クレンジングにもオイルやジェルなど種類が様々。中でもミルククレンジングはつっぱらない優しい洗い上がりなのでクレンジングはミルク派!という人も多いですね。そんな人...
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
プロフィール詳細へ>>クレンジングにもオイルやジェルなど種類が様々。中でもミルククレンジングはつっぱらない優しい洗い上がりなのでクレンジングはミルク派!という人も多いですね。そんな人気のミルククレンジングの中でも特におすすめしたい10のアイテムを紹介していきます。
エキサイトおすすめアイテム編集部
ミルククレンジングとひとことで言っても市販されているアイテム数は膨大で、おすすめが知りたいものです。メーカーごとに配合されている成分の特徴も多種多様ですよね。買いに行っては見たけれど結局どれが良いのかわからなくて買わずに帰ってしまった…なんてことはありませんか?ミルククレンジングを選ぶときにおすすめな4つの選び方を専門家に聞いてみました!
ミルククレンジングは全般にオイルやジェルよりも保湿効果が高いのでしっとりとした洗い上がりになります。特に肌が乾燥していたり、敏感肌である人におすすめしたいのですが特に肌に優しい保湿成分が配合されているものがおすすめです。
セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどは肌に潤いやハリを与えて肌のバリア機能を高めてくれるのでこういった保湿成分が配合されているものを選ぶことで、よりお肌に負担をかけずに洗うことができます。
ミルククレンジングの場合、基本的には洗い流すものが主流ですが、中にはコットンなどを使って拭き取ってクレンジングする拭き取りできるタイプも多く見られます。
拭き取りタイプは洗い流さなくて良いので手軽な面もありますが、どうしてもコットンの繊維などによって摩擦が生じてしまい肌へ負担がかかります。ミルククレンジングは肌に優しく洗えることがメリットなので、そのメリットを生かすためにも洗い流すタイプがおすすめです。
基本的にミルククレンジングには、水溶性の洗浄成分を多く配合されオイル成分を少なくしているので刺激が少なくなっています。ただし、パラベンや香料などが配合されているとお肌に余計な刺激を与える場合もあるので、できるだけ添加物の少ないものを選びましょう。パッケージに「無添加・無香料」「パラベンフリー」「パッチテスト済み」などが明記されているものは肌への負担を与えにくいのでチェックしてみましょう。
ミルククレンジングは各スキンケアメーカー、コスメブランドから発売されているのでたくさんの種類があります。値段も数百円で買えるものから1万円を超えるものまで幅広いです。
市販されているミルククレンジングはどのようなものがあるのか、専門家にお聞きしたデータを表にまとめてみました。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
300~600円 トラベル用などのミニボトルや、コンビニで手軽に買えるサイズのものはお試しに買ってみることができます。 | 1,000~3,000円 ドラッグストアなどに並ぶ手軽に買える価格帯。 | 5,000~10,000円 いわゆるデパートコスメに分類されるブランドのものは比較的高級志向です。 |
コンビニなどで手軽に購入できるミニサイズのものは最安値価格帯。
ドラッグストアなどの棚に並んでいるものは1,000円未満のものもありますが、配合成分や使い心地のバランスから2,000円前後のものが手に取りやすく売れ筋のようです。
人気のデパコスブランドのものになると、5,000円を超える価格帯のものも珍しくありません。
10,000円を超えるものもありますが、配合成分や使い心地にこだわっているので1度は使ってみたいですね。
ミルククレンジングは各ブランドやメーカーから売り出されていますが、中でも人気の高いブランドを3つピックアップしてみました。
言わずと知れた人気デパコスブランドのひとつ。カバーマークと言えばファンデーションが有名かもしれませんが、ベースメイクアイテムだけでなくスキンケアアイテムも高く評価されています。デパコスながらクレンジングアイテムは値段もお手頃です。
無駄なものは省いた実直なものづくりで多くの人から支持されるブランド。シンプルなのに洗練されたアイテムが見つかります。機能性の高さはもちろんですが、パッケージも全てシンプルなので洗面所にそのまま置いても邪魔にならない見た目の良さも売りです。
肌に悩みのある人も毎日使いたくなるやさしさにこだわったカウブランドは製品のすべてが無添加です。長年の研究で使い心地と満足感を追求し続けたアイテムが手ごろな価格で購入できます。
