衣類のお手入れに、初めてのアイロン替わりとしても、2台目の購入としてもおすすめなのが衣類スチーマーです。重いアイロン台を出さなくても、衣類スチーマーがあれば衣類...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>衣類のお手入れに、初めてのアイロン替わりとしても、2台目の購入としてもおすすめなのが衣類スチーマーです。重いアイロン台を出さなくても、衣類スチーマーがあれば衣類をハンガーに吊るしたままシワを伸ばすことができます。忙しい朝やお出掛け前にシワを見つけてしまったときなど、サッと取り出して気軽に使うこともできます。他にも衣類スチーマーが欲しくなるような利点はたくさんあります。それでは見ていきましょう。
ママアイテム編集部
お出掛け前の忙しい時にもすぐに取り出せて使えるのが衣類スチーマーの良いところ。もちろん衣類のシワを伸ばす機能や使いやすさも気になるポイントですね。そんな気になる大切なポイントを4つご紹介します。
普通のアイロンの場合、電源を入れてから充分な熱さになるまでの時間は、早いものでも約50秒かかります。衣類スチーマーの場合は約30秒、早いものだと約24秒の物もあります。
この立ち上がりの早さは、すぐに使いたいときにはとても助かる要素です。これなら衣類スチーマーの電源を入れて、シワを伸ばしたい服をハンガーに掛けたりの準備をしているうちに使える状態にできるので、立ち上がり時間の早さは大切なポイントです。
スチーム噴射量というのは、1分間の使用で噴射されるスチームの量のことです。約11ml/分~15ml/分の物が多いようです。スチームの量が多いほどしっかりシワを伸ばすことができ、仕上がりに差が出ます。
何度もスチームをかけながらアイロン掛けをするのは面倒なものです。一度できれいに仕上げるには、スチーム噴射量もチェックしておきたいものです。
衣類スチーマーはハンガーに掛けてある衣類に持ち上げたまま使うので、重さも気になるポイントです。
本体重量が軽い物のほうが良いようにも思えますが、軽い物だとタンクの容量が小さくなるので、一概に軽い物のほうが良いとは限りません。一度に掛けたい衣類の面積や一回で使いたいスチームの量を考えて選ぶ必要があります。
お出掛け前に気になる部分的なシワを伸ばすだけという使い方なら、タンクの容量が小さくても、本体重量の軽い物で良いでしょう。
シワを伸ばしたい衣類の数が多かったり、スチームの量が必要なシワの多い衣類や深いシワのある衣類に使いたいのなら、少し本体重量が重くなってもタンクの容量の多い物を選ぶほうがよいかもしれません。
シワを伸ばしたい衣類にはどんなものがあるでしょうか。スーツやスラックス、シャツ、スカート、ブラウス、ニットなどでしょう。
ほとんどの商品はアイロン面がフラットになっていて、アイロン台の上で使用することもできるタイプです。簡単にシワを伸ばしたい場合や、スラックスの折り目をきちんとプレスしたい場合などにも適しています。
一方、アイロン面がラウンド形状のものもあります。こちらは、ふんわり仕上げたい衣類に最適です。プレスのできないフリルのブラウスやスカートの細かいプリーツなどの立体裁断の衣類をきれいに仕上げることができます。
やはりおすすめは、家電メーカーとして定評のある5つのメーカーです。どのメーカーの製品もそれぞれに特徴があり、きっと欲しい物が見つかるはず!
