この記事ではダイソンの掃除機に興味がある方に必要な情報をギュッと凝縮してお送りいたします。ダイソンはその企業理念に「世界の不満をエンジニアのテクノロジーで解決す...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>この記事ではダイソンの掃除機に興味がある方に必要な情報をギュッと凝縮してお送りいたします。ダイソンはその企業理念に「世界の不満をエンジニアのテクノロジーで解決する」とあり、素晴らしい製品を通して世界中の問題を解決する企業です。そんな企業が全力を注いで開発されたダイソンの掃除機について、選び方や基本的な掃除機の分類、そして各商品の説明などあらゆることをお伝えします。
ママアイテム編集部
もはや知らない人はいない!というほど有名な掃除機、ダイソン。しかしながら、そのラインナップはとても豊富で、いざ買おうとするとかなり迷ってしまうものです。実際、ダイソンは素晴らしい掃除機メーカーですが、製品選びが難しい上に、自分に合わない掃除機を選んでしまうと後悔することになりかねません。そこでダイソン掃除機の選び方が分からない方のために、選び方を7つに分けてご説明します。
ダイソンの掃除機には4つのタイプがあります。タイプごとに使い方が大きく異なるため、必ずチェックしておきましょう。
ダイソン掃除機の4つのタイプ
キャニスター型掃除機
アップライト型掃除機
スティック型掃除機(コードレス)
ロボット掃除機
では次に、それぞれのタイプのメリット・デメリット・特徴を確認してください。
キャニスター型掃除機は一般的な掃除機と同じタイプで、本体からコードが伸びており、ホース部分を持って掃除するタイプの掃除機です。
キャニスター型掃除機は充電いらずでいつでも長時間の掃除機が可能で、更に吸引力が高いためハウスダストや花粉なども吸い取ってアレルギーの元を減らすことができます。
さらにダイソンのキャニスター型掃除機は一般的なものに比べると比較的軽量で、排気もきれいという特徴があります。
考えられるデメリットとしては、コードが付いているため掃除の範囲に限度があり、プラグの抜き差しの手間が生じます。部屋間の移動はコードレスタイプに比べると面倒です。また比較的高価である点も覚えておきましょう。
<どんな方におすすめ?>
家が広い(掃除に時間がかかる)
今まで使っていたキャニスター型の排気が気になる
吸引力を重視したい
アップライト型掃除機はコードが付いている縦型の掃除機で、スティック型に近い形状です。収納がしやすく、アタッチメントを変更することによりいろいろな場所を掃除できます。また、手が届きにくい所も掃除をしやすいというメリットがあります。吸引力は高く、高性能かつ収納しやすい掃除機を求めている方には有力な選択肢となるでしょう。
デメリットとしてはコードの抜き差しの手間、コードのおかげで掃除できる範囲に制限が生じることです。
<どんな方におすすめ?>
吸引力を重視したい
細かな部分までとことん掃除したい
収納する場所が狭い
スティック型掃除機はコードレスタイプの掃除機で、予め充電しておいてコードいらずでさっと掃除できるタイプの掃除機です。
メリットはコードレスであることから、いつでも手軽に掃除ができることでしょう。部屋の隅や掃除しにくい所にも手が届きやすく、コードレスの利点を生かして車内の掃除など活躍の場が広いです。さらに言えば、比較的軽量で音も従来品に比べると静穏化されています。
とはいえ、コードレス掃除機のため長時間の掃除には向かず、1回の充電では40分程度の掃除に制限されます。また比較的高価であり、バッテリーが切れると充電を待つ必要もあります。
<どんな方におすすめ?>
隙間時間にささっと掃除をしたい
持ち運んで、色々な部屋の掃除をしたい
ロボット型掃除機は有名なルンバと同様、部屋の構造を掃除機が把握して自動で掃除をする製品です。吸引力は他社製のロボット型掃除機に比べて高いです。またキャニスター型掃除機やスティック型掃除機などと比べるとコンパクトな点もうれしいです。またラグやじゅうたんの段差や敷居などは数センチ程度なら乗り越えることができます。
