「わたし時間」izu_aさんの「暮らしのお気に入りたち」【後編】

子育てをしながら自分らしい暮らしを実践している人気ブロガーに、暮らしのヒントやもの選びのコツを教えていただくインタビュー。人気ブログ「わたし時間」のizu_aさんの後編は、子育てのなかで心がけていることや、お気に入りの子どもアイテムについてお話を伺いました。

ふたりのお子さんの子育てを楽しみながら、自分らしいシンプルライフを送る、「わたし時間」のizu_aさん。インタビュー後編は、「子どもとの暮らし」のなかで大切にしていることや、子どもが片づけしやすい工夫、お気に入りの子どもアイテムについて教えていただきました。



■子育てのなかで大切にしていることは「心に余裕を持つこと」

10歳と5歳のふたりのお子さんのママとして、忙しいながらも充実した日々を送っているizu_aさん。子育てで大切にしていることは、「心に余裕を持つこと」「子どもの今を大切にすること」だといいます。

「時間のない時ほど自分に余裕がなく、ふだんなら気にならないことでもイライラしてしまうことがあります。そうすると子どもの顔が曇るんですよね。そんなときは反省して、なるべく子どもの話を聞いてあげ、少しだけ手を止めて子どものところへ行ってあげるようにしています。
子どもたちは、ママに『聞いて欲しい』『見て欲しい』『こっちに来て欲しい』…と思っているので、できるだけ子どもにつき合ってあげるようにしています。それだけで子どもって、満足そうにするんですよね」とizu_aさん。

そう思うようになってから、「子どもにとっての今はとても大事なのかもしれない」と感じ、子育て中は多少、時間通りに食事の用意ができなくても、少しぐらい散らかっていても、「いいや」と心に余裕を持っていたいと考えるようになったそうです。

また、「子どもとの時間はあっという間。今しかないこの時間を大事にしたい」というizu_aさん。休みの日には楽しく過ごせるようにと家族でお出かけ。「いろいろな経験、見たこと、感じたことはきっと豊かな心を作ると信じて、できるだけ一緒に何かを感じながら楽しく過ごすことを心がけています。そのおかげで子どもの心も満たされる気がしています」とつけ加えます。



■子どもがわかりやすい収納の工夫は「ものの定位置を決めること」

izu_aさんの「子どもの目線」に立ってものごとを見たり考えたりすることは、子どもの収納や片づけにおいても活かされています。ポイントは、子どもが使いやすく、片づけやすい収納。そのコツは「ものの定位置を決めること」だといいます。

「子どもに『片づけて!』と言うだけでは、なかなか動いてくれません。『○○をいつもの××の場所に入れてね』など、 具体的に言うことも心がけています」とizu_aさん。

そのために子どもの目線に合わせて収納の棚の高さを変え、見やすくしているそう。また、「ワンボックスにワンアイテム」として、子どもが片づけをする時にわかりやすいようにしているそうです。

「子どもの視線に入れば、どこに何を片づけるかが一目瞭然。書いてもまだわからない息子には、目に見えてポンポンと入れたら終わりの簡単な収納にしています。

娘の部屋のものは、娘と相談をして一緒に場所を決め、収納をしていきます。娘が決めることで、娘からの『どこだった?』という質問もなくなり、管理できる量が自分でわかってきている気がします。おかげで、今では私が何も言わなくても、『ここがいっぱいになってきたから』と娘自身が自分で処分するようになりました」とizu_aさんはつけ加えます。

片づけ上手なお子さんに成長させるためには、ママのちょっとした工夫も大切といえそうですね。



■ママの姿を見ながらお手伝い好きの子どもたちに成長

そんなizu_aさんのふたりのお子さんたちは、片づけだけでなく、ママの姿を見ながら料理のお手伝いなどもしてくれるようになったそうです。

その秘訣は「小さいころから、少しでも興味があるようなら…と、何でもやらせてみたのがよかったのかも…」といいます。

「まずは簡単なことからですが、野菜を洗う、混ぜる、調味料を足すなど…。これだけでも満足そうに手伝ってくれる姿は、私としてもうれしかったですね。
できないと思っていても、案外できるもので、子どもには驚かされてきました。ひとつできたら、ほめてあげ、『助かったよ、ありがとう』とお礼を言うと子どもたちもうれしそうで。自然とお手伝いをしようという気持ちにつながっているようです」

現在、小4の娘さんは、作りたいお菓子を本で選び、ひとりでも作れるほどまでに成長。izu_aさんは、聞かれたことだけ答えるようにし、なるべく、手も口も出さないことで、自分で進んでいろいろなことをやりたいと言い出したそうです。



「娘は小さいころに毎日のようにおままごとキッチンで遊んでいました。自分の木製キッチンを、私が立つキッチンの横まで運び、料理を作る私と同じようにしていることもありました。そんな頃から娘の料理好きは芽生えたのかもしれません(笑)。今では、休みの日の朝食は娘が作ることもあるんですよ」

また、お手伝いをしてほしいときは、子どももいっしょに巻き込むことも大事だともいうizu_aさん。
「たとえば、卵の殻をむく作業をゲーム方式にしたり…。子どもと3人で誰がいちばん早くむけるか、誰がいちばんキレイにむけるかなど、ゲーム感覚でやると喜んで参加します」とちょっとしたアイディアを教えてくれました。



■子どもアイテムの「もの選び」は子どもの意見も尊重

ふたりのお子さんにやさしい視線をそそぐizu_aさんは、子どもアイテムの「もの選び」も「子どもの目線」に立って選ぶようにしているそうです。

「基本的には子どもたちが飽きずに楽しめるよう、シンプルで長く使えるものを選ぶようにしています。デザインも素材も良いほうがいいと思います。

おもちゃは、小さいときは安全なもの、自然のものが好きで木製のものを好んで選んでいました。
衣類は綿や麻などの合成繊維以外のものを選んでいます。特に直接、肌に触れるものは気をつけています」とizu_aさん。

お子さんたちがある程度大きくなった今では、子どもの意見も尊重しているそう。
「いろいろな持ちものは子どもと相談して、最終的に決めるのは子どもに任せることにしています。自分で決めることで、どんなささいなことでも自信につながってくれたらいいな、と思って…」
子どもの成長をあたたかく見守るやさしいママの視線が、そんな言葉からも感じられました。



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