思春期ニキビや大人ニキビで悩んでいる人は、乳液は使わない方がいいのでは?と思っている人も少なくないようです。お肌のことを正しく知って、自分の肌に合った乳液を使うことはニキビケアにおいてもとても大切。
そこでニキビ肌向けの乳液の選び方と、おすすめ商品9選をご紹介します!
松山千佳
スキンケア商品の製品開発に携わっていました。携わった会社は合計4社で、様々な観点からそれぞれの人や環境にあったスキンケアについて話せます。数回のテレビ出演・雑誌掲載経験があります。
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思春期ニキビや大人ニキビで困っている人の多くは乳液選びも迷ってしまいがち。
「そもそもニキビ肌に乳液を使っていいの?」という素朴な疑問を抱えている人も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は肌のことにくわしい元美容部員にニキビ肌におすすめの乳液を9つ厳選してもらいました。
品質の良さはもちろん、ニキビの原因ごとにぴったり合ったアイテムをピックアップしているので、ニキビ肌のケアに悩んでいる人は必見です!
ママアイテム編集部
乳液は化粧水などに比べると油分が多いので、ニキビ肌に使うのはNGなのでは?という疑問を感じる人も多いのではないでしょうか。
実際、ニキビ肌に乳液は使ってもいいのかどうか検証してみましょう。
乾燥や部分的にカサつく混合肌が原因で大人ニキビができてしまうという人は、保湿力が不足している証拠。
乳液にはそれ自体に保湿作用があるほか、化粧水などで補給した水分を肌の中にとじこめて蒸発するのを防いでくれるので、乾燥肌や混合肌の人は乳液でケアすることをおすすめします。
ただ、混合肌の人は部分によってオイリーなところと乾燥しているところにわかれているので、おでこや鼻筋などのTゾーンは避け、カサついた部分にのみ塗るようにしましょう。
それほど混合肌がひどくない場合は、使用量を減らすか、またはTゾーンのみさっぱり系の乳液を使うなど工夫するといいですね。
顔全体がオイリー肌の人の場合、乳液は無理に使用する必要はありません。
脂性肌は毛穴から分泌される皮脂の量が多いので、もともとこってりした使用感の乳液を重ねるとさらにベタつきやニキビが悪化してしまうおそれがあるからです。
とくに思春期ニキビは過剰な皮脂分泌が原因で発生するケースが多いので、過剰に使用するのは避けた方が無難です。
ただ、絶対にNGかというとそうでもなく、使用する乳液のタイプを選べばオイリー肌でも乳液を使ったケアが可能です。
その場合、油分が含まれていないオイルフリーの商品を選ぶか、使用感がさっぱりしたテクスチャのものを選ぶなど、オイリー肌向けのアイテムを選ぶことが重要なポイントとなります。
なお、オイリー肌や混合肌だと思っていたら実は敏感肌だったというケースも。乳液を使って肌にしみたり刺激を感じたりした場合、そのまま使い続けるとトラブルを起こす確率が高くなりますので使用はNGです。
とくにニキビ肌は外部からの刺激に弱いので、少しでも異常を感じたら直ちに使用を中止したほうがよいでしょう。
ひと言にニキビといっても、乾燥や皮脂の過剰分泌などその原因はさまざま。乳液に限らず、化粧品は肌質に合わせて選ぶのが基本ですので、乳液もニキビの原因や肌タイプからチョイスすることが大事です。
ここではニキビや肌タイプ別におすすめの乳液の選び方を2つ紹介します。
乾燥からくる大人ニキビに悩まされている場合は、保湿力重視の乳液を選ぶのが基本です。
肌が乾燥していると外部からのダメージを防ぐバリア機能が低下してしまい、ニキビや吹き出物ができやすい体質になってしまうからです。
高保湿の化粧水を使用した後、さらに保湿力の高い乳液を重ねれば肌にうるおいがチャージされ、乾燥を防ぐことができます。肌がうるおうとトラブルも起こりにくくなり、ニキビケアにつながるので一石二鳥ですね。
保湿成分はいろいろありますが、代表的なものは以下の通りです。
*セラミド
*ヒアルロン酸
*コラーゲン
*レシチン
乾燥肌の場合、ベタつきは気にしなくていいのでテクスチャはしっとりタイプのものを選んでもOKです。
オイリー肌の人や思春期ニキビに悩まされている人は、基本的に乳液ケアは必要ないといわれています。
