簡単な調べものから専門分野の学習まで、あると便利な電子辞書のおすすめの選び方を伺ってきました。ひと口に電子辞書といっても、コンテンツ数は一桁から三桁まで幅広く、...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>
かんたんな調べものから専門分野の学習まで、あると便利な電子辞書のおすすめの選び方を伺ってきました。
ひと口に電子辞書といっても、コンテンツ数は一桁から三桁まで幅広く、価格帯も異なるのでどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、失敗しない電子辞書選びのコツをシェアしたいと思います。
これさえ読めば、もう電子辞書選びで迷う心配はありません。
編集部おすすめの電子辞書も17製品選出しているので、さっそくチェックしてみてください。
ママアイテム編集部
辞書と言えば一昔前までは紙媒体がメジャーでした。現在では、コンパクトで軽くて持ち運びが便利、ネイティブな発音を耳で確認することができる、ビジネス要素が含まれているものもあるなどから電子辞書が人気を集めています。
辞書は紙から電子になることで、機能がグンとアップしました。そのため、「どれも似たようなもの」ではなく、選ぶ電子辞書によって特徴や価格が大きく異なります。
最適な電子辞書は「目的」と「年代」によって違うものです。使いたいコンテンツが入っていなければあまり活用できませんし、必要ないコンテンツばかりでも使い勝手がいいとはいえません。
まずは、勉強に使いたいのか、ビジネスに使いたいのか、日常生活で使いたいのかという「何につかいたいのか」を明確にしましょう。
一つ目の選び方で確認した「目的」と「年代」によって、必要なコンテンツが異なります。こちらでは、「中学生・高校生」「大学生・社会人」「日常生活での使用」に分けて、あると便利なコンテンツをまとめました。
こちらに記載されているもの以外でも、ご自身が「こんな機能があればうれしい」というものをあらかじめリストアップしておくと、電子辞書選びで失敗することはないでしょう。
中学生・高校生 | 大学生・社会人 | 日常生活 |
国語辞典・英和辞典の充実 学校指定のコンテンツ 受験勉強に役立つコンテンツ | ビジネス要素 専門知識のコンテンツ | 海外旅行に役立つコンテンツ 礼儀作法・マナーなど 家庭の医学などのコンテンツ |
紙媒体の辞書と電子辞書の大きな違いとして、「音声を耳で確認できる」というものがあります。紙の辞書でも発音記号は記載されていますが、やはり耳で確認するほうが、正しい発音を学ぶことができます。
語学を学ぶために電子辞書を活用したいと考える方は、外国語の辞書が多く収録されているものや実践的な外国語が学べるものを選ぶことはもちろん、音声機能は必須機能です。
まず画面についてですが、当然ながら大きな画面の方が見やすくなります。小さな文字はメガネがないと見えにくいという方は、できるだけ大きく見やすい画面のものを選ぶほうがストレスなく使用することができます。
一方、持ち運んで使用する機会が多い方は、できるだけコンパクトなものを選ぶと便利です。サイズと画面の大きさの両方をチェックして、ちょうどよいサイズ感のものを選びましょう。
先ほど、持ち運びが多い方はサイズにチェックが必要と言いましたが、電池やバッテリーのもちの良さもチェックポイントの一つです。外出先で長時間使用する方、とくに出張や海外旅行によく行かれる方は、最大利用可能時間が長い機種を選びましょう。
電子辞書は機能によって価格もさまざまですが、売れ筋の価格帯を知っておくことで購入の目安になります。こちらでは、大手通販3社の最安値価格帯、売れ筋価格帯、高級価格帯の3つの価格帯をまとめました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
価格コム | ~2,000円 | 約25,000円 | 40,000円~ |
楽天 | ~2,000円 | 約18,000円 | 70,000円~ |
Amazon | ~2,000円 | 約17,000円 | 35,000円~ |
第二次世界大戦終戦の翌年である、1946年に東京都三鷹市で創業した日本の電機メーカーです。電子辞書のシェア率は50%を超え、「電子辞書といえばカシオ」と言われるほど人気が高いメーカーです。最新ワード・流行ワードも収録し、調べることに特化したデザインが特徴です。
