験することができますよ。ハイエンド向けを最初から買うのは気が引けるという人におすすめするVRゴーグルです。
ルクラスの「スマホシアターゴーグル シングル」は、通常のレンズよりも薄く作られたフレネルレンズを搭載したスマホ用のVRゴーグルです。
組み立て式には珍しくレンズを前後にスライドさせることで、倍率調整が可能になっています。スライドさせる分、他の自作式VRゴーグルよりサイズが大きいのですがメガネを付けたままでも利用できます。
ボディが全体的に黒で作られているのも特徴で、光を通しにくく没入感があると評判です。利用しない時は折りたためばA4サイズになるので収納もしやすいでしょう。
実際にVRゴーグルを購入する前に基本的な情報についても知っておきましょう。
映像を見る為に利用する機器が違います。
VRゴーグルは利用する時に使う機器がスマホで、ゴーグルにスマホを固定してスマホで映している映像をレンズを通して見るタイプの商品のことを挿しています。
今回紹介した商品にもあるようにダンボールでかんたんに組み立てて利用できるものから、ヘッドホン搭載型の少し高性能なタイプまでさまざまな商品が販売されています。
VRヘッドセットは、それ以外にPCやゲーム機を利用してヘッドセット内部に内蔵されているディスプレイに映像を映して遊ぶ機会のことです。
搭載されている機能もさまざまなものがあり、内蔵イヤホンやマイクを利用しながらゲームを楽しむことが可能です。しかしVRゴーグルに比べるとコストはかかります。
より没入感を求めるのであれば、VRヘッドセットがおすすめですが、気軽に映像だけ見れればいいといった人ならVRゴーグルでも十分楽しむことができるでしょう。
今回はVRゴーグルに詳しい人に聞いた情報をまとめて、おすすめVRゴーグルについてさまざまな情報をお伝えしてきましたがいかがでしたか?VRゴーグルを選ぶ時に確認できるポイントがたくさんありました。
自分がどんなシーンで利用したいのか、スマホなのかパソコンなのか利用する機器によっても適したVRゴーグルは変わってきます。しっかりと比較検討することで良い商品を見つけられるでしょう。
今回紹介した商品も人気のある良い商品ばかりです。ぜひこの記事を参考に自分にあった良い商品をみつけてくださいね。