デメリットは音が比較的大きく、電池切れで止まってしまうことがある点です。いわゆる迷子になってしまい、掃除機を探す手間がかかることがあります。また床をきちんと片づけておかないと掃除ができません。
<どんな方におすすめ?>
力の弱いお年寄り
女性
掃除機をかける時間がない
ダイソンの掃除機と言えばその威力に要注目。むしろこの点をチェックしないことは考えられません。
チェックの方法はカタログなどに書いてある「吸込仕事率」といった項目で数字似てみることができます。この数字が大きいほど吸引力に優れていることになります。
一般に吸引力はコードレス型より本体にコードが付いているタイプの方が優れていて、さらにスティックタイプのアップライト型よりもキャニスター型(一般の掃除機のように本体が大きなもの)が優れていると考えて差し支えありません。
そのためほこりや花粉が気になる方、アトピーやアレルギー対策に強い吸引力を求めている方はキャニスター型掃除機から製品比較をしていくとよいでしょう。
掃除機選びにおいて気になることが「騒音」です。騒音値が高いとそれだけうるさい掃除機となるため、アパートやマンションなど近所への配慮が気になる方、小さいお子様がいる方には騒音値は気になるところでしょう。
音の大きさはカタログに書かれていないこともあるので、実際の掃除機現物を確認することが必要です。
掃除機の音の目安としては
50dB(静かな事務所、家庭用クーラーの室外機、換気扇レベル)
60dB(騒がしい事務所の中、普通の会話)
70dB(電話のベル)
といったところで、大きな騒音があるとしても電話のベル程度と考えてよいでしょう。
この記事では音の大きさを「◎、○、△」で表現しました。
4.軽いと疲れづらい!重さをチェック
重い掃除機は何かと面倒です。掃除する時に腕が疲れてしまうのはもちろん、収納出し入れが大変で、最悪な場合は掃除そのものが嫌になることもあります。
重さも重要な要素ですので、掃除機を選ぶ際にしっかりチェックしておきましょう。
ダイソンではコードレスタイプの掃除機をスティック型掃除機と呼びますが、コードの抜き差しの手間がなく手軽に使える点が大きなメリットです。さらにコード付きの掃除機に比べると小さいサイズのものが多いことも特徴。掃除機を手軽に使いたい方や、収納場所に困りそうな方はコードレスタイプかどうかもチェックしておきましょう。
コードレスタイプの掃除機はすべてバッテリーの電力で動きます。つまり、コード付きのようにずっと使えるわけではなく、バッテリーの稼働時間しか掃除ができません。バッテリー容量が小さいと掃除を終える前にバッテリーきれを起こすこともしばしばです。
そのためコードレス掃除機を選ぶ場合は、バッテリー容量をチェックしておきましょう。
このバッテリー容量は「連続使用時間」からわかりますので、ご自身が掃除に使う時間に余裕があるバッテリーかどうかチェックすることが重要です。
ダイソンの掃除機に限らずすべての掃除機に言えることですが、価格相場をチェックしておくことも重要です。これまでお伝えした掃除機の選び方のポイントを見て、ご自身のニーズに合う掃除機はもちろん、価格も妥当な製品を探してください。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 最高級価格帯 | |
価格 | 20,000円台 | 50,000円台 | 100,000万円台 |
特徴 | ハンディタイプの掃除機が多い | 収納が楽で使いやすいアップライト型 | 強力な吸引力と使いやすさを併せ持つスティック型 |
ダイソンの掃除機は世界中で愛用されていますが、他社製の掃除機とどのような違いがあるのでしょうか?その違いの秘密はダイソンの企業理念からわかります。
ダイソンは1700人以上のエンジニアを擁して、世界中の問題を解決することを企業理念としています。つまり私たちが抱く不満、ここでは掃除機に対する不満を解決すること、そのために発明と改善を繰り返すことがダイソンの考えです。