1912年創業の日本の大手電機メーカー。電子辞書のシェア率は、カシオに続き第二位です。ソフトなタッチでキーの操作性がよく、スタイリッシュなデザインの電子辞書が多いことが特徴です。
1937年に設立された、カメラと事務機器のメーカーです。キヤノンといえばカメラの印象が強くなりがちですが、電子辞書も製造しています。中高生の入学祝いの贈り物にも最適な、コンパクトかつシンプルなモデルが特徴です。
まずは、学生さんに最適な電子辞書を5つまとめました。中学生なら5教科、高校生なら6教科に対応しており、大学生だと就職活動やビジネスシーンでの活用も可能なものになります。
学生さん向けの電子辞書は、とくに英語に力を入れているものが多く、留学に持って行く、英検の勉強をする、TOEIC対策をするなどの用途で購入する方も多いようです。親御さんから、またお孫さんへの入学祝いの贈り物にしても喜ばれそうですね。
本体サイズは148.0×105.5×15.7mm、重量は約265g(電池込み)。コンテンツ数は160と電子辞書の中でもかなり多く、その種類は国語系、英語系、英会話・トラベル、学習、趣味・実用、実務・情報、その他と多岐にわたります。
主要5教科に対応したコンテンツで、中学生の3年間の学習にしっかり対応できる電子辞書です。機能が多いので使いこなせるのか心配になるかもしれませんが、慣れてしまえばかんたんにいろんなことが調べられると評判です。
親御さんいわく、「スマホよりも学習に限定されているから安心」「学習内容について、子供に質問されることが増えたので購入した」「高校になればコンテンツを追加でき、長く活用できそうなので選んだ」とのことです。皆さん買って良かったと口をそろえる、評判の高い電子辞書です。
本体サイズは152.4×96.5×18.2mm。重量は約300g(充電池・タッチペン込み)です。収録コンテンツは国語・英語・学習・教養・その他と、中学生の学習や高校受験対策もバッチリです。中には小学生から使用しているというお子さんもいらっしゃいますよ。
カバーが360℃開くオープンスタイルなので、片手で持ってタッチペンで操作すれば、外出時に立ったままでの調べ物も楽にできます。
ホワイトカラーがかわいらしく、女子中学生へのプレゼントとしても人気が高い電子辞書です。楽しみながら英語を学べるコンテンツや録音機能もついているので、音声でメモをとったり英語の発音をチェックしたりすることも可能。はじめて英語に触れる年代である、中学生に最適な電子辞書です。
本体サイズは148.0×105.5×15.7mm、重量は約265g(電池込み)です。収録されているコンテンツは、国語系、英語系、英会話・トラベル、学習、生活・実用、その他と多岐にわたり、これさえあればある程度のことは何でも調べることができます。
カラーバリエーションが6色と豊富。しかも、ピンクはライトピンクとビビットピンクの2色揃っていて女子にも人気がある機種です。
高校の6教科にしっかり対応しており、とくに英文法や英会話、検定試験に強い電子辞書です。英語学習で重要な、読む・聞く・書く・話すの4技能をカバーし、高校の学習からセンター試験まで活用できます。
本体サイズは152.4×96.×18.2mm、重量は約300g(充電池・タッチペン込み)です。収録されているコンテンツは、国語・英語・中国語・旅行・ビジネス・教養まで幅広く揃っているので、大学時代の勉強はもちろん、就職活動や社会人になってからも充分に活用できます。
また、英検対策だけではなく、TOEIC対策などの英語の勉強に活用する方が多いようです。
画面の美しさ、キー操作のしやすさ、軽量、持ち運びやすさを評価する声も多く、買って良かったという声が多数聞かれました。ただし、左利きの方はやや使いにくいとの意見もありました。
本体サイズは152.4×96.5×18.2mm、重量は約300g(充電池・タッチペン込み)です。収録されているコンテンツは、国語・英語・旅行・学習・教養・その他となっています。
学校推薦を始め人気の図書や学習書が多数収録されており、「いつでも問題集ができる」と好評です。また、ネイティブ発音が確認できるなど英語学習にも最適で、ホームステイや海外でのサマースクールで大活躍したとのことです。