ミルククレンジングに配合されている成分をそれぞれチェックしてみました。毎日使うものなので、購入しやすい場所にあるかどうかも選定ポイントに加えています。
*保湿成分
*クレンジングの種類
*オーガニック
*無香料
*アルコールフリー
*パラベンフリー
*購入場所
マイルドな洗い上がりが特徴のミルククレンジング。中でも、より保湿力にこだわった成分を配合しているアイテムを使用すれば、肌の潤い感を損なうことがありません。
さっそく、専門家おすすめの高保湿力のミルククレンジングを4つご紹介していきます。肌の乾燥が気になっている人におすすめです。
独自のアクアクレンジングゲル構造によってメイクはしっかり落とすのに高い保湿力で肌をしっとり洗い上げます。保湿成分であるMCキトサンはヒアルロン酸の2倍の保湿力を持っているのでクレンジングした後にしっとりもちもち感が続きます。9種のエッセンシャルオイルの柑橘系の爽やかな香りでスキンケアしながらリラックスタイム。
原料の95%以上がオーガニック原料でできたミルククレンジング。贅沢にも朝摘みのダマスクローズを900輪も使用しているので、みずみずしい香りに癒されます。オリーブオイルとオリーブ石鹸の相乗効果でメイク汚れも皮脂汚れもしっかり落とすのでW洗顔不要。たっぷりの植物美容成分で肌に潤いを与えながらしなやかに洗い上げます。メイク落としとしてだけでなく、朝の洗顔料としても使える1本2役アイテム。洗うたびにくすみのないしっとりと美しい肌に導きます。
アルビオンと言えば、大人気保湿化粧水スキンコンディショナーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?実はアルビオンには優秀なミルククレンジングもあるんです。
「エリミネートクレンジングミルク」はとろけるような感触で肌になじみ、角層の奥の汚れまですばやくメイクオフします。しかもメイク汚れだけでなく、肌のハリを失う原因となる酸化皮脂などの汚れも落とすので、弾むような肌に。洗い流しとふき取りの両方で使えますが、拭き取りで使用した後も肌がしっとりするのはさすがアルビオンです。
ローズとラベンダーの優しい香りが広がるミルククレンジング。ジュリークは無農薬有機農法の植物を自社農園で育てているというこだわりっぷり。こうして得られる大地の恵みを独自にブレンドしてこだわりのスキンケアアイテムが生み出されているんですね。
クレンジングローションリプレニッシングはホホバ種子油をはじめとしてマカダミアナッツ油、オランダセンニチ花エキスなど自然の保湿成分をたっぷり配合。美容液のようなしっとり感で肌をいたわりながら洗い潤いの膜で肌を保護します。
肌に負担をかけずに洗えるミルククレンジングはデリケートな肌にピッタリ!
中でも敏感肌向けにおすすめしたいのは、低刺激なタイプ。刺激に弱くなっているお肌にも安心して使えるミルククレンジングを3つ、チェックしていきましょう。
アレルギーを引き起こす心配のある着色料や香料、防腐剤やアルコールなどを無添加にすることで敏感肌のことを徹底的に考えたクレンジングです。カウブランドは多くの人が安心して使えるように皮膚アレルギーテスト済なので、敏感肌にも安心な処方になっています。敏感肌は乾燥しやすくデリケートに傾きやすいですが、そんな肌の保湿のために天然由来のセラミドを配合しています。これは、人の肌にあるセラミドと同じ構造をしているため、肌へのなじみがよくしっかりと肌を潤してくれるそうです。
皮膚科医との共同研究で産まれた低刺激&高性能をモットーにしたブランドであるアクセーヌ。「ミルキィクレンズアップミルク」は角質柔軟成分が配合されているので古い角質も一緒に落とすことができ、肌のごわつきが気になる時におすすめ。くすみや乾燥の原因となる古い角質をとりのぞき、もっちりとした柔らかなお肌に導いてくれます。敏感肌用でピーリングの効果を得られるのはうれしいですよね。
皮膚科学に基づく機能性の高いスキンケアを研究し続けている製薬会社から1980年に誕生した敏感肌用化粧品シリーズのひとつがこの「コラージュクレンジングミルク」。低刺激性にこだわって敏感な肌の人にも安心して使えるようなやさしさです。肌のバリア機能に着目し、肌に負担をかけないスキンケアを目指しています。メイクはスッキリ落とすのに肌の潤いは守って洗うので肌のツッパリ感が気になる人におすすめです。
クレンジングは毎日のように使うもの。お肌にこだわったものを選びたいけれど、そうするとお値段もそれなりに高くなってしまいます。でも、品質も良いものがプチプラで購入できればベストですよね!プチプラだけど、それ以上に優秀なミルククレンジングを3つ、専門家に教えてもらいました!