それでも乳液を使わないのは物足りない!という人はオイルフリーか、または油分が少ないさっぱりタイプの乳液を選びましょう。しっとりタイプの乳液を使うとベタつきが強くなってしまう可能性があるので要注意です。
また、脂性肌の人は毛穴に皮脂や古い角質がつまりやすいので、ニキビケアに役立つ成分が配合されているものを選ぶのがポイントです。
ニキビケアに有効な成分はいろいろありますが、代表的な成分には以下のようなものがあります。
*サリチル酸
*トラネキサム酸
*グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)
*グリチルレチン酸ステアリル
サリチル酸には古い角質を柔らかくしてはがれやすくする作用があり、毛穴つまりが起こりにくい肌質に整えてくれます。
一方、トラネキサム酸やグリチルリチン酸系成分は優れた抗炎症作用を発揮してニキビの悪化を予防してくれますよ。
ニキビ肌向けの乳液を選ぶポイントは使用感のほかにもいろいろあります。肌質に合わせてある程度候補を絞り込んだら、さらに以下のポイントを参考にしてニキビケアに役立つ乳液を選ぶようにしましょう。
スキンケア商品を使ったことがある人なら、一度は「ノンコメドジェニック」という言葉を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
ノンコメドジェニックとは、ニキビの第一段階である毛穴つまり「コメド」ができにくい成分を使用しているという意味です。
ニキビの原因菌であるアクネ菌は皮脂などの油分をエサにして増殖するのですが、ノンコメドジェニック化粧品にはアクネ菌のエサになりにくい油分が使われています。
実際、化粧品が原因でニキビが増えたケースも多々報告されているため、メーカー側はコメドができにくい成分を配合したうえで、ノンコメドジェニックテストを実施し、条件をパスしたものだけを商品化しているわけです。
ただ、ノンコメドジェニックだからといって過信は禁物。「できにくい」というだけで誰でも100%できないというわけではありませんので誤解しないようにしましょう。
もちろん今あるニキビを治療できるわけではなく、あくまで「予防」に特化しているだけなので注意が必要です。
ニキビ肌は非常にデリケートで、ちょっとの刺激でもニキビ発生の原因になることがあります。
スキンケア化粧品も例外ではなく、合成香料や合成着色料、パラベン、鉱物油などの添加物が含まれているものは肌に余計な刺激を与えてしまう可能性大。
添加物の多くは使用感をよくし、化粧品を長持ちさせるなど、スキンケア効果と直接関係ない理由で配合されているものばかりなのでなるべく添加物が含まれていないものを選んだほうが安心です。
添加物の扱いについてはパッケージに「香料不使用」などと記載されていますので、購入するまえによくチェックすることをおすすめします。
とくに敏感肌の人は添加物入りの化粧品を使うと肌荒れやかぶれを起こす可能性もありますので、無添加の乳液を使ったほうがよいでしょう。
成分表示を見ても、どれが有効成分なのかわからない……という人は、医薬部外品かどうかをチェックしましょう。
医薬部外品とは、医薬品と化粧品のちょうど中間に位置する存在。医薬品ほどの効果・効能こそありませんが、そのぶん副作用のリスクが少なく、安心して使えるところが特徴です。
医薬部外品のニキビケア商品の場合、すべてとはいわないまでも何かしらの有効成分が最低でも1種類は配合されていますので、成分知識のない人でもかんたんに有効成分の有無を見分けることができます。
ただ、医薬部外品にはシミ、くすみ用などさまざまな商品がありますので、単に「医薬部外品」というだけで決めてしまうのはNG。医薬部外品であり、かつニキビケア用の乳液であることをしっかり確認しましょう。
ニキビケア用の乳液を選ぶときに比較しておきたいポイントは全部で6つ。肌に負担がかからないものを選ぶのはもちろん、自分の肌質に合った成分が配合されているものをセレクトするようにしましょう。
*内容量
*ノンコメドジェニックテスト済み
*無添加
*医薬部外品
*保湿成分
*有効成分
デリケートなニキビ肌をケアするには、肌にやさしい成分を使っているのはもちろん、余計なものが入っていないこと。ニキビケアに役立つ成分が配合されていることなど、ニキビ肌に特化した乳液を選ぶことが大切です。
そんなハードルの高さを見事クリアし、元美容部員も納得した高機能乳液はこちらのアイテムです!
