シャー芯は、用途、筆圧の強さ、書き味の好みなどによっておすすめの商品は変わってきます。長時間の執筆や勉強に適しているもの、マークシートの塗りつぶしに特化したもの...
シャー芯は、用途、筆圧の強さ、書き味の好みなどによっておすすめの商品は変わってきます。
長時間の執筆や勉強に適しているもの、マークシートの塗りつぶしに特化したもの、デッサンができるものなどのさまざまな用途があり、用途に合っていない商品を選ぶと余計なストレスを溜めてしまうことになります。
この記事を読むとどのような素材、太さ、濃さ、書き味の芯があなたにぴったりなのかわかります。
シャー芯選びで迷っている人や自分の用途に最適な商品を発見したい人にはぜひ読んでもらいたい記事です。
ママアイテム編集部
シャープペンシルの芯は、さまざまな種類があり、用途によって使い分けると、とても使いやすくなります。シャー芯の濃さ、芯の組織、コスパなど説明していきます。
ポイントをしっかり押さえて選べば、あなたに最適のシャー芯を手に入れることができます。それでは、早速シャー芯の選び方をみていきましょう。
まず、一番に確認すべきものは、芯の太さです。シャー芯には、下記のようにたくさんの芯の太さがあります。
<一般的なシャーペン用の芯>
*0.3mm(0.35mm)
*0.5mm
*0.7mm
*0.9mm(1.0mm)
*2.0mm
<製図用のシャーペンの芯>
*0.2mm
*0.4mm
*1.3mm
*1.4mm
他にも鉛筆のような太さの芯もあり、用途や好みによって使い分けます。学生の勉強用や、事務仕事に使われる一番一般的な太さは、「0.5mm」です。
シャー芯は太ければ太いほど折れにくく頑丈になりますが、細かい文字は書きづらくなります。
シャープペンシルによっては、一般的な太さのシャー芯に対応していないものもあります。間違って購入してしまうと、シャー芯が無駄になってしまうので、購入の際はしっかり確認しましょう。
鉛筆と同じように、シャーペンの芯にも「濃さ」があり、その規格は、「日本工業規格(JIS)」によって定められています。
芯の種類は、6B〜9Hまであり、この表記はヨーロッパの方式を採用したものです。規格の中で使用されているアルファベットには、それぞれ下記のような意味があります。
*B・・・Black(ブラック=黒)
*H・・・Hard(ハード=硬い)
*F・・・Firm(ファーム=しっかりとした)
6Bに近いほうが芯が柔らかく、9Hに近づくほど芯は硬くなります。中間にあるHBは、HとBの両方の性質をもった芯になります。
柔らかい芯のほうが、弱い力で濃い字がかけるので手が楽ですが、字の輪郭がぼやけるため、細かい字を書きたい時には向きません。
硬い芯は筆記音がうるさくなりがちです。音が気になる人は、柔らかめの芯が向いているでしょう。
また、筆圧が強い人は硬度が高いものを選ばないと、頻繁に芯が折れてしまい不便を感じるかもしれません。逆に筆圧が弱い人は、濃い芯を選ぶと、弱い力でも濃い字を書くことができます。
その中間がHBなのですが、HBの中には、「かためのHB」、「濃いめのHB」があるので微妙な調整ができます。例えば、筆圧は弱めだけどBではすぐに折れる、という人は、「濃いめのHB」であれば、芯を折ることなく、濃い字がかけます。
19段階もの芯の濃さがあるので、自分の好きなバランスを見つけるために色々試してみるのも楽しいですよ。
勉強など一般的な用途には、2B〜HBを好んで使う人が多いようです。
どのシャーペンの芯も同じ素材で作られているように見えますが、実は芯の素材は大きく分けて2種類あります。ひとつは粘土芯、もうひとつはハイポリマー芯です。
書き味は、ハイポリマー芯のほうがよい傾向にあります。ハイポリマーのほうが粘土にくらべ、紙との摩擦が少なくなるためです。
