脱力シンプルライフが人気!整理収納アドバイザーlinenさんの「暮らしのお気に入りたち」【前編】

忙しい日々のなかでも、お気に入りのものに囲まれた心地よい暮らしを実践している人気ブロガーに、“もの選び”のコツや暮らしのヒントを教えていただくインタビュー。今回は整理収納アドバイザーとして、自分らしいシンプルライフを提案する「Linen Style...」のlinenさんに伺いました!

シンプルながら居心地のよい暮らしぶりやもの選びのセンスのよさが伝わるブログ、「Linen Style...」のlinenさん。「整理収納は自分や家族の性格に合わせて、自分らしく暮らしやすいスタイルで」と提案する整理収納アドバイザーとして、多くの読者に人気を呼んでいます。

そんなlinenさんの前編のインタビューは、快適に暮らすためのコツやもの選びの大切なポイントとともに、お気に入りのキッチンアイテムについてお話を伺いました。


■自分の暮らしのスタイルに合わせた整理収納を

もともと子どもの頃から部屋を整理したり、収納を工夫するのが好きだったというlinenさん。インテリアも大好きで、「ひとり暮らしをしたら自分の好きなインテリアで部屋を統一したい」と妄想を膨らませていたそうです。

40代になった頃、それまで続けていた仕事に区切りをつけようと思ったとき、「そういえば私、家の中のものの整理や収納が好きだな」と気づき、在職中に整理収納アドバイザー1級の資格を取得。

退職とともに、整理収納アドバイザーとして活動を始めたそうです。「もちろん、ブログの読者さんの反響や励ましの力がかなり大きかった」といいます。

「私は、整理と収納って、自分の暮らしのスタイルをじっくり考えて、それにふさわしいものを持ち、置く場所を工夫することだと思うんですよ。

ですので、我が家には他人が見たら驚くような場所に驚くようなものがあります。でも、自分たちが暮らしやすければそれでいいんだ、と思っています」とlinenさん。

暮らしのスタイルや好みは十人十色…。自分や家族の性格に合わせて、あくまで、自分らしく、「ゆる~いシンプルライフを」という提案にはとても共感しますね。


■快適な暮らしは「すっきり」と「適度なゆるさ」のバランスが大事

そんなlinenさんにとって、心地よく快適に暮らすために大切にしていることとは?

「私の心地よさや快適さは、一見すっきりしているけれど、使いたいものはすぐ出し入れできる、日々の暮らしにストレスを感じない部屋」というのがポイントだとか。

「ですので、ビシーッとしすぎて緊張感があるような部屋はちょっと苦手。“すっきり”と“適度なゆるさ”のバランスを大事にしたい」と思っているそうです。

「目に入るものが好きなデザイン、というのも大切な要素です。なかなか全部とはいきませんけどね」と続けます。


■お気入りのインテリアはシンプルモダンにあたたかさをプラス!

好きなインテリアについては、「もともとはシンプルモダンなインテリアが好きで、黒やダークブラウンなどの暗い色が好みでした」というlinenさん。

それが、年齢を重ねるうち、だんだん古い家具やあたたかみのあるインテリアにも興味を持つようになったようです。

「いまは、明るいブルーやラフな味つけのペイントに塗り直した家具などもインテリアに加えてきています。いまでもシンプルで機能美を感じる家具や道具が好きですが、以前のシャープなインテリアから、最近はやや柔らかくなっているんじゃないかなぁ、と思います。あまり〇〇風というカテゴリに収まらない感じかもしれません」

そのぐらいのゆる~い感じのほうが、インテリアにも幅が広がるうえ、居心地のよい空間が生まれるといえそうです。


■「もの選び」の求める条件を箇条書きにしてチェックする!

快適な暮らしぶりとともに、暮らしのなかのお気に入りの『もの選び』についても、linenさんの記事は「とても参考になる」と読者に評判です。

それにはしっかりとした選ぶ際のポイントがあるようです。

「ものを選ぶときは、まずは『それに何を求めるか?』を考えます。いまはネットなどで多くの商品から選べる時代ですが、それがかえって迷う原因にもなりますよね。

そんなときには、求める条件を箇条書きにしてみて、頭の中を整理してから冷静に選ぶようにしているんです。この方法、結構納得してもの選びができるので、おすすめですよ」とアドバイス。

たとえば、家具や道具だけでなく服なども同じですが、「選ぶときには機能とデザイン、両方ともすごく大事にしています。機能はいいけどデザインが気に入らないというもの、その逆のもの、どちらも選びたくないですね」とlinenさん。

そして、気に入って選んだ家具や道具は、「使い倒す」つもりで日々使う。「気分のいい暮らしって、お気に入りを毎日使うことから生まれるような気がします」と続けます。

ただ、使い倒すつもりで買ったものでも、暮らしの変化によって合わなくなることもあるでしょう。

「合わないのが気になりながらも使い続けるというのは、それはそれで苦痛なので、いまを快適にするためには、愛着のあったものでも手放すこともあります。

特に私はここ数年で、フルタイム勤務からフリーに、そして最近は犬を飼い始めるという、ライフスタイルに大きな変化がありました。そのため、いまの家を建てた10年前に買った家具などを、思い切って買い替えたりもしました」

愛着のあるものはもちろん大切にするけれど、暮らしの変化とともに、「いまの暮らし」に必要かどうかをフレキシブルに見直すことも大切といえそうです。

linenさんのお気に入りのアイテムをご紹介・・・>>

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