*内容量:100ml
*ノンコメドジェニックテスト済み:○
*無添加:香料、着色料、パラベン、エチルアルコール
*医薬部外品:○
*保湿成分:濃グリセリン
*有効成分:トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム
トラネキサム酸やグリチルリチン酸ジカリウムなどの有効成分を配合した、医薬部外品の乳液です。
有効成分がニキビの炎症を抑えつつ、濃グリセリンなどの保湿成分が乾いた肌にうるおいを届けてくれるので、仕上がりはいつもしっとりなめらか。
さらに肌のターンオーバーを促進してくれるアラントインも配合されていて、乾燥や紫外線、毛穴つまりに負けない強い肌を作り上げることができます。
うるおい補給の水分と油分はジェルボールに包まれていて、肌に乗せてほぐすとふんわりなめらかに広がるところが特徴。ベタついたり圧迫感を感じたりしないので、毎日ストレスなくケアできるのがうれしいポイントです。
テクスチャの伸びもよく、隅から隅まですっとなじませていくことができるので、思春期ニキビや大人ニキビが顔全体に発生している人にもおすすめ。
着色料や香料、パラベンなど余計な添加物は含まれていない弱酸性の乳液だからデリケートなニキビ肌のケアに役立ちます。
実際にこちらのアイテムを使ったユーザーからは「夜にしっかり使うと翌朝のポツポツ感がおさえられる」と大人ニキビへの効果を実感している人が多数。
「ジェル状の乳液だけどさっぱりしていて使いやすい」というコメントもあり、オイリー肌や思春期ニキビに悩まされている人にもぴったりですよ。
ベタつきや過剰な皮脂分泌で悩んでいる人には、さっぱりした使用感の乳液がベスト。一年通してベタつかず、さらっとした質感をキープできるので、脂性肌や思春期の肌にも安心して使えます。
こちらで紹介する3つの乳液は、さらにニキビケアに有効な成分を厳選配合したものばかり。使用感だけでなく、ニキビができにくい健やかな肌を作りたいという人は一度試してみることをおすすめします。
中にはニキビだけでなくニキビ跡に有効なアイテムもあるので、色素沈着やクレーター解消も期待できますよ。
*内容量:120ml
*ノンコメドジェニックテスト済み:×
*無添加:香料、着色料、アルコール
*医薬部外品:○
*保湿成分:セラミド機能成分、ユーカリエキス、スクワラン
*有効成分:アラントイン
乾燥性敏感肌向けの化粧品を開発していることで有名なキュレルの医薬部外品乳液。
ニキビや肌荒れ、カサつきなどのトラブルを起こしがちな肌のために、セラミド機能成分やユーカリエキスなどのうるおい成分をたっぷり配合しています。
とくに注目したいのはセラミド機能成分の保護効果。低下した肌バリア機能を強化して、外部からの刺激に負けない力強い肌へと導いてくれます。
さらにニキビの炎症を鎮めてくれる有効成分アラントインも厳選配合。ニキビの炎症によって傷ついた皮下組織の回復もサポートしてくれるので、赤ニキビや黄ニキビへの悪化を食い止めてくれます。
香料や着色料、アルコールは無添加で、肌とおなじ弱酸性に仕上げているところも魅力のひとつ。
パッチテストは乾燥性敏感肌の人に実際に協力してもらって行われているので安全性も高く、デリケート肌の人でも安心して使えると評判です。
実際、「他の化粧品で荒れた肌に使ったらかゆみとブツブツが引いた」と他の化粧品との違いを実感している人も。
「さっぱりしているけど保湿力がある」という声もあるので、オイリー肌だけど乳液を使いたいという人にうってつけですね。
*内容量:30ml
*ノンコメドジェニックテスト済み:×
*無添加:着色料、香料、鉱物油、パラベン、アルコール
*医薬部外品:○
*保湿成分:サリチル酸など
*有効成分:公式サイト記載なし
皮膚科学の理論に基づいて開発されたクリニークの医薬部外品乳液です。乳液でありながらベタつかない軽やかな質感に仕上がっていて、ベタつくオイリー肌のお手入れにぴったり。
肌にのせた瞬間、すばやくなじんで角質層に浸透するので、常にさらりとした理想の肌をキープすることができます。
名前の通り、ニキビのもとであるアクネ菌に着目して作られたアイテムなので、ニキビ肌の予防にも優れた効果を発揮。
朝晩2回、顔全体になじませるだけでニキビの発生や悪化を防ぎ、つるんときれいな肌へと生まれ変わらせます。