購入した親御さんの意見としては、「暇つぶしはゲームばかりだったのが、漢字検定に取り組むようになり買って良かった」という声がありました。
見た目もよく、持ち運びにも最適、便利で使い勝手がいいので兄弟そろって使っているという方も多いようです。
学習用として活用することはもちろん、ビジネスや海外出張、海外旅行などで「特定の外国語」を学ばなければならない人におすすめの電子辞書を4つまとめました。
今やビジネスでは欠かせない中国語をはじめ、ドイツ語、英語、フランス語に特化したものが揃っています。ネイティブの発音が確認できるので、独学で語学を学びたい人に最適。
電子辞書によって、語学だけに特化したものなのか、その他のコンテンツも豊富にそろっているものなのかなどの違いがあるので、ご自身の用途に合わせてチェックしてみてください。
本体サイズは108.5×87.0×19.0mm、重量は約175g(電池込み)です。収録されているコンテンツは、国語系、英語系、英会話・トラベル、外国語 、実務・情報、生活・実用。
とくに中国語のコンテンツが5つと多く、中国語を基礎から学べる検索機能が搭載されています。
サイズも手のひらサイズで、強化設計、単三電池一本で最長100時間利用可能なので、海外旅行や出張などの持ち運びにも便利です。また、中国元とアメリカドルで、両替に便利な通貨換算機能もついています。
中国と日本の時刻を同時に表示することでき、中国出張や旅行が多い方の電子辞書として大活躍すること間違いなしです。
本体サイズは148.0×105.5×15.7mm、重量は約265g(電池込み)です。収録されているコンテンツは、国語系、英語系、英会話・トラベル、学習、実務・情報、生活・実用、その他と豊富です。
とくに実践的にドイツ語を学びたい方におすすめの電子辞書で、ドイツ語の10コンテンツをはじめ、「役立つドイツ語コンテンツ」も収録されています。
口コミでは「日本人がドイツ語を学ぶならこれしかない!」という意見もありました。ただし、英数文字フォントがやや見づらいとの声もあり、電子書籍などを長文を読む用途には適さないという声もありました。
本体サイズは148.0×105.5×15.7mm、重量は約265g(電池込み)です。収録されているコンテンツは、国語系、英語系、英会話・トラベル、学習、生活・実用、実務・情報、その他と豊富。
英語のエキスパートはもちろん、大学生にもおすすめの電子辞書です。英語力を総合的に高めるためのコンテンツが多数収録されており、TOEIC、TOEFL対策からビジネス英語、論文作成など幅広く活躍します。
画像に関しては、きれいだという意見とあまり美しくないという意見があり、またキー操作に関しても操作性が良いとう方とレスポンスが悪いという方の両方の意見に分かれます。
気になる方は一度店頭で確認してから購入される方が、間違いがないかもしれません。
本体サイズは148.5×106.5×16.3mm、重量は約300g(電池込み)です。収録されているコンテンツは、国語系、英語系、英会話・トラベル、外国語、学習、生活・実用、実務・情報、その他となっています。
実践的なフランス語を学びたい方にとくにおすすめで、生きたフランス語が学べる5つのコンテンツを収録。もちろんネイティブ音声も収録されています。
「フランス語がここまで充実している電子辞書はこれ以外にない」という意見もあり、これが無ければ困るという方も多いようです。
こちらでは、社会人におすすめの電子辞書を4つピックアップしました。生活やビジネスに役立つコンテンツが搭載されています。
一口にビジネスと言ってもコンテンツ内容に差があるので、ご自身の必要とするものが収録されているかどうかをしっかりと確認してくださいね。ビジネスに関しては専門知識が必要なのか、幅広くビジネス全般を網羅したいのかによって選ぶべき電子辞書が変わってくるはずです。
本体サイズは148.0×105.5×15.7mm、重量は約265g(電池込み)です。収録されているコンテンツは、国語系、英語系、英会話・トラベル、学習、実務・情報、生活・実用、その他となっています。
生活全般からビジネス英会話まで役立つ豊富なコンテンツが魅力。楽しみながら「知る」「学ぶ」ことができます。