さらにハイポリマー芯は消しゴムで「消しやすく」なっています。粘土芯は、油分が多く紙に馴染みやすいため、紙の凹凸に入り込みます。そのため、消しゴムで芯を吸着しにくくなるのです。
また、芯は柔らかいもののほうが消しやすくなります。柔らかい芯は色が濃いため、力を入れずに字を書くことができます。
そのため、紙に溝が出来ず、芯が平らな面に付着している状態なので、消しゴムで芯をからめ取りやすいという訳です。
さまざまなメーカーから発売されているシャーペンの芯。どこのメーカーのものをどのサイトで購入すると安くてコスパがよいか調査してみました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格.com | パイロット グラファイト10本 108円 | 三菱鉛筆 ナノダイヤ 40本 151円 | ステッドラー シャープ芯 6本入り 192円 |
楽天市場 | ドラパス シャープ芯 16本 97円 | 三菱鉛筆 ナノダイヤ 40本 131円 | ステッドラー シャープ芯 6本入り 192円 |
Amazon | CDT シャープペンシル替芯 40本 101円 | 三菱鉛筆 ナノダイヤ 40本 180円 | ステッドラー シャープ芯 6本入り 277円 |
不動の一番人気は三菱鉛筆の「ナノダイヤ」。芯の減りが少なく、濃くなめらかな文字がかけ、コスパがよいと大人気です。ステッドラーは、製図を書く人やデザイン系の人に人気の高級筆記ブランドです。
シャー芯メーカーの中でも、とくに人気のある3社を紹介します。
三菱鉛筆は、シャー芯メーカーの中で一番の人気を誇ります。その中でも「ナノダイヤ」は、どこのショッピングサイトでも常に上位に位置しているほどです。
シャリシャリとして気持ちよい書き味です。このシャリ感が嫌という人もいるので、購入前に一度、文房具店のサンプルで試し書きをしてみましょう。
ぺんてるのシャー芯は、硬さがある割になめらかな書き味なのが特徴。芯に硬さがあるにもかかわらず、間違った際に消しやすい点もおすすめポイントです。
中高生御用達のメーカーです。
パイロットのシャー芯は、なめらかで長時間書き続けても疲れにくいと評判です。軽い筆圧でさらさらと書き進めることができます。
書き味を最優先する人におすすめのメーカーです。
用途に合ったシャー芯を選ぶためには選定のポイントを明確にしておくことが重要です。特徴別のおすすめシャー芯を下記の2つのポイントから選定しました。
*太さ
*硬さ
書き味がなめらか、芯が折れにくい、摩耗が少ないなど、それぞれすばらしい特徴を持ったシャー芯を集めてみました。すべての人におすすめできる人気のシャー芯はこの5つ。ぜひ一度使ってみてくださいね。
neox GRAPHITEの特筆すべき点は、とにかく芯のバリエーションが多いということ。一番人気の0.5mm芯は10段階の硬さから選べ、少ないものでも4段階あります。
これだけのバリエーションがあれば、たいていの用途や職業に対応できるでしょう。
書き味はとてもなめらかで、シャーペンを長時間使用しても疲れません。スムーズに書けるため、芯が紙にひっかかって折れてしまうことも非常に少ないシャー芯です。
ストレスなく使用できるので、手書き作業が多い職業の人や受験生にもおすすめです。
シャーペンで文字を長時間書くことが多い人は、書き味が滑らかなシャー芯がおすすめです。紙に引っかかりがあると疲れるのも早くなってしまうためです。
そんな滑らかに書けるシャー芯のおすすめ4つがコチラです。
紙への定着率がよいシャー芯といえば、トンボ鉛筆のMONO-WX。柔らかすぎないのに、他社にくらべて文字が濃くかけるため、手が疲れないのが人気の秘密です。
さらにすごいのは、使用する人の気持ちを考えたケース。ケースからシャー芯を取り出す時に2~3本一緒に出てきて、不便に感じたことはありませんか?
MONO-WXのケースは、取り出し口がシャー芯一本分の太さのため、一本ずつしか出てこないという、気の利いたケースになっています。
さらに、芯の硬さは細かな段階に分けられているのが嬉しいポイント。一番人気があるHBを、かためHB・HB・濃いめHBの3段階に分けることで微妙な好みの違いにも対応しています。
ケースのデザインがおしゃれなので、気分も上がりますよ。
シャーペンでイラストを描く人にも人気のあるシャー芯です。芯の太さや硬さが豊富なので、表現したい線によって細かに芯を変えていくことができます。
また、イラストレーターにとって必須のポイントである「折れにくさ」も突出しています。大事なところで芯がおれると、そこで線が途切れてしまい、思ったような仕上がりにならないので、折れにくさは重要です。
0.4mmが人気の太さになります。書き味はなめらかで、もちろん普通の筆記も快適に行えます。
同じメーカーである三菱鉛筆から発売されている「Hi-uni」に比べてしまうと、なめらかさや発色は多少落ちますが十分使い心地のよいシャー芯です。
シャーペンが折れると、芯を出すのに手間と時間がかかります。また、作業や勉強を中断することで、集中力が途切れてしまうかもしれません。特に受験生など、一分でも無駄にしたくない人にとっては、ストレス以外のなにものでもないでしょう。
Hi-uniの一番のおすすめポイントは、芯が「折れにくい」ということ。芯を長めに出すのがお好みの人や、筆圧の強い人も安心して文字を書くことができます。
芯の粒子が細かく、紙にしっかり色が乗るため、発色がきれいです。また、芯の硬さは8段階あるので、好みの書き味を探しやすいのも◎です。
*太さ:0.5mm
*硬さ:HB・B
ドラフィックスのケースは、レバーを引くだけで、芯がすっと出てきてくれる使いやすいケースです。今ではこのタイプのシャー芯のケースが多いですが、ゼブラが元祖です。
ドラフィックスの芯はなめらかで紙にひっかかりにくいので、高速筆記が可能であることが特徴です。
速記が必要な職業の人や、少しでも無駄な時間や労力を使いたくない受験生に人気があるシャー芯です。
ただ、芯の太さや芯の硬さのバリエーションは少ないので、一般的な筆記などの使用が適しています。
シャー芯の中には、1.3mmなどの極太のものもあります。このような太いシャーペンは、鉛筆と同じような使い方をすることもできます。
太いシャー芯の中でも、とくに優秀な使い心地の商品を2つ紹介します。
太めの芯で鉛筆のように書きやすい、「鉛筆シャープ」の替芯です。キャップを外さず、芯を上から入れるだけと、芯の補充も楽々です。
太めの芯なので、マークシートの塗りつぶしにも最適。短時間ですばやくマークを塗りつぶせ、問題を解くことに、より多くの時間を使えるようになります。
小学校などでは2Bなど濃いめの鉛筆を使いますが、それと同じような感覚でシャーペンを使用することができます。
また、趣味でデッサンをする人にもおすすめ。鉛筆のような書き味なのに、鉛筆のように削る必要がないので、集中を途切らせずにデッサンを行うことができます。
その名のとおり、マークシートでの使用に特化したシャー芯です。1.3mmの太い芯なので、たった一往復でマークを塗りつぶすことができます。
マークシートは塗りつぶすという作業や、緊張などから力が入りすぎてしまうことが多いものです。このマークシート用のシャー芯は、折れにくいので心配ありません。
硬度が高くても、書き心地はなめらかで、紙に引っかかる感じもなく快適にマークをしていくことができます。
受験生は、一度試してみる価値ありです。
シャー芯の購入で多くの人が持つ疑問にずばりお答えします。疑問をすっきり解消してからシャー芯を購入しましょう。
シャー芯の硬度が高いものを選びましょう。柔らかい芯だと、芯の粉が飛び散りやすく、その上に手をおくことで粉が紙に広がってしまいます。
また、ルーズリーフを使っている人は、ノートに変えてみるというのもひとつの手です。ルーズリーフだと、紙同士がこすれあう機会が多いため、シャー芯の黒い粉を広げやすくなります。
ノートは真ん中で閉じられているため、上下左右へのこすれはあまり起こることがなく、比較的紙をきれいに保てます。
それでもどうしても紙の汚れが気になる人は、ノートを書き終わった後に、別の紙やティッシュをそっと押し付けて、シャー芯から出た余分な粉を取っておくことをおすすめします。
いろいろな特徴のあるシャー芯を紹介しましたが、使ってみたいシャー芯はありましたか?
用途によって一番使いやすいシャー芯は変わってきます。細かい文字を書くのか、マークシートのように塗りつぶすのかでは、芯のタイプはまったく違うものになります。何種類か購入して、用途別で使い分けるのがおすすめです。
また、メーカーによってシャリ感のある書きごこちやなめらかなかき心地などさまざまなかき心地があるので、いくつかお店で試してみてお気に入りのものを探してみましょう。
何を買ってよいかわからない人は、多くの人に選ばれている三菱鉛筆のユニダイヤがおすすめですよ。