肌が本来持っている美しくなろうとする力を引き出すというコンセプトのもと、余計な成分は一切使用しない低刺激処方を徹底。
香料や着色料、鉱物油、パラベン、アルコールなどは使われていないので、外部からの刺激に影響を受けやすいデリケート肌の人からの支持率も高くなっています。
ひとつの製品を作るごとに600人を対象に12回ずつ、計7,200回もアレルギーテストを行っているというから安全対策は徹底していますね。
口コミでも「さっぱりしていて、ニキビ予防にぴったり」という感想のほか、「これに変えてからあっという間にニキビが目立たなくなった」など即効性の高さを絶賛している声もたくさん寄せられています。
*内容量:18g
*ノンコメドジェニックテスト済み:○
*無添加:防腐剤、香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤
*医薬部外品:○
*保湿成分:ヒアルロン酸Na-2、ローズマリーエキス、ゼニアオイエキス
*有効成分:グリチルリチン酸2K
今できているニキビはもちろん、ニキビ跡が残らないようにケアしてくれる薬用乳液です。
化粧水のうるおいをしっかり包み込んで水分をキープして、バリア機能を向上。乳液自体にもヒアルロン酸やローズマリーエキス、シャクヤクエキスなどの保湿成分がたっぷり含まれているところが魅力です。
一方、無添加スキンケアのファンケルならではの特徴として、防腐剤や香料、合成色素、石油系界面活性剤などの添加物は不使用。オイリー肌や思春期の肌にうるおいを届けながら、さっぱりとした使用感を楽しめます。
また、有効成分として肌荒れ予防に最適なグリチルリチン酸2Kを配合。ニキビの悪化をおさえて健康的な素肌作りをサポートしてくれるところは、薬用乳液ならではのメリットといえるでしょう。
さらにニキビの炎症をすみやかに鎮めてくれるから、ニキビ跡になりにくいのも魅力のひとつ。同時にたっぷりの保湿成分がふっくらとしたつややかな肌を生み出し、ニキビ跡を目立たなくしてくれます。
ユーザーの評価も上々で、「軽いのに乾燥しないから一年中使える」「「ニキビができにくくなっただけでなく、ニキビ跡も消えた」など使い心地の良さや幅広いケアに満足している人がたくさんいるようですよ。
治ったと思ってもすぐに再発する頑固な大人ニキビ。原因をもとから断つには今あるニキビをケアしつつ、肌のコンディションを整えるお手入れを行う必要があります。
こちらで紹介する3つの乳液は、厄介な大人ニキビのケアに適した有効成分を配合。
肌に刺激を与えず、保湿や肌バリアの強化を促してくれるので、毎日使い続ければ大人ニキビができにくい肌を作り出すことができます。
商品によってはシミやくすみのケアもできるので、エイジングサインに悩んでいる人にもおすすめですよ。
*内容量:120ml
*ノンコメドジェニックテスト済み:○
*無添加:香料、着色料、アルコール
*医薬部外品:○
*保湿成分:セラミド機能成分、ユーカリエキス
*有効成分:アラントイン
名前の通り、皮脂トラブルのケアに特化したキュレルの医薬部外品乳液です。
皮脂の過剰分泌を抑える成分が配合されていて、ベタつきや毛穴つまりのケアにぴったり。ニキビによるダメージを防ぐ有効成分アラントインも含まれているので、赤ニキビやニキビ跡の予防にも役立ちます。
一方、ニキビに負けない肌作りのベースとして、セラミド機能成分やユーカリエキスなどのうるおい成分をバランスよく配合。
セラミド機能成分には肌にうるおいの被膜を張る作用があって、乾燥や紫外線などの外的ダメージをしっかりブロックしてくれます。
多種多彩な成分が配合されていますが、テクスチャは肌なじみのよい水ベース。ノンオイリー処方なので使用感は軽く、肌の奥をうるおしながら表面はさっぱりと仕上げてくれるのが嬉しいですね。
もちろんパッチテストやノンコメドジェニックテストは実施済み。とくにパッチテストは実際に敏感肌の人を対象として行ったものなので、デリケート肌の人も抵抗なく使い続けることができるでしょう。
愛用者のレビューでは「サラサラだけどきちん保湿してくれてバランスがいい」「肌荒れがなくなってキメが細かくなった」と肌質の改善を実感したという感想がたくさん投稿されていますよ。
