根本厚美
出版社、編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。女性誌や健康雑誌、単行本などのライターからWeb業界へ。出産後、エキサイトブログの編集・執筆に携わり、ピックアップブロガーはじめ、良質なブロガーのインタビュー記事、特集、暮らしノートなどを担当。ブログでの経験を活かし、ブロガーのノウハウが詰まったライフスタイル系の記事を中心に執筆。1児の母。おいしいものと温泉が大好き!
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築15年のマンションをフルリノベーションし、おしゃれな空間で家族3人の心地よい暮らしを楽しんでいる「
KAZOKU no JIKAN -photographer-」のtomoさん。週末は親子でキャンプに繰り出し、自然のなかでリフレッシュしています。
そんなtomoさんの後編のインタビューでは、大好きなアウトドアライフや、子育てのなかで大切にしていること、お気に入りのアイテムについてお話を伺いました。
■自然のなかで心も体も開放的になれるのが楽しみ!
日ごろは建築関係の仕事で多忙なご主人とフォトグラファーの仕事をされているtomoさんですが、週末は日常から離れて、家族でキャンプに出かけたりしてアウトドアライフを楽しむ記事も注目されています。
もともとはおふたりともスノーボードが好きなアクティブ派だったそうですが、「キャンプは子どもが生まれてから我が家に加わった新たな楽しみのひとつ」とか。お子さんが2歳の頃にアウトドアデビューをし、かれこれ4年になるそうです。
「今ではピクニックに行くような感覚でキャンプに行っています。やはりキャンプの醍醐味は開放的な自然のなかで、子どもは走りまわり、大人は星空のもと、お酒を飲みながら焚き火をし、疲れきってテントで寝る。翌朝は小鳥のさえずりとともに起きてコーヒーを飲む…。
そんな、慌ただしい日常から心も体も解放されるひとときを体験できることが、アウトドアの魅力ですね。多分みなさんも一度行かれると、その魅力にとりつかれると思いますよ」と語ってくれました。
今年の夏はご主人が多忙だったので、デイキャンプのみでキャンプには行けなかったそうですが、だいたい年4回キャンプ、2ヶ月に1回はデイキャンプに出かけているそうです。これからの季節は気候がいいので、もうすでに10月、11月はキャンプの予約をしているとか。
現在小学1年生になるお子さんも、アウトドアが大好きで、自然のなかで遊んだあとは、お米をといだり、野菜を切ったり、パパといっしょに薪を切ったり…とお手伝いしながら、たくましく成長しているようです。
■子どもと過ごす時間を大切にしたい
仕事をしながら子育てをするママとして、tomoさんが心がけていることは、「やはり子どもと主人との時間をいちばん大切にしていること」といいます。
「現在私もフリーランスのカメラマンとしてさまざまな撮影の仕事をさせていただいておりますが、できる限り子育てとの両立ができる範囲内で、自分のキャパシティを超えないようにお引き受けしています。
うちの娘は3月産まれ、ひとりっ子ということもあり、小さいころは場所見知り、人見知りをするタイプでした。ただ、親の予想に反して、幼稚園生活、小学校生活にはすんなりと入ることができ、今ではさまざまなお友だちができるように…。
幼稚園に入るまでの4年間、母娘で濃厚な時を過ごすことができたので、その後、娘は娘で自分の世界が、私も自分の世界を持つことができたのかな、と思っています。
小学校に入学して、これからますます彼女の世界が広がっていくと思います。親として常に目は離さないけど、少しずつ手を離して…自分の力で物事を考え、決め、進めるような人になって欲しいと願っています」と語るtomoさん。
自分の世界をもって成長しているのは、親子の濃密な時間とともに、アウトドアライフなどを通してたくましく育っていることも影響しているのかもしれませんね。
■子ども部屋でキャンプやピクニックごっこも…
そんなtomoさんはご自宅のリノベーションの際、子ども部屋にもこだわりをもっていたそうです。お子さんが「個室にこもりきりになってほしくない」という思いがあり、採光窓でくぎられたスペースを子ども部屋にしたそう。
「明るい空間なので娘もお気に入りの部屋になっています。壁の色はグレー、ドライフラワーをあしらった空間。ただ、いま現在このスペースは私の仕事場『HOUSEスタジオ』としても使用しています。
娘のお友だちが来た時などは、一緒にキャンプ用品を広げてこの部屋でキャンプごっこをしたり、工作部屋に変身したりと楽しんでいます」とtomoさん。
お子さんの学習机は幼稚園年長さんの時に、親子で一緒にDIYで作成したそうですが、ホームセンターで板を買って組み立て、ペンキを塗って…。「世界にひとつしかないオリジナルの机」となりました。
その机はいま、tomoさんのPCスペース、ご主人の勉強スペースと一緒に並んでいるそう。家族3人で同じ空間で勉強をしたり、本を読んだりするひとときからも、家族の時間を大切にしたい思いが伝わってきます。
■子どものもの選びは気に入ったものだけを…
そんなtomoさんのもの選びについては、前編でもご紹介しましたが、お子さんのアイテムなどはどんな点にこだわって選んでいるのでしょうか。
「もともと主人が転勤族で、以前住んでいたふたつの家は、いまの家の半分ほどのスペースしかなかったため、娘のおもちゃなどもあまり持たず、ほんとうに気に入ったものだけを選んでいました。
また収納するスペースも少なかったため、購入する時はできるだけインテリアとして飾れるデザインのものを…という視点で選んでいました。だから、我が家にはキャラクターものが少なかったのかもしれません。
それに、私や主人があまりおもちゃを買い与えなかったため、娘の小さな頃のままごと道具は本物のお鍋やフライパンだったり、工作で作ったものだったり。幼稚園の頃は工作が大好きだったため、空き箱やカップなどはいくつもストックしておき、それらを使用してさまざまなものを作っていました」といいます。
■アウトドアグッズは日常の暮らしでも使えるものを選ぶ
大好きなアウトドアアイテムについての選び方のポイントはどうでしょうか。
「できる限り日常の暮らしに取り入れられるものを…という視点で選ぶようにしています。逆もまた然りで、日常使いのものをキャンプでも使えるかどうか、というところまで考えて、購入する時もあります。
例えば、最近turkの鉄フライパンを購入したのですが、これは日常で愛用していますが、次回のキャンプにも持って行こうかなと考え中です」
じっくり検討して、よけいなものは持たず、本当にほしいものだけを選んでいるtomoさんらしさが、改めて伝わってくるお話です。
tomoさんのお気に入りのアイテムをご紹介・・・>>