編集/ライター
山口彩
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。子育てと旅を中心に編集・執筆中。旅メディア「TABIZINE」編集長。記事を通じて世の中を楽しむ視点や、心が自由になるひとときを伝えられたら、と思っている。マイペースな子ども2人と一緒に0歳から人生やり直し中。いつか家族で宇宙旅行に行きたい。
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子どもは遊びを通じて成長していくもの。おもちゃは月齢に合ったもの、親子で一緒に夢中になれるものを選びたいですよね。
このシリーズでは、東京おもちゃ美術館副館長の石井さんにお聞きした、月齢別のおすすめおもちゃと遊び方のコツをご紹介していきます!
グッド・トイとは
記事内に登場する「グッド・トイ」とは、東京おもちゃ美術館を運営する認定NPO法人日本グッド・トイ委員会が、おもちゃ選びの指針となるよう、1985年から毎年選定している「遊び力を引き出すよいおもちゃ」です。
子どもの想像力を刺激するおもちゃ
3歳をすぎると、お友達と一緒に遊ぶ楽しさがわかってきます。とはいっても、自分のイメージを言葉にして上手に伝えられるようになるのは、小学生くらいからでしょう。
言葉がなくても一緒に遊べるのがおもちゃのいいところ。協力して遊びやすい、ピースがたくさんあるものがおすすめです。
大人が介在しない、子どもたちだけのごっこ遊びも発展していく頃です。
スーパーアクロバット100|グッド・トイ2012年選定
目にすると元気になるカラフルな人型のピースは、想像力を刺激してくれます。
つなげるときパチッとはまる感触も爽快。巨大な人間タワー、カラフルオリンピック大会、謎のオブジェなど、自由自在に作品を作り上げることができます。
冠やネックス、バッグなどアクセサリーを上手に作る女の子も多いですね。
TSUMIBOBO(つみぼぼ)|グッド・トイ2013年選定
国産スギの木目の美しさが秀逸な人型積み木。飛騨高山の郷土玩具「さるぼぼ」をモチーフにしているそうです。
「さるぼぼ」は病気や災害から子どもを守るお守りとされてきたそうなので、プレゼントにも最適。人型をしていることで、思わぬ積み方ができるのも面白いところ。
人形遊びにも一役買ってくれそうです。
>>TSUMIBOBO (つみぼぼ)商品詳細はこちらから
かえるさんジャンプ|グッド・トイ2002年選定
大人も夢中になりそうな、カエルの形の弾くおもちゃです。
おしりの部分を指で押さえてから弾くと、ぴょんっと軽快にカエルが飛び上がります。3歳くらいではまだ上手に弾くことができない子も。
それでも、どこまで飛ばせるか、バケツの中に何匹入れられるかなど競争しているうちに、力加減やコツを体得していきます。
▼かえるさんジャンプ
ままごといっぱいセット|グッド・トイ2000年選定
パン・オレンジ・洋ナシ・ハンバーガー・トマト・かぶ・レモン・たまご・にんじんなど、その名の通りたくさんの食材が入ったおままごとセットです。
マジックテープの部分を包丁でザクッと切る気持ちよさは、大人でも試してみたくなります。役割分担をしてお友達とのごっこ遊びが楽しくなる3歳頃。
その場で初めて会った子同士でも、仲良くおままごとをする様子はよく見られる光景なのだとか。
けんかや取り合いもありますが、すぐに大人が介入せずに見守り、子どもたちで解決する練習をさせてあげたいですね。
▼ままごといっぱいセット
アムステルダム|グッド・トイ2016年選定
積んだり並べたりするうちにアムステルダムの街並みが再現できる、というおしゃれな積み木。
窓辺や玄関の下駄箱の上にちょっと積んでおくと可愛いインテリアに。日常の中で目にするたび、ママの気持ちも和みそうです。
いいおもちゃは大人も一生懸命になれるもの。どうぞまずはママがこの積み木で遊んでみてください。
大人が楽しそうに遊んでいると、子どもは「何だか面白そう!」と自然と寄ってきます。
▼街が作れる積木 アムステルダム 166ピース
本当の遊びとは自分で考えて作り出すこと
現代は刺激的なモノや場所があふれていて、子どもたちは与えられた遊びに慣れている状態です。
でも本当の遊びとは、自分で考えて、何かを作り出すことではないでしょうか?