*内容量:60g
*ノンコメドジェニックテスト済み:○
*無添加:香料、合成着色料
*医薬部外品:○
*保湿成分:天然ビタミンE、大豆リン脂質、グリセリン
*有効成分:グリチルレチン酸ステアリル、トコフェロール酢酸エステル
画期的な技術を取り入れた、スキンケアコスメを開発していることで話題の富士フイルムが生み出したニキビケア乳液。
ニキビの発生をおさえるグリチルレチン酸ステアリルと、肌荒れを防いでくれるトコフェロール酢酸エステルをW配合することで、大人ニキビをケアしつつ、ニキビを作らない肌作りをサポートしてくれます。
これら2つの有効成分とともに、ビタミンEやグリセリンなどの保湿成分をブレンドした富士フイルムの独自成分「アクネシューター」は直径が80nmしかない超極小のスキンケア成分。
「油は脂に引き寄せられる」という原理のもと、油性のアクネシューターを使用して毛穴の中にすばやく有効成分を送り届けます。
さらにセイヨウナシ果汁発酵液やヒオウギ抽出液、ビルベリー葉エキスなどハーブ由来のうるおい成分をプラス。
植物由来のやさしい成分がカサついた肌に水分を補給し、しっとりなめらかな状態に整えてくれるので乾燥からくるニキビ対策にも有効です。
天然由来成分の良さを活かすため、香料や合成着色料などは無添加。もちろんノンコメドジェニックテスト済みなので、化粧品によるニキビリスクを気にしている人にもおすすめできる乳液といえるでしょう。
使い心地についても満足している人が多く、「ジェルだけどさらっとしたつけ心地がいい」「しっとりした使い心地で肌の調子がよくなった」という声もあがっています。
*内容量:50ml
*ノンコメドジェニックテスト済み:○
*無添加:香料、着色料
*医薬部外品:○
*保湿成分:リピジュア、ヒアルロン酸Na-2、セラミド3
*有効成分:L-アスコルビン酸 2-グルコシド(ビタミンC誘導体)、グリチルレチン酸ステアリル
臨床皮膚医学に基づいたスキンケア商品を展開している「ノブ」の医薬部外品乳液です。
最大のポイントは、異なる作用を持った2種の有効成分を同時配合しているところ。
肌荒れを防ぐグリチルレチン酸ステアリルがニキビをケアし、トラブル知らずの健やかな肌を作る一方、メラニンの生成を抑えるビタミンC誘導体がシミ、くすみなどのエイジングサインにアプローチしてくれます
さらに乾燥しやすい大人ニキビ肌には、リピジュアやヒアルロン酸Na-2、セラミド3、乳酸Naなどの保湿成分をたっぷり配合。硬くなった乾燥肌を柔らかくほぐしてぷるぷるの美肌へと導きます。
シミ、くすみケアの有効成分が配合されているものは肌への負担が強いというイメージがありますが、香料や着色料などの添加物は配合されていませんし、ノンコメドジェニックテストやアレルギーテストも実施済み。
敏感肌の人も刺激を感じずに使える、マイルド処方を取り入れているところも人気の秘密となっています。
大人ニキビに悩んでいる人は「これをつけていないとすぐニキビができるから手放せない」と予防効果を絶賛。
「硬い肌がふんわり柔らかくなる」と柔軟作用に満足しているという口コミが多いのもスキンケア効果の高さを物語っています。
肌の乾燥は皮膚トラブルを引き起こす大きな原因のひとつ。表面がカサついている肌はバリア機能が低下していて、外部からの刺激を受けやすい状態になっています。
放っておくと乾燥性敏感肌になってしまう可能性もありますので、保湿重視の乳液を使用して早急に乾燥対策を行いましょう。
常にうるおいをキープしていれば、ニキビの原因となる乾燥や紫外線ダメージを防げるのでトラブル知らずの肌になれますよ。
*内容量:200ml
*ノンコメドジェニックテスト済み:×
*無添加:香料、着色料、鉱物油、パラベン、アルコール
*医薬部外品:×
*保湿成分:リピジュア、ヒアルロン酸Na
*有効成分:なし
良質でシンプルなスキンケア商品を手がけていることでおなじみの、無印良品から発売されている乳液です。
その名の通り、保湿力の高さと低刺激性を兼ね備えているところが特徴で、乾燥やストレスなどによるトラブルを起こしやすいデリケート肌をやさしくケア。
しかも乳液のベースに採用しているのは岩手県釜石の天然水で、高品質な水が肌にたっぷりのうるおいを補ってくれます。