このような考え方が反映されたダイソンの掃除機は年々進化し、素晴らしい製品が生み出されています。
ダイソンの掃除機の比較は以下の点を比較しています。これまで説明した選び方のポイント共に参考にしてください
吸引力
音
コードレスの有無
掃除機の形
収納
重さ
本体寸法
バッテリー
スティック型の掃除機はいわゆるコードレスタイプの掃除機です。使いたいときにさっと取り出して、すっと使える点が魅力。ここではダイソンのスティック型掃除機を4機種ご紹介します。
吸引力 ◎
音 ○
コードレスの有無 ○
掃除機の形 ハンディスティック
収納 ◎
重さ 1.58kg
本体寸法 250x224x1244 mm
バッテリー
通常30~40分間、強モード 7分間
V8 Absolute SV10ABL2が搭載しているデジタルモーターV8はダイソンの技術力を結集して作成された次世代モーターです。スティック型掃除機には小さなモーターを装着する必要がありますが、小さいモーターでは通常吸引力も落ちてしまいます。そこでダイソンは磁力を利用した吸引力が強いデジタルモーターを開発し、この問題を解決しています。
その吸引力はこれまでの掃除機モーターの3倍、全世代のV6デジタルモーターよりも吸引力は15%向上しています。
また連続稼働時間もV6デジタルモーターに比べるとおよそ2倍と大きく性能が向上しました。この先端技術を搭載している点が、V8 Absolute SV10ABL2のおすすめポイントです。
吸引力 ◎
音 ○
コードレスの有無 ○
掃除機の形 ハンディスティック
収納 ◎
重さ 1.58kg
本体寸法 250x224x1244 mm
バッテリー
通常30~40分間、強モード 7分間
V8 Fluffy SV10FF2はリチウムイオンバッテリーを搭載し、前シリーズより運転時間が約2倍の40分と大幅に上昇しています。平均家庭の掃除は40分以内の収まると言われており、十分な稼働時間を確保。V8 Absolute SV10ABL2とスペックはほぼ同じですが、付属品がシンプルになっています。パワフルかつ十分な掃除機で余計な付属品は必要ないという方におすすめです。
吸引力 ◎
音 ◎
コードレスの有無 ○
掃除機の形 布団クリーナーハンディ
収納 ◎
重さ 1.44kg
本体寸法 144x206x404 mm
バッテリー 30分間(モーター駆動のヘッドで20分間、強モードで6分間)
V7 Mattressは布団ハンディクリーナーにもかかわらず、毎分11万回転のパワフルな吸引力が魅力です。ハンディ型コードレスですので収納も楽々なうえ、30分間の連続稼働が可能な点も素晴らしいでしょう。また布団クリーナータイプですので重心が手元にあります。ハンディモップ感覚でどんな場所でも楽々掃除が可能です。
吸引力 ◎
音 ○
コードレスの有無 ○
掃除機の形 ハンディ型
収納 ◎
重さ 1.55kg
本体寸法 208 x 395 x 144 mm
バッテリー 使用時間20分間(モーター駆動のヘッドで17分間、強モードで6分間)
DC61はふとんクリーナーが搭載されており、ダニや花粉、ほこりなどアレルギーの元となるものを強力に吸引します。
またハンディ型のため、細かい所の掃除にも最適です。
キャニスター型掃除機はコード付きの本体とホースが伸びた吸引部分がある掃除機で、いわゆる一般の掃除機と同じ形をしています。もちろんダイソン製品のため、現在使用している掃除機に比べるとかなり強力な吸引力に期待ができるでしょう。
吸引力 ◎
音 ◎
コードレスの有無 ×
掃除機の形 キャニスター
収納 ○
重さ 2.75kg
本体寸法 250x720x696 mm
バッテリー なし
Ball Animal+Fluffy CY25AFの特徴はその強力な吸引力で、0.3ミクロンレベルの粒子(ほこりや花粉、カビなど)を99.7%吸引します。花粉症やほこりアレルギーの方に適した掃除機と言えます。
また掃除機から排出される空気は通常の空気と同等レベルのきれいさです。
吸引力 ◎
音 ◎
コードレスの有無 ×
掃除機の形 キャニスター
収納 ○
重さ 5.19kg
本体寸法 253×203×379mm