豊かな国語コンテンツで言葉を磨くことができ、経済や日本名城百選、山登り(関東・関西)、日本史に世界史などのコンテンツが収録されているので、趣味・教養を広げることもできます。
英話はラジオ英会話から基礎英語、ビジネス英会話と揃っており、大人になってからもう一度英語を学びなおしたい方やビジネスで英語を使う方にもおすすめです。
その他、病院でもらった薬を調べられるコンテンツや、ラジオ体操や趣味の園芸まで収録されているので、ビジネスにも生活全般にも活用したいという方におすすめの電子辞書です。
本体サイズは139.0×106.8×14.8mm、重量は約235g(電池込み)です。収録されているコンテンツは、国語系、英語系、ビジネス、旅行・英会話、健康・生活となっています。音声機能はついていないので、発音を確認することはできません。
コンテンツは厳選された25種類。ビジネスでの活用は「日経パソコン用語辞典」と「時事ニュースワード」が収録されています。英語系、英会話も収録されているので、ビジネスで英語を使う機会がある方には心強いですね。
画面が大きく、一番小さな表示でも見やすいので、小さな文字が苦手な方にもおすすめです。
本体サイズは148.0×105.5×15.8mm、重量は約290g(電池込み)です。収録されているコンテンツは、国語系、英語系、英会話・トラベル、学習、生活・実用、実務・情報、その他となっています。
ここまで紹介した2つの電子辞書よりも、よりビジネスに活用できるコンテンツが揃っています。パソコン用語辞典から、経営学、経済学、金融、株式用語、マナー、ビジネス英語に各経営者の至言まで。実務だけではなく、ビジネスに役立つ心構えを学ぶことも可能です。
通勤途中にビジネス英語を聞いているという方や、NHK英会話を聞いているという方もいらっしゃり、辞書を超えた活用方法があるようです。
本体サイズは148.0×105.5×15.7mm、重量は約265g(電池込み)です。収録されているコンテンツは、国語系、英語系、英会話・トラベル、学習、生活・実用、実務・情報、医学、その他となっています。
この製品は、医学系だけで6コンテンツを収録。専門用語や薬の知識はもちろん、医療英語まで幅広く対応した「医学モデル」となっており、医療現場で働く方や医学部生の学習サポートに適しています。
また、医学以外のコンテンツも充実しており、これさえあれば重たい辞書を何冊も持ち歩く必要はありません。
とくに何かを学ぶというわけではないけれど、自宅でちょっと疑問に思った言葉や漢字をササッと調べたいという方に最適な、一般家庭向けの電子辞書を4つまとめました。
国語系、英語系の辞典代わりに使うのか、冠婚葬祭のマナーや手紙・スピーチの文集例が欲しいのかなどによって必要な電子辞書が変わってきます。
幅広い世代のご家族ならば、ある程度のコンテンツが揃っている機種の方が使い勝手が良いでしょう。必要な機能や家族構成と照らし合わせて選んでみてくださいね。
本体サイズは108.5×87.0×17.2mm、重量は約175g(電池込み)とコンパクトで軽量です。収録されているのは、国語系、英語系、生活・実用の計10コンテンツです。
国語系の4種類、英語系の3種類に加え、冠婚葬祭マナー辞典、手紙文集例、スピーチ文集例が収録されていて便利です。
また、キーボードが50音配列になっているので、ローマ字入力が苦手な方に最適。画面は見やすいカラー液晶で、文字はもちろん写真やイラストもきれいに表示します。
コンパクトタイプでありながら、画面サイズ3.4型を採用しているので見やすいと評判です。
本体サイズは152.4×96.5×17.9mm、重量は約290g(充電池・タッチペン込み)です。収録されているコンテンツは、国語・英語・旅行・学習・ビジネス・教養となっています。
キーボード部分を完全に開ききることができる360℃オープンタイプなので、縦・横はもちろん、キーボード使用・タッチパネル使用も自由に選べ、使い勝手が良いタイプです。
液晶画面がきれい、なおかつ「なめらか美文字フォント」を採用しているので、文字が鮮明に読み取れて90歳を超える方にも「見やすい」と好評を得ています。
生活に役立つ情報のコンテンツ数も多く、冠婚葬祭マナーから手紙・スピーチ文集例はもちろん、百科事典に医学や薬、病院での検査についてのコンテンツやゲームなども収録されています。