さらに高保湿成分としてリピジュアやヒアルロン酸Na、グレープフルーツ種子エキスを厳選配合。肌を保護するスベリヒユエキスもブレンドすることで、水分保持力と肌の保護機能を同時に高めることに成功しています。
ベースから配合成分まで天然由来の原料が中心ですし、香料や着色料、鉱物油、パラベン、アルコールはすべて不使用。さすが「敏感肌用」と銘打っているだけあって肌への優しさはお墨付きといえそうです。
愛用者からの口コミにも「するっと伸びて使い心地がいい」と使用感の良さを評価する声が満載。
「ニキビがひどかったけど、これにしたらニキビがなくなったし、乾燥も軽くなった」という口コミもあって、ニキビケアだけでなく、保湿力の高さも評価されています。
*内容量:50g
*ノンコメドジェニックテスト済み:×
*無添加:油分、香料、着色料、界面活性剤、アルコール
*医薬部外品:×
*保湿成分:アラニン、グリシン、セリン
*有効成分:なし
100%オイルフリーのスキンケアにこだわるオルビスから生まれた乾燥・インナードライ対策スキンケア「アクアフォースシリーズ」の保湿液です。
乳液ではありませんが、化粧水の後に使用することでうるおいの皮膜を張って水分をキープすることができるので、乳液としても活用OK。
アラニン、グリシン、セリンという3種のアミノ酸を独自に調合した「ピュアアクアエッセンス」が肌本来のうるおいに近い水分でキメを整え、なめらかな状態をキープしてくれます。
また、与えた水分を長時間抱え込めるよう、独自の「うるおいマグネットAQ」もプラス。ナノ化されたうるおい成分が角質層のすみずみにまですばやく浸透し、とくに乾燥している部分を優先的に保湿してくれます。
しかも、うるおいと肌をフィットさせてつなぎとめるはたらきもあるので、角質層の水分量はずっと高いまま。わずかにポンプ1〜2プッシュだけでこれだけの保湿力を実感できるのはうれしいですね。
もちろんオルビスのスキンケアの一環として、余計な油分は一切カット。肌に刺激を与える界面活性剤や香料、着色料なども含まれていないので、デリケートな乾燥肌・ニキビ肌も安心してお手入れできるでしょう。
ユーザーからの評価には「さっぱりした軽さで保湿が得られるのはうれしい」「しっとりタイプだけどベタつきがない」など、高保湿なのにさらりと使える快適さがお気に入りという声が多く寄せられています。
乳液はスキンケアの定番なので、ただ何となく使っているという人も案外多いのではないでしょうか?
でも、乳液は化粧水で補った水分をキープすることと、外的ダメージから肌を守るという重要な役割を担っています。
適当に使っていると乳液本来のはたらきが半減してしまい、思ったような効果を得られない可能性がありますので、正しい付け方を覚えておきましょう。
こちらでは、初めて使う人がやってしまいがちな注意点も紹介しています。
スキンケア化粧品はいろいろありますが、それぞれの役割に合わせて使う順番というのが決まっています。
具体的な使い方は以下の通りです。
これには理由があって、まず洗顔で毛穴の汚れを落としてから、化粧水と美容液で水分と栄養分を補います。その後、乳液を使うことで毛穴から浸透させた水分や美容成分の蒸発を防ぐのです。
同時に、乳液が肌の表面に被膜を形成し、乾燥や紫外線などのダメージをブロックしてくれます。
もし化粧水や美容液を使う前に乳液を使ってしまうと、水分や美容成分がスムーズに浸透しなくなってしまうので、乳液は必ず化粧水と美容液を後に使うようにしましょう。
コットンは手のひらに比べて水分や油分を含みやすいので、肌にムラなく伸ばすことができますし、口の部分に直接手を触れないのでいつまでも衛生的に保てるところがメリットです。
コットンで乳液をつける場合の手順は全部で3ステップとなります。
ポイントは、強くこすらずにすーっと滑るように伸ばしていくこと。
顔全体に使用すると途中でコットンが毛羽立ってしまうことがありますが、そのまま使うと摩擦が起こる原因になりますので新しいコットンに取り替えましょう。
また、ニキビがあるときはコットンを使うと肌に負担をかけてしまう可能性があります。その他の部分はコットンを使ってもOKですが、ニキビ周辺は手でやさしくお手入れしたほうがよいでしょう。