松下幸之助が電球用ソケットを製造販売することから始まった会社です。1935年に松下電器産業、他関連会社数社を設立。日本を代表する大手総合電器メーカーです。
数々の幅広いジャンルの家庭用電化製品を世に送り出し、生活になくてはならない製品も少なくありません。もちろん衣類スチーマーもユーザーのニーズにしっかりと答える人気商品です。
HITACHIでも同じみの日立製作所。日立といえば、家電。冷蔵庫やエアコン、洗濯機など電器量販店でもお馴染みのメーカーです。
日立の衣類スチーマーは、タンク容量が多く、温度が3段階に設定できるためアイロンとしての充分な機能も備えています。
世界で初めて「こびりつかない」フッ素樹脂加工のフライパンを作った、フランスの企業です。圧力鍋などのキッチン用品からアイロンまで、デザインの優れた製品は人気があります。もちろん衣類スチーマーも日本製とはひと味違うデザインが魅力です。
メッキ加工業としてスタートしたツインバード。カラフルなプラスチックと組み合わせた製品の大ヒットを経て、現在では家電製品のメーカーとして知られています。ツインバードの衣類スチーマーはパワフルなスチーム機能が特徴です。
ガーデン、ペット用品、収納用品などで有名なアイリスオーヤマ。家電製品も基本的なものが揃っています。シンプルな色と形の衣類スチーマーは基本的な機能を備えた、ユーザーの満足度も高い商品です。
衣類スチーマーに求められる機能にはどんなものがあるでしょうか。手軽に使える重さ、立ち上がりの早さ、スチーム量などの気になる機能を調べてみました。
*重さ
*スチーム量
*立ち上がり時間
*タンク容量
*スチーム連続時間
*アイロン機能
*自動オフ機能
*脱臭・除菌・アレルゲン・ダニ除去機能
本記事で今一番おすすめする衣類スチーマーは、アパレルショップオーナーやデザイナーなど、ファッションのプロも愛用している注目の商品です。
欲しい機能が満載のこの商品の一番の特徴は、なんといっても立ち上がりの早さ!立ち上がりまでたったの24秒というのは、急いでいるときには特にうれしい機能です。また、スチームが広範囲に噴射されるように、6つの噴射孔が適切な位置に配置されているので、より早く衣類のシワを伸ばせるようになっています。
もちろんアイロン機能もついています。中温(約160°℃)でほとんどの衣類のアイロン掛けができます。お出かけ前のハンカチにサッとアイロン掛けをする際にも助かります。アイロン台がなくても、シート状のアイロンマットを用意しておけば、ハンカチや小物のアイロン掛けにもとても便利です。
アイロンの電源を切り忘れても安心の、自動ヒータオフ機能も付いています。お出掛け前の忙しい時に使っても、この機能があれば安心ですね。
普通のアイロンを持っていても2台目としても便利ですし、一人暮らしの人はこのコンパクトな衣類スチーマーが一台あれば充分!というおすすめの商品です。
ここでは、忙しい人にはうれしい機能、立ち上がり時間の早いタイプの商品を中心にご紹介します。
かけ面が特徴的な形の「ダイヤフォルムベース」は、前後左右の全方向に満遍なくスチームを当てることができるので、素早くシワを伸ばすことができます。
デリケートな衣類に便利なブラシアタッチメントを使えば、ほこりや毛を取り除きながらスチームを当てることができます。かけ面が直接衣類に当たることがないので、テカリが気になる衣類にも安心です。
立ち上がり時間も約30秒といううれしい早さ。アイロンとして使いたいときにも3段階に温度調節が可能なので、衣類の素材に合わせたケアができます。
衣類スチーマーとしてもアイロンとしても優秀な商品です。
立ち上がり時間35秒という早さが優秀な衣類スチーマー。スチームが広がる6つの穴とミゾが衣類のシワを素早く伸ばしてくれます。
スチームを約5分30秒もの長い時間連続使用できるので、上下の衣類+ハンカチのシワを伸ばすことも1度にできます。
脱臭効果は抜群、という口コミもあるので、頻繁に洗濯することができない上着やコートについた、焼肉やタバコなどの気になる臭いの消臭にも使えます。
水を入れるタンクはカセット式なので取り外すことができます。取り外すことで、給水時や排水時に誤って本体を濡らしてしまう心配も少なく、とても便利な機能です。
高さ284㎜とやや大きめにはなりますが、タンク容量がったっぷりの185ml。連続使用時間18分間ととても長いので、シャツ6着、上着2着に同時にスチームを当てることができます。
スチームボタンが固定できるので、スチームを当てることに集中できるのもうれしいポイントです。タンク容量が大きいので水を入れるとやや重くなるので、連続使用することを考えると、スチームボタンを押し続ける必要がないのはとても良いですね。
脱臭・除菌・アレルゲン・ダニ除去機能もすべて満たしていることも大きなポイントです。
やや大きいサイズであることが気にならなければ、パワフルなこの商品は2台目のアイロンとしても、便利に使えそうです。
衣類スチーマーは急いでいる限定の商品ではありません。まとめてたくさんの衣類のケアをしたい人にぴったりの商品もあります。ここでは2つの商品をおすすめしましょう。
デザインにも定評のあるティファール製。
400mlの水を入れることができるカセット式のタンクは台にセットし、そこからケーブルを通してハンドルへ水を送るので、水の重さが気になりません。握りやすい形状の軽量ハンドルは、衣類の上でスムーズに動かせるので作業がはかどります。
