美容ライター
安田光絵
美容&恋愛ライター。日本大学芸術学部映画学科卒業。在学中からライター修行を始め、卒業と同時にフリーに。数々の雑誌やウェブサイトに美容や恋愛に関する記事を執筆。2005年から07年まで上海留学。東洋美容や、中国の若者事情にも詳しい。
2010年に結婚、11年に男児を出産。家事、育児、仕事を両立しながら、女性が幸せになる生き方を追究中
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妊娠して、どんどんおなかが大きくなるにつれて、うれしさと愛おしさと同時にやってくる不安が、妊娠線のこと。
おなかや太ももなどにクッキリできた、スイカのような縦割りの跡は、“出産の勲章”とはいえ、できるだけ防ぎたい!というのが女心。
出産しても、子供と一緒に気にせずプールや海で水着を着るために。妊娠初期からケアは必須です。
私の祖母、母、妹のおなかにはクッキリと妊娠線があります。
遺伝だから、私もできるかも…、とドキドキしながらお手入れをしっかりしたところ、3700gと3200gの大きめベビーをふたり産みましたが、無事に1本もできませんでした。
妊娠線は遺伝も大きいと言われていますが、やはり、ケアをするとしないのでは全然違うということが証明されました。
そこで、私のお手入れ法と私が実際に遣った妊娠線対策コスメをご紹介します。
妊娠線を予防するポイント
- おなかが大きくなる前からケアをする
- ケチらず、オイルとクリームはたっぷり塗る
- 出産当日まで欠かさず、毎日、朝晩塗る
妊娠線の大きな原因が、皮膚の伸び。その伸びに耐えられるよう、しっかり保湿して柔軟な皮膚に整えておくことが重要です。
妊娠線=おなかのイメージですが、じつは、胸や脇、二の腕、お尻、太ももも線も出やすいパーツ。全身は一枚の皮でつながっているので、首から下はすべて保湿するつもりでいましょう。
量は、できるだけたっぷりと使うこと。私は、10カ月で約12本使い切りました。
また、出産予定日前になって気を許してケアをやめてしまう人もいるのですが、出産前日にできてしまった!ということも良く聞くので、最後までしっかりとお手入れをしましょう。
オイルとクリームの違い
オイルは、肌への浸透性が高く、皮膚をやわらかくする効果があります。クリームは油分が多く、皮膚の表面に膜を作って、潤いをしっかりと閉じ込めてくれます。
おすすめは、オイルを塗布してからクリームを上から重ねる方法です。ちなみに、妊娠中にマッサージを毎日するって、けっこうハードルが高いですよね。
でも、安心してください。専用のコスメには、妊娠線を予防する成分がしっかりと含まれているので、ただ塗布するだけでも効果大です。
製品の選び方
皮膚には、「経皮吸収」と言い、毛穴を通して、良い成分も悪い成分も吸収する作用があります。妊娠中はとくに、肌に塗布するものにも注意が必要です。
できるだけ、オーガニックや天然成分など、ナチュラルな素材を使ったコスメを選ぶようにしましょう。
おすすめの商品
■エルバオーガニック ストレッチマークオイル ラージサイズ
肌に弾力を与え柔軟に整えるキャロットシードオイルほか、美肌効果の高いローズヒップオイル配合。
さらっとした使い心地で、スッと肌に浸透。爽やかな香りで、私の場合、つわり中でも心地よくお手入れすることができました。赤ちゃんの保湿ケアにも最適です。
・ヴェレダ マザーズ ボディ オイル
ドイツのほとんどの産科で推奨されているという、元祖、ストレッチマークオイル。
高品質のアーモンドオイル、ビタミンEを多く含む小麦胚芽オイルや、アルニカオイルが、弾力のあるやわらかな肌に。産後の引き締めケアにもおすすめ。
■オーガニックマドンナ ボディセラム スーペリア チューブタイプ
オーガニック成分95%配合。保湿効果の高いシアバターやアルガンオイルほか、アロエベラ葉水、レモンマートル油など、厳選された成分を凝縮したクリーム。
保湿力は高いのに、ベタつかないので塗ってからすぐに服を着られるのもうれしい。
安田 光絵美容・恋愛ライター。マタニティプランナー。 日本大学芸術学部映画学科卒業。大学在学中に学生ライターを始め、卒業と同時にフリーに。25歳〜27歳まで上海に留学し、中国茶や薬膳、東洋美容を学ぶ。31歳で結婚、32歳で長男、34歳で次男を出産。産後は、雑誌やウェブ、書籍での執筆活動ほか、安産、婚活セミナーの講師を行う。最新の栄養学を生かした、子供のための料理レシピも好評。
最上部写真:(c)Africa Studio- Fotolia.com