乳液はコットンを使用する方法の他に、手で伸ばしていくやり方もあります。コットンに比べると肌への負担が少なく、ニキビ肌でもケアしやすいところが利点です。
また、手の温度で乳液を温めてから使うと肌への浸透率がアップし、よりよいスキンケア効果を実感できるところも魅力のひとつといえるでしょう。
手で乳液をつける場合のステップは全部で4つです。
指を使うと凹凸がある部分もていねいにケアできるのもメリットのひとつですが、爪で引っ掻いたりしないよう配慮する必要があります。
乳液は基本的にムラなく均一に伸ばしていくものですが、肌質や部位によって塗り分けするのがおすすめ。とくに混合肌の人はオイリー肌と乾燥肌を兼ね備えているので、塗り分けは必須といえます。
まず皮脂の分泌量が多いTゾーンは乳液の塗りすぎはNG。大量に塗ると毛穴につまってニキビが発生する原因になるので、やや少なめにつけるようにしましょう。
一方、乾燥が気になる目元や口元は重ね付けしてもOK。ただ、度を超して塗ると肌トラブルのもとになるおそれがありますので、通常より少し多めにつける程度で十分です。
素手でつける方法とコットンでつける方法はそれぞれにメリットがあるので、自分の好みで選んでもOKです。
ただ、両方に共通しているのは、浸透してほしいという気持ちが高じてごしごしこするように塗ったりするのは厳禁ということ。
乳液はテクスチャの滑りがよいものが多いですが、それでもごしごしとこするように塗りつけると肌との間に摩擦が生じて大きな負担をかけることになってしまいます。
とくにニキビ肌に余計な刺激を与えると、赤ニキビや黄ニキビに悪化したり、ひどい場合はニキビ跡として残ってしまう可能性があるので要注意。
乳液をつけるときは、手ならハンドプレス中心。コットンなら摩擦が起こらないよう、あくまでソフトタッチを心がけることが大切です。
大人ニキビや思春期ニキビをお手入れする乳液を購入する際、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
ここでは乳液を選ぶときの素朴な疑問・質問をピックアップしてみました。
乳液は肌のキメを整えるため。クリームはより保水効果を長くもたせるために使用します。
乳液自体にも保水効果はありますが、乾燥肌がひどい場合や空気が乾きやすい秋・冬は乳液だけで仕上げると物足りなく感じることがあります。
もし乳液を使った後、しばらくして肌につっぱりを感じたら保水力不足の証拠。その場合は乳液の後にクリームを重ね付けして、水分を閉じ込める力を高めておきましょう。
一方、乳液を使用後、しばらくしても乾燥を感じない場合は無理にクリームを塗る必要はありません。
クリームは油分が多いので、ニキビ肌を予防したいのなら、よほど乾燥が気になる場合を除いて基本的には乳液のみで仕上げた方がよいでしょう。
ただ、目や口元などとくに乾燥が気になる部分にだけクリームを塗るというのもひとつの方法ですよ。
男性も肌質に合った乳液を使ってケアするのがおすすめです。
男性の場合、女性よりも皮脂の分泌量が多いため、オイリー肌が原因となっているケースが大半を占めています。
ただ、全員が脂性肌というわけではなく、なかには乾燥肌や乾燥性脂性肌というケースもあるので一概にこれと断定することはできません。
男性=脂性肌と決めつけるのではなく、自分の肌をチェックして、乾燥肌なのか、混合肌なのか、あるいは乾燥性脂性肌なのかしっかり見極めてから乳液を選ぶようにしましょう。
ニキビにも大人ニキビ、思春期ニキビの2タイプがありますし、肌質にも乾燥肌、混合肌、脂性肌などさまざまな種類があります。
ニキビの種類や原因が違えば当然対処方法もそれぞれ異なりますので、まずは自分の肌質を確認し、どの乳液を使うのがベストなのか判断することから始めましょう。
その上で、自分の肌の問題を解決するのに特化した乳液を選べば、効率よくニキビ肌をケアすることができます。
最初からベストな乳液を選ぶのは難しいかもしれませんが、今回元美容部員に選んでもらった乳液は肌への負担が少なく、かつしっかり保湿できるものばかりですので、初めての人はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
根気よくお手入れを続けていけば、ニキビに悩まされない丈夫な肌を作ることも夢ではありませんよ。