また、アイロンとしての機能も優秀です。セラミックの広いかけ面は衣類の上をスムーズに移動することができるうえに、先細りの先端は細かい部分をしっかりプレスすることができます。
これ一台でスチーム・アイロン両方の機能がしっかりある、おすすめの商品です。
日本ではあまり見かけることのないこのタイプ。ティファールから日本向けに開発されたコンパクトなサイズで、2015年から販売されています。
最大の特徴は、1,000mlの水を入れられる大容量タンクです。これだけの水を入れても立ち上がり時間約60秒という早さは、たくさんの衣類を一度にアイロンがけしたいときにもうれしい特徴です。
大容量でも本体はコンパクトなので、置き場所にも困りません。また、付属の専用フックはスチーマーを掛けておくことができるので、ドアに取り付けたりと、作業途中でも置き場所に困ることがありません。
ワイドな三角ヘッドから出る最大30g/分の強力スチームは、衣類のすみずみまでいきわたり、簡単にシワを伸ばしてくれます。
また、ホースが最長3mという他にはない長さなので、カーテンやカーペット、ソファーなどの広い面積の布のシワ取り、脱臭・除菌などのケアにも使えます。花粉の季節の花粉除去にもとても役に立ちそうです。
持ち手と台座がピンク色のかわいい衣類スチーマーです。見た目のかわいらしさや本体の軽さからも女性におすすめしたい商品です。
この商品の最大の特徴は、ラウンドアイロン面にあります。フラット面ではないので、しっかりとしたプレスには向きません。
このラウンド面はセラミック製なのですべりが良く、プレスのできないフリルやドレープなどの立体仕上げや、細かいプリーツの部分仕上げなど、ふんわりふっくらと仕上げたい衣類に最適です。
もちろん脱臭・除菌効果も高いので、臭いの付きやすいニット製品もふんわりさっぱりと仕上げてくれます。花粉の付きやすいウールのコートやジャケットにも最適ですね。
普通のアイロンでは難しい立体裁断の衣類の仕上げが得意なので、2台目として持っていて損のない、とてもおすすめの商品です。
シワの状態や臭いの強さに合わせて、スチームの強さの切り替えができます。普段使いは最大約11ml/分の「スチームモード」、シワが深いときは最大約15ml/分の「シャワーモード」で、パワフルなスチームが繊維の奥まで浸透します。
また、スチームの穴がアイロン面全体に配置されているので、より広い範囲にスチームが広がり、衣類の仕上がりに差が出ます。
この商品のハンドル部分はオープンハンドルになっています。ハンドルを掴むときの指のひっかかりが少ないので、スッと掴むことができ、忙しい時にも気分よく使えます。
普通のアイロンとしても優秀です。アイロン面の先端は細かいところのアイロンがけもラクにできる先細りのデザイン「楽がけライン」になっています。間隔の狭いボタンの間にもアイロンの先端がスッと入るので、楽にきれいに仕上げることができます。
電源を切り忘れたときにも安心の自動オフ機能も搭載。文句なしの衣類スチーマーです。
1987年に発売されてから300万台を超える台数が消費者に愛用されてきたヒット商品です。
ハンドルタイプのこの商品は、タテ・ヨコ・ナナメ、どんな角度でも安定してスチーム掛けができます。強力なスチームで、シワだけでなくしつこいニオイもサッとひと当てするだけで吹き飛ばします。
付け替え用の毛ブラシと衣類ブラシで、衣類の素材に合わせたより丁寧なケアができるのもうれしいですね。
また、アイロン面はアイロンのすべりが良くなるセラミック加工。高・中・低の三段階に温度調整ができるので、アイロンとしても充分な機能を備えています。
カラー展開もブルー・ピンク・グリーン・イエロー・パープル・オレンジのうれしい5色展開。お気に入りのカラーだと、衣類のお手入れも楽しくなりますね。
アイロンは使ったことがあるけど衣類スチーマーを使うのは初めて。アイロンとは違う形状にどう使うのか気になることがあると思います。そんな疑問にお答えします。
アイロンは高温の平らな金属面で、アイロン台の上に置いた衣類を押さえつけて(プレスして)シワを伸ばします。
衣類スチーマーは高温の蒸気が衣類の繊維まで入り込むことでシワを伸ばします。衣類をハンバーにかけたままスチームを当てることができるので、アイロン台が必要ありません。
機種によってはプレスが可能なフラット面のものもあるので、アイロン台と併用すればパンツの折り目つけなどのしっかりプレスも可能なので、アイロン替わりにもなります。
衣類をハンガーにかけたまましっかりシワをとる方法にはコツがあります。
シャツやジャケットをハンガーにかけ、裾を軽く引っ張りながら生地がフラットになるようにします。そしてスチーマーのかけ面が生地に軽く触れる程度にスチーマーを近づけ、ゆっくりスチーマーを当てていくと、きれいにシワを伸ばすことができます。
デリケートな衣類の場合は、スチーマーを衣類から離してスチームが軽く当たるように調節して使います。
人は見た目である程度の判断をされてしまうことがあります。シワの少ない清潔感のある装いを心掛けるだけでも、見た目の印象はアップします。
いつもきちんとアイロンを掛けておきたいとは思っていても、大きなアイロン台を出したり片付けたりは面倒…おまけに場所もとるし…でついつい億劫になってしまうアイロン掛けも、衣類スチーマーがあればいつも気持ちのよいおしゃればできるようになりますね。