アンズ果汁やモモ葉エキスなどの天然のうるおい成分配合でクレンジングした後も肌のしっとり感が長く続きます。アンズ果汁には保湿作用だけでなく、肌のターンオーバーを整える働きもありますし、モモ葉エキスは肌荒れを抑える作用があります。香料、着色料、鉱物油、アルコールは不使用の低刺激処方クレンジングです。
植物の持つ優しさと力強い生命力を厳選したボタニカル成分で肌に届けてくれるNature & Coシリーズ。「クレンジングミルク」はなめらかなテクスチャで肌を柔らかくほぐしながらメイクや皮脂汚れをすっきりとオフします。古い角質も取り除くのでワントーン明るい肌に。カモミールの天然アロマオイルを配合しているのでリラックスしながらクレンジングできます。
コンビニで24時間購入できる手軽さ&便利さがありながら、クレンジングとしての機能性の高さにも注目です。洗浄力の高いミネラルオイルをカプセル配合しているので、メイク落ちが良いと評判。クレンジング成分は水になじむとナノ化するのであと残りなくすっきりと流せます。美容液成分が高配合されているのにプチプラで購入できるのはありがたいですね。マツエクをしていても使えますよ。
ミルククレンジングはお肌にかける負担が少なくメイクを落とせるのはわかったけれど、これってどうなのかな?大丈夫かな?とちょっと気になってしまう疑問点をピックアップして専門家に聞き、アドバイスをもらいました。ミルククレンジングを購入する時の参考にしてみてくださいね。
クレンジングミルクは敏感な肌の人でも使えるような軽めの洗浄力が魅力。ですが、その分メイク落ちの点から見るとミルクタイプはオイルやジェルタイプよりも残念ながら劣ってしまうのが実情です。
BBクリームやお湯で落とせるマスカラなどを使用していればミルククレンジングだけでも問題はないでしょう。しかし、ウォータープルーフマスカラなどを使ってしっかりアイメイクをした時などはその部分はポイントメイクリムーバーなど専用のアイテムを使用して、その他のパーツはミルククレンジングで落とす、といった工夫が必要になります。
洗浄力の強いアイテムでは肌への負担が心配になるかもしれませんが、その前にメイク自体が肌の負担になっていることをお忘れなく。メイクが残ってしまっていると、肌荒れや色素沈着などの原因になります。まずは、メイクをしっかり落とすことの方が大切なんですね。
前述のようにミルククレンジングは洗浄力がマイルドです。
そのため、ニキビの原因となる皮脂汚れなどが肌に残ってしまう場合があり、それがニキビ発生の原因となります。ニキビの始まりは毛穴に皮脂や古い角質などの汚れが詰まって角栓ができることがもとになります。そこへアクネ菌が増殖してくるとニキビの悪化ということになるんですね。
特にメイクをしているとメイクの汚れも毛穴に入り込むので、しっかりと落としてあげなくてはなりません。ですが、ミルククレンジングではオイル成分が少ないがために毛穴の汚れに洗い残しが生じてしまいやすいです。
特におでこや鼻筋、いわゆるTゾーンと呼ばれるところは皮脂分泌が多いので白ニキビができやすい部分です。また年齢とともに毛穴の広がりやすくなる頬なども同様です。
こういった角栓のできやすい場所にだけ洗浄力の強いオイルクレンジングなどを使用して、他の乾燥が気になる部分はミルククレンジングを使うといった使い分けをするとニキビを防ぎながら肌への負担を最小限にしてメイクや気になる皮脂汚れを落とすことができます。
すっぴんでも華やかな目元を保てるとマツエクをする女性も増えていますよね。このマツエクに使われる接着剤は普段の洗顔や摩擦くらいでは分解されませんが、油分によって分解されるという特徴があるそうです。つまり、オイルタイプのクレンジングはNGということです。
ですが、オイルフリーのミルククレンジングであればマツエクにも使用することはできます。ただし、メイクを落とすときは力を入れてこすったりしないでくださいね。摩擦によってマツエクが取れやすくなってしまいます。
マツエクは大切に扱って適切にケアすることで長持ちするので気をつけてみてください。
ミルククレンジングは肌に優しくしっとりと洗い上げてくれるのが最大のポイント。中でも高い保湿成分が配合されているものは洗いながら肌をいたわってくれるので、配合成分にもこだわって選びたいですね。保湿成分、価格帯、使い心地…トータルバランスで自分の肌にベストなものを見つけてくださいね!