本体サイズは132.5×90.0×15.3mm、重量は約185g(電池込み)です。胸ポケットに収まるサイズで、扱いやすく持ち運びにも便利です。収録されているコンテンツは、国語・英語・旅行・教養の全12コンテンツ。
ゆったりとしたキー配列と大きくて読みやすい文字表示が特徴で、細かな文字が見えにくい方や、ややこしい漢字を調べる場合もストレスなく使えるモデルです。
外国語は海外旅行で役立つ7カ国を網羅。スピーカーが搭載されているので、発音のチェックも可能です。教養コンテンツは「ブリタニカ国際大百科事典」が収録されています。
小学生や高齢者などの、スマホをもたない世代の方に人気が高い電子辞書です。
本体サイズは119.0×83.7×14.0mm、重量は約84g(電池込み)です。収録されているコンテンツは、国語系・英語系のみとシンプル。言葉の意味や漢字、英単語や英会話を調べたいという方に最適。
辞書の文字は小さすぎて読みにくいという方、「電卓機能+辞書機能」があればいいという方におすすめです。ただし画面制約の都合で、漢和検索以外での複雑な漢字は間引かれて表示されるので、漢字学習をする方は別に漢和検索を使用するという注意が必要です。
低価格で、最大使用可能時間が1300時間と長いのもうれしいですね。
電子辞書ならではの良さがあります。
スマホがあれば、たいていのことは調べられる時代になりました。それなら電子辞書は持たなくても良いのでは?と思われるかもしれませんが、ネット検索の場合、「専門性が低い」ものが上位に表示されることもあり、調べるのに時間がかかってしまいます。例えば、冠婚葬祭のマナーや、専門的な知識などがこれにあたります。
また電子辞書はスマホと異なり、ネット環境が整っていなくても調べることが可能です。これは電子辞書の大きなメリットとなるでしょう。
この他にも、試験会場で「電子辞書は持ち込みOK」とする場合もあるようです。スマホだと、試験中に使用することはできません。
これらのことを考えると、電子辞書の方が使い勝手が良いと言えるでしょう。
>手軽に使える、持ち運びが楽という観点から、電子辞書がおすすめです。
学生が使う辞書は1冊ではありません。国語辞典、漢和辞典、英和辞典にはじまり、その他の外国語の辞典や、場合によっては専攻分野の辞書が必要になることもあるでしょう。これらをすべて持ち歩くのは不可能です。
電子辞書であれば必要な辞書が全て収録されており、常に持ち歩くことができるので、気になったタイミングでさっと調べることができます。これにより、学力の向上が見込めるでしょう。
「紙媒体の辞書を引く」というひと手間も勉強のためには良いのですが、より多くのことを疑問に感じたタイミングで調べられるのは、電子辞書の最大の魅力ではないでしょうか。
漢字を調べる機会が多い方にはあった方が便利です。
手書き文字入力機能があれば、読めない漢字を書き写すことで、かんたんに漢字を調べることが可能です。手書き文字入力機能が無ければ、漢字を調べたくても「読み」を入力することはできません。
手書き文字入力機能がない電子辞書などでは、「部首」や「部首の画数」から調べることもできるものもありますが、やはり手書き文字入力機能で漢字を書き写して調べる方がかんたんです。
デジタルカメラやスマホなどで撮影した、JPEG形式の画像を電子辞書で表示する機能です。これにより、撮影した画像を手軽に鑑賞することができます。
コンテンツ追加機能つきの機種では可能です。
あらかじめ搭載されているコンテンツだけではなく、別売りのコンテンツが追加できる電子辞書があります。ライフスタイルの変化にあわせて必要な機能を追加できるため、電子辞書を買い替える必要がありません。一つの機種を長く使いたい方におすすめです。
伺ったお話をもとに、失敗しない電子辞書選びの6つのコツと、タイプ別の編集部おすすめの電子辞書17選を紹介しました。今回改めて電子辞書の機能を知って、「こんなこともできるんだ!」とおどろかれた方も多いと思います。
お子さんの学習に役立つことはもちろん、「これまでスマホを触っていた時間が勉強の時間になった」などの変化も望めそうです。
一般常識として知っておきたいマナーや、海外旅行で役立つ外国語、健康や薬に関する知識など、必要なコンテンツが収録された電子辞書を選んでみてくださいね。その便利な機能に、きっともう手放せなくなるはずです。