バッテリー なし
Dyson Ball Fluffyproの特徴は24個のサイクロン装置で、これが同時に機能すること遠心力による強力な吸引力を発揮します。また吸引部分にはソフトローラー機構が備わっており、あらゆるゴミを吸い取る点がポイントです。
吸引力 ◎
音 ◎
コードレスの有無 ×
掃除機の形 キャニスター
収納 ○
重さ 2.7kg
本体寸法 253x203x379mm
バッテリー なし
Ball Fluffy CY24MHCOMの特徴は小回りの良さにあります。ダイソン独自の寄稿による小回りの良さは、日本の家にピッタリ。家具や障害物を簡単によけることができ、方向転換も自由自在です。
アップライト型の掃除機は縦型の掃除機に電源コードが付属しておりコードレスのスティック型と一般の掃除機に近いキャニスター型の間のような形状をしています。コンパクトにもかかわらず構成のな点が売りです。
吸引力 ◎
音 △
コードレスの有無 ×
掃除機の形 アップライト
収納 ◎
重さ 4.84kg
本体寸法 806 × 280 × 360 mm
バッテリー なし
アップライト型掃除機は「片手1本で掃除機を操る」という弱点を抱えていますが、Small Ball UP15SPはこの点を克服しています。ダイソン独自のボール機構により、小回りが利いて片手でも楽に操作が可能です。
ロボット掃除機は自動的に部屋空間を認識して、室内を掃除するロボットです。円盤型の本体が部屋の隅々まで自動で掃除します。外出中や家事で忙しい時にも掃除をしてくれるので、多忙な方や小さいお子さんを抱えている方に好評です。
吸引力 ◎
音 △
コードレスの有無 ○
掃除機の形 ロボット
収納 ◎
重さ 2.42kg
本体寸法230x120x240 mm
バッテリー 自動充電
数多のロボット掃除機が各メーカーから発売されていますが、ダイソン独自の機構を活かした素晴らしい吸引力を享受するならDyson 360 Eye™がおすすめです。ダイソンの掃除機を使いたいけど、忙しくて掃除の時間をさけない、花粉やほこりなどが気になるけど普通のロボット掃除機では吸引力が不満。そういった方にはぜひお勧めしたい掃除機です。
ダイソンの掃除機をこれまでご紹介しましたが、購入を検討されている方が抱きがちな疑問をこちらでまとめました。
デジタルモーターV8とはダイソンが誇る最新テクノロジーです。掃除機の吸引力の強さはモーターの強さですが、吸引力を高くしようとするとどうしてもモーターが大きくなってしまいます。そうすると重くなり軽量化できません。
しかしデジタルモーターV8はモーターを小さくしながらも従来の掃除機モーターを凌駕する程のモーターです。つまり小さいながらもダイソン最強の吸引力を誇る点がすごい点と言えるでしょう。
ダイソンの掃除機はフィルタ部分を数週間から1か月程度で行えば大丈夫です。使用頻度にもよりますので、毎日掃除をするロボット掃除機ではもう少し高い頻度で掃除をするとよいでしょう。
またサイクロン部分にはほこりが付きますが、これは吸引力を弱めるものではありませんので掃除をする必要はありません。
ダイソンの掃除機はワンタッチでふたが開くようにできています。そのためゴミ箱や袋の上でワンタッチでふたを開きポイと捨てるだけでOKです。
機種によって異なりますが、おおよそ20分~30分と考えてかまいません。最長40分の掃除ができるものもあります。この数字は吸引力を一番弱くしたモードでの掃除時間で、強モードであれば10分弱の掃除時間となります。一番弱いモードでも吸引力はかなりのものですから、ダイソンならではの吸引力で掃除することは十分可能です。
ダイソンは吸引力の変わらない掃除機を提供するメーカーです。従来の掃除機のようなだんだんと吸引力が落ちるという不満を解決しました。ダイソン自身、テクノロジーを用いて世界の課題を解決することを企業理念としており、その理念を体現した掃除機がダイソンの掃除機と言えます。ご自身の生活スタイルや収納、掃除の頻度などを考えつつ、この記事からあなたにピッタリなダイソンの掃